悪夢買います! 〜夢見の巫女〜

帝亜有花

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 この世は不公平で、理不尽で、何一つ自分の望み等叶わない。毎日生死を天秤にかけられ、暴力に耐え、罵詈雑言に怯え、己の力を呪いながらも縋って生きてきた。
 エルリィスはこの状況に似つかわしい言葉を知っていた。
 『 絶望』だ。
 だが、そんなエルリィスに最近楽しみが出来た。
「まだ起きていたのか?」
「アルフ?」
 毎日ではなかったが、アルフは塔の見張りの薄い夜の時間にエルリィスの元へ忍び込んでいた。
「あなたって不思議ね。私、耳は良いから足音とかで近づいてくる気配が分かるのに、あなたの気配だけは全く分からない。天啓・・・・・・の力か何かなの?」
「・・・・・・そんな力は必要ない。俺は職業柄慣れているだけだ」
 アルフは少し間を置いて言った。
「ねぇ、今日はどんなお話を聞かせてくれるの?」
 エルリィスとアルフはオルディンの話をするでもなく、国の情勢を話すでもなく、いつも他愛のない話をしていた。主にエルリィスがせがむのでアルフの旅の話をしていた。しかし、今日のアルフは何か思いついた様にエルリィスに言った。
「今日はお前の話だ」
「え? 私・・・・・・?」
 小動物の様にエルリィスは小首を傾げた。
「いつも俺の話ばかりじゃ公平じゃないだろ?」
「でも、私に出来る話なんて・・・・・・」
 自分には何も無い。アルフの様に外の世界も良く知らない。毎日牢に籠って夢を見て、そしてオルディンに虐げられる。それしかない。エルリィスはつくづく己の身の上を惨めに思った。
「どうした? 悲観しているのか?」
 まるで自分の心を読んだかの様にアルフに言われエルリィスはドキリとした。
「だ、だって・・・・・・」
 エルリィスは動揺して身じろぐと手足の自由を奪っている枷鎖の音がした。
「そう落ち込む事は無い。牢屋なんて俺だって入っていた事がある」
「ええっ? あなたが? やっぱり悪い事をして?」
 エルリィスは急にアルフがオルディンを暗殺しようとしていた事を思い出し後ずさった。
「ふん、悪者扱いか。まあ、無理も無いか」
 アルフは皮肉めいた笑いを漏らした。
「ねえ、何をしたの? あなたみたいな人が捕まるなんて信じられない」
 エルリィスの中のアルフのイメージは頭が良く、身体能力も良い人間だった。その人並外れた力を駆使すれば捕まる前に逃げる事も簡単に出来そうに思えた。
「ねえ、何でなの?」
 今のエルリィスは好奇心の塊だった。アルフからその答えを聞きたくて鉄格子の近くまで鎖を引きずって近寄った。
「おっと、今日は俺の話よりお前の話の筈だぞ」
 アルフは鉄格子の隙間からエルリィスの頭に手刀を食らわせた。勿論ルドにするのと比べてかなり手加減をしてだ。
「あいたっ」
 エルリィスは咄嗟に頭に手を当てた。
「どうしても嫌なら無理に話さなくて良い」
「じゃあ、アルフの話も聞かせてくれる?」
 アルフは暫し沈黙した。エルリィスに過去の事を話すのが嫌な訳ではなかった。ルドにも話した事のない話でどこまで話して良いのか迷っていた。
「いつか・・・・・・な」
「じゃあ話すけど・・・・・・私、人に自分の話をするの慣れてないから下手でも許してね」
 エルリィスは緊張から手近にあった鎖を弄った。
「ああ」


