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悪夢
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フードを被った男は寝静まる城内を一人歩いていた。
兵も侍従も皆寝ているお陰で男は目的の部屋に難なく辿り着いた。
そこは城でも特に豪華な装飾があしらわれた部屋で、まさにオルディンの部屋だった。
扉を開け、真っ直ぐにオルディンの寝台に近付いた。
オルディンは男が部屋に侵入した事に気が付く事もなく、静かな寝息を立て、起きる様子は微塵もなかった。
男はオルディンの苦悶に満ちた寝顔を見て、少し考えると懐から短刀を取り出し、迷いも無く垂直にそれをオルディンの頭めがけて振り下ろした。
その刹那、オルディンはカッと目を見開き、頭を横にそらし、男の腹に蹴りを食らわした。そしてすぐに寝台から飛び起きた。
男は床に倒れると、小さく笑い声を漏らした。
「どういうつもりだ? ガンダーヴ!」
「ククククク・・・・・・流石ですねぇ。寝込みを襲おうとすれば返り討ちにされるという噂は本当だった様ですね」
「この儂を裏切るつもりか?」
オルディンは寝台の傍に置いてあった護身用の短剣を掴み、剣を抜いた。
「それも面白いかと思ったんですがねぇ・・・・・・、こちらとしては感謝して欲しい所ですよ。貴方の命を救って差しあげたのですから」
「何?」
オルディンはガンダーヴの言う事が良く分からずその剣先をガンダーヴに向けた。
「嘘だとお思いになるのならその枕の下を見なされ」
オルディンは燭台に灯りをつけると、ガンダーヴを警戒しつつも短刀の刺さった枕の下を覗き見た。
そこには短刀で一突きにされた何かの紙があった。
「何だ? これは・・・・・・」
紙を取り出そうとするも、その紙はボロリと崩れ塵と化した。
「恐らく、呪具・・・・・・の一種でしょうな。不思議な力を感じたので来てみれば、更に不可思議な事に、この世の物とは思えぬ呪具の様で実に興味深い・・・・・・」
「これに一体どんな呪いがあると言うのだ?! 一体どこの誰が・・・・・・まさかっ! あの小僧の仕業か?」
「呼んだか?」
突然の声にオルディンは声のした方を向いた。
声の主は部屋の奥の火の消えた暖炉上に腰掛けていた。
「貴様! やはりお前か!」
アルフはガンダーヴが来るよりもずっと前、夢具をオルディンに仕掛けてからずっと気配を消し、事の成り行きを見詰めていた。
「小僧、儂に何をした?!」
「何を? 時期に分かる」
そう言うとオルディンは急に体の自由がきかなくなり、手にしていた剣で左腕を斬りつけた。
「ぐがぁっ」
その様子を見てアルフは口元を釣り上げた。
「ほお、これは面白い。暫く傍観させてもらおうかのう」
「ガン・・・・・・、ダーヴめ」
オルディンは恨みがましくガンダーヴを睨んだが、自分の腕を傷つけようとするのを震える手で押さえ、抗う事で必死だった。
オルディンには、この後何が起こるのかが既に分かっていた。
時は数刻遡り、アルフはロギと取引をして黒い箱から新しい夢具を取り出した。
その夢具は黄金色で王冠を頭に乗せ、杖を持ったバクの形をしていた。
「それで? 今度は何の夢具なんだ?」
アルフはトレインとロギに紙切れをぞんざいにペラペラと見せつけた。
「ああああああーー!!」
トレインとロギは夢具を見るなり二人同時に壊れた人形の如く叫び出した。
「な、なんだよ、うるせーな・・・・・・」
アルフはあまりの煩さに掌で耳を塞いだ。
「そ、そ、そ、それ! ちょっと! なんでそんなのがここにあるんですか!」
「いや、だってよー、こん中に一千万種位夢具入ってるけど、たったの一枚しか入ってないのにまさか引くなんて思わないじゃん?」
トレインとロギは二人で方を並べ、ヒソヒソと話しだした。
「いやいやいやいや、そう言う問題じゃないですよ! だってそれ、うちの博物館にあるようなやつですよね。所謂禁忌と指定されてる夢具じゃないですか!」
