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忘れられた記憶
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目の前には異様な光景が広がっていた。
「これはいったい…………」
「何が起きていたんですか…………」
その部屋はとてもおぞましく感じる、荒れた場所だった。
地面には大きな赤黒い色でかかれた不気味な魔方陣のようなもの。
その上には黒い鉄の檻。
鉄の鎖がぶら下がっていたり、ロープや薬品などもあった。
奥の机には大量の本が積まれていたり、床に落ちていたりと荒れていた。
(なんだろう……ここを知ってる……どうして……?フレアだから?………違う………だってここにいたくない………恐ろしい場所だから………なぜ…………?分からない…………『私』は……誰なの…………?)
謎の恐怖と危機感が私を襲った。
「これは…………禁呪の書だ………。どうしてこんなところに…………」
禁術………それは文字通り禁じられた魔術だ。
大きな代償を払う代わりに願いを叶えるものが多い。
それらがかかれたものが禁呪の書と言う。
「いったい禁術で何をしようとしたんだ………あいつは…………」
(怖い…………なんで…………わからない…………震えが止まらない…………)
「なんだこれ………『体を入れ換える禁術』………?」
「…………!!」
それを聞いた途端に、ある記憶が頭の中にフラッシュバックした。
鉄の檻に閉じ込められた、『ドミニカ・ガーランド』に似た少女。
そして、傍には………『フレア・ティストリア』がいた………。
『やめてください!フレア様!ここから出して…………!』
『うるさいわね!あんたが………あんたさえいなければわたくしは………!!』
『いったい何をなさるつもりなんですか!!』
『お前のせいで…………!お前が彼をたぶらかしたから!彼はわたくしを愛してくれない!見てくれなくない!彼はお前しか見ていない!彼はお前しか愛していない!お前がわたくしから奪った!なにもかも!絶対に許さない………許さないわ!きっとこのままではわたくしは処刑される…………彼の手によって!なら………最後まで足掻いてやるわ………これを使ってでもね!』
『…………!!それは禁じられた魔術のはずです!?いったいなぜフレア様が…………!それにそんなことをなされば…………!』
『うるさいうるさいうるさい!!わたくしは………わたくしは………!彼が………エル様が…………愛してくれるなら………なんだって………!!そのためなら………なんでもしてやるわよ!』
『そんなの………おかしいです………』
だが、彼女の呟きをフレアの耳に届くことはなかった。
なぜならもう彼女は壊れてしまっていたから………。
『そう!そうよ!エル様がお前しか見ていないならわたくしがお前になればいい!全部お前が悪いんだから!お前がわたくしから全てを奪ったのだから!だから今度はわたくしがお前から奪ってやる!なにもかも!!ふふ………ふふふ………あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!』
『狂ってる………』
『なんとでも言えばいいわ!もうわたくしは止まらない!今度こそわたくしはエル様に愛してもらうの!エル様が見てくれるなら……愛してくれるなら……たとえフレアでなくてもいい……。誰でもいい……。だから…………わたくしのために犠牲になって頂戴?大丈夫。殺しはしないわ……だって大切なわたくしの『体』ですもの』
『…………!フレア様!待っ』
『さようなら、ドミニカ・ガーランド。そして……フレア・ティストリア』
そう、『フレア・ティストリア』は不気味な笑みを浮かべた。
「…………!」
(そうだ…………思い出した…………私は……わたし……は…………)
「……!?フレア!!おい!」
そこで、『私』の意識は途切れたのだった……。
「これはいったい…………」
「何が起きていたんですか…………」
その部屋はとてもおぞましく感じる、荒れた場所だった。
地面には大きな赤黒い色でかかれた不気味な魔方陣のようなもの。
その上には黒い鉄の檻。
鉄の鎖がぶら下がっていたり、ロープや薬品などもあった。
奥の机には大量の本が積まれていたり、床に落ちていたりと荒れていた。
(なんだろう……ここを知ってる……どうして……?フレアだから?………違う………だってここにいたくない………恐ろしい場所だから………なぜ…………?分からない…………『私』は……誰なの…………?)
謎の恐怖と危機感が私を襲った。
「これは…………禁呪の書だ………。どうしてこんなところに…………」
禁術………それは文字通り禁じられた魔術だ。
大きな代償を払う代わりに願いを叶えるものが多い。
それらがかかれたものが禁呪の書と言う。
「いったい禁術で何をしようとしたんだ………あいつは…………」
(怖い…………なんで…………わからない…………震えが止まらない…………)
「なんだこれ………『体を入れ換える禁術』………?」
「…………!!」
それを聞いた途端に、ある記憶が頭の中にフラッシュバックした。
鉄の檻に閉じ込められた、『ドミニカ・ガーランド』に似た少女。
そして、傍には………『フレア・ティストリア』がいた………。
『やめてください!フレア様!ここから出して…………!』
『うるさいわね!あんたが………あんたさえいなければわたくしは………!!』
『いったい何をなさるつもりなんですか!!』
『お前のせいで…………!お前が彼をたぶらかしたから!彼はわたくしを愛してくれない!見てくれなくない!彼はお前しか見ていない!彼はお前しか愛していない!お前がわたくしから奪った!なにもかも!絶対に許さない………許さないわ!きっとこのままではわたくしは処刑される…………彼の手によって!なら………最後まで足掻いてやるわ………これを使ってでもね!』
『…………!!それは禁じられた魔術のはずです!?いったいなぜフレア様が…………!それにそんなことをなされば…………!』
『うるさいうるさいうるさい!!わたくしは………わたくしは………!彼が………エル様が…………愛してくれるなら………なんだって………!!そのためなら………なんでもしてやるわよ!』
『そんなの………おかしいです………』
だが、彼女の呟きをフレアの耳に届くことはなかった。
なぜならもう彼女は壊れてしまっていたから………。
『そう!そうよ!エル様がお前しか見ていないならわたくしがお前になればいい!全部お前が悪いんだから!お前がわたくしから全てを奪ったのだから!だから今度はわたくしがお前から奪ってやる!なにもかも!!ふふ………ふふふ………あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!』
『狂ってる………』
『なんとでも言えばいいわ!もうわたくしは止まらない!今度こそわたくしはエル様に愛してもらうの!エル様が見てくれるなら……愛してくれるなら……たとえフレアでなくてもいい……。誰でもいい……。だから…………わたくしのために犠牲になって頂戴?大丈夫。殺しはしないわ……だって大切なわたくしの『体』ですもの』
『…………!フレア様!待っ』
『さようなら、ドミニカ・ガーランド。そして……フレア・ティストリア』
そう、『フレア・ティストリア』は不気味な笑みを浮かべた。
「…………!」
(そうだ…………思い出した…………私は……わたし……は…………)
「……!?フレア!!おい!」
そこで、『私』の意識は途切れたのだった……。
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