前世アラサー独身、異世界では王太子の教育係として「恋愛感情」を教えています

cotonoha garden

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第28話 隣の席を誰が選ぶ?

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 “殿下の隣の席”は、最初から私のものじゃない。 
 そう頭では分かっていても、その席が目の前に用意されると、想像していたよりずっと息苦しかった。 
 
 ◇◇◇ 
 
 春季祝典まで、あと七日。 
 
 午前中の連絡で、私は王妃陛下の私室に呼ばれていた。 
 
 「ミサ、来てくれてありがとう」 
 
 王妃陛下は、テーブルの上に広げた紙を指で押さえながら微笑んだ。 
 
 「今日は祝典当日の“席順”について、少し相談したくて」 
 
 「席順……でございますか」 
 
 よく見ると、そこには大広間の座席図が描かれている。 
 中央の高座、その左右に伸びる長いテーブル。 
 
 「はい。 
 祝典の後半、“師と弟子の別れ”の劇の前に、 
 各家のご令嬢方と殿下が同じ席につく“社交の時間”を設けることにしました」 
 
 (ああ、来たか) 
 
 王太子妃候補たちの顔合わせ。 
 祝典は、どうやらその場でもあるらしい。 
 
 「こちらが王家の席。 
 レオン、その隣に主要候補のご令嬢。 
 そのまた隣に各家のご家族」 
 
 王妃陛下の指先が、すらりと座席図をなぞる。 
 
 「そして、ここに――」 
 
 指は、王家席の少し斜め後ろで止まった。 
 
 「“殿下付き教育係”の席を用意しました」 
 
 「……私の、席」 
 
 その位置は、高位の貴族たちの真正面ではない。 
 けれど王家の席のすぐ後方で、 
 殿下の様子も、候補のご令嬢方の顔もよく見える場所だった。 
 
 「殿下の隣ではありません。 
 でも、“何かあったときにすぐ声をかけられる距離”には置いておきたいの」 
 
 王妃陛下は、少しだけ苦笑する。 
 
 「あなたがいないと、あの子はたぶん台詞を忘れるわ」 
 
 「そんな……」 
 
 否定しながらも、胸の奥が少しだけ温かくなる。 
 
 「ただ、この席順については、 
 先日もお会いした侯爵夫人や他の方々から、 
 きっと何かしらの意見が出るでしょう」 
 
 (ですよね) 
 
 「“教育係が殿下の席のあまり近くにいるのはいかがなものか”と?」 
 
 私の問いに、王妃陛下は「正直ね」と笑った。 
 
 「だからこそ、決めるのは私たち王家側でなければならないのよ。 
 
 ミサ。 
 あなたは、この位置に“立てますか”?」 
 
 “座りますか”ではなく、“立てますか”。 
 
 選択を迫られているというより、 
 自分で「ここに立ちたい」と言えるかどうかを問われている気がした。 
 
 (斜め後ろでも、隣でもない。 
 昨日、自分で選んだ舞台上の位置にどこか似ている) 
 
 「……はい」 
 
 私は、紙の上の小さな丸印を見つめながら答えた。 
 
 「ここに、立たせてください」 
 
 王妃陛下の目が、柔らかく細められる。 
 
 「ええ。 
 
 “殿下の隣”は、 
 いつか彼自身が選ぶ誰かのために空けておかなければならない。 
 
 でも、“殿下のすぐ後ろ”に、 
 あなたのような人が立っていてくれるのは、 
 母としてとても心強いの」 
 
 その言葉は、 
 “そこから退いてほしい”と暗に告げてきた侯爵夫人の言葉とは、 
 まるで逆の温度を持っていた。 
 
 「ありがとうございます」 
 
 私は、深く頭を下げた。 
 
 (守られる位置かどうかは、距離だけじゃなくて―― 
 誰がそこにいてほしいと願ってくれるのかで決まるのかもしれない) 
 