「ねえ、エルリィス、お外をずっと見て何かあるの?」
 そう声を掛けたのはタニアだった。
 タニアはエルリィスの真っ白な肌とは対称的なこんがりと焼けた小麦色の肌をしていて、赤毛の長い髪を頭の後ろで一つに縛っていた。エルリィスとは五歳同士という事もあり、孤児院の中では一番仲の良い女の子だった。
「タニア、あのね、もうすぐ雨が降るの」
「雨?」
 エルリィスが窓から指差した先は雲一つ無く、ただ青く澄みきった空が広がっているだけだった。
「あはは、嘘よ、こんなに晴れているのに雨なんか降るわけがないじゃない」
「えー、そうかなぁ、本当なのになぁ」
 タニアは不思議な事を言うエルリィスを可笑しいと言って笑い続けた。
 しかし、そのタニアの顔色が変わったのは空の色が黒く変わった時だった。エルリィスが雨が降ると言ってから半刻程経った時、見る見るうちに雲が空を覆い大粒の雫が大地を激しく打った。
「大変! 雨だわ、お洗濯物が濡れちゃうわ。さっきまで晴れてたのに・・・・・・」
 大慌てで先生は中庭に出て、数名の子供と一緒に洗濯物を取り込み始めた。
「何で? 何で分かったの?」
 先生達が必死に洗濯物を取り込む様子を見ていたエルリィスにタニアは詰め寄った。
「えっと、昨日と同じだからかな」
 エルリィスは興奮気味なタニアに反して至って冷静にそう答えた。
「昨日? 昨日は雨なんか降ってなかったじゃない」
「え? 降ってたよ? 昨日もああやって先生と皆が慌てて洗濯物を取り込んでて・・・・・・」
 エルリィスはこの時初めて違和感を感じ始めた。
「何言ってるのよ! エルリィスの嘘吐き! 昨日は晴れてた!」
 二人の間には確実に認識のズレが生じていた。だが、エルリィスには何故自分が嘘吐きになるのか、何故自分はタニアと違うのか分かっていなかった。
「嘘じゃ・・・・・・ないもん」
  エルリィスは自信の無さから弱気に言った。エルリィスは今にも涙が溢れそうな程瞳を潤ませ、唇を噛み締めていた。
「・・・・・・はぁ、もういいわよ、きっとただの偶然か夢でも見ただけよ」
 そう言ってタニアはそっぽを向き他の子供達の所に行ってしまった。
「夢・・・・・・?」

 それからも、エルリィスはその日に起こる事を言い当てていたが、段々と周りと距離を感じるようになり、なるべく口に出さないようにしていた。
「ねえ、先生、夢ってなあに?」
 ある日、エルリィスは孤児院で子供達の世話をしている先生に尋ねた。先生は四十代の女性で、若い頃に夫を亡くし、実の子が居ない代わりに身寄りのない孤児を引き取り育てていた。
「あらエルリィス、夢って二つあるのよ。将来したい事と寝ている間に見るものと」
 先生は幼い子特有の好奇心から来る質問にエルリィスでも分かるように答えた。
「寝ている間・・・・・・? 寝ている間に何が見えるの?」
「そうね、エルリィスも寝ている間に見た事がある筈よ? 起きている時と似ているけれど、どこか少し違ったり、丸っきり違ったり、怖いお化けが出たり、懐かしい人に会ったり・・・・・・色々あるけれど・・・・・・ほら、あるでしょう?」
 エルリィスは先生の言う事に一生懸命想像を働かせ、思い出そうとしたがその様な夢を見た事が無かった。先生の言うそれが夢だとしたらエルリィスにとって夢を見た事が無い事になる。
 エルリィスはふるふると頭を左右に振ると先生は困った様な表情を浮かべた。
「寝ている時に何も見てない。ただ、毎日同じ日が二日続くの。一日目は見ているだけなの。もう一人の自分が遊んだり、ご飯食べたりしているけれど見ているだけなの。二日目は一日目と同じ事を今度は自分がするの。先生、私っておかしいのかな? 気持ち悪いって皆がそう言うの。夢を見た事がないせいなの?」
 今にも泣きそうな顔でエルリィスは先生に自分の事を打ち明けた。
「それは本当なの? ならあなたには今日何が起こるのか分かるという事かしら?」
「うん、本当だよ」
「じゃあ、今日の晩ご飯を当ててみて?」
 先生は半信半疑ながらもエルリィスを試した。
「えっとねー、今日の晩ご飯はムクムク鳥のシチューでしょ」
 それを聞いた先生はエルリィスを見る目の色が変わった。貧しい孤児院ではムクムク鳥の料理は一月に一度出るかどうかだった。そして、今日はまさにムクムク鳥のシチューにしようとした矢先だった。先生はエルリィスの両肩に手を置いた。
「エルリィス、大丈夫よ。あなたはおかしくなんかないわ。あなたは二日間同じ日が続くと思っているけれど、一日目が夢なのだから」
「あれが・・・・・・夢?」
 エルリィスはパッと顔を上げた。自分も夢を見ていた事と先生に大丈夫と言って貰えた事に心から安堵した。
「そうよ、予知夢と言うのよ。でもね、この事は他の子供達に言っては駄目よ」
「え・・・・・・何で?」
「世の中はね、未来なんて知らない方が良い事もあるのよ? 先に知ってしまったらつまらないでしょう? だからこれは二人だけの秘密よ、約束・・・・・・ね?」
 確かに、エルリィスはいつも現実でこの先何が起こるのかが分かる事に退屈さを感じていた。
「うん、分かった!」
 エルリィスが無垢な笑顔を先生に向けると先生は聖母の様な笑みを返した。

