10 / 31
探索
しおりを挟む
アルフはエルリィスと分かれた後、寝静まった城内を探索していた。目的はただ一つ、呪いを解く手掛かりを探す為だった。
アルフはルドの話を思い出しながら、呪いの核がどんな物なのか想像した。宝石の様な物なのか、それとも装飾品の様な物なのか、宝剣の様な物なのか・・・・・・。大きさも、形もどんな物か分からないだけに、ただただ闇雲に探すしかなかった。
暗闇の中、ランプの灯を頼りに引き出しや金庫等を片っ端から開けていくも、それらしき物も、手掛かりになる様な物も何も出てきはしなかった。
「おい、そこのドブネズミ、もっと具体的な特徴とか手掛かりは無いのかよ」
アルフは足元を並走するネズミに、何も見つからない苛立ちを精一杯抑え、小声で話し掛けた。勿論、アルフは動物愛好家でもなく、ネズミに独り言を呟く趣味もなかった。その薄汚いネズミの首には魔法陣が描かれた札が掛けられていた。
「それが私に分かっていたら、とっくのとうにお伝えしてるに決まってるじゃないですか」
「ああ、そうだったよなぁ、不完全な事典様よぉ」
アルフは八つ当たりしたい衝動にかられネズミをグリグリと踏みつけた。
「ああっ、やめて下さい! 動物虐待反対!」
ネズミを操るルドには痛みなどは無かったが、呪符が取れたりすれば術は消えてしまう。
「もう、チュータ君が可哀想じゃないですか」
ネズミは乱れた毛並みを整える為に毛繕いし始めた。この術は完全に動物を操っているのでは無く、ルドが操っていない時間があると、動物達が本来持つ本能的動作が生じていた。
「お前、ネズミに名前まで付けてるのか・・・・・・」
「動物と仲良くならないとこの術は掛けられないんです。それより、あの娘は何と言ってたのですか? 我々がこうやって探していても本人にその意思が無ければ意味が無いですよね」
ふとアルフは足を止めた。
--時は数刻前
「お前はこの城から出たいと思わないのか?」
アルフはエルリィスにそう尋ねた。エルリィスにとってはあの少年から聞いたばかりの台詞だった。
「無理よ、知っているでしょう? この呪具の事を・・・・・・」
「ああ、色々調べさせて貰った。そいつを外せれば良いんだろ?」
「そんなの・・・・・・一体どうやって外すと言うの?」
「さあな、今の所何も策は無い」
その言葉に嘘は無かった。正確には『確実な策は』だった。実際アルフの脳裏では解決方法に繋がる策はいくつか考えていた。
「なら変に期待させないで・・・・・・。もうこれ以上絶望するのは嫌なの。オルディンは狡猾で屈強な男よ、簡単に出し抜けると思っているのならやめた方がいいわ。あなたの為にも・・・・・・」
「つまんねえな・・・・・・」
アルフは小さく呟いた。
「えっ?」
オルディンに勝てないと思われている事、ここから出るのを諦めている事、アルフにとって全てが面白くなかった。
「もっと見どころのある奴だと思ったんだが、とんだ奴隷精神だな。そんなにここが好きなら一生居るといい」
アルフは後ろを向いてそう言った。
「アルフ! 私は・・・・・・」
エルリィスが何かを言おうとしていたが、アルフは聞く耳を持たずそのまま牢獄を去った。
「あーーーくそっ!!」
アルフはエルリィスとのやり取りを思い出して壁を拳で強く叩いた。
「ちょ、ちょっと若様! そんな事したら・・・・・・」
ルドが慌てていると丁度城の者が駆け寄ってくる足音がした。
「誰だ? 誰か居るのか!?」
「ほらよ、出番だぞ」
アルフ小声でそう言いながらネズミを扉の方に蹴りやった。
「ああっ、酷い・・・・・・えーと、チューチュー」
ルドはネズミの声を真似た。ネズミがネズミの声を真似ると言う奇妙で滑稽な様子にアルフは声を出すのを我慢しながら笑った。
「なんだ、ネズミか、驚かせやがって」
そう言ってその者は引き返して行った。
「良し、上手くやり過ごしたか」
「良し、じゃないですよ。全く、私の声真似が似ていたから良かったものの、バレたらどうするんですか、もっと慎重に探さないと」
ルドの操るネズミはアルフの前で仁王立ちして言った。
「それにしてもこれは拉致があかねえな」
「まあ、砂漠に落ちている針を探す様なものですからねぇ」
「今の状況なら針の方がまだマシだ」
アルフとルドは城の入れるところはあらかた探し尽くしていた。城には鍵の掛かった部屋も多かったが、アルフの手に掛かれば朝飯前だった。それでも見つからないのはただ漠然と探しているからだという事もアルフは理解していた。
アルフはランプが照らす床を見つめながら言った。
「取り敢えず出直すぞ。こう暗くては見つかる物も見つからないかもしれないしな」
「やれやれ、昼間の方が人目につきやすいから危険では? まあ、昼間でも見つかる気は全くしませんがね」
アルフはネズミをグリグリと踏みつけながらもずっと考え事をしていた。核とはどんな物なのか。これだけ探しても見つからないのに、本当に実在するのか。奴ならどこに隠すのか。思考は纏まらないままアルフは城を離れた。
一方、アルフ達が城を探索を開始する少し前。城で一番高い塔の屋根の上にてトレインが寝袋を片手に佇んでいた。
「今日の寝床はこの辺で良いかなぁ。随分高さがあるし、見つからないとは思うけど、落っこちたら死ぬのかなぁ」
そんな事を一人で呟きながらいそいそと寝支度をして、寝袋にすっぽり入ると「お休みなさい」と言って寝てしまった。
