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第十六夜:月光の姫
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巨大化した真壁が暴れまわり、マカベ・バイオテックのビルが壊れていく。暴れまわるというよりも、理性を失って暴走している。
正男さんと漱石――というかトメさんは防戦一方だ。
真壁の巨大化は進んでいく。だんだんと人の形から離れていく。
正男さんとトメさんがやられるのは時間の問題だ。
なのに私は一人安全なところで震えているだけ。助けたいのに、何もできない。頭を抱え、自分の無力さを呪った。
頭上から光が差したので、空を見た。
月が雲から姿を現していた。満月に近い。黄色いような、青いような光から目をそらせなくなった。
――私は何をしているのだろう?
助けたいなら、助ければいいじゃないか。
自分の愚かさがおかしくて、薄く笑った。
私は正男さんとトメさんのもとへと跳んだ。
* * *
「うおぉー!」
叫びながらトメとビルの残骸の影に避難した。トメも息が荒い。漱石はデブ猫だから動きづらいのだろう。
「滅茶苦茶だね」トメが呆れた声を出した。
「ああ。あれ、もう理性ないだろ」トメを見ながら言った。
トメが長い息を吐いた。
「まあ、ほたるは守れたし良しとしよう」
「そうだな。真壁はどうする?」手を合わせたまま、なんとなく空を見た。
「決断に時間はかかるだろうが、自衛隊とかが対処するだろ」トメも空を見ていた。
「人がいっぱい死ぬな」
「大きなことが起こっても、決断が遅くても、人はたくさん死ぬ」
「そうだな」目を閉じた。
「正男。この猫は無関係だから逃がしてやるよ」トメの声を聞いて目を開けた。
「ああ。漱石はほたるのお気に入りだしな」ほたるの顔が浮かんだ。
背後から巨大化した真壁が近づいてくる音が聞こえた。
振り返ったら、真壁の手だか足だかが振り下ろされてくるのが見えた。
――長い人生だったな。
そう思って目を閉じようと思ったのだが、月が目に入った。
満月に近い。そこに人影が重なっていた。
落下してくる。
目を凝らした――――ほたる!
ほたるはうっすらと笑っていた。
ほたるは音も無く俺たちと真壁の間に降り立つと、右手を広げて真壁に向かって突き出した。
その手が光った。
眩しくて目を瞑った。おそるおそる目を開くと、振り下ろされようとしていた真壁の手だか足だかが消滅していた。真壁が声を上げた。おそらく悲鳴だろう。
ほたるは俺とトメを見ると、安心したように微笑んだ。
だが、いつものほたると違う。目が赤い。なにより、笑い方がいつもの子供っぽい笑い方じゃなく、どこか妖艶だ。
ほたるは真壁へと視線を戻すと、突き出した手の人差し指をくるりと回した。その動きに合わせ、回転する物体が現れた。巨大な鎌だ。三日月を連想した。
「月影ノ刈り手……」トメがつぶやいた。
「なんだそりゃ?」トメに聞いた。
「あの鎌の名前だ」トメはほたるを凝視したまま答えた。
「まさか……」再びトメがつぶやいた。
鎌を右手で掴んだほたるは、軽々と真壁の上へと跳んだ。
ほたるの周りに火の玉が四つ現れた。そこからトメが真壁を倒したのと同等の業火が噴き出し、真壁に直撃した。真壁は燃えながら悲鳴を上げた。
それを見たトメが口を開いた。
「間違いない――“月光の姫”だ」
ほたるを見た。
焼かれて悲鳴を上げる真壁を、薄ら笑いを浮かべて見ていた。
* * *
「脚を全部切り落として、それから胴体や首を切り落とすのが効率的かな」
慧の顔が浮かんだ。このビルにいただろう。生きてる可能性は薄い。仕方のないことだ。
「ほたる! 慧たちはここにはいねえ。真壁が避難させてた!」正男さんの叫び声が聞こえた。
正男さんを見て微笑んだ。これで後顧の憂いは無い。さっさと始末するか。
鎌を一薙ぎし、真壁の脚を全て切り落とした。真壁は胴体から落下し、悲鳴を上げた。すぐに終わらせてやる。
