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略奪
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オルディンが斧で斬りつけたのはアルフではなくガンダーヴだった。
「ぐあああああっ」
ガンダーヴは左肩から心臓にかけて斬られ、断末魔の悲鳴を上げた。
「なに・・・・・・?」
それはアルフにとっては予想外の出来事だった。
斬られた男はオルディンの従者か仲間なのだろうと考えていたからだ。
「ガンダーヴよ、儂は借りを返さないと申しておったな。それはその通りだ。こうして仇で返すのだからな」
部屋の中にオルディンの下衆な笑い声が響き渡った。
「しいて言うならば、儂直々に永遠の安息をもたらす、それが儂からの礼だ。ありがたく思うが良い・・・・・・、ああ、もう聞こえてはおらぬか」
ガンダーヴは抵抗する間もなく斬られ、夥しい量の血を流して床に倒れていた。
「いきなり仲間割れか?」
アルフはオルディンが次に出る行動に警戒していた。オルディンが癇癪を起こしたとして、無意味に人を殺す事はなかった。ガンダーヴの死には何か理由がある筈だと考えた。
「仲間? この者をそう考えた事は一度たりともない。そう、単なる道具に過ぎない」
オルディンは懐から小さな黒い球体を取り出すとガンダーヴにかざした。
その玉は、ガンダーヴの体から浮かび上がってきた靄を吸い取り、封じ込めた。
「小僧、これが何か分かるか?」
「まさか!」
アルフはオルディンがこれからしようとしている事を察した。
ガンダーヴという男が何かしらの天啓を所持し、その天啓を奪ってオルディンが自分の物にしようとしていると、すぐに理解した。
「おい、冗談だろ、自滅でもする気か?」
「冗談かどうかはその目でしかと見るがいい! ハハハハハハ!」
天啓の力は適性者でないと無理に使おうとするとその身を滅ぼす。そのはずだった。
オルディンはその球体を口から丸呑みにした。
すると、オルディンの体を黒い靄が包み、それはやがてオルディンの体の内に収束していった。
「これだ・・・・・・儂が手にしたかった力だ!」
「どういう事だ・・・・・・」
オルディンはガンダーヴの天啓を手にした。普通なら体が耐えられず死ぬ。だがそうはならなかった。
アルフは仮説として一つの考えが浮かんだ。
オルディンが何かしらの天啓を持っていたと言う事だ。それがどんな天啓なのかルドに聞けばそれらしい天啓は調べられるかもしれないが、今はオルディンがどう出るかに警戒した。そして、厄介な事をしてくる前に早急に倒さなければならないと考えた。
「取り敢えず・・・・・・、死ねい!」
オルディンはアルフに向かって漆黒の影を放った。
その攻撃を見てアルフは右に飛び退き避けた。だが、その影は蛇の様にうねり、長く伸び、アルフを執拗に追った。
「チッ!」
あの影に触れたらどうなるか分からない。この狭い部屋で遠距離の攻撃をされては不利だと考えたアルフは部屋から出ると廊下を走った。向かうは広く戦える場所だ。
「逃がすか!」
オルディンは前を走るアルフの背に向けて一撃二撃と闇を放った。その攻撃をアルフは走りながら右へ左へと正確に避けていく。
「くっ、ちょこまかと・・・・・・」
最悪、少し触れれば死ぬ可能性もある。攻撃を受けるわけにはいかない。アルフは走る速度を上げた。
程なくして、アルフは十分な広さのある広間に出た。ここならばと広間の中央に立ち、後ろを振り返るとオルディンは余裕の笑みを浮かべていた。
「ここなら儂と真っ向から渡り合えると思ってるのか?」
「だったらなんだって言うんだ?」
