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ぷるぷる。蜜月の終わり
しおりを挟むなんか、母が違う?
どこが違うと言われれば、悩むが、でも、なんか違う。
『母、どうしたの?』
なぜか、ギュッと抱きしめられた。
「クロノスだけが、癒しだ……!」
うん?
よく分からないけど、夜何かあったみたいだ。俺のレベルアップじゃないのか? でもいつもと違う反応に戸惑う。父を見ると、あははって苦笑い。
朝のミルクの時間。
あれ……?
チクビ伸びてる。しかも、確実に腫れてて、赤い。所々に吸い付いた跡が残っているし。
あれ?
この吸い跡……大きさが違う。なんでだ?
普通、おなじ大きさなんじゃないのか?
父に聞いてみると、何回も同じところを吸ったからだって。むぅ? でも、これおなじ力で吸ったかんじの跡だぞ。
なんで嘘をつく?
あははって笑いながら、ごはん作るねって出ていった。母は、どこか虚ろな瞳をして、俺をよしよししてくる。
ちゅうちゅうちゅう。腫れたチクビに唾液を塗り込み、次いで強く吸い付かれた跡にも唾液を塗り込み、回復させた。
キレイに小麦色の肌色になって、俺は満足する!
上半身だけだけど。下半身は、母がダメだって。ぷくぅ。でも、心配してくれてありがとなって。
そんなかんじのことが、連続して続くとジト目になる。けれど、絶対に教えてくれなかった。ぷくぅ。毎回、父のラリホ〇で眠らされるから、起きておくことは難しいから、何が起こったか全然分からない。
交換日記でおねぇちゃんに相談したら、丸い玉を渡された。
なんと、映像として記録出来るものらしい!以前父にお願いされたカメラという機能を作ろうとしたら何故かコレが出来上がったんだって。コレは副産物だから、父に教える理由はないとか言って、嬉々として使い方を教えてくれた。
そうしてその夜、バレないように仕掛け、次の日。寝起きの母を見た瞬間、ゾワッとした何かが駆け抜ける。
や、やばい……!これは、何が何だか分からないけど、ヤバいしか出てこない。
多分、俺が成体になっていたら、取り返しのつかない何かが起こってしまったはずだと確信してしまうぐらいに、やばい!
『パパぁああ~~~~~~~~~!』
俺の叫び声に寝室に飛び込んできた父。そうして、すぐさま状況を察知してくれ、母にシーツをかぶす。
視界から隠され、ほっと息を吐くことが出来た。
「あはははは……ご、ごめんね。昨日ちょっとやりすぎちゃった……」
ジト目。
汗をダラダラと流す父に、寝室から追い出される。パタパタ……
撮影が終わった丸い玉が足元に現れる。……これをみたら、なんで母がああなったか分かる。それなのに、俺は、俺は……!
あれを見たら、ダメな気がする。多分、帰って来られなくなる……そんな予感がして、壁にかけられているマジックバッグの中へと仕舞う。
さっき見た母の光景がフラッシュバックする。
全身キスマークと噛み跡だらけで、目尻は赤く染め、充血した瞳に泣きすぎて腫れた泣き袋。
今だ快楽の海に沈んだかのような濡れた瞳に、ぼってり腫れた唇。どれだけ激しい口付けをしたか想像してしまうぐらいに……
赤ちゃんの俺でも目に毒だった。
むっちりした胸筋は、むさぼりたくなるほどの艶があり、これまだ赤く色付いた果実は、まさに食べ頃で……いや、多分散々食べられつくした跡が生々しく残っていた。しかも、なんか縛られた跡があったし!
シーツに隠されていたけど、多分下半身にもいっぱい……
かぁああああ/////
よく分からんが、顔が熱い!パタパタ羽を動かし、体内の熱を冷ます。
ドキドキが止まらない。
直前までセックスをしていたような雰囲気を醸し出して、フェロモンが今まで見たことがないほど立ち上っていた。視覚化できるってどんだけ?!
うわぁあああ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
おねぇちゃんには、話せない!見せれない!あんなの……!あんなの!
父のバカぁあああ━━━━━━━━!!
そうして、勇者たちと合流したのだが、……なんか、こっちもヤバかった。
腰が痛そうな騎士。つか、立てれていない。ホテルのソファに横になり、ぐったりしているのに、反対に勇者は、スッキリ顔。
まぁ、こっちはまだいい。
問題はこっちだ。
魔法使いが、虚ろな瞳をしている。聖女があやしく微笑んでいた。
…………これ、闘えるの?
父と母に甘えていたり、母が大変だったから初日以外千里眼で見てなかった。どうするの? と思っていたら、父が動いた。
ズカズカと近づくと、騎士と魔法使いにエリクサーの瓶を突っ込み、飲ませ始める。すぐに完全復活したふたり。騎士は、真っ赤な顔で俯いているし、魔法使いは、顔面蒼白になって号泣。
カオス……!
これ、どうしたらいいの?
