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22、家族旅行
しおりを挟む青龍から、みんなで旅行に行かないかと提案された。東洋のあの国であの花火大会が開催されるらしい。
最初は青龍と旅行?と、ちょっと嫌だったが、子どもたちに花火を見せてあげたい。それに、リクにも会いたかったから、ルークと相談して行くことにした。
やっと双子ちゃん×2が、見た目11歳、3つ子ちゃんたちが、見た目6歳になったぐらいで、旅行も楽しめるだろう。
旅行と聞いて、嬉しそうにしている子どもたち。3つ子ちゃん達はあまり、分かっていなくてキョトンとしている。リリアやメアは、花火は知っているからそこまで興味無さそうだけど、俺は絶対楽しむだろうなと確信していた。
そんな俺に、リリアはそんなのありえないわよって言っているけど、笑って返す。
現地集合にして、向こうで落ち合った。浴衣を着ている。俺たちも浴衣を着ることにした。初めて着た時のことを思い出し、ルークと笑い合う。
子どもたちは、初めて着る浴衣や甚平に興味津々で、リリアとリアラは女の子らしく真剣に浴衣を選んでいた。
やっぱり女の子だからね。リクが、2人の髪を結い上げて可愛く編み込みとかしてて、2人は嬉しそうにしている。それを3つ子ちゃん達が、ねーね、キレーって言ってて微笑ましかった。
3つ子ちゃんの髪の毛は、俺が少しセットしてあげたら、ありがと、パパって言ってくれ、ジーンと感動。
ちなみに、今回は大人数だから、フェンやメリーちゃん、タキやベアたちはお留守番だ。悲しそうな顔をしていたけど、ルークと子どもたちが、土産買ってくるからって慰めていた。ルークと離れるのが嫌なのだろう。あの2匹は。
タキやベアは、なんか色々と出歩いていて楽しそうだ。もしかして、春が近いのか?
それなら、いいなぁ。エロが大好きなタキが、ルークに、下ネタを言わなくなったし、最近はデレデレしている事が多い。それにベアも、時々モジモジして微笑ましい限りだ。
今回は大人数だから、青龍が予約した席で見ることに。もしかして、遊郭か?と思ったけど、さすがにそれはなくて、食事もできる高級店の個室だった。
・・・なんか、思っていたのと違うかなぁ。苦笑するが、これはこれでいっかと思うことにする。またこればいいのだから。今度は、みんなと来ようか。
まだ花火まで時間があるから子どもたちを誘って、屋台巡りをする。子どもたちは、普段見ない屋台で焼かれているいか焼きやたこ焼きに目を輝かせているし、女の子たちはりんご飴に興味津々で、買ってあげたらすごく目をキラキラさせて、可愛いい。
コハクが、待ちきれなくてたこ焼きを一口で食べたら案の定熱かったらしく、騒いでいるのをみんなで笑った。それから射的をして遊んだり、ヨーヨーをみんなで競ったりと色々夏を満喫する。
最初すまし顔をしていたリリアも、嬉しそうに頬を赤くし遊んでいて射的で取ったぬいぐるみをギュッと抱きしめており、ルークと2人気付かれないように笑った。
メアも何となくいつもより嬉しそうに射的をしていて、ここにきて良かったと心から思う。
疲れてきた3つ子ちゃんたちを俺とルークが抱っこして、リクたちが待っている店に戻ると、既に何品か頼んであって、結構それも美味しくて、取り合いになったり。
結局、追加注文してて、青龍の顔が引き攣っていたが。まぁ、こんな高級店で取り合いとか普通ないよな?