アルフはルドの話を思い出しながら、呪いの核がどんな物なのか想像した。宝石の様な物なのか、それとも装飾品の様な物なのか、宝剣の様な物なのか・・・・・・。大きさも、形もどんな物か分からないだけに、ただただ闇雲に探すしかなかった。
暗闇の中、ランプの灯を頼りに引き出しや金庫等を片っ端から開けていくも、それらしき物も、手掛かりになる様な物も何も出てきはしなかった。
「おい、そこのドブネズミ、もっと具体的な特徴とか手掛かりは無いのかよ」
アルフは足元を並走するネズミに、何も見つからない苛立ちを精一杯抑え、小声で話し掛けた。勿論、アルフは動物愛好家でもなく、ネズミに独り言を呟く趣味もなかった。その薄汚いネズミの首には魔法陣が描かれた札が掛けられていた。
「それが私に分かっていたら、とっくのとうにお伝えしてるに決まってるじゃないですか」
「ああ、そうだったよなぁ、不完全な事典様よぉ」
アルフは八つ当たりしたい衝動にかられネズミをグリグリと踏みつけた。
「ああっ、やめて下さい! 動物虐待反対!」
ネズミを操るルドには痛みなどは無かったが、呪符が取れたりすれば術は消えてしまう。
「もう、チュータ君が可哀想じゃないですか」
ネズミは乱れた毛並みを整える為に毛繕いし始めた。この術は完全に動物を操っているのでは無く、ルドが操っていない時間があると、動物達が本来持つ本能的動作が生じていた。
「お前、ネズミに名前まで付けてるのか・・・・・・」
「動物と仲良くならないとこの術は掛けられないんです。それより、あの娘は何と言ってたのですか? 我々がこうやって探していても本人にその意思が無ければ意味が無いですよね」
ふとアルフは足を止めた。
--時は数刻前
「お前はこの城から出たいと思わないのか?」
アルフはエルリィスにそう尋ねた。エルリィスにとってはあの少年から聞いたばかりの台詞だった。
「無理よ、知っているでしょう? この呪具の事を・・・・・・」
「ああ、色々調べさせて貰った。そいつを外せれば良いんだろ?」
「そんなの・・・・・・一体どうやって外すと言うの?」
「さあな、今の所何も策は無い」
その言葉に嘘は無かった。正確には『確実な策は』だった。実際アルフの脳裏では解決方法に繋がる策はいくつか考えていた。
「なら変に期待させないで・・・・・・。もうこれ以上絶望するのは嫌なの。オルディンは狡猾で屈強な男よ、簡単に出し抜けると思っているのならやめた方がいいわ。あなたの為にも・・・・・・」
「つまんねえな・・・・・・」
アルフは小さく呟いた。
「えっ?」
オルディンに勝てないと思われている事、ここから出るのを諦めている事、アルフにとって全てが面白くなかった。
「もっと見どころのある奴だと思ったんだが、とんだ奴隷精神だな。そんなにここが好きなら一生居るといい」
アルフは後ろを向いてそう言った。
「アルフ! 私は・・・・・・」
エルリィスが何かを言おうとしていたが、アルフは聞く耳を持たずそのまま牢獄を去った。
「あーーーくそっ!!」
アルフはエルリィスとのやり取りを思い出して壁を拳で強く叩いた。
「ちょ、ちょっと若様! そんな事したら・・・・・・」
ルドが慌てていると丁度城の者が駆け寄ってくる足音がした。
「誰だ? 誰か居るのか!?」
「ほらよ、出番だぞ」
アルフ小声でそう言いながらネズミを扉の方に蹴りやった。
「ああっ、酷い・・・・・・えーと、チューチュー」
ルドはネズミの声を真似た。ネズミがネズミの声を真似ると言う奇妙で滑稽な様子にアルフは声を出すのを我慢しながら笑った。
「なんだ、ネズミか、驚かせやがって」
そう言ってその者は引き返して行った。
「良し、上手くやり過ごしたか」
「良し、じゃないですよ。全く、私の声真似が似ていたから良かったものの、バレたらどうするんですか、もっと慎重に探さないと」
ルドの操るネズミはアルフの前で仁王立ちして言った。
「それにしてもこれは拉致があかねえな」
「まあ、砂漠に落ちている針を探す様なものですからねぇ」
「今の状況なら針の方がまだマシだ」
アルフとルドは城の入れるところはあらかた探し尽くしていた。城には鍵の掛かった部屋も多かったが、アルフの手に掛かれば朝飯前だった。それでも見つからないのはただ漠然と探しているからだという事もアルフは理解していた。
アルフはランプが照らす床を見つめながら言った。
「取り敢えず出直すぞ。こう暗くては見つかる物も見つからないかもしれないしな」
「やれやれ、昼間の方が人目につきやすいから危険では? まあ、昼間でも見つかる気は全くしませんがね」
アルフはネズミをグリグリと踏みつけながらもずっと考え事をしていた。核とはどんな物なのか。これだけ探しても見つからないのに、本当に実在するのか。奴ならどこに隠すのか。思考は纏まらないままアルフは城を離れた。
一方、アルフ達が城を探索を開始する少し前。城で一番高い塔の屋根の上にてトレインが寝袋を片手に佇んでいた。
「今日の寝床はこの辺で良いかなぁ。随分高さがあるし、見つからないとは思うけど、落っこちたら死ぬのかなぁ」
そんな事を一人で呟きながらいそいそと寝支度をして、寝袋にすっぽり入ると「お休みなさい」と言って寝てしまった。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる