クジを引いたら幼馴染と異世界に来て能力身につけた

ディオス編

ディオスVSイースト

　ディオスとイーストの拳は互角だった。二人の激しいぶつかり合いは空に爆音を立てながら続く。ディオスの右手がイーストにヒットすれば、イーストの左手がディオスの顔面にヒットする。

「やるな。イースト 」

「お前もなディオス 」

「俺たちは元々一人だった 」

　ディオスは笑みを浮かべる。イーストもディオスに笑みを返す。

「イースト。その理由が分かるよな? 」

「ああ 」

　ディオスとイーストは右手から衝撃波を放ち続ける。二人のバトルを希良梨は眺めていた。

「二人は互角 」

「おい、希良梨、後ろだ!! 」

　ジレンは希良梨の後ろに居た名無しの泥人形を炎で焼き尽くした。

「この泥人形は一体何なんだ 」

「あの男だろう 」

　グレンザーが指差す先にはアンノウンが立っていた。ジレンとグレンザーはアンノウンに向かい合うのように立つ。

「二人とも死ぬか? 」

「来るぞグレンザー 」

　アンノウンはジレンとグレンザーに襲いかかる。ジレンとグレンザーはアンノウンに攻撃を繰り出す。