ぷるぷる。俺は、悪いスライムだ!

そば太郎

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ぷるぷる。引き続き情報収集?

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引き続き情報収集をする。頭のいい俺は知っているのだ。情報こそ、勝敗を左右する重要なことだと。

ふっふっふっ、人間たちよ、今は安寧たるひと時を過ごしておくがよい。必ず、俺は魔王様直属の配下としての力を取り戻し、貴様たちに痛み、苦しみ、絶望をたっぷり味あわせてやろう……

ちゅうちゅうちゅう……
う、うまぅ、今日もミルクウマァアアアア~~~~~~!
今日も俺は、ぼってりした赤ピンク色をしたチクビから新鮮な母乳ミルクに夢中になっていた。

……い、いや、これは仕方がないことなのだぞ。だって、俺は今赤ちゃんなのだから、魔王様の直属の配下として力を取り戻すためには、しっかりご飯をとる必要があるのだ……!

そう、これは……し、仕方がないのだ……

ちゅっ、ちゅうちゅう……ガジガジ……
「……んっ、ちょっ、クロノス、ふ、普通にすっ吸って欲しいのだが……?」
(んっ、この子の吸い方……歯が乳首に刺さって……あっ、か、感じてしまう……い、いけないのに。授乳しているだけなのに……あっ//////)

満足するまでミルクを飲み続け、お腹が膨らんだ俺は、チクビから口を離した。赤ピンク色だったソレは、更にぼってりし、また何度も噛んだことにより、血こそ出ていないものの傷跡がついている。そのことに俺は、一矢報いることが出来たと満足するのだった。

ツンツン
ビクッ
「ひゃっ!」

勝手に尻尾が動き、男のチクビを刺激していて、男が大きな体をビクッと跳ねさせ、腕の中に包み込まれた俺は投げ出されてしまった。

突然の浮遊感。
スライムだから、落ちても怪我することもないのだが突然の落下にヒヤッとする。が、すかさずキャッチされた。

もうこの腕が誰かなんてわかるぐらいに慣れてしまった。くそっ、あ、安心するなぞ一生の不覚!

落下する俺の体を受け止めたのは、父だった。

「……ふぅ、間に合ってよかった。クロノス、大丈夫?」
美人とか美形とかとはかけ離れた村人っぽい平凡な顔立ちと笑顔。…………それなのに、安心するなぞ、……そ、そんなのは……!

…………これまで両親など関わったことがないために自分の感情が分からなくなってしまう。俺は……偉大なる魔王様の忠実なる配下のダークスライムなのだぞ。

「すまない、クロノス!ケガはないか?」
父の腕の中の俺を覗き込み、心配そうにする母。名うての冒険者なのだろう。その体格からもその実力は分かるというものだ。モンスターである父とは違い、憎き人間。…………なのに、は、母と認めてしまう。

ほ、絆されたとは違うぞ!

ぶんぶん!こ、これは、……そ、そうだ!油断させるための演技なのだ!

心配されて嬉しそうにパタパタ揺れる羽も、母の指に絡められる尻尾も……こ、これも全て、演技なのだ!

毎日何回かあるご飯の時間。最初こそ、人間に与えられるご飯に抵抗し、我慢していたものだが、何処に隠れてもいつも見つかってしまう。これが、母というものなのか? それとも優秀な冒険者としての能力なのか俺には判別がつかない。

差し出される胸は、とても大きく盛り上がっている。圧倒的な質量と熱気。力が込められると今以上に大きくなり、そして鋼のように硬くなる。しかし、俺に差し出される胸はいつも柔らかくて……そ、そしてほんのり、いい匂いがするのだ。




今日も今日とて差し出される胸。

憎き人間というのに、……お、俺は……この温もりに慣れてしまった。俺が産まれて1ヶ月。今日も……いいミルクだ。……ちゅうちゅう……ガジガジ……ちゅう……ちゅう。すやぁあああ……

あぁ、眠い。いつもそうだ。この時間に飲むミルクは、夜遅いのもそうまって、眠気に襲われる。いや、夜9時は遅くはない。時間的に悪さをするのは、これからの時間が最適と言えよう。