鎌を振り、真壁を切り刻んでいく。
光の魔法で焼いていく。
真壁の悲鳴を聞いて、唇の片側が上がるのを自覚した。
真壁が這って移動した。
まだ動けることに驚き、どうやって動いているのかと興味をそそられた。
まあいい。とっとと終わらせよう。
――これはちょっと予想外だ。唇を噛んだ。
少し手間が増えた。
* * *
「トメ。ほたるが真壁じゃなく、ビルを壊し始めたぞ」
豹変したほたるが何なのかはよくわからないが、真壁を倒せる力があるのはわかる。なのにほたるは真壁を攻撃するのを止めて、ビルを壊し始めたので、俺は戸惑っていた。
「月明かりだね」トメが月を見ながら言った。「あのビルの残骸が、月明かりを遮ってる。月光の姫は月明かりの下でのみの存在だ」
「よくわからないが、影になってた俺に似てるな」
「そんなようなものだ」
「正男、月光の姫は不安定な存在だ。いつまで維持できるかわからん。月が隠れても消える」トメが俺を見た。
「そうなのか。で、どうしたらいい?」
「ビルの残骸は、私とお前で壊すよ」
「おう!」
解いていた両の手のひらを再び合わせ、トメと残骸に向かって走り出した。
残骸に十分に近づいたところで、トメが魔法を発動した。やっぱりすごい魔力だ。
トメの炎がビルの残骸を砕き、その場所に月光が届いた。俺は疲労感で軽い眩暈を覚えた。
ほたるを見た。
ちょうどほたるも俺を見ていた。
ほたるは嬉しそうに笑った。やっぱり、いつもと違って色気のある笑い方。俺は顔が赤くなるのを感じた。久しぶりに肉体を持ったからだろうか?
ほたるは跳び上がると、真壁の上を取り、鎌で空を切った。
光の刃が真壁を断ち切った。
直後に光の柱が立ち上がり、俺は目を瞑った。
目を開けると真壁は消滅していた。
巨大な鎌を肩に担いだほたるが月を見ていた。
* * *
月を見ていた。
なぜか目をそらせなかった。
月を雲が隠すと同時に、全身の力が抜け、後ろに倒れた。
誰かが私を受け止めてくれた。
――正男さんだ。
嬉しくて、私は笑った。
* * *
「まさか妹の孫娘が月光の姫だとはね」
漱石に憑依したトメさんがしみじみと言った。猫がしゃべっていることに慣れない。
「さて、私は帰るよ」
トメさんが言った。笑ったような気がした。猫だからよくわからないけど。
「あの、トメさん、ありがとうございました」頭を下げた。
「いいさ。久しぶりに会えて嬉しかった」
「久しぶり?」首を傾げた。
「あんたが生まれたとき、会いにいったことがあるよ」トメさんの声は優しい。
「そうだったんですか。お久しぶりです」頭を下げた。
「律儀な子だね」トメさんが呆れたような声を出した。
私は笑った。
「正男」トメさんが正男さんに向き直った。
「なんだ?」正男さんがトメさんを見た。
「ほたるを助けてくれてありがとよ」
「それはこちらこそだ」正男さんは穏やかな顔をしていた。
「お礼にサービスしておくよ」
「サービス?」正男さんが怪訝な顔をした。
「そのうちわかるさ」やっぱりトメさんは笑ったように感じた。
「ほたる」トメさんが私を見た。
「はい」
「魔導士になるかどうかはお前の自由だ。だが、力に飲み込まれるんじゃないよ」トメさんは鋭い目を私に向けた。
「はい!」トメさんの目を見て、はっきり返事をした。
「じゃあ、私はいくよ」
トメさんは軽く言うと、目を閉じた。直後に「ニャー」という声が聞こえ、漱石が私にすり寄ってきた。トメさんは、帰るべき場所に帰ったようだ。
私は漱石を抱きしめた。
正男さんと漱石――というかトメさんは防戦一方だ。
真壁の巨大化は進んでいく。だんだんと人の形から離れていく。
正男さんとトメさんがやられるのは時間の問題だ。
なのに私は一人安全なところで震えているだけ。助けたいのに、何もできない。頭を抱え、自分の無力さを呪った。
頭上から光が差したので、空を見た。
月が雲から姿を現していた。満月に近い。黄色いような、青いような光から目をそらせなくなった。
――私は何をしているのだろう?
