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11歳・リリー成長記録と入学準備
近づく闇(???視点)
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「クソっ!なんで……なんで俺がこんな目に会わなきゃいけないんだよ!」
そう怒鳴る声が洞窟内に響く
彼はソリュート・シルスト。
爵位を剥奪され、鉱山送りになった元貴族だ。
今日も鉱山で働かされている。
元貴族の彼……しかもわがまま放題だった、そんな彼にこの生活は耐えられないのも仕方がない。
「何をしている、さっさと働け!」
パシン!
鞭を打ち付けられる
「チッ……」
「舌打ちすんじゃねぇ!若造が!」
バキッ!
殴られる。
なんで、自分がこんな目に遭わないといけないんだと、ソリュート・シルストは1人憎しみを燃やしていた。
あのパーティーの後、シルスト家は騎士達に連れ去られ、国王から罰を伝えられた。
内容は、爵位の剥奪と、鉱山での強制労働。
シルスト家……特にソリュートは怒り喚いた。
なぜ、自分が。悪いのはあいつらだ!と
「陛下!なぜ……なぜ自分達が爵位を剥奪され、鉱山送りにされなければならないのですか!そんなのまるで奴隷ではないですか!」
「黙れ!まだわからんのか貴様らは!自分達が何をしたのかまだわからんのか!お前は、ヴァレンタイン公爵家の令嬢であるフィアナに剣を向け、さらには切り刻もうとしたのだぞ!?それがどういうことかわかっているのか!不敬罪と言う軽いものではすまないんだぞ!?本来なら処刑されたっておかしくないのだ!お前達はアルトとフィアナの温情によっていかされているのだぞ!?」
「なっ……!?」
「なぜ私達の罰をアルトなんかが決めるのですか!?そもそもすべての原因はあの生意気なアルトのせいであって、我々はアルトの評価をヴァレンタイン公爵様に申し上げただけですよ!?なぜそのようなことで罰せられなければならないのですか!?」
「うるさい!お前達はまだわからぬのか!本当に馬鹿だな!アルトの今の立場を全くわかっていない!アルトは今やお前らよりも遥かに上の上位貴族、しかもヴァレンタイン公爵家の跡取りなのだぞ!?」
「アルトが、私達よりも上だなんて、許せません!納得がいきません!なぜアルトなんかよりも私達がしたなのですか!」
「そうしたのはお前たちだろう!?お前達がヴァレンタイン公爵家の跡取りとしてアルトを渡した。そうしてアルトはヴァレンタイン公爵家の者になった。そうして、お前達伯爵よりも、爵位が高くなった。それだけだろ!?自業自得じゃないか!お前達がそうした結果だ!」
「そんな……」
「ですが陛下!」
「えぇいうるさい!もう謁見は終わりだ!衛兵!こいつらを牢に閉じ込めていけ!」
「離せ!お前達!私が誰かわかってやっているのか!?」
「ただの馬鹿だろう?」
「なっ!」
そうして、暴れ喚くシルスト家が謁見の間から消えた後、そこには頭を抱えた国王だけが誰もいない空間で、1人ため息をついた。
_牢屋にて
「クソ!なんで俺たちがこんなめに……!それもこれも全部あいつのせいだ!」
と、ソリュートはいまだに喚いていた。
すると
「いい加減にしてください!兄様!兄様の、せいで私達がこんなめにあったんですから!これ以上私たちの立場を悪くしないでください!」
「な!俺が悪いと言うのか!」
「当たり前だろう!?お前がフィアナ様に斬りかかったりするから私たちまで巻き込まれただろうが!」
「どうしてくれるのよ!このバカ息子が!」
「なっ!お前らだってあいつの悪口を言ってただろうが!」
「うるさい!お前が斬りかかったりしなければ、不敬罪ですんだんだ!全部お前のせいだろう!?」
「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!」
「そーよ!全部あなたのせいで!」
「兄様がいなければ」
『こんな目に合わなかったのに!』
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
バキッ!