「だーかーらー、引かれるとは思ってなかったんだもん」
ロギは冷や汗を流しながらもトレインの追及に開き直って言った。
「だもんじゃないですよ。アルフさんには事情を言って無しにしてもらいましょう!」
「おい、泣いても笑っても一回コッキリなんじゃなかったのかよ」
後ろから話を聞いていたアルフは凄みを利かせた声でそう言った。
そのアルフの顔はゴロツキの悪にも負けない形相だった。
「あわわわ、アルフさん、これには事情が・・・・・・むぐ」
そう言うトレインの口をロギは再び塞いだ。
「いや、男に二言はねえ。存分に使うがいい!」
「ちょっと! いいんですか? そんな事言って!」
「その方が面白いだろー? あの夢具は上の人間も存在を知らねえ秘蔵品だ。バレなきゃいい」
「もう、またそれですか」
「おい、これそんなにヤバい代物なのか?」
アルフは国宝級の様な、曰く付きの様な夢具を訝しげに見詰めた。
どれだけ二人が言い合おうと、アルフにとってはやはりただの紙切れにしか見えなかった。
「いいですか、アルフさん! ロギ様はそう言いますが扱いには十分気を付けて下さい! その夢具は禁忌中の禁忌! 神の夢具と言われていて、別名正夢の夢具とも呼ばれています」
「正夢・・・・・・?」
「ええ、夢で見た事を現実にしてしまう夢具です。たわいのない日常からとんでもない非日常まで、なんでも夢の通りになります。昔、その夢具を偶然手にした少年がその夢具を使った所、夢で隕石が落ちる夢を見たそうです。そしてその夢は現実となり、その星は滅びたそうです・・・・・・」
トレインがそう言うのを聞き、アルフはすぐにこの夢具の恐ろしさを理解した。それと同時にとある事を思いついた。
「なるほどな、確かに恐ろしい代物だな。だが、さっきの話からすればこちらが見せたい夢を指定する事も出来るんじゃないか?」
アルフがそう言うと、ロギは口角を上げて悪魔の様な笑みを浮かべた。
「ほう、なかなか飲み込みが早いじゃねぇか。そうこなくっちゃあなー」
「お察しの通り、夢具の裏に見せたい内容を書けばその通りになります。ただし、この狭い紙に書けるだけの内容と、正確に書く事と言う制約があり、また、夢具を使う人物が途中で目覚めてしまうと夢を見た所までしか現実になりません」
「なるほど・・・・・・」
夢具の使い方を一通り聞くと、アルフは顎に手をやり考えた。
「なら、あの野郎に最高の悪夢ってやつを見せてやろうじゃねえか」
アルフは夢具の裏に書けるだけの事を書いた。
成功率を考えるなら自分で使うのが正攻法だったが、それを無視してまでオルディンに使わせたのは、ただ単に悪夢を見せると言う嫌がらせをしたかったからだった。
例え、それが想定外の事で失敗しようとも、力づくでオルディンを倒すつもりだった。
理由は一つ、その方が面白いからだった。
その計画をトレインに話した時、ロギと思考が良く似ていると呆れられた。
「こ、ぞう・・・・・・おのれ・・・・・・・・・・・・ぐぅうああああ!」
オルディンは己の決められた運命に抗う事も叶わず、剣で左腕を抉ると夥しい量の血と共に、何かが床に落ち、それは金属質の透き通るような音を奏でた。
それはエルリィスの呪具と同じ紋章が柄の先に描かれた金色の鍵だった。
オルディンは剣を捨て、震える手で鍵を拾い上げると強く握り締めた。アルフはその様子を面白そうにじっと眺め、せせら笑いを浮かべていた。
「ク、ソがああああああっ!」
オルディンは目に見えぬ糸に操られる様な感覚に抗いつつも、最終的にはそれに屈し、鍵をアルフに投げつけた。アルフはその鍵を空中で片手で掴むとしてやったり顔で言った。
「鍵をどーも」
「これで・・・・・・、これで勝ったと思うなよっ!」
「ふん、俺は勝つつもりだが?」
床に落ちている短剣をオルディンは拾い、両手で強く握った。オルディンはこの世の全てを呪い、恨み、憎しみに満ちた顔をしていた。