助けたいなら、助ければいいじゃないか。
自分の愚かさがおかしくて、薄く笑った。
私は正男さんとトメさんのもとへと跳んだ。
* * *
「うおぉー!」
叫びながらトメとビルの残骸の影に避難した。トメも息が荒い。漱石はデブ猫だから動きづらいのだろう。
「滅茶苦茶だね」トメが呆れた声を出した。
「ああ。あれ、もう理性ないだろ」トメを見ながら言った。
トメが長い息を吐いた。
「まあ、ほたるは守れたし良しとしよう」
「そうだな。真壁はどうする?」手を合わせたまま、なんとなく空を見た。
「決断に時間はかかるだろうが、自衛隊とかが対処するだろ」トメも空を見ていた。
「人がいっぱい死ぬな」
「大きなことが起こっても、決断が遅くても、人はたくさん死ぬ」
「そうだな」目を閉じた。
「正男。この猫は無関係だから逃がしてやるよ」トメの声を聞いて目を開けた。
「ああ。漱石はほたるのお気に入りだしな」ほたるの顔が浮かんだ。
背後から巨大化した真壁が近づいてくる音が聞こえた。
振り返ったら、真壁の手だか足だかが振り下ろされてくるのが見えた。
――長い人生だったな。
そう思って目を閉じようと思ったのだが、月が目に入った。
満月に近い。そこに人影が重なっていた。
落下してくる。
目を凝らした――――ほたる!
ほたるはうっすらと笑っていた。
ほたるは音も無く俺たちと真壁の間に降り立つと、右手を広げて真壁に向かって突き出した。
その手が光った。
眩しくて目を瞑った。おそるおそる目を開くと、振り下ろされようとしていた真壁の手だか足だかが消滅していた。真壁が声を上げた。おそらく悲鳴だろう。
ほたるは俺とトメを見ると、安心したように微笑んだ。
だが、いつものほたると違う。目が赤い。なにより、笑い方がいつもの子供っぽい笑い方じゃなく、どこか妖艶だ。
ほたるは真壁へと視線を戻すと、突き出した手の人差し指をくるりと回した。その動きに合わせ、回転する物体が現れた。巨大な鎌だ。三日月を連想した。
「月影ノ刈り手……」トメがつぶやいた。
「なんだそりゃ?」トメに聞いた。
「あの鎌の名前だ」トメはほたるを凝視したまま答えた。
「まさか……」再びトメがつぶやいた。
鎌を右手で掴んだほたるは、軽々と真壁の上へと跳んだ。
ほたるの周りに火の玉が四つ現れた。そこからトメが真壁を倒したのと同等の業火が噴き出し、真壁に直撃した。真壁は燃えながら悲鳴を上げた。
それを見たトメが口を開いた。
「間違いない――“月光の姫”だ」
ほたるを見た。
焼かれて悲鳴を上げる真壁を、薄ら笑いを浮かべて見ていた。
* * *
「脚を全部切り落として、それから胴体や首を切り落とすのが効率的かな」
慧の顔が浮かんだ。このビルにいただろう。生きてる可能性は薄い。仕方のないことだ。
「ほたる! 慧たちはここにはいねえ。真壁が避難させてた!」正男さんの叫び声が聞こえた。
正男さんを見て微笑んだ。これで後顧の憂いは無い。さっさと始末するか。
鎌を一薙ぎし、真壁の脚を全て切り落とした。真壁は胴体から落下し、悲鳴を上げた。すぐに終わらせてやる。
鎌を振り、真壁を切り刻んでいく。
光の魔法で焼いていく。
真壁の悲鳴を聞いて、唇の片側が上がるのを自覚した。
真壁が這って移動した。
まだ動けることに驚き、どうやって動いているのかと興味をそそられた。
