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異世界転移そして……
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僕は気持ちよく眠っていた。温かく気持ちいい風が顔を通り抜けていく……。するとどこからともなく聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「みら……みら!?」
「ん……んん……。えっ?」
僕が目覚めるとそこには今まで見た事がない景色が広がる。僕が寝ていた所は草原。近くには林があり川も流れているようだ。
「え?ここはどこ?」
僕が呟くと、らいとが周りを見回しながら立っていた。
「お?みら!起きたか?」
「ねえ!らいと!ここはどこ?これはどういう状況?えっ?えっ?どうしたらいい?らいと!ねえ!らいと!?」
僕は取り乱してらいとにしがみつく。すると、らいとはニコリと笑っている。
「なあ、みら!ここは俺の見た所、異世界でファンタジーの世界みたいだ。ほら!あそこを見てみろ!」
らいとが指さした方を見るとその先には街とお城らしきものが見える。
「す…凄い…ファンタジーの街とお城が見える…。」
「だろ?俺達……この状況って…マジ。」
「異世界転移?」
僕は未だに信じられずドキドキしている…。「これって…本当かなあ!?僕さ、異世界の世界大好きなんだよね~。読んでてとっても楽しくてさ。主人公に感情移入しながら読むタイプだから結構夢中になちゃうし。魔法が使えたりとか、妖精、精霊がいたりとか…それこそドラゴンとか魔族とか………」
僕はどこかワクワクしてしまってらいとにこれでもかって勢いで自分の話をしてしまう。
「みら、お前本当に楽しそうに話すな?でもこれは現実だぜ!」
「あ!ごめん、ついつい夢中で話しちゃった。でもさ……僕達本当に異世界転移しちゃったけどさ、どうしたらいいのかなあ……?」
僕の質問にらいとはニコニコしてる。
「ん……すっごくワクワクしないかみら!?だってさ、剣と魔法の世界かもしれないぜ。俺たちが勇者でさー魔王を倒しに行くとかさ!見たこともない敵と戦ったりとかさ………」
案の定らいとはこの世界にワクワクしてるなあ。
「僕はさ、折角異世界転移してきたし静かな田舎町で、精霊、魔族たちと、のんびり暮らしたい……。そう、平和に暮らしたいだけなんだ!!!だから、戦いとかそういうの……」
僕がそう言うと、らいとは目を輝やかせている。
「みら?、でもさ。すっげー楽しそうだよな?この世界!」
「まぁ、わくわくはするけど…さ…」
「だろ?大丈夫だって!せっかくこの世界に来たんだ、楽しもうぜ。」
相変わらず自信家のらいとの発言だ。
「う、うん。そうだよね!だって夢だったもん。叶ったんだから……」
僕はつい、らいとの説得力のある言葉に納得する。
「だろ?楽しくなってきたな。なんか、魔法とか使えないのかな?スキルとかさ?」
「確かに!お約束…だよね?異世界転移といえば!ってね?」
そんな話をしていてらいとを見るといかにも魔法を使うかの様な格好…いや…あれは某アニメの「ーーーー波」の構えかな。をしてる。
「じゃあ、いくぞ、みら!見てろよ!炎の魔法っ『ファイヤー』………あれ?やっぱり出るわけねえかぁ…。」
「きっと出来ると思うよ!他の属性かもしれないし…。まぁ、僕も試してみるか…。『ふぁいやー』…あ。」
僕の手のひらから僅かな炎が出る。
「みらって炎属性なのかな?出たな。」
「確かに出たけど…威力ないよね…」
「敵と戦うにはきついよな…」
僕は思い出してらいとに言った。
「あっ!!!」
「どうした?」
「思い当たることがあるんだけど…試してみていい?」
僕の提案をらいとはワクワクして聞いてくれる。
「わかった 。やってみな。」
「うん。あのさ、喉乾いてない?」
「喉か…確かに乾いてるな。」
らいとは首をかしげて喉に手を当てている。
「え。適応しすぎじゃない?まぁ、いいんだけどさ。話が早いのはありがたい。んじゃー行くね。」
僕は目をつむり頭にイメージをして口に出す。
『飲水…欲しいなぁ…』
ポンっと言う音がして僕の目の前にペットボトルの水が出てきた。
「あ、やっぱり。ペットボトル出てきたよ!」
「みらって魔法使いなのか?」
らいとが不思議そうに、僕に言った。
「いやー違う違う。多分だけど、生活魔法の加護かな?」
「生活魔法?」
「そう。日本ではさ、電気とか水道とか整備されてるじゃん?そのかわりの職があるって聞いたことあってさー 。多分それだと思う。転生したらこんなスキルの加護が欲しかったんだよね~」
僕は実際異世界転生したらこんな魔法が使いたいと思っていた。
「まじか。じゃあ俺もなんかできるのかな?そういえばなんかさっきから身体中ビリビリいってんだよな。」
「もしかして、らいとって電気とか?だったりして?」
僕は自分が出来たんだかららいとにも出来ると思っている。
「そうかもしんねえなぁ。身体中に電気が走ってるような感覚だし。あ、そこに川があるから…魚でもとれねーかなー。よしっ!試してみるか!?」
らいとはそう言うと川に何も気にせずズブズブ入っていった。
「ちょっと気をつけてよ?」
「よしっ、じゃあやるぞ!みら!見とけよ!川に手を突っ込んで…」
らいとの身体は黄色に発光する。そして叫ぶ!