アルフはオルディンが何か仕掛けてくるだろうと踏んでいたが、焦りの色は決して顔に出さなかった。そして逆に余裕の表情を返してみせた。
「なら残念だったな」
オルディンがそう言うと部屋の四隅の出入口から無数の兵が押し寄せ、アルフはあっという間に周囲を囲まれた。
その兵達は動きが不自然でまるで何かに取り憑かれてでもいるかのようにゆらゆらと歩いていた。
「ふん、またお得意の人海戦術か? もっとも、生きた人には見えないが」
「ふははは、ただ単にお前とじゃれ合いながら追いかけっこをしていたわけではない。その間に死兵を用意した」
「・・・・・・この外道が」
オルディンはアルフを攻撃している間も城全体に居る兵に術を広げ兵を集めていた。
これだけの数の人間を躊躇いもなく死兵に変えてしまった事に、アルフは腹の中から湧き上がる怒りの様なものを感じていた。
兵はすぐにアルフに向かって斬りかかってきた。
「くっ・・・・・・」
兵はゆらゆらしている様で一撃の一撃の剣は重く、受け止めるのがやっとだった。これだけの数を相手に短剣一本では手に負えないと判断したアルフはすぐに二本目の短剣を引き抜いた。
短剣を二本使い兵達を押し切り、間合いを取った。
「兵に必要なものが何か分かるか? 死を恐れぬ事だ。人はすぐ死を恐れる。死にたくない、怪我をしたくないと知らず知らずに力を抑制する。だから儂の手でそやつらを最強にしてやったのだ」
オルディンはそう言って両手を広げ盛大に笑った。
「狂ってやがる」
「さあ、小僧、そいつらはどうせ死んでる身だ。遠慮無く斬るがいい、そして儂を楽しませろ!」
そのオルディンの叫び声と共に兵は一斉にアルフに斬りかかった。
「くそっ」
アルフは様々な方向からやってくる刃をかわすので精一杯だった。以前城で兵に囲まれた時とは段違いの強さだった。数多の刃を曲芸師の如く飛び跳ね、身を捩り、かわしていくが幾度と剣の切っ先がアルフの体や衣服を掠めていく。
そして死兵が攻撃する間もオルディンの手には大きな黒い魔力の塊が作られ、それを分散させるとアルフの上に無数の黒い槍を降らせた。
「死ね死ね死ね死ね!」
アルフは舌打ちをすると槍に当たるまいと部屋を縦横無尽に宙返りしながら避けた。
「ほれほれ、後ろががら空きだぞ」
そう言われてアルフは後ろを見てハッとした。オルディンが放った黒い魔力玉がすぐそばまで飛んで来ていた。アルフは咄嗟に近くの兵を掴むと盾にしてやり過ごしたが玉の圧が強く兵ごと壁に打ち付けられた。
「ぐっ・・・・・・」
盾にしていた兵はオルディンの魔法でボロボロと塵となり崩れた。もし、直撃していたなら確実に死んでいただろうという事にアルフは身の毛がよだった。
「どうした? まだ本気を出さぬのか? あまり勿体ぶってると・・・・・・死ぬぞ?」
「・・・・・・どうやらその様だな」
アルフはそっと瞳を閉じた。そして次に瞳を開いた時には金色の瞳の残像を残して姿を消した。
「なっ、どこに行った?」
アルフは透明人間の様に姿を消したのでも、煙の様に消えたのでもなかった。遥か上のシャンデリアまで跳躍するとそれを踏み台にしオルディン目掛けて短剣を振りかざしながら飛び降りた。
それで一気にオルディンの首を断つつもりだった。
「そこかっ」
だが、オルディンはアルフの攻撃に気が付くと、すぐに上方に向けて魔弾を放った。
「裂空斬!!」
アルフは短剣の刃に風を纏わせ魔弾に向かって放った。
その魔弾とアルフの斬撃は相殺され反動で中心に強風が生まれた。その風で死兵はなぎ倒され、アルフとオルディンは後ろに吹き飛ばされた。
「クククク・・・・・・そうこなくてはな」
二人は正面で見合わせると体勢を整えた。