まあいい。とっとと終わらせよう。
――これはちょっと予想外だ。唇を噛んだ。
少し手間が増えた。
* * *
「トメ。ほたるが真壁じゃなく、ビルを壊し始めたぞ」
豹変したほたるが何なのかはよくわからないが、真壁を倒せる力があるのはわかる。なのにほたるは真壁を攻撃するのを止めて、ビルを壊し始めたので、俺は戸惑っていた。
「月明かりだね」トメが月を見ながら言った。「あのビルの残骸が、月明かりを遮ってる。月光の姫は月明かりの下でのみの存在だ」
「よくわからないが、影になってた俺に似てるな」
「そんなようなものだ」
「正男、月光の姫は不安定な存在だ。いつまで維持できるかわからん。月が隠れても消える」トメが俺を見た。
「そうなのか。で、どうしたらいい?」
「ビルの残骸は、私とお前で壊すよ」
「おう!」
解いていた両の手のひらを再び合わせ、トメと残骸に向かって走り出した。
残骸に十分に近づいたところで、トメが魔法を発動した。やっぱりすごい魔力だ。
トメの炎がビルの残骸を砕き、その場所に月光が届いた。俺は疲労感で軽い眩暈を覚えた。
ほたるを見た。
ちょうどほたるも俺を見ていた。
ほたるは嬉しそうに笑った。やっぱり、いつもと違って色気のある笑い方。俺は顔が赤くなるのを感じた。久しぶりに肉体を持ったからだろうか?
ほたるは跳び上がると、真壁の上を取り、鎌で空を切った。
光の刃が真壁を断ち切った。
直後に光の柱が立ち上がり、俺は目を瞑った。
目を開けると真壁は消滅していた。
巨大な鎌を肩に担いだほたるが月を見ていた。
* * *
月を見ていた。
なぜか目をそらせなかった。
月を雲が隠すと同時に、全身の力が抜け、後ろに倒れた。
誰かが私を受け止めてくれた。
――正男さんだ。
嬉しくて、私は笑った。
* * *
「まさか妹の孫娘が月光の姫だとはね」
漱石に憑依したトメさんがしみじみと言った。猫がしゃべっていることに慣れない。
「さて、私は帰るよ」
トメさんが言った。笑ったような気がした。猫だからよくわからないけど。
「あの、トメさん、ありがとうございました」頭を下げた。
「いいさ。久しぶりに会えて嬉しかった」
「久しぶり?」首を傾げた。
「あんたが生まれたとき、会いにいったことがあるよ」トメさんの声は優しい。
「そうだったんですか。お久しぶりです」頭を下げた。
「律儀な子だね」トメさんが呆れたような声を出した。
私は笑った。
「正男」トメさんが正男さんに向き直った。
「なんだ?」正男さんがトメさんを見た。
「ほたるを助けてくれてありがとよ」
「それはこちらこそだ」正男さんは穏やかな顔をしていた。
「お礼にサービスしておくよ」
「サービス?」正男さんが怪訝な顔をした。
「そのうちわかるさ」やっぱりトメさんは笑ったように感じた。
「ほたる」トメさんが私を見た。
「はい」
「魔導士になるかどうかはお前の自由だ。だが、力に飲み込まれるんじゃないよ」トメさんは鋭い目を私に向けた。
「はい!」トメさんの目を見て、はっきり返事をした。
「じゃあ、私はいくよ」
トメさんは軽く言うと、目を閉じた。直後に「ニャー」という声が聞こえ、漱石が私にすり寄ってきた。トメさんは、帰るべき場所に帰ったようだ。
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