『放電!!』
らいとが技を出すと川全体にバチバチと音を立て電気が流れる。そして…魚が気絶しプカプカ浮いてきたのでした。
「わあぁ!すごいっ。魚浮いてきたじゃん!さっすが、らいとっ」
「おぉ、すげえや。俺のスキルは電気なんだな?」
らいとは上機嫌になり本当に楽しそうだ。
「ちなみに…さ。らいとは転生したらどんな加護が欲しいって考えてたの?」
「そうだなぁ 。やっぱり…敵と戦ったりしたいから、攻撃スキルかな?それこそ、雷属性の!」
僕達は自分達の望んだスキルが使えて楽しくなってきた。
「てことはやっぱり、夢も希望も叶ってる感じかな?僕もらいともっ!」
「これならこの世界でも何とかやっていけそうじゃね?」
らいとも謎の自信に満ち溢れているみたいだ。
「そうかも…なぁ。なんか…僕まで根拠の無い謎の自信が湧いてきた!色んな人と出会いたいっ!」
「そうだな!みら。…じゃあ、ここで生活しないといけないからさ。とりあえず、家探すか。みら!あっちに街あったよな?行ってみようぜ?」
僕達の目指す先には街らしきものが見えていた。
「そうだね。家、大事だよね?野宿とかはモンスター出てきたら嫌だし。」
「まずは家を確保して…仕事も探さないとな!?」
らいとが何故かやる気満々でいた。
「ちょっと!帰る方法探すのがセオリーじゃん。異世界転移といえばっ。それ醍醐味だよね?帰る気ないの!?!?」
僕は思わず正論を話してしまう。
「そのうち帰れるさ!まずは楽しもうぜ。俺に全部任せとけ。なんとかなるって!はははははっ」
らいとはやっぱりらいとだなと僕は思ったけどらいとと一緒なら楽しそう。
「そういう問題じゃなくて…だ。何その根拠の無い自信っ。説得力何故かあるし…。」
僕はそれでも楽しかった。
「さ、じゃあ行くか!」
こうして僕達の異世界転移はスタートしたのでした。
皆様読んでいただきありがとうございました!
この先みらとらいとは異世界で色々な人達と出会い様々な経験をしていきますのでよろしくお願い致します!
「みら……みら!?」
「ん……んん……。えっ?」
僕が目覚めるとそこには今まで見た事がない景色が広がる。僕が寝ていた所は草原。近くには林があり川も流れているようだ。
「え?ここはどこ?」
僕が呟くと、らいとが周りを見回しながら立っていた。
「お?みら!起きたか?」
「ねえ!らいと!ここはどこ?これはどういう状況?えっ?えっ?どうしたらいい?らいと!ねえ!らいと!?」
僕は取り乱してらいとにしがみつく。すると、らいとはニコリと笑っている。
「なあ、みら!ここは俺の見た所、異世界でファンタジーの世界みたいだ。ほら!あそこを見てみろ!」
らいとが指さした方を見るとその先には街とお城らしきものが見える。
「す…凄い…ファンタジーの街とお城が見える…。」
「だろ?俺達……この状況って…マジ。」
「異世界転移?」
僕は未だに信じられずドキドキしている…。「これって…本当かなあ!?僕さ、異世界の世界大好きなんだよね~。読んでてとっても楽しくてさ。主人公に感情移入しながら読むタイプだから結構夢中になちゃうし。魔法が使えたりとか、妖精、精霊がいたりとか…それこそドラゴンとか魔族とか………」
僕はどこかワクワクしてしまってらいとにこれでもかって勢いで自分の話をしてしまう。
「みら、お前本当に楽しそうに話すな?でもこれは現実だぜ!」
「あ!ごめん、ついつい夢中で話しちゃった。でもさ……僕達本当に異世界転移しちゃったけどさ、どうしたらいいのかなあ……?」
僕の質問にらいとはニコニコしてる。
「ん……すっごくワクワクしないかみら!?だってさ、剣と魔法の世界かもしれないぜ。俺たちが勇者でさー魔王を倒しに行くとかさ!見たこともない敵と戦ったりとかさ………」
案の定らいとはこの世界にワクワクしてるなあ。
「僕はさ、折角異世界転移してきたし静かな田舎町で、精霊、魔族たちと、のんびり暮らしたい……。そう、平和に暮らしたいだけなんだ!!!だから、戦いとかそういうの……」
僕がそう言うと、らいとは目を輝やかせている。
「みら?、でもさ。すっげー楽しそうだよな?この世界!」
「まぁ、わくわくはするけど…さ…」
「だろ?大丈夫だって!せっかくこの世界に来たんだ、楽しもうぜ。」
相変わらず自信家のらいとの発言だ。
「う、うん。そうだよね!だって夢だったもん。叶ったんだから……」
僕はつい、らいとの説得力のある言葉に納得する。