母が、聖女を叱っていた。マジギレしてて、聖女が泣いても許さなくて、魔法使いは母に保護された。
まさに修羅場。
ここが、ホテルの部屋で良かった。さすがの俺も、ドン引き。魔法使いは、父と母に保護され、メンタルフォロー中。母に怒られた聖女は、今度は父に怒られている。
いや、違うか。こんこんと恋愛について説教をされ、紳士的な振る舞いを教えこまれていた。今日は、出発する感じじゃなくなったために、引き続きホテルに泊まる。
次の日、聖女が髪をバッサリ切って、魔法使いにプロポーズをした。
儚げな見た目だった聖女は、髪を切ると中性的な男の子のようで魔法使いが顔を真っ赤にさせていた。
それでいいの?って思ったけど、王子様のように甘い言葉と態度をこれでもかと披露して、正攻法で挑んでいる。ああ、魔法使い……流されるんだろうなって言うのが、誰の目にも明らかだった。
「僕だけのリディアになって欲しい。」
こうして、一日遅れで出発出来た俺たちは、魔王様が封印されているという森へとやってきた。そこは、まさに魔窟。強いモンスターがこれでもかとひしめき合って、もしかしてもう魔王様の封印が解けたのかと不安に駆られる。
だけど、聖女がかろうじて封印されている状態だと教えてくれた。だけど、もう持ちそうにないとのことで、ひしめき合っているモンスターは母の全体攻撃で一閃し、奥へと急ぐ。
そうしてたどり着いた荒れ果てた大地。森の中央に突如現れたむき出しの大地。
草一本生えていない不毛な場所。
その中央に、黒曜石のような水晶が浮かんでいた。
「もう……こんなに……!」
聖教国の碑文によると元々透明な水晶だったらしい。禍々しい空気がここまで漂って来て、ダークスライムの俺としては慣れ親しんだ空気に懐かしさを感じた。
はっ?!
い、いけない!
俺は、父と母の子『クロノス』!魔王様直属の配下だった俺ではないのだ!
尻込みする心を奮い立たせ、倒すのだ。魔王バラモ〇!
【クロノス】
魔王が封印されて1000年。仕えていた魔王様が封印されていた訳ないのに、気が付かない知的モンスター。うっかりさん属性?
父と母の蜜月の間、これでもかとレベルアップの手段を取られたのに、カンストせず。母のことがあって、落ち込むどころじゃなかった。
【スラ】
今回、クラウドを思いっきり、貪った。本来は、クロノスをカンストさせるために、泣く泣くその手段を取る。が。対抗心とと久しぶりの感覚にヒャッホーになって暴走。ちゃんと、事後にクロノスをクラウドの胎内へ運び、精液の海で一緒に眠りにつく。
しかし、なかなかカンストせずに、4日間その秘密の手段を取り、クラウドがあんな状態に……ど、どうしよう。すぐに、エリクサーを飲ませた。
聖女に恋愛を説いたが、この男も大概なもの。人のことは説教できても、自分のことはそうまでないと思っている。しかも、媚薬を渡したのはこの男。
【クラウド】
魔法使いのフォローをしてしっかり、メンタルを回復させた。エリクサーで、精神は元に戻っていたがトラウマ級のものを正常にしたのは凄い手腕と言えよう。
今回、自分もこんな目をしていたかもしれないと我が身を振り返り、ぶるりと体を震わせる。絶対、しつけ直すと決意。ところどころ記憶に曖昧さがあり。4日間、ジンジンとした熱がずっと燻り続け、大変だった。
【勇者セシル】
両思いになってルンルン。しかし、怒られる聖女を見て、反省。監禁一歩手前まできていた男。勇者なのに……闇堕ちしそうになるとか。早く魔王を倒して、カインを自分だけのものにしたい。つまり、結婚したい。そうして、たっぷり子種を注ぎ込み、孕ませたいが、今のところその手段が分からない。しかし孕ませる気満々。
【騎士カイン】
エリクサーで心身ともに回復。今回腰が死んだ。しかもそれをスラやクラウドだけでなく、クロノスに見られショック。幼子に見せてしまった。無表情ながら、色々考えている。今後について、不安な気持ちもあるけど、セシルと一緒ならと思えるまでになった。自分が飲まされたものが、エリクサーだと知らない。
【聖女ローザ】
暴走聖女。クラウドに、こってり怒られ、涙腺が崩壊。初めて泣いた。そうして、リディアと引き剥がされ、初めて危機感を覚える。そのために必死にスラの教えを聞き、いかに自分が酷い人間だったと反省。愛するリディアのため、髪をバッサリ切り、男の格好をし、プロポーズをした。しかも、ホテルのロビー。それはそれは、素敵だったと語り継がれるほど。
恋愛成就のホテルと有名になる予定。
以後、聖女は男の格好で行動することになり、全力でリディアにアプローチすることになる。
【魔法使いリディア】
被害者。エリクサーで壊れた精神が回復し、トラウマ持ちに。それをクラウドによってフォローされ、なんとか人並みに戻る。ロビーに行くと、ひとりのキレイな男の子が大輪の薔薇の花束を持ち、それだけてもドキドキなのに、まさかの告白。キュン。しかもそれが、ローザと知ってもドキドキが止まらず。
一旦保留にしたけど、完全に囚われる。昼間は、たっぷり甘やかされ、夜はガッツリ攻められる未来が待っているはず。
【魔王バラ〇ス】
肥満体型。クロノスの生前の上司。もちろん、この世界にはいない。つか封印もされてもいない。あの世界で、悪いことをしまくって、勇者に倒される予定。倒されても、ゾンビになって復活したりする。
【この世界の魔王のひとり】
かつての勇者たちによって水晶に封印された。それから1000年もたち、今復活しようとしている。伝承にしか語られておらず、どのような人物だったか情報が残っていない。もちろん、能力も。
ただ、銀髪、血のような瞳の持ち主だったらしい。
★作者からのお知らせ
ここから、ラストスパートにむけて一直線上。そしてクラウドのチョメチョメ描写もないという。そのかわり、やっとクロノスに……!
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