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ぷるぷる。情報収集は重要!
しおりを挟むあれから数日が経過した。その間に起こったことを伝えよう。
まさか、俺は生まれ変わったらしい。まさかの同じダークスライムとして……
あの時ポンッと軽快な音とともに、産まれ落ちた。最初に俺を抱きとめたのが、俺の父親である『スラ』。人間かと思ったが、なんと奴もモンスターだった。
しかも、『メタルスライム』
経験値が爆上がりなレアモンスター。なぜ、人間になっているかと言えば、カンストした結果みたいだ。
しかし、未だかつて聞いたことがないぞ。モンスターが、人間になるなんてことは……厳密に言えば、完全に人間になったのではなく、本体はメタルスライムらしい。
メタルスライムの父は、手のひら一個半ぐらいの大きさで俺より、大きい。くそっ、成体ならば俺の方が優に大きいというのに!くっ。
そして、人間としての父は、黒髪黒目という俺のような黒を纏った姿だった。ふん、少しばかり親近感を湧くものの人間とじゃれ合っている男に反発心が生まれる。
中肉中背で、平凡な顔立ち。まさに村人といった容姿をしており、外に出たら一発でやられるような雰囲気の男だ。
ふん。この男はモンスターというのに俺の正体には気がついていない。そう、俺が偉大なる魔王様の配下ということを……!
この男が、モンスターとわかった当初は、自分の素性を明かし、現在の魔王軍の動向を聞こうとしたが、まさか敵である人間を伴侶にしているとわかった瞬間、俺の正体は黙っておくことにした。
……ギリッ
まさか、この俺が、メタルスライムと人間との間に産まれた子供だったとは……!
憎き人間の……こ、こども……!
「おっ、こんなとこにいたのか? クロノス」
ビクンッ
み、見つかってしまった!?
これまでの情報を統合し、処理していた最中に敵である人間に見つかってしまった。この声の持ち主は、2mを超える身長にまさしく冒険者という筋肉隆々な人間だ。名前は、『クラウド』
カーテンの隙間から手が伸びてきてヒョイッと持ち上げられてしまった。
バタバタッ
暴れるが、人間はビクともしない。この、化け物め!俺は、お前が母とは認めないぞ!
精一杯威嚇するが恐れるどころか、元気だなっと笑う始末だ。くっ!屈辱!
「ほらほら、暴れるな。ご機嫌ななめか? 今日もいっぱいミルクを飲んで、おっきくなれよ。」
そういうと服を捲り上げて、鍛え上げられた肉体を晒す。それを見て、俺はゴクリと喉を鳴らしてしまう。
━━━━━!?
い、いや、何を期待しているのだ、お、俺は!
人間が服を捲り上げると鍛え上げられた豊満な胸が露になる。普段は、ぶらじゃーというものに包まれたソレは、俺にご飯をあげるためか付けておらず、小麦色の滑らかな素肌を晒している。
見事なまでに盛り上がった胸筋。まさに猛者といって過言ではない。これまでのスライム人生でもそうそう見ることが出来ない体格だ。
その中央に鎮座するのは、赤く色付いた大きい果実。あれは、チクビというらしい。
それを知ったのは、クリアではなかった視界が戻った時だ。初めて、甘味を味わい、夢中で飲んだあの日から数日後、俺はあの液体がこの男の胸から出ていることを知った。
衝撃を受けた。
本来なら人間の女やメスから出るはずの母乳が、なぜ男であるコヤツから出るのか分からなかったが、もうそんなことは些細なことだ。
もう俺は、コイツのミルクから離れられない体にされてしまった……!
くそっ、魔王様直属の配下である俺が……、に、人間の男のお、お、雄っぱいに屈するとは……く、屈辱だ。
くっ、俺は……この男から離れられない……
自ら雄っぱいに近づき、ぼってりとしたチクビを咥えるべく口を開ける。ぱくっ……ちゅうちゅうちゅう!
う、美味い!
もう何回も何回も吸い続けたために、手馴れた動作になってしまった。最初は上手く吸えなかったものだが今では問題ない。どうすればもっと飲めるか、日々研究しているぐらいだ。
口いっぱいに広がる濃厚なミルク。産まれたばかりの俺は、まだ赤ん坊といって差支えはない。だから、ミルクを飲むのは仕方がないんだ!
だって、俺は、赤ちゃんなのだから!ドヤ顔。
自然と背中にある羽と尻尾が揺らめいてしまう。包み込まれる人間の大きな手。時々、優しく頭を撫でる手がムカついて、チクビを強く噛み締めた。
「……あっ」
くくっ、どうだ、痛いだろう?
産まれた時は生えていなかった俺の牙。キラーパンサ〇と比べて鋭くはないが、十分に痛いはずだ。ガジガジ……と噛んでみるが、やはりミルクが吸いたくなってちゅうちゅうと吸ってしまう。そうして、ふと我に返り、ガジガジし、またミルクを吸うことを繰り返す。
「…………ッ、な、何を考えているんだ、俺は/////」
小さく呟いたソレには気が付かず、俺は必死にチクビに吸い続けた。
こんなにも美味しい飲み物は、飲んだことがないからだ。俺は、偉大なる魔王様の直属なる配下。
いっぱいミルクを飲んで、おっきくなって、悪いことをしまくるのだ。その為には、この人間に甘えるのは仕方がないこと!
ちゅうちゅうちゅう……ガジガジッ……ちゅうちゅう!
う、美味い!美味すぎるぞ!……はっ、い、いかん、攻撃してやる!
「……あ♡」
「うわっ、クラウドったら授乳中なのに、顔真っ赤っか♡♡エロッ……!この後、いっぱい可愛がろっと♪」
父の声が聞こえた気がしたが、俺はミルクに夢中でそれどころではなかった。
ウマウマ!
【クロノス】
主人公の名前。意外と気に入っている。なぜならこれまで名前がなかったから。呼ばれるのは、種族名だけだったために
名前を呼ばれることが嬉しく、パタパタと羽や尻尾を振ってしまう。
【スラ】
父。メタルスライム。カンストして、人間の体を手に入れた。最初は、モシャ〇を手に入れる予定だったが、人間になれて嬉しい。欲を言えば、もっとカッコイイ姿が良かった。実は、日本からの転生者。この体は、生前の姿。
【クラウド】
母。元々冒険者でスラと出会うことでその莫大なる経験値を得ることができ、人類最強の男。レベルはカンストしており、称号は『覇王』
見事なまでの肉体の持ち主。雄っぱいボイン、お尻もデカケツ。スラにたっぷり愛され、愛されボディへと変化。お色気むんむんで、いやらしい目で見られることが多い。
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