「ガハッ!」
シルスト伯爵はなにが起きたのかわからなかった。
だって………
『息子が自分を殴ったから』
「ガッ!」
「うるさい!うるせぇんだよ!なんで俺だけが悪いんだよ!お前らだって俺と同類だろ!?」
続けて何度も……何度も殴られる
ソリュートは怒りに任せて拳をふりおろし続ける
「俺は悪くない!悪くねぇ!」
「やめなさい!ソリュート!」
「お前は黙ってろ!!」
と、駆け寄ってきたシルスト伯爵夫人を殴り飛ばす
「お母様!!」
「う………」
「誰か………誰か!」
「おい!なんの騒ぎだ!」
と、騎士が牢に戻ってきた。
「お前………!なにやってるんだ!大人しくしろ!」
と、牢を開け、ソリュートを取り押さえる。
ソリュートは暴れまわり、伯爵は殴られ過ぎて血が滲んでいる。
夫人は壁に体を強く打ち付け、骨折と吐血。
ソリュートの妹は涙で顔をぐしゃぐしゃにして、夫人のそばでへたりこんでいた。
牢に戻ってきた騎士達にはわけのわからない光景だった。
次の日、この事を騎士により伝えられた国王は、彼らの身柄を拘束し、即別々の鉱山へ送ったのだった。
そして、現在ソリュートは気に入らないことがあれば、すぐ鞭や拳で八つ当たりをするお目付け役の元で、鉱山の採掘と運搬を毎日毎日やらされていた。
眠る暇も少ないまさに奴隷のような生活はソリュートの苛立ちを高まらせた。
(アルトが悪い)
(フィアナが悪い)
(あいつらのせいで俺はこんな目に)
(あいつらがいなければ、俺はこんな目に合わなかった)
(俺より優れているなんて許さない)
(こんな目に合わせたあいつらが幸せに暮らすなんて許さない)
(絶対に………許さねぇ!!)
(復讐してやる。いつか絶対に………)
『復讐してやる………!!』
ある日、ソリュートは鉱山を抜け出し、王都へと向かった。
全てはフィアナ達への復讐のために。
ソリュートは、ヴァレンタイン公爵家に恨みを持つものを徹底的に調べ、集めた。
そして、フィアナ達への復讐を計画し始めたのだった。
そう怒鳴る声が洞窟内に響く
彼はソリュート・シルスト。
爵位を剥奪され、鉱山送りになった元貴族だ。
今日も鉱山で働かされている。
元貴族の彼……しかもわがまま放題だった、そんな彼にこの生活は耐えられないのも仕方がない。
「何をしている、さっさと働け!」
パシン!
鞭を打ち付けられる
「チッ……」
「舌打ちすんじゃねぇ!若造が!」
バキッ!
殴られる。
なんで、自分がこんな目に遭わないといけないんだと、ソリュート・シルストは1人憎しみを燃やしていた。
あのパーティーの後、シルスト家は騎士達に連れ去られ、国王から罰を伝えられた。
内容は、爵位の剥奪と、鉱山での強制労働。
シルスト家……特にソリュートは怒り喚いた。
なぜ、自分が。悪いのはあいつらだ!と
「陛下!なぜ……なぜ自分達が爵位を剥奪され、鉱山送りにされなければならないのですか!そんなのまるで奴隷ではないですか!」
「黙れ!まだわからんのか貴様らは!自分達が何をしたのかまだわからんのか!お前は、ヴァレンタイン公爵家の令嬢であるフィアナに剣を向け、さらには切り刻もうとしたのだぞ!?それがどういうことかわかっているのか!不敬罪と言う軽いものではすまないんだぞ!?本来なら処刑されたっておかしくないのだ!お前達はアルトとフィアナの温情によっていかされているのだぞ!?」
「なっ……!?」
「なぜ私達の罰をアルトなんかが決めるのですか!?そもそもすべての原因はあの生意気なアルトのせいであって、我々はアルトの評価をヴァレンタイン公爵様に申し上げただけですよ!?なぜそのようなことで罰せられなければならないのですか!?」
「うるさい!お前達はまだわからぬのか!本当に馬鹿だな!アルトの今の立場を全くわかっていない!アルトは今やお前らよりも遥かに上の上位貴族、しかもヴァレンタイン公爵家の跡取りなのだぞ!?」
「アルトが、私達よりも上だなんて、許せません!納得がいきません!なぜアルトなんかよりも私達がしたなのですか!」