そして、それをゆっくりと上に持ち上げ、くるりと向きを変えた。剣の切っ先は真っ直ぐにオルディン自身の首元に向かっていた。
兵も侍従も皆寝ているお陰で男は目的の部屋に難なく辿り着いた。
そこは城でも特に豪華な装飾があしらわれた部屋で、まさにオルディンの部屋だった。
扉を開け、真っ直ぐにオルディンの寝台に近付いた。
オルディンは男が部屋に侵入した事に気が付く事もなく、静かな寝息を立て、起きる様子は微塵もなかった。
男はオルディンの苦悶に満ちた寝顔を見て、少し考えると懐から短刀を取り出し、迷いも無く垂直にそれをオルディンの頭めがけて振り下ろした。
その刹那、オルディンはカッと目を見開き、頭を横にそらし、男の腹に蹴りを食らわした。そしてすぐに寝台から飛び起きた。
男は床に倒れると、小さく笑い声を漏らした。
「どういうつもりだ? ガンダーヴ!」
「ククククク・・・・・・流石ですねぇ。寝込みを襲おうとすれば返り討ちにされるという噂は本当だった様ですね」
「この儂を裏切るつもりか?」
オルディンは寝台の傍に置いてあった護身用の短剣を掴み、剣を抜いた。
「それも面白いかと思ったんですがねぇ・・・・・・、こちらとしては感謝して欲しい所ですよ。貴方の命を救って差しあげたのですから」
「何?」
オルディンはガンダーヴの言う事が良く分からずその剣先をガンダーヴに向けた。
「嘘だとお思いになるのならその枕の下を見なされ」
オルディンは燭台に灯りをつけると、ガンダーヴを警戒しつつも短刀の刺さった枕の下を覗き見た。
そこには短刀で一突きにされた何かの紙があった。
「何だ? これは・・・・・・」
紙を取り出そうとするも、その紙はボロリと崩れ塵と化した。
「恐らく、呪具・・・・・・の一種でしょうな。不思議な力を感じたので来てみれば、更に不可思議な事に、この世の物とは思えぬ呪具の様で実に興味深い・・・・・・」
「これに一体どんな呪いがあると言うのだ?! 一体どこの誰が・・・・・・まさかっ! あの小僧の仕業か?」
「呼んだか?」
突然の声にオルディンは声のした方を向いた。
声の主は部屋の奥の火の消えた暖炉上に腰掛けていた。
「貴様! やはりお前か!」
アルフはガンダーヴが来るよりもずっと前、夢具をオルディンに仕掛けてからずっと気配を消し、事の成り行きを見詰めていた。
「小僧、儂に何をした?!」
「何を? 時期に分かる」
そう言うとオルディンは急に体の自由がきかなくなり、手にしていた剣で左腕を斬りつけた。
「ぐがぁっ」
その様子を見てアルフは口元を釣り上げた。
「ほお、これは面白い。暫く傍観させてもらおうかのう」
「ガン・・・・・・、ダーヴめ」
オルディンは恨みがましくガンダーヴを睨んだが、自分の腕を傷つけようとするのを震える手で押さえ、抗う事で必死だった。
オルディンには、この後何が起こるのかが既に分かっていた。
時は数刻遡り、アルフはロギと取引をして黒い箱から新しい夢具を取り出した。
その夢具は黄金色で王冠を頭に乗せ、杖を持ったバクの形をしていた。
「それで? 今度は何の夢具なんだ?」
アルフはトレインとロギに紙切れをぞんざいにペラペラと見せつけた。
「ああああああーー!!」
トレインとロギは夢具を見るなり二人同時に壊れた人形の如く叫び出した。
「な、なんだよ、うるせーな・・・・・・」
アルフはあまりの煩さに掌で耳を塞いだ。
「そ、そ、そ、それ! ちょっと! なんでそんなのがここにあるんですか!」
「いや、だってよー、こん中に一千万種位夢具入ってるけど、たったの一枚しか入ってないのにまさか引くなんて思わないじゃん?」
トレインとロギは二人で方を並べ、ヒソヒソと話しだした。
「いやいやいやいや、そう言う問題じゃないですよ! だってそれ、うちの博物館にあるようなやつですよね。所謂禁忌と指定されてる夢具じゃないですか!」
「だーかーらー、引かれるとは思ってなかったんだもん」