 先生の言い付け通り、エルリィスは予知夢の内容を誰にも言わなくなった。自然と周りから気持ち悪いと言われる事もなくなった。
 暫く経った頃、転機が訪れた。切っ掛けがあるとしたら、タニアが孤児院を去った時からだった。
「タニア、行っちゃうの?」
「うん、やっとここから出る事が出来る・・・・・・」
 孤児院に預けられている子供達は時に養子として引き取られていく事もあった。それがタニアの番だった。
 タニアは孤児院の皆に囲まれて最後の別れを惜しんでいた。タニアはエルリィスを見つけると声を掛けた。
「エルリィス・・・・・・、寂しくなるけど元気でね。あんたも早く幸せになるのよ」
「タニア! 待って! 置いていかないで」
 エルリィスの願いは叶わず、タニアは「じゃあね」と言って養父母に手を引かれて馬車に乗せられた。
「待って、嫌だよ」
 エルリィスは泣きながらタニアの後を追った。一生懸命走ったが馬車の速さに追い付ける筈もなかった。だが、気が付くとエルリィスは遠く離れたタニアの新居に辿り着いていた。時は夕刻、一体どの位走ったかも覚えていなかった。しかし、体はちっとも疲れていなかった。
 目の前には今まで一度も見た事もない様な白い豪邸がそびえ立ち、明らかに裕福な家だと分かった。
 エルリィスは無我夢中で屋敷に侵入すると耳をつんざく様な悲痛な叫び声が聞こえた。その絶叫はとても甲高く、良く聞き覚えのある声だった。
「タニア・・・・・・?」
 タニアの声に間違いないと確信したエルリィスは声のした方へと走った。
「タニアっ!!」
 声がした部屋を覗くとエルリィスはその部屋の異質さをすぐに感じ取った。様々な調理器具が並んでいる事から厨房だと分かったが、空気が重く何より血生臭さが鼻をついた。
 エルリィスは恐る恐る中に入っていくと部屋の奥に男が居て服装からもこの屋敷の料理人なのだと分かった。その男の手には赤く濡れた大きな鉈が握られていた。その切っ先からポタリポタリと雫が落ち、男の足元は緋色に染め上げられていた。
「変わったご主人様だで、白も黒も味なんて変わらんだで・・・・・・」
 そう言って男は大きく腕を振り上げ、勢い良くその腕を下ろした。刃が悲鳴を上げるのではないかと思う程、鈍くて、不快で、大きな軋む音をさせながら男はそれを切り落とした。それはボールの様に台から転がり落ち、男から数歩先で止まった。
「っ!!」
 エルリィスはそれと目が合い絶句した。それは紛れもなくタニアの頭だった。

「いやぁあああぁあっ」
 エルリィスは悲鳴を上げながら飛び起きた。
「もうっ、朝から煩いわね」
 そう言ったのは隣で寝ていたタニアだった。
「タニア! 良かった! タニアぁ」
 エルリィスは泣きじゃくりながらタニアに抱きついた。そして、今しがたの出来事は全て夢なのだと気が付いた。追いつける筈のない馬車を追ってタニアの家に辿り着けたのも夢だからなのだと理解した。エルリィスはあの異様な臭気と、血塗れの部屋と、苦しみに満ちたタニアの死に顔を思い出した。ああ、全然良くなんかなかった。タニアがこのままでは死んでしまう、エルリィスはそう思った。
「なによ、怖い夢でも見たの?」
 タニアは姉の様に慈しんだ表情で、優しくエルリィスの頭を撫でた。
「・・・・・・っちゃダメ」
「え?」
 俯くエルリィスの声が小さくタニアは聞き返した。
 エルリィスはタニアの腕を掴み、手を震わせながら言った。
「行っちゃダメ! あの人達について行ったらダメ」
「何言って・・・・・・」
「行ったらタニアが死んじゃう」
 そう言うと、タニアはエルリィスの手をパシリと振り払った。その顔は先程の柔らかい表情は消え、冷たい表情と変わりエルリィスは驚いた。
「やめてよっ! 夢の話でしょっ?」
「タニア、違うの、本当になるの」
「分かった! 私が先にここから居なくなるのが嫌なんでしょ? 寂しくなるのは分かるけど」
「ち、違う・・・・・・信じて」
 信じて欲しい一心でエルリィスはタニアを説得する言葉を探していた。しかし、何を言ってもいつもエルリィスの夢を信じなかった彼女を怒らせるのは目に見えていた。
「あたしはね、やっとここから出ていくの。新しいお父さんとお母さんはとてもお金持ちなんだって、だからこんな貧乏な生活はもう終わり。だから邪魔しないでよ」
 そう言ってタニアは「じゃあね」と言って部屋を出ていった。
「タニアっ!」
 エルリィスはタニアの後を追った。既に外にはタニアの迎えが来ているのが窓から見えエルリィスは青ざめた。外ではタニアと皆が別れを惜しんでいる所だった。このままでは夢の通りになってしまう。エルリィスは外で養父母と話している先生を見つけると先生の服の裾を掴んだ。
「先生! その人達っ! タニアをっ・・・・・・」
 エルリィスは言葉の続きを紡ごうとしたがそれは妨げられた。先生がエルリィスの後ろに回り、口を手で塞いでいたからだ。抵抗しようにも体をもう一方の腕で抱きしめられ動けなかった。
「エルリィス? お客様に失礼でしょ? さあ皆、タニアとお別れを言って」
 先生がそう言い、あとは夢の通りタニアは養父母に手を引かれ馬車で行ってしまった。エルリィスが発言を許されたのは馬車が遠く遠くに行ってしまった後だった。
「先生! どうして? あの人達はっ」
「エルリィス? 約束を忘れたのかしら? いけない子ね。さ、悪い夢は忘れて家に戻りましょ?」
 そう言って先生はエルリィスの手を引き家に連れ戻した。先生の顔はいつもと変わらない笑顔だったが、エルリィスは違和感を感じずにはいられなかった。今すぐにでもタニアを追い掛けなければと思ったが、先生の手を振り払うことも出来ず、連れて行かれたのはいつもの部屋ではなく物置部屋だった。
「悪い子にはお仕置きが必要ね、暫くそこで大人しくしていて頂戴」
「待って!」
 先生はピシャリと戸を閉めると外から鍵を掛けた。
「ここを開けてっ! タニアが死んじゃう!」
 エルリィスは泣きながら叫んだ。叫んで、叫んで、叫び続けた。だが、物置部屋から出られたのは声も涙も枯れ果てた翌日で、結局タニアを助ける事は出来なかった。