 ◇◇◇ 
 
 午後。 
 
 大広間では、 
 祝典のリハーサルと席順確認のために、 
 主要な貴族たちが集められていた。 
 
 私は、王妃陛下から受け取った座席図を手に、 
 侍女たちと一緒に名札を並べていく。 
 
 「こちらがフェルナー侯爵家ご令嬢、リリアナ様のお席」 
 
 侍女が、 
 王太子の右隣に小さな木札を置く。 
 
 “リリアナ・フェルナー” 
 
 春色の文字が、やけに鮮やかに目に映った。 
 
 (そう。殿下の“隣の席”は、こうして用意される) 
 
 左隣には、別の名門家の令嬢の札。 
 その少し後ろ――王家の席列の背後に、 
 “ミサ・ハルヴィア”の札が置かれる。 
 
 「まあ、本当にその位置に」 
 
 背中から、例の侯爵夫人の声がした。 
 
 「殿下のすぐ後ろ。 
 さすがは教育係様ですわね」 
 
 (今日はもう少し静かにしていてほしい) 
 
 そう思いながらも、 
 振り返れば笑顔を作るしかない。 
 
 「祝典の間、殿下のご体調やご様子が崩れないよう、 
 近くで見守る役目を仰せつかりました」 
 
 「まあ。それはそれは。 
 
 でも――」 
 
 侯爵夫人の視線が、 
 ちらりと私の名札とリリアナの名札を往復する。 
 
 「殿下の“心のご様子”は、もう十分教えて差し上げたのではなくて?」 
 
 「心のご様子、ですか」 
 
 「恋愛感情、でしょう? 
 “練習台”としての役目は、 
 そろそろお終いになってもよろしいのではなくて?」 
 
 その言葉には、 
 悪意だけでなく、 
 ある種の現実的な冷静さも含まれている気がした。 
 
 (そう。私は“練習台”。 
 少なくとも、周囲から見ればそうにしか見えない) 
 
 喉の奥で、何かが詰まる。 
 
 「――練習台、という言い方は少し違うと思います」 
 
 別の声が、会話に割り込んできた。 
 
 「リリアナ様」 
 
 春色のドレスを揺らして近づいてきたのは、 
 “リリアナ・フェルナー”その人だった。 
 
 茶色がかったブロンドの髪をきちんとまとめ、 
 落ち着いた薄桃色の瞳が、まっすぐこちらを見る。 
 
 「ミサ・ハルヴィア様は、 
 殿下の“心の土台”を整えてくださった方なのでしょう?」 
 
 「まあ。あなた、そんな言い方――」 
 
 侯爵夫人が眉をひそめる。 
 
 リリアナは、母親に一礼してから、 
 今度は私に向き直った。 
 
 「お初にお目にかかります。 
 フェルナー侯爵家の長女、リリアナと申します」 
 
 「ミサ・ハルヴィアです。 
 殿下の教育係を務めております」 
 
 よく通る、落ち着いた声。 
 
 (この人が、殿下の隣に座る候補……) 
 
 そんなことを考えている自分に、 
 慌てて蓋をする。 
 
 「王妃陛下から、 
 “殿下は一人の女性としてミサ様を心から信頼している”と伺いました」 
 
 「……身に余るお言葉です」 
 
 「その信頼があるからこそ、 
 私たち候補も安心して殿下の隣に座ることができます。 
 
 “心の基準”が不安定な方の隣には、 
 誰も喜んで座れませんもの」 
 
 侯爵夫人の扇が、ぴたりと止まった。 
 
 「リリアナ」 
 
 「事実を申し上げただけです、お母様」 
 
 リリアナは、涼しい顔のままだ。 
 
 「殿下の隣に座る席を、 
 “誰が奪うか”ではなく、 
 “誰が守るか”で考えたとき―― 
 
 私は、ミサ様がこの位置にいてくださることを、 
 とても心強く思います」 
 
 「……」 
 
 胸の奥が、じんわりと熱くなる。 
 
 (守る、という言い方をされるとは思わなかった) 
 