ロギは冷や汗を流しながらもトレインの追及に開き直って言った。
「だもんじゃないですよ。アルフさんには事情を言って無しにしてもらいましょう!」
「おい、泣いても笑っても一回コッキリなんじゃなかったのかよ」
後ろから話を聞いていたアルフは凄みを利かせた声でそう言った。
そのアルフの顔はゴロツキの悪にも負けない形相だった。
「あわわわ、アルフさん、これには事情が・・・・・・むぐ」
そう言うトレインの口をロギは再び塞いだ。
「いや、男に二言はねえ。存分に使うがいい!」
「ちょっと! いいんですか? そんな事言って!」
「その方が面白いだろー? あの夢具は上の人間も存在を知らねえ秘蔵品だ。バレなきゃいい」
「もう、またそれですか」
「おい、これそんなにヤバい代物なのか?」
アルフは国宝級の様な、曰く付きの様な夢具を訝しげに見詰めた。
どれだけ二人が言い合おうと、アルフにとってはやはりただの紙切れにしか見えなかった。
「いいですか、アルフさん! ロギ様はそう言いますが扱いには十分気を付けて下さい! その夢具は禁忌中の禁忌! 神の夢具と言われていて、別名正夢の夢具とも呼ばれています」
「正夢・・・・・・?」
「ええ、夢で見た事を現実にしてしまう夢具です。たわいのない日常からとんでもない非日常まで、なんでも夢の通りになります。昔、その夢具を偶然手にした少年がその夢具を使った所、夢で隕石が落ちる夢を見たそうです。そしてその夢は現実となり、その星は滅びたそうです・・・・・・」
トレインがそう言うのを聞き、アルフはすぐにこの夢具の恐ろしさを理解した。それと同時にとある事を思いついた。
「なるほどな、確かに恐ろしい代物だな。だが、さっきの話からすればこちらが見せたい夢を指定する事も出来るんじゃないか?」
アルフがそう言うと、ロギは口角を上げて悪魔の様な笑みを浮かべた。
「ほう、なかなか飲み込みが早いじゃねぇか。そうこなくっちゃあなー」
「お察しの通り、夢具の裏に見せたい内容を書けばその通りになります。ただし、この狭い紙に書けるだけの内容と、正確に書く事と言う制約があり、また、夢具を使う人物が途中で目覚めてしまうと夢を見た所までしか現実になりません」
「なるほど・・・・・・」
夢具の使い方を一通り聞くと、アルフは顎に手をやり考えた。
「なら、あの野郎に最高の悪夢ってやつを見せてやろうじゃねえか」
アルフは夢具の裏に書けるだけの事を書いた。
成功率を考えるなら自分で使うのが正攻法だったが、それを無視してまでオルディンに使わせたのは、ただ単に悪夢を見せると言う嫌がらせをしたかったからだった。
例え、それが想定外の事で失敗しようとも、力づくでオルディンを倒すつもりだった。
理由は一つ、その方が面白いからだった。
その計画をトレインに話した時、ロギと思考が良く似ていると呆れられた。
「こ、ぞう・・・・・・おのれ・・・・・・・・・・・・ぐぅうああああ!」
オルディンは己の決められた運命に抗う事も叶わず、剣で左腕を抉ると夥しい量の血と共に、何かが床に落ち、それは金属質の透き通るような音を奏でた。
それはエルリィスの呪具と同じ紋章が柄の先に描かれた金色の鍵だった。
オルディンは剣を捨て、震える手で鍵を拾い上げると強く握り締めた。アルフはその様子を面白そうにじっと眺め、せせら笑いを浮かべていた。
「ク、ソがああああああっ!」
オルディンは目に見えぬ糸に操られる様な感覚に抗いつつも、最終的にはそれに屈し、鍵をアルフに投げつけた。アルフはその鍵を空中で片手で掴むとしてやったり顔で言った。
「鍵をどーも」
「これで・・・・・・、これで勝ったと思うなよっ!」
「ふん、俺は勝つつもりだが?」
床に落ちている短剣をオルディンは拾い、両手で強く握った。オルディンはこの世の全てを呪い、恨み、憎しみに満ちた顔をしていた。
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