マジックバックに入れておいた屋台の食べ物を出せば、リクと白の目が輝いた。初めて見るらしい。
リクは、あまり各国を回らなかったらしく、この国も初めてらしく、この国で有名なソウルフードであるたこ焼きに舌鼓を打っている。白は、雑食だから、ガツガツ美味しそうに食べている。・・・こいつは、食いしん坊とも言う。
みんなのお土産で、何個か余分に買ってあるから大丈夫だけど。
白っ、お前自分で買ってこいっ!食べすぎだって起こる羽目に。
騒がしいやつめ。
ルークは、この店自慢のデザートを食べて頬を緩ませている。か、かわっ・・・。スタッフにこそっと注文して、何個かストックすることにした。
それらをマジックバックに収納する。本当にマジックバック様々だ。
いつでも熱々出来たてなものが食べられるし、しかもあんな進化を遂げてくれて、あの時願った俺を褒めてあげたいぐらいだ。
ありがとう、みっちゃん!ちゃんと、みっちゃんの分もあるから!
白は俺に怒られてしゅんとしていたから、目の前にたこ焼きを1パック出してあげた。途端にぱっと瞳を輝かせ、尻尾がブンブン後ろで高速に揺れている。
まったくお前はいつまでたっても、子どもっぽいなぁと思ったのは、内緒にしておこう。
愛する人の前では大人ぶりたいだろうしな。ま、めっちゃ隣で笑っているけど。
リクの笑顔。これを引き出してくれているのは、この白と青龍なんだなぁ。
「良かった・・・リク。もっともっと貪欲に幸せになれ。」
そんな俺になにそれ?って言いながら、ありがとうと幸せそうに微笑んだ。
「俺もたこ焼き食べるっ!」とコハクが言って、白と取り合いになっている最中、
パァーーーーーン、パーーーン・・・花火が始まった。
夜空に広がる大きな大輪。キラキラした光が、夜空に輝き、初めて見る子どもたちは、口をパカッとあけて驚いている。
次から次へと夜空に咲く花。
すっげーーーっ!すっごーーーっ!キレイっ!うわぁ、お花があんなにいっぱい~~~っ!
とか、しゅご、おはなしゃんとか興奮して舌足らずになっている声が、花火の音に混じって聞こえてくる。
リリアとメアは、見たことがあるからかみんなより興奮していないけど、興奮した子どもたちに、すごい、キレイっ、とか色々話しかけられていて、一瞬目を見開いてから笑った。
本当に綺麗だね。と。
リリア、メア。
お前たちが過去見た花火より、こっちの花火のほうが何倍も何百倍も綺麗だろう?
だって、お前たちの愛する家族と一緒に見ているのだから・・・。
素直じゃない双子は、今日ばかりは感情を表にだしていて、微笑んでいる。気づかれないように写真を撮った。ふふっ、絶対家に飾ってやる♪
大切な人と見る花火大会は、本当に美しくて楽しい。
ルークと手を握り、みんなが花火に夢中になっている後ろでそっと唇を合わせた。
「ルーク、また一緒に見れて嬉しい。愛している。」
「あぁ、俺も同じ気持ちだ。毎年、みんなで来ような。」
月明かりが時々俺たちのいる場所まで差し込み、光の粒子が舞う髪を撫でて、もう一度唇を合わせた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
それから、1ヶ月後、めでたいことがあった。なんと、タキとベアが、伴侶を連れてきた。ベアは同族の女の子で、なんとタキは、美青年を連れてきて、みんなを驚かせた。
街中でナンパしたらしく、一生懸命口説き落としたらしい。
しかもリスの獣人さんらしく、お互いラブラブで、みんなから祝福され嬉しそうに笑い合う姿が、微笑ましかった。
神獣として活動は続けるそうだが、ティムを解除することにした。それぞれ話し合った結果、家族を大事にという形でと落ち着いたと言っておこう。
子どもたちは、泣いていたが、遊びにいくって約束して、お別れした。こういう別れを経験するのも、子どもたちの成長に繋がるだろう。
こうして、タキとベアはそれぞれ愛する人を見つけて、俺たちとは別の道を歩むことになった。今まで、ありがとう!幸せになっ!
きゅるるるっ!
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がぅがぅ
『ありがと、また遊びにくる。』
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