「ならば儂もそれに応えて本気を出すとしよう」
オルディンの周りにどす黒い影が集まっていた。
アルフはオルディンの次の攻撃に備え、剣を構えた。
「ぐあああああっ」
ガンダーヴは左肩から心臓にかけて斬られ、断末魔の悲鳴を上げた。
「なに・・・・・・?」
それはアルフにとっては予想外の出来事だった。
斬られた男はオルディンの従者か仲間なのだろうと考えていたからだ。
「ガンダーヴよ、儂は借りを返さないと申しておったな。それはその通りだ。こうして仇で返すのだからな」
部屋の中にオルディンの下衆な笑い声が響き渡った。
「しいて言うならば、儂直々に永遠の安息をもたらす、それが儂からの礼だ。ありがたく思うが良い・・・・・・、ああ、もう聞こえてはおらぬか」
ガンダーヴは抵抗する間もなく斬られ、夥しい量の血を流して床に倒れていた。
「いきなり仲間割れか?」
アルフはオルディンが次に出る行動に警戒していた。オルディンが癇癪を起こしたとして、無意味に人を殺す事はなかった。ガンダーヴの死には何か理由がある筈だと考えた。
「仲間? この者をそう考えた事は一度たりともない。そう、単なる道具に過ぎない」
オルディンは懐から小さな黒い球体を取り出すとガンダーヴにかざした。
その玉は、ガンダーヴの体から浮かび上がってきた靄を吸い取り、封じ込めた。
「小僧、これが何か分かるか?」
「まさか!」
アルフはオルディンがこれからしようとしている事を察した。
ガンダーヴという男が何かしらの天啓を所持し、その天啓を奪ってオルディンが自分の物にしようとしていると、すぐに理解した。
「おい、冗談だろ、自滅でもする気か?」
「冗談かどうかはその目でしかと見るがいい! ハハハハハハ!」
天啓の力は適性者でないと無理に使おうとするとその身を滅ぼす。そのはずだった。
オルディンはその球体を口から丸呑みにした。
すると、オルディンの体を黒い靄が包み、それはやがてオルディンの体の内に収束していった。
「これだ・・・・・・儂が手にしたかった力だ!」
「どういう事だ・・・・・・」
オルディンはガンダーヴの天啓を手にした。普通なら体が耐えられず死ぬ。だがそうはならなかった。
アルフは仮説として一つの考えが浮かんだ。
オルディンが何かしらの天啓を持っていたと言う事だ。それがどんな天啓なのかルドに聞けばそれらしい天啓は調べられるかもしれないが、今はオルディンがどう出るかに警戒した。そして、厄介な事をしてくる前に早急に倒さなければならないと考えた。
「取り敢えず・・・・・・、死ねい!」
オルディンはアルフに向かって漆黒の影を放った。
その攻撃を見てアルフは右に飛び退き避けた。だが、その影は蛇の様にうねり、長く伸び、アルフを執拗に追った。
「チッ!」
あの影に触れたらどうなるか分からない。この狭い部屋で遠距離の攻撃をされては不利だと考えたアルフは部屋から出ると廊下を走った。向かうは広く戦える場所だ。
「逃がすか!」
オルディンは前を走るアルフの背に向けて一撃二撃と闇を放った。その攻撃をアルフは走りながら右へ左へと正確に避けていく。
「くっ、ちょこまかと・・・・・・」
最悪、少し触れれば死ぬ可能性もある。攻撃を受けるわけにはいかない。アルフは走る速度を上げた。
程なくして、アルフは十分な広さのある広間に出た。ここならばと広間の中央に立ち、後ろを振り返るとオルディンは余裕の笑みを浮かべていた。
「ここなら儂と真っ向から渡り合えると思ってるのか?」
「だったらなんだって言うんだ?」
アルフはオルディンが何か仕掛けてくるだろうと踏んでいたが、焦りの色は決して顔に出さなかった。そして逆に余裕の表情を返してみせた。
