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ぷるぷる。あけおめ!
しおりを挟む……人間のオンナ、改め、『おねぇちゃん』は、スパルタでした。チーーーン!
最初は優しく教えてくれていたのに、基礎を習得したあとすぐに目をぎらつかせ、よく分からない単語とか覚えさせられてしまった……
なんなのだ、『ガチムチ』とか、『タチ』とか『ネコ』とか。しまいには、あの絵姿……漫画本を持ってきて出てくる単語を教えられ、覚え込まされてしまうとは……
俺が魔王様直属の配下としての記憶を持っていなければ、廃人になるところだぞ!
おい、わかっているのか、オンナ?!
バンバン机を叩き、抗議をするが、
「だってぇ、クラウド様たちの最新情報知りたいんだものぉ♡♡♡」
頬に指を添え、にっこり笑うオンナに腹が立つ。
ちなみに、まだまだ教え足りないらしい……チーーーーン!
クロノスは、魔王様直属の配下として言語の習得は必要不可欠と判断し、死ぬ気で頑張り腐女子の知識を習得した。これがいらない情報だとは気がついていない。
「おかえり~!クロノス。どうだった?」
家に帰るとにこやかな父に出迎えられた。
ん? 母はどうしたのだ?
キョロキョロ辺りを見渡しても、母がいない。と、思ったら、奥の方から、
「クロノス……おかえり。ほら。おいで。まずは手洗いをしような。」
ヨロヨロとしながら、母が出てきた。
どうしたのだ?
出掛ける時とは違うヨロヨロしている姿に、心配してしまう。
心配そうにする俺に気が付き、大丈夫だとか心配するなとか言われるけど、大好きな母なのだ、心配しないわけがない。
ひょい
わっ
父が、
「僕が、洗おうね。あ、これ、墨? 黒いから分からないけど、墨だよねぇ。何をしたの? 」
俺を持ち上げ、洗面所に向かう。腰を抑えながらも、母も着いてきて安心する。
じゃぶじゃぶと体を洗われ、俺はピッカピカ!
リビングのソファに腰掛け、母の膝の上にのり、父と母に紙を差し出す。マジックバッグって本当に便利だ。馬車を持っていなくても収納出来るとは……
「ん、紙? 開けていいのか?」
母の問いにコクコクうなずく。
丸めた紙が開かれると、父と母の顔が驚愕に染まる。それを見ながら、俺はどこか気恥ずかさを感じていた……
ドキドキ
「うわぁあああ、これ、クロちゃんが書いたの?」
リアクション大きく父が驚いた声をあげる。それからすぐに、母が、
「すごい……クロノス文字が書けるようになったんだな。……これが、クロノスの字。力強く、かっこいいな。」
文字を指で辿り、ひとつひとつ確かめながら伝えてくれる。
魔王様直属の配下だった時に褒められる経験がなかったから、こうして褒められると本当に毎回ムズムズしてしまう。クロノスとして生まれてからは、いっぱい褒められているというのに……
初めて書いた文字。
『あけましておめでとう。だいすき。クロノスより。』
紙いっぱいに弾けるような文字が書いてあり、自分ながら下手だと思いつつも、喜ぶ父と母に胸がホカホカしてくる。不思議な気持ち……
頭を力強く撫でられ、くすぐったい気持ちになる。今日だけで色んな感情が 生まれ、戸惑うことも多いけど、……全然イヤじゃ、ない……
……ありがとう。
これからも、一緒にいてね。パパ、ママ……
俺は、ギュッと母の体に抱きついた。
【クロノス】
魔王軍の動向を調べる予定が、言語を覚えるという目的で腐を覚えさせられてしまった。『結腸口』のことを知り、あのとき入り込んだ場所だと気がつく。この度見た漫画本は出会い編のために、孕みシーンとかは描かれておらず、自分の兄弟についてはまだ知らない。
ちなみに、勉強でかなり疲労したが、おねぇちゃんによってポーション(やくそうの効果)を貰い、回復した。
【スラ】
上手いこと言って、ふたりきりになり、姫始めを始める。窓から心配そうに見守るクラウドの背後から襲い、バックから犯す。もしクロノスが振り返っていたら、バレていた可能性がある。パンパン腰を打ち付け、そのままお互いに射精すると、2回目は床に押し倒し、正常位で何度も犯した。理性が溶け始めたクラウドを庭に連れ出し、青姦。花が咲き誇る中、あはんうふん。散々貪るように愛しあい、クロノスが帰ってきた時には、クラウドがダウンしていたが、気力で頑張る姿を見せる。スラはきっとやりすぎだとあとで怒られるはず。
【クラウド】
散々スラによっていいように愛され続け、何度も気絶しては激しい突き上げに覚醒させられ、泣く。過ぎたる快感に、最終的に落ちる。なんやかんやと言いながら、スラとするセックスは大好きだ。全身キスマークだらけで、しかも乳首がボッテリ。雄っぱいもいつもより柔らかく肥大化。
【ギルドのお姉さん】
推しであるふたりの子どもに、『おねぇちゃん』と呼ばせることに成功。クロノスに言葉を教えたのは、推しの性生活の情報を知るため。まだ成体とは
いいがたいクロノスに腐の知識を詰め込むことに罪悪感はない。推し、最高である。
ちなみに、文字の練習と称してクロノスと交換日記を取り付けることに成功した。もちろん……
後日、初めて書いた文字が立派な額縁に入れられ、飾られることに。
恥ずかしくて外してくれと頼んでも、にこにこした父と母は、外してくれなかった……!
くぅ、魔王様直属の配下……だが、…………し、仕方ない。
魔王様直属の配下は、『照れ』を知った。
その夜、
「クロちゃん、何を書いているの?」
『交換日記を書いているの』
カキカキ……
「交換日記? 誰と?」
カキカキ……
慣れない。くっ、人間の文字というのは、意外と難しいな。モンスターの文字は、こんなに複雑じゃないぞ!
「ねぇ、クロちゃん。もしかして、相手はギルドのお姉さん?」
カキカキ
【交換日記】
今日は、人間の言葉を覚えたぞ!
おねぇちゃん……くっ、屈辱だ。しかし、仕方がない。これは、文字を教えて貰ったから仕方なくなのだ!
交換日記とは、何を書けば……むむむ。父と母に手紙を書いたが、……あれは、いいものだ。喜んでくれて……ポカポカしたぞ。
むず痒いような叫びたいような。ふむ。なぜか家に帰ったら、母が腰を痛そうにしてたのはなんでだ?
おねぇちゃんは、分かるか?
夜のミルクを飲む時、雄っぱいに虫刺されのあとがいっぱいあったぞ。草刈りでもしたのか?
ふむ。分からん。
【交換日記】
門扉の横にある郵便ボックスに入れておくといつの間にか回収される。そして夕方にはまた現れる仕様。……毎日はめんどくさいクロノスであった。
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