 それから、孤児院の子供が誰かに引き取られる度、エルリィスは今までなら夢の中でついて行くこともなかったが、タニアの一件から様子を見に行くようにした。その日が来ると決まってエルリィスは物置部屋に閉じ込められるので自由に動けるのは夢の中だけだった。
 ある子は貧しい農村で奴隷の様に朝から晩まで働かされ、ある子は幼児趣味な貴族の性玩具として扱われ、ある子は学者の実験体として飼われ、ある子は快楽殺人鬼の元へ連れていかれ、ある子はとある村の生贄として選ばれ、どの子も悲惨な運命を辿っていた。偶然にしては出来すぎている。そう思った時には既に孤児院にはエルリィスしか残っていなかった。
 そして、ついにエルリィスの番がやって来た。
「エルリィス、さよならの時が来たわね」
「先生、どうして皆を・・・・・・」
 その先の言葉を言うには自信が無く、エルリィスは言い淀んだ。なんとなく、答えは分かっていたが信じている先生をその答えに当てはめたくはなかった。
「あら、どうしてか知りたいのかしら?」
 先生の表情は笑っていたが、どこか温度が無くお面のように貼り付けたような笑顔だった。そしてエルリィスは考えていた答えに近づいていくのが内心恐ろしくなった。
「良いわ、あなたとは今日で最後だし、教えてあげる。先生はね、子供が大好きだったの。あなた達の事も大好きだったわ。でもね、もう疲れてしまったの。いつも貧しくて、苦しくて、寄付金だけじゃ碌な服も食べ物も与えてあげられない。あなたなら知ってたでしょ? ムクムク鳥が食卓に出るのは誰かが居なくなる前の日だって」
 先生の言う様にエルリィスはその事に気が付いていた。子供達は最後のご馳走とも知らず美味しそうに食べていた。
「でもね、こんな生活ももうお終い。全部あなたのお陰よエルリィス。だってね、あなたが一番高く売れたの。何もしなくても一生遊んで暮らせる位にね」
 ああ、やはりそうだったとエルリィスは落胆した。先生は子供達を生活難から売り捌いていたのだ。エルリィスは最後まで先生を信じたかった。信じていたかった。エルリィスは押し黙り、目から大粒の涙が零れた。
「どう? 答えを聞いて満足したでしょう? さあ、これでお別れよ」
 先生は孤児院の扉を開けると追い出す様にエルリィスの背中を押した。眼前には明らかに上質な服を着た貴族の様な格好をした男と、数人の兵が居た。兵士に無理矢理手を引かれて馬車に乗せられる時、後ろを振り返るとそこにはエルリィスの知る先生の顔は無かった。

 エルリィスはこの出来事を夢で知ると、孤児院を出る当日、先生に真実を聞く事はしなかった。もうする必要もなかった。泣くでもなく、抵抗するでもなく、逃げ出すでもなく、己が運命を受け入れた。得られたものと言えば、馬車に乗る時に振り返ると、そこには欲に塗れた人間の醜い顔ではなく、いつもの聖母の様な顔をした先生が手を振っていた事位だった。
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