60 / 65
12歳・学園生活の始まり。ここは地獄ですか!?
結果発表!
しおりを挟む
皆様ごきげんよう。
フィアナ・ヴァレンタインです。
本日は先日の試験の結果発表があるのです!
私は規定以上の点数をちゃんと取れているかとドギマギしながら、子犬くらいに縮んでもらったスノウを抱いて、掲示板の前に立っております。
(どうか………どうか補習を受けることになってませんように………!!)
と、恐る恐る目を開けた。
(えーと……補習受講者欄に名前は……ない!良かった!赤点乗り切りました!じゃあ私の順位は………)
と、自分の順位と点数を、確認するために自分の名前を探す。
「………」
(あっれ~おっかしいですね~どうして私の名前の上に『1位』って書いてるのかな~?)
自分の目をこすってもう一度見る。
(………変わってない………いやいやほら見間違えって言うこともあるし!)
もう一度目を擦る。
………もう一度。
……………………もう一度。
『何をしているのですか?主』
「あのですね?なぜか私の名前の上に一位………しかも点数が満点って乗ってまして………見間違えだと思うので、何度も目を擦って確認しているんですよ」
『見間違えもなにも主の言った通りのことが書いてあるじゃないですか。『一位 フィアナ・ヴァレンタイン 全教科100点満点。合計1200点+実技評価オール【S】』って』
「…………いいえスノウ。これは見間違えですよ。もしくは夢です」
『ならご自身の頬をつねって確かめてみては?』
「………夢じゃない……ですって………!?う………嘘よ!」
『主、現実から逃げては行けません。ちゃんと現実を見てください』
(はぅ!?まさか従魔に現実逃避をするなと言われるなんて………)
「おい見ろよ。今回のトップもヴァレンタイン様だ」
「しかも全て満点とS評価ですわ。なかなか取れるものじゃありませんわ」
「いや、普通あり得ないって。やっぱりフィアナ様は天才なんだな」
「憧れますわ………!」
「姉さんさすがですね。今回も全て満点なんて………」
「本当ですわ!フィアナ様!連続トップ!しかも満点だなんて………!」
「素晴らしいです!フィアナ様!」
(やーめーてー!そんなに私を褒めたたえないでくださいぃぃぃぃぃぃぃ!!目立ちたくないのに!私は目立ちたくないのにぃぃぃぃぃぃ!なんでこうなるんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!)
思わずぎゅうぅぅぅぅと、スノウを抱き締める。
『あ……主……首……首……く……ぐるじぃ………』
「はっ!ごめんなさいスノウ!」
『し……死ぬかと思った…………』
「フェンリルを抱き締め殺す程の力をお持ちだなんて…………!」
「ヴァレンタイン様すごすぎるだろ…………」
「俺たちじゃ到底かなわないな…………」
「神…………!神の降臨ですわ!!」
(あぁ…………この空間から全速力で逃げ出したい…………)
だが、そんなことは叶うこともなく私は愛想笑いを浮かべ続けるのだった。
もうすぐ…………夏休みがやってくる…………。
フィアナ・ヴァレンタインです。
本日は先日の試験の結果発表があるのです!
私は規定以上の点数をちゃんと取れているかとドギマギしながら、子犬くらいに縮んでもらったスノウを抱いて、掲示板の前に立っております。
(どうか………どうか補習を受けることになってませんように………!!)
と、恐る恐る目を開けた。
(えーと……補習受講者欄に名前は……ない!良かった!赤点乗り切りました!じゃあ私の順位は………)
と、自分の順位と点数を、確認するために自分の名前を探す。
「………」
(あっれ~おっかしいですね~どうして私の名前の上に『1位』って書いてるのかな~?)
自分の目をこすってもう一度見る。
(………変わってない………いやいやほら見間違えって言うこともあるし!)
もう一度目を擦る。
………もう一度。
……………………もう一度。
『何をしているのですか?主』
「あのですね?なぜか私の名前の上に一位………しかも点数が満点って乗ってまして………見間違えだと思うので、何度も目を擦って確認しているんですよ」
『見間違えもなにも主の言った通りのことが書いてあるじゃないですか。『一位 フィアナ・ヴァレンタイン 全教科100点満点。合計1200点+実技評価オール【S】』って』
「…………いいえスノウ。これは見間違えですよ。もしくは夢です」
『ならご自身の頬をつねって確かめてみては?』
「………夢じゃない……ですって………!?う………嘘よ!」
『主、現実から逃げては行けません。ちゃんと現実を見てください』
(はぅ!?まさか従魔に現実逃避をするなと言われるなんて………)
「おい見ろよ。今回のトップもヴァレンタイン様だ」
「しかも全て満点とS評価ですわ。なかなか取れるものじゃありませんわ」
「いや、普通あり得ないって。やっぱりフィアナ様は天才なんだな」
「憧れますわ………!」
「姉さんさすがですね。今回も全て満点なんて………」
「本当ですわ!フィアナ様!連続トップ!しかも満点だなんて………!」
「素晴らしいです!フィアナ様!」
(やーめーてー!そんなに私を褒めたたえないでくださいぃぃぃぃぃぃぃ!!目立ちたくないのに!私は目立ちたくないのにぃぃぃぃぃぃ!なんでこうなるんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!)
思わずぎゅうぅぅぅぅと、スノウを抱き締める。
『あ……主……首……首……く……ぐるじぃ………』
「はっ!ごめんなさいスノウ!」
『し……死ぬかと思った…………』
「フェンリルを抱き締め殺す程の力をお持ちだなんて…………!」
「ヴァレンタイン様すごすぎるだろ…………」
「俺たちじゃ到底かなわないな…………」
「神…………!神の降臨ですわ!!」
(あぁ…………この空間から全速力で逃げ出したい…………)
だが、そんなことは叶うこともなく私は愛想笑いを浮かべ続けるのだった。
もうすぐ…………夏休みがやってくる…………。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました
ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる