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ぷるぷる。乳しぼりは、難しい!
しおりを挟む午後。俺は、マジックバッグから試験管を出して眺めていた。コルクがあるが、防腐効果やら風化することはないようだ。これは、すごい技術だと関心するばかりだ。
さて、どうやってミルクを採取しようか。俺が吸ってしまうと、唾液が混じってしまうからダメだ。搾乳するにしても、俺の手は小さい。上手く絞れるかどうか……
むむぅ。まずは試してみるか。もし難しくても、母本人にお願いすればやってくれるかもしれない。最終手段は、父に頼もう。
庭で素振りをしている母に声をかける。カンストしたといっても、母は鍛錬を怠らず、こうやって時間がある時は木の剣を振って汗を流している。
そんな母に、試験管を見せた。
「どうした? それ今日買った瓶だよな。ん?」
汗を流しつつも息を乱さず、首を傾げている。さすが、母だ。
平常時のミルクを最初に手に入れたかったが、運動後のミルクも必要なため搾乳することにした。母の胸を指さし、次に試験管を指さす。何度か、交互を指さしをすると、
「……え?」
母が固まった。
『ミルク欲しい!』
再度、お願いする。
パタパタ羽を動かし、おっぱいをポンポン叩く。服があるから、自分で開いてもらわないといけない。俺はまだボタンを外せるほど、器用ではないのだ。
「もしかして、今雄っぱいが欲しいのか?」
わかってくれたことが嬉しくて、にぱっと笑う。
笑顔になる俺に対して、母の顔は戸惑ったままだ。なぜ、そんな顔をするかわからないが、早く俺は運動後のミルクが採取したかった。休憩したぶんだけ、味の変化が出るかもしれない。
『早く、欲しい!』
戸惑っているが、ミルクが欲しいことが分かった母が芝生に座り、ボタンを外していく。周囲には家はないし、木々に囲まれているから覗かれる心配もない。
下に着ていたブラジャーも外され、母の豊満な雄っぱいが現れた。いつもは、チクビに吸い付き、ミルクを堪能するところたが、今は試験管にミルクを採取したい。
パタパタと近づき、チクビを指で掴む。
「んっ」
母の体が小さく跳ねたが、気にせず、俺は指に力を込める。……が、出てこない。
なんでだ?
ギュッギュッと何度も力を込めるが、全然ミルクが出てこない。口では、簡単に出てくるのに、なんでなんだ?
やっぱり俺の手が小さいからか?
不思議がる俺に、母が察してくれた。
「ミルクをその瓶の中に入れるのか?」
母の言葉にコクコク頷き、試験管を差し出す。
視線を彷徨わせていたが、
自分の胸を持ち、前かがみになると包み込むようにおっぱいを持ち、指をチクビに添えた。
「出すから、瓶を用意してくれ。」
慌てて、俺は試験管をチクビの先端に当てる。
おっぱいを掴む母の手に魅入ってしまっていた。ゴツくて大きな手が、柔らかなおっぱいを掴む姿は、いけないものを見ているそんな気がしたから。
……すごく、ドキドキしてる。
「いくぞ。」
そういうと、指を動かし、小指から順に力を込めていき、最後に親指がチクビを摘んだ瞬間、勢いよくミルクが噴き出した。ブシャーーッて勢いがよくて、試験管をあっという間に満杯にしちゃって、溢れかえってしまった。
ビシャビシャになる俺たち。
試験管の中のミルクはほんの少量残っているだけ……
無言になる俺たち。
「悪い……今度はゆっくりやるから、もっと下にしてくれるか?」
気まずそうにしながら、そう言う母に、角度を調整する。今度は、無事にミルクを試験管の中へと収めることが出来た。
マジックバッグに収納し、手に着いたミルクを舐めとる。運動後のミルクは、どこかあっさりしていた。未だ剥き出しのおっぱい。
「もういいのか?」
問いかけてくる母の顔は少し赤い。外だからか、少し恥ずかしそうにしている。俺は、母のミルクを舐めたことで、スイッチが入ってしまったようだ。
つまり、お腹がすいた。
母の手つきを真似して、乳輪ごとチクビを掴む。まだちっさい俺の手では、おっぱいまで掴むことが出来なかった。
「……ッ? く、クロノス?」
敏感な場所を掴まれ、体を震わせる母。だけど、俺の手を振り払ったりはしなかった。両手で掴み、チクビに向かって指を動かしてみる。
ミルクを搾乳するように。
でも、ミルクが出てこない。母と同じようにしているつもりなのに……!
何度も何度もやってみるけど、全然出てこなくてうっすら涙が出てくる。
「クロノス。そうじゃない。ミルクを出すためには、もっと力を入れる必要があるんだ。お前なら出来る。やってみろ。」
痛みを与えるかもしれないと思っていたが、力を入れていいらしい。本当にいいの?と問いかけると、頷いてくれる。
姿勢を正し、チクビを持つ両手に力を入れた。ギュッ。ビクリとチクビが震えたが、ミルクは出ない……ダメなんだと諦めかけると、
「そこで、前に引っ張りながら、チクビを摘むんだ。」
アドバイスを与えてくれ、すかさず前に引っ張りチクビを摘む。すると、先端からチョロッとだけど、ミルクが出てきた。
チクビの先端から白い液体が滲み、玉を作り、細い糸を作る。
『━━━━━━ッ!』
初めて成功した搾乳。嬉しくなって母をみると、
「よくやった。これを忘れるなよ。」
頭を撫でてくれた。
母ぁあ!感激した俺は、勢いよくチクビに吸い付き、ちゅうちゅうちゅうとミルクを飲む。同時に手も動かす。すると、いつも以上にミルクが出てきて……!
俺は、乳輪を揉むと、出が良くなることを知った!
あっさりしているものの、やっぱ、母のミルクは美味しい!ちゅうちゅうちゅう!
色々試した結果、尻尾で絞れることが判明。乳輪とチクビに尻尾を絡め、引っ張ると、ブシャー!と出させることが出来て、俺は喜んだ。
だけど、母は顔を真っ赤にして、泣きそうにしていた。
お腹いっぱいになるまで飲んだあと、母にお礼をいい、家へ入る。母のミルクの味を研究ノートに書く必要があるのと、試験管に昨日の日付とナンバーを書くのだ。
カキカキ。
まさか運動後のミルクも味が変化するとは思わなかった。運動前のミルクも採取できてたら良かったが、こればっかりはしょうがないか。仮説と実験、検証。やっぱり、楽しい!
カキカキ……!
途中、父が様子を見に来て、ノートを見られたけど、何故か父は文字が読めなかった。モンスターの中には文字を読めないやつもいるから、その時は何も思わなかったけど、よくよく考えると、父は人間の文字も書けるし、それより難解な文字も書いていた。『ニホンゴ』?は、俺には難しく読めなかったけど……
そんな父がモンスターの文字を読めないなんて、ありえるのだろうか?
ふと疑問に思ったが、すぐに別の研究をしなければいけないことを思い出して、疑問は霧散した。
今日は、レベルアップする日。つまり、どれぐらいあがるか。また滞在時間で変化するなど、色々調べがいがあるのだ。
俺は、魔王様直属の配下。父や母を魔王様に差し出すことはないが、協力すればきっと悪いようにされないと思う。だから、これは父と母の為にも解明させなければならない!
大好きな父と母のため、俺は頑張るぞぉ!
エイエイオーーーーー!
【クロノス】
魔王様直属の配下。大好きな父と母を魔王軍に入れるために、画策している。この世界が元いたところではないことを知らない。もちろん、魔王様や四天王もいない。母が勇者かもしれない疑惑に心を痛めている。
【スラ】
メタルスライムだけど、元日本人だからもちろんモンスターの文字は分からない。難解な文字は、日本語。こちらの世界の言語は習得済。
ただひとり、我が子がRPGの世界から転生してきたことを知っている。けれど、本人が伝えてくれるまで黙っているつもり。まさか、クラウドを勇者と勘違いしているとは夢にも思っていない。
【クラウド】
勇者疑惑がある母。もちろん勇者でもないし、覇王だ。だけど、それを知らないクロノスは、不要な心配をしている。今回、初めて搾乳され戸惑う。が、これ以降なんども搾乳されるとは思っていない。
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