たぶん異世界転生しちゃったな〜継母・義妹パターン〜

ゆのま𖠚˖°

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第二十一話

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あれから私たちは無事ルーノア王国へ辿り着き、今はティーから紹介された場所で、チョコレートを販売する店を開いている。

手間がかかるため、価格は高いが貴族をターゲットに販売展開している。

カカオが実る国だけあって暑いが、魔石に氷の魔法を使ってクーラーのようにしているのには感動した。
これを利用し、小さい魔石に氷魔法を閉じ込め、チョコレートが溶けないように工夫した。
残念なのが、魔石に入れられる魔法に限度があり、時間が経つと効果が無くなってしまう所だ。さらに、リサイクルしようと効果が無くなった魔石に氷魔法をかけてみたができなかった。現世でいう使い捨てカイロのような感じだ。

「あ、ティー!いらっしゃい!」

ティーは、ルーノア王国に来てからいろんな面でお世話になっている。
貴族をターゲットにするにあたっても、知り合いに声をかけてくれたおかげで、ここまで知名度を上げる事ができたようなものだ。

「お店も大盛況みたいだね」

「そうなの!これもティーが声がけしてくれたおかげよ。ありがとう!何かお礼がしたいけど、何がいい?」

「それじゃ、僕とディナーを一緒にどう?」

「そんなのでいいの?」

「正直にいうと、もっとベリルと仲良くなりたいなって…」

照れながら私の方を見ている姿を見ると
、黒い芝犬に見えてきて可愛い。男の子に可愛いは失礼かもしれないが、耳と尻尾が見えてしまう。撫でてあげたくなってしまうが、我慢だ。

「おすすめのお店紹介してね!」

ティーには、本当にお世話になっている。ただ、気になる事がある。なぜ、貴族と繋がりがあるのか。平民が貴族と繋がりがあるのは珍しいことではないのかな?

ティーに連れられて向かった店は平民が行くような居酒屋のような店ではなく、ドレスコードが必要そうなレストランに案内された。

「てぃ、ティー?ここで合ってる?」

「この店で合ってるよ、周りが気にならないように個室をお願いしてるから安心してね」

スマートにエスコートする姿は平民に見えない。ティーは貴族なのかもしれない。
席に着いて、疑問に思っていることを聞いてみた。

「ティー?もしかして、あなた貴族なの?」

「その前にベリルにも聞いていい?ベリルも貴族だったの?」

自分のことを言わないで、相手に聞くのは失礼よね。ここまでお世話になったし、正直に話そう。

「そうよ。この国に来る前は貴族で、リーレイ伯爵家の長女だったの。誕生日に除籍届を提出して、今は平民のベリルよ」

私の言葉を聞いて、ティーは固まってしまった。








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