そ、それなのに……チクビを吸いながら襲われる睡魔。

もしかして、ラリホ〇を使われているのか? いや、母は呪文は使えない……

ちゅう……ちゅう……
ああ、口に力が入らない。すやすや……い、いけない……眠っては……

「……寝ちゃった? ふふっ、可愛い。」
父の声。
「ああ、最初はなかなか母乳を飲まなくて心配したけど、杞憂で良かった。それに、ようやく俺たちに懐いてくれたようで嬉しい。」
母の声。

なんとか襲い来る睡魔に抗う。俺を寝たと思い込む今こそ、情報収集するにはうってつけなのだ。で、でも……ね、眠い……やはり状態異常の呪文を使われているのではないか……?

「ふふっ、そうだね。ツンツンしているけど、クラウド大好きってすっごく伝わってくるよ。多分、モンスターとしての性が強いから素直に甘えられないんだろうね。」
くっ……!く、屈辱。
あ、甘えるなんぞ、俺がするわけがなかろうが。……くっ、眠気に抗ってなければ、攻撃してやるというのに……

ね、ねむ……

俺は、……魔王様直属の配下なのだぞ……!本来人間なんぞに気を許すわけがない。確かにモンスターの中には人間に下るやつがおるのは知っておる。が、それは弱いモンスターだからだ。

俺は、そんなやつとは違う!俺は、魔王様直属の配下!

ちゅう……
未だ口の中にあるチクビを吸う。甘いミルクの味に荒ぶる心が落ち着く。

「ふふっ、寝ながら吸ってる。ホント、かぁいいね♡普段、ツンツンしてるクロノスがデレるのって可愛すぎる♡♡」
何を言っているか分からないが頭を撫でられると、ポカポカしてくる……包み込まれる温もりが気持ちがいい……トクントクン……これは、母の心臓の音?

この心臓の音を止めてやろうと思うのに……いつまでも聞いていたいと思ってしまう。

その夜、たいした情報を手に入れることは出来ず、俺は眠りの世界に旅立ってしまった。




うっすらと浮き上がる意識。

「ひゃあっ……す、スラぁ♡♡……あ、あ、あっ……!も、も、もぅ!」

「ホント可愛いんだから、僕の奥さんは♡♡ほら、自分でクパァ出来るよね? 」

「い、いじわるだ……!」

「ごめんね。ミルクを吸いながら、ぶち抜いてあげるから許して?」

うつらうつらする意識の中、普段とは違う父と母の声がする。な、なんなのだ……?
ミルク……吸う?

父……
ははのミルクは、俺のもの……なのだぞ……

すやぁ……




【クロノス】
生後1ヶ月。
少しばかり大きくなった。尖った牙が少し大きくなって本来なら固形物を食べられるというのに、ミルクが大好きすぎて乳離れ出来ていない。本人は、それを認めていない。チクビをガジガジして攻撃しているつもりで、以前より傷跡が付くのが嬉しい。
自分の尻尾が自分の意思と反して行動するのが気に食わない。

【スラ】
父。平々凡々な見た目ながらメタルスライムだからか素早い。時々クラウドの腕の中から落下してしまうクロノスをいつもキャッチしてくれる。そのためにダントツに安心できる存在。

【クラウド】
母。筋肉隆々の体格から優秀な冒険者と思い、クロノスは警戒し、母から隠れていることが多い。しかしいつもカーテンの裏に隠れているために、バレバレである。可愛らしいクロノスにキュンとしているが、乳首を噛むのはやめて欲しいと思っている。徐々に痛みが……?








作者のひとりごと。
カキカキが進んでしまう!ひとつ言っておきますと、クロノスは母にLoveはしませぬ。色々しちゃいますが、それはそれ。母をチョメチョメするのは……?

あと、完璧行き当たりばったりなのでストックゼロ。応援、よろしくお願いします。ちなみに現在の創作意欲は、ある作品に出会えたからです。不良受けのエロ作品。良き!
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