「そうしたのはお前たちだろう!?お前達がヴァレンタイン公爵家の跡取りとしてアルトを渡した。そうしてアルトはヴァレンタイン公爵家の者になった。そうして、お前達伯爵よりも、爵位が高くなった。それだけだろ!?自業自得じゃないか!お前達がそうした結果だ!」
「そんな……」
「ですが陛下!」
「えぇいうるさい!もう謁見は終わりだ!衛兵!こいつらを牢に閉じ込めていけ!」
「離せ!お前達!私が誰かわかってやっているのか!?」
「ただの馬鹿だろう?」
「なっ!」
そうして、暴れ喚くシルスト家が謁見の間から消えた後、そこには頭を抱えた国王だけが誰もいない空間で、1人ため息をついた。
_牢屋にて
「クソ!なんで俺たちがこんなめに……!それもこれも全部あいつのせいだ!」
と、ソリュートはいまだに喚いていた。
すると
「いい加減にしてください!兄様!兄様の、せいで私達がこんなめにあったんですから!これ以上私たちの立場を悪くしないでください!」
「な!俺が悪いと言うのか!」
「当たり前だろう!?お前がフィアナ様に斬りかかったりするから私たちまで巻き込まれただろうが!」
「どうしてくれるのよ!このバカ息子が!」
「なっ!お前らだってあいつの悪口を言ってただろうが!」
「うるさい!お前が斬りかかったりしなければ、不敬罪ですんだんだ!全部お前のせいだろう!?」
「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!」
「そーよ!全部あなたのせいで!」
「兄様がいなければ」
『こんな目に合わなかったのに!』
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
バキッ!
「ガハッ!」
シルスト伯爵はなにが起きたのかわからなかった。
だって………
『息子が自分を殴ったから』
「ガッ!」
「うるさい!うるせぇんだよ!なんで俺だけが悪いんだよ!お前らだって俺と同類だろ!?」
続けて何度も……何度も殴られる
ソリュートは怒りに任せて拳をふりおろし続ける
「俺は悪くない!悪くねぇ!」
「やめなさい!ソリュート!」
「お前は黙ってろ!!」
と、駆け寄ってきたシルスト伯爵夫人を殴り飛ばす
「お母様!!」
「う………」
「誰か………誰か!」
「おい!なんの騒ぎだ!」
と、騎士が牢に戻ってきた。
「お前………!なにやってるんだ!大人しくしろ!」
と、牢を開け、ソリュートを取り押さえる。
ソリュートは暴れまわり、伯爵は殴られ過ぎて血が滲んでいる。
夫人は壁に体を強く打ち付け、骨折と吐血。
ソリュートの妹は涙で顔をぐしゃぐしゃにして、夫人のそばでへたりこんでいた。
牢に戻ってきた騎士達にはわけのわからない光景だった。
次の日、この事を騎士により伝えられた国王は、彼らの身柄を拘束し、即別々の鉱山へ送ったのだった。
そして、現在ソリュートは気に入らないことがあれば、すぐ鞭や拳で八つ当たりをするお目付け役の元で、鉱山の採掘と運搬を毎日毎日やらされていた。
眠る暇も少ないまさに奴隷のような生活はソリュートの苛立ちを高まらせた。
(アルトが悪い)
(フィアナが悪い)
(あいつらのせいで俺はこんな目に)
(あいつらがいなければ、俺はこんな目に合わなかった)
(俺より優れているなんて許さない)
(こんな目に合わせたあいつらが幸せに暮らすなんて許さない)
(絶対に………許さねぇ!!)
(復讐してやる。いつか絶対に………)
『復讐してやる………!!』
ある日、ソリュートは鉱山を抜け出し、王都へと向かった。
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そして、フィアナ達への復讐を計画し始めたのだった。
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