「だろ?楽しくなってきたな。なんか、魔法とか使えないのかな?スキルとかさ?」
「確かに!お約束…だよね?異世界転移といえば!ってね?」
そんな話をしていてらいとを見るといかにも魔法を使うかの様な格好…いや…あれは某アニメの「ーーーー波」の構えかな。をしてる。
「じゃあ、いくぞ、みら!見てろよ!炎の魔法っ『ファイヤー』………あれ?やっぱり出るわけねえかぁ…。」
「きっと出来ると思うよ!他の属性かもしれないし…。まぁ、僕も試してみるか…。『ふぁいやー』…あ。」
僕の手のひらから僅かな炎が出る。
「みらって炎属性なのかな?出たな。」
「確かに出たけど…威力ないよね…」
「敵と戦うにはきついよな…」
僕は思い出してらいとに言った。
「あっ!!!」
「どうした?」
「思い当たることがあるんだけど…試してみていい?」
僕の提案をらいとはワクワクして聞いてくれる。
「わかった 。やってみな。」
「うん。あのさ、喉乾いてない?」
「喉か…確かに乾いてるな。」
らいとは首をかしげて喉に手を当てている。
「え。適応しすぎじゃない?まぁ、いいんだけどさ。話が早いのはありがたい。んじゃー行くね。」
僕は目をつむり頭にイメージをして口に出す。
『飲水…欲しいなぁ…』
ポンっと言う音がして僕の目の前にペットボトルの水が出てきた。
「あ、やっぱり。ペットボトル出てきたよ!」
「みらって魔法使いなのか?」
らいとが不思議そうに、僕に言った。
「いやー違う違う。多分だけど、生活魔法の加護かな?」
「生活魔法?」
「そう。日本ではさ、電気とか水道とか整備されてるじゃん?そのかわりの職があるって聞いたことあってさー 。多分それだと思う。転生したらこんなスキルの加護が欲しかったんだよね~」
僕は実際異世界転生したらこんな魔法が使いたいと思っていた。
「まじか。じゃあ俺もなんかできるのかな?そういえばなんかさっきから身体中ビリビリいってんだよな。」
「もしかして、らいとって電気とか?だったりして?」
僕は自分が出来たんだかららいとにも出来ると思っている。
「そうかもしんねえなぁ。身体中に電気が走ってるような感覚だし。あ、そこに川があるから…魚でもとれねーかなー。よしっ!試してみるか!?」
らいとはそう言うと川に何も気にせずズブズブ入っていった。
「ちょっと気をつけてよ?」
「よしっ、じゃあやるぞ!みら!見とけよ!川に手を突っ込んで…」
らいとの身体は黄色に発光する。そして叫ぶ!
『放電!!』
らいとが技を出すと川全体にバチバチと音を立て電気が流れる。そして…魚が気絶しプカプカ浮いてきたのでした。
「わあぁ!すごいっ。魚浮いてきたじゃん!さっすが、らいとっ」
「おぉ、すげえや。俺のスキルは電気なんだな?」
らいとは上機嫌になり本当に楽しそうだ。
「ちなみに…さ。らいとは転生したらどんな加護が欲しいって考えてたの?」
「そうだなぁ 。やっぱり…敵と戦ったりしたいから、攻撃スキルかな?それこそ、雷属性の!」
僕達は自分達の望んだスキルが使えて楽しくなってきた。
「てことはやっぱり、夢も希望も叶ってる感じかな?僕もらいともっ!」
「これならこの世界でも何とかやっていけそうじゃね?」
らいとも謎の自信に満ち溢れているみたいだ。
「そうかも…なぁ。なんか…僕まで根拠の無い謎の自信が湧いてきた!色んな人と出会いたいっ!」
「そうだな!みら。…じゃあ、ここで生活しないといけないからさ。とりあえず、家探すか。みら!あっちに街あったよな?行ってみようぜ?」
僕達の目指す先には街らしきものが見えていた。
「そうだね。家、大事だよね?野宿とかはモンスター出てきたら嫌だし。」
「まずは家を確保して…仕事も探さないとな!?」
らいとが何故かやる気満々でいた。
「ちょっと!帰る方法探すのがセオリーじゃん。異世界転移といえばっ。それ醍醐味だよね?帰る気ないの!?!?」
僕は思わず正論を話してしまう。
「そのうち帰れるさ!まずは楽しもうぜ。俺に全部任せとけ。なんとかなるって!はははははっ」
らいとはやっぱりらいとだなと僕は思ったけどらいとと一緒なら楽しそう。
「そういう問題じゃなくて…だ。何その根拠の無い自信っ。説得力何故かあるし…。」
僕はそれでも楽しかった。
「さ、じゃあ行くか!」
こうして僕達の異世界転移はスタートしたのでした。
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