「なら残念だったな」
オルディンがそう言うと部屋の四隅の出入口から無数の兵が押し寄せ、アルフはあっという間に周囲を囲まれた。
その兵達は動きが不自然でまるで何かに取り憑かれてでもいるかのようにゆらゆらと歩いていた。
「ふん、またお得意の人海戦術か? もっとも、生きた人には見えないが」
「ふははは、ただ単にお前とじゃれ合いながら追いかけっこをしていたわけではない。その間に死兵を用意した」
「・・・・・・この外道が」
オルディンはアルフを攻撃している間も城全体に居る兵に術を広げ兵を集めていた。
これだけの数の人間を躊躇いもなく死兵に変えてしまった事に、アルフは腹の中から湧き上がる怒りの様なものを感じていた。
兵はすぐにアルフに向かって斬りかかってきた。
「くっ・・・・・・」
兵はゆらゆらしている様で一撃の一撃の剣は重く、受け止めるのがやっとだった。これだけの数を相手に短剣一本では手に負えないと判断したアルフはすぐに二本目の短剣を引き抜いた。
短剣を二本使い兵達を押し切り、間合いを取った。
「兵に必要なものが何か分かるか? 死を恐れぬ事だ。人はすぐ死を恐れる。死にたくない、怪我をしたくないと知らず知らずに力を抑制する。だから儂の手でそやつらを最強にしてやったのだ」
オルディンはそう言って両手を広げ盛大に笑った。
「狂ってやがる」
「さあ、小僧、そいつらはどうせ死んでる身だ。遠慮無く斬るがいい、そして儂を楽しませろ!」
そのオルディンの叫び声と共に兵は一斉にアルフに斬りかかった。
「くそっ」
アルフは様々な方向からやってくる刃をかわすので精一杯だった。以前城で兵に囲まれた時とは段違いの強さだった。数多の刃を曲芸師の如く飛び跳ね、身を捩り、かわしていくが幾度と剣の切っ先がアルフの体や衣服を掠めていく。
そして死兵が攻撃する間もオルディンの手には大きな黒い魔力の塊が作られ、それを分散させるとアルフの上に無数の黒い槍を降らせた。
「死ね死ね死ね死ね!」
アルフは舌打ちをすると槍に当たるまいと部屋を縦横無尽に宙返りしながら避けた。
「ほれほれ、後ろががら空きだぞ」
そう言われてアルフは後ろを見てハッとした。オルディンが放った黒い魔力玉がすぐそばまで飛んで来ていた。アルフは咄嗟に近くの兵を掴むと盾にしてやり過ごしたが玉の圧が強く兵ごと壁に打ち付けられた。
「ぐっ・・・・・・」
盾にしていた兵はオルディンの魔法でボロボロと塵となり崩れた。もし、直撃していたなら確実に死んでいただろうという事にアルフは身の毛がよだった。
「どうした? まだ本気を出さぬのか? あまり勿体ぶってると・・・・・・死ぬぞ?」
「・・・・・・どうやらその様だな」
アルフはそっと瞳を閉じた。そして次に瞳を開いた時には金色の瞳の残像を残して姿を消した。
「なっ、どこに行った?」
アルフは透明人間の様に姿を消したのでも、煙の様に消えたのでもなかった。遥か上のシャンデリアまで跳躍するとそれを踏み台にしオルディン目掛けて短剣を振りかざしながら飛び降りた。
それで一気にオルディンの首を断つつもりだった。
「そこかっ」
だが、オルディンはアルフの攻撃に気が付くと、すぐに上方に向けて魔弾を放った。
「裂空斬!!」
アルフは短剣の刃に風を纏わせ魔弾に向かって放った。
その魔弾とアルフの斬撃は相殺され反動で中心に強風が生まれた。その風で死兵はなぎ倒され、アルフとオルディンは後ろに吹き飛ばされた。
「クククク・・・・・・そうこなくてはな」
二人は正面で見合わせると体勢を整えた。
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