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8 できちゃった
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「野菜の中の苦味が多いから、その部分を減らして、甘味を増やす…」
「もっとみずみずしいのがいいなぁ」
サラッと要望をいれとこ。
「ふむ。全体的に繊維が多いからね。水分量か…」
ルー兄に日本産野菜を見せたらすぐに作っちゃいそうだな。
ん?私の創造魔法があるじゃないかって?
チッチッチッ、そりゃ無理ってもんだよお嬢さん。
そんなの使ったら面倒な事になるでしょ?他力本願、素晴らしい言葉じゃないか。
誰の目があるか分からない時は、なるべく魔法は小出しにしていく所存です。
「あっルー兄!もしかしたらキャローの赤ちゃんだったら何とかなるかも?」
「キャローの赤ちゃん?種のことかな?……そうか、種の時点で細胞に働きかけるような魔法を作ればいいのかな」
そう呟きながら、畑の近くにある納屋に保管されている種を持ち出し、セラを呼ぶ。
「セラ、手伝って貰ってもいいかな?」
「うん?何をするの?」
「キャローの種を手の平にのせるよ」
小さな楕円形の種を3粒、私の手のひらに置くと、背後から覆い被さるように私を抱きかかえて両手で私の手を包み込んだ。
これなんてゴー〇ト。
ちょっぴり混乱して固まっていると、ルー兄が耳元で囁いた。
「セラの想像するキャローをこの小さな種に伝えるからね。具体的にはっきりと想像してごらん」
うひぃ、10歳にして優しいイケボぉぉ!
「セラ?集中して」
「ふひゃ、はぁぃっ!」
変な声でたーーー!!
耳が妊娠するぅぅぅ!
って言ってみたかった台詞ランキングTOP10に入るやつ!
ごめんなさい。集中します!
美味しくてみずみずしい人参ちゃんにな~れ~!
「種子干渉」
カールが創作した魔法はセラの手の中の種を淡く光らせ、みるみるうちに種は成長し、セラの思う通りのキャローになっていった。
「わぁ……ルー兄、すごい……」
「成功かな?」
「うん…たぶん……できちゃった、ね」
小さな手には大きすぎて、後ろから両手で支えてくれる手のひらが無ければ3本もあるキャローを落としていただろう。
「食べてみる?」
「うん、私が思った通りなら、甘くて美味しいよね!」
「上手くいっていればね」
「ふふっルー兄のこと信じてるもん!」
にぱっと笑顔を後ろのルー兄に見せると、ルー兄は感激したようで、私の頭にグリグリと頬を擦り付けてくる。頭擦れるよー。
日本で見たのと大差ないキャローに、わくわくしながら私はかぶりついた。
パキッシャクッ!
ん~~~!
これだよぉ!人参はこうでなくっちゃあ!!
採れたてだから?……出来たてか?ちゃんとみずみずしいよぉ!
日本でも新鮮な人参やキュウリや大根で野菜スティックサラダ食べてたんだよぉ!
マヨネーズも恋しくなるじゃんかぁ!
うるうると泣きそうになりながらシャクシャク食べていると、ルー兄も頭をすりすりするのを止めて、私が食べていたキャローにかぶりついた。
や、顔近いから。
「うわ、美味しい……これはヤバいね」
私は先端を食べていたが、ルー兄は横からかぶりついている。
マジで顔近いって。でもアップに耐えられる顔しゅごい。
傍から見たらすごい絵面なんですが…。
誰も周りにいないから、まあ、いっか!
「もっとみずみずしいのがいいなぁ」
サラッと要望をいれとこ。
「ふむ。全体的に繊維が多いからね。水分量か…」
ルー兄に日本産野菜を見せたらすぐに作っちゃいそうだな。
ん?私の創造魔法があるじゃないかって?
チッチッチッ、そりゃ無理ってもんだよお嬢さん。
そんなの使ったら面倒な事になるでしょ?他力本願、素晴らしい言葉じゃないか。
誰の目があるか分からない時は、なるべく魔法は小出しにしていく所存です。
「あっルー兄!もしかしたらキャローの赤ちゃんだったら何とかなるかも?」
「キャローの赤ちゃん?種のことかな?……そうか、種の時点で細胞に働きかけるような魔法を作ればいいのかな」
そう呟きながら、畑の近くにある納屋に保管されている種を持ち出し、セラを呼ぶ。
「セラ、手伝って貰ってもいいかな?」
「うん?何をするの?」
「キャローの種を手の平にのせるよ」
小さな楕円形の種を3粒、私の手のひらに置くと、背後から覆い被さるように私を抱きかかえて両手で私の手を包み込んだ。
これなんてゴー〇ト。
ちょっぴり混乱して固まっていると、ルー兄が耳元で囁いた。
「セラの想像するキャローをこの小さな種に伝えるからね。具体的にはっきりと想像してごらん」
うひぃ、10歳にして優しいイケボぉぉ!
「セラ?集中して」
「ふひゃ、はぁぃっ!」
変な声でたーーー!!
耳が妊娠するぅぅぅ!
って言ってみたかった台詞ランキングTOP10に入るやつ!
ごめんなさい。集中します!
美味しくてみずみずしい人参ちゃんにな~れ~!
「種子干渉」
カールが創作した魔法はセラの手の中の種を淡く光らせ、みるみるうちに種は成長し、セラの思う通りのキャローになっていった。
「わぁ……ルー兄、すごい……」
「成功かな?」
「うん…たぶん……できちゃった、ね」
小さな手には大きすぎて、後ろから両手で支えてくれる手のひらが無ければ3本もあるキャローを落としていただろう。
「食べてみる?」
「うん、私が思った通りなら、甘くて美味しいよね!」
「上手くいっていればね」
「ふふっルー兄のこと信じてるもん!」
にぱっと笑顔を後ろのルー兄に見せると、ルー兄は感激したようで、私の頭にグリグリと頬を擦り付けてくる。頭擦れるよー。
日本で見たのと大差ないキャローに、わくわくしながら私はかぶりついた。
パキッシャクッ!
ん~~~!
これだよぉ!人参はこうでなくっちゃあ!!
採れたてだから?……出来たてか?ちゃんとみずみずしいよぉ!
日本でも新鮮な人参やキュウリや大根で野菜スティックサラダ食べてたんだよぉ!
マヨネーズも恋しくなるじゃんかぁ!
うるうると泣きそうになりながらシャクシャク食べていると、ルー兄も頭をすりすりするのを止めて、私が食べていたキャローにかぶりついた。
や、顔近いから。
「うわ、美味しい……これはヤバいね」
私は先端を食べていたが、ルー兄は横からかぶりついている。
マジで顔近いって。でもアップに耐えられる顔しゅごい。
傍から見たらすごい絵面なんですが…。
誰も周りにいないから、まあ、いっか!
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