 侯爵夫人は何か言いたげだったが、 
 結局「まあ、あなたがそう言うのなら」とだけ呟き、 
 他の貴婦人たちの方へと歩いていった。 
 
 リリアナは、私の名札に視線を落とす。 
 
 「“殿下のすぐ後ろ”。 
 いい位置ですね」 
 
 「……そうでしょうか」 
 
 「私は、そう思います。 
 
 隣に座る者が変わっても、 
 背中側にいる人が変わらなければ―― 
 殿下の心はきっと、大きくは揺がないでしょうから」 
 
 その言い方は、 
 “殿下の隣の席”を狙う者のものではない気がした。 
 
 (この人は、“王太子妃候補”である前に、 
 一人の冷静な“観客”として殿下を見ているのかもしれない) 
 
 「ありがとうございます、リリアナ様」 
 
 素直にそう言うと、 
 彼女は少しだけ笑った。 
 
 「こちらこそ。 
 
 どうか、殿下にとっての“土台”であり続けてください、ミサ様」 
 
 ◇◇◇ 
 
 その日の夕方。 
 
 席順の仮配置が終わり、 
 大広間の一角から人の姿が減った頃。 
 
 「ミサ」 
 
 聞き慣れた声に振り返ると、 
 レオンが名札の列を眺めて立っていた。 
 
 「席順、見ましたか」 
 
 「はい。 
 殿下の隣に座るご令嬢方のことも、 
 “殿下の背中側”に立つ自分の席も」 
 
 「背中側」 
 
 レオンは、少しだけ目を細める。 
 
 「僕は、あの席なら安心して前を向けます」 
 
 「……殿下」 
 
 「隣の席は、いつか変わるでしょう。 
 
 でも、後ろを振り返ったときに見える人が同じなら―― 
 僕はきっと、自分を見失わずにいられると思います」 
 
 その言葉に、 
 また一歩、距離が近づいてしまう気がして怖い。 
 
 けれど同時に、 
 “後ろを振り返ったときに見える人”として自分を想像してしまう自分もいた。 
 
 「私は、あくまで“教育係様”です」 
 
 慎重に線を引く。 
 
 「背中側に立つのも、 
 殿下の成長を見守るためであって――」 
 
 「分かっています」 
 
 レオンは、私の言葉を遮らなかった。 
 ただ、静かに頷く。 
 
 「でも一つだけ、僕のわがままを言っていいですか」 
 
 「……内容によります」 
 
 条件反射のように返した私に、 
 レオンは少しだけ笑った。 
 
 「祝典が終わって、 
 劇もすべて無事に終わったら―― 
 
 そのとき一度だけでいいので、 
 “殿下”でも“教育係様”でもなく、 
 “レオン”と“ミサ”として、 
 話をする時間をください」 
 
 心臓が、今までで一番大きく跳ねた。 
 
 「……ここは王宮で、殿下は王太子で――」 
 
 「そうですね」 
 
 レオンは、どこか楽しそうに目を細める。 
 
 「だから“祝典が無事に終わったら”という条件付きです。 
 
 それまでに僕が失敗したら、 
 約束は破棄してくださって構いません」 
 
 (ずるい。 
 “頑張ったらご褒美をください”なんて、 
 子どもの頃と変わらない言い方をして) 
 
 唇を噛みながら、 
 私は少しだけ視線を落とした。 
 
 「……分かりました」 
 
 自分でも驚くほどあっさりと口から出た。 
 
 「祝典が無事に終わったら、一度だけ。 
 
 “ミサ”として話をする時間を設けましょう」 
 
 レオンの顔に、 
 ほっとしたような、嬉しそうな笑みが浮かぶ。 
 
 「約束ですよ」 
 
 「ええ。 
 これは“練習”ではなく、本気の約束です」 
 
 また一つ、 
 逃げ道を自分で塞いでしまった気がした。 
 
 でも同時に、 
 前世では一度ももらえなかった種類の約束を、 
 自分から受け取ったのだという実感もあった。 
 
 ◇◇◇ 
 
 夜。 
 
 ノートの新しいページに、 
 “LESSON 20:隣と背中”と書き込む。 
 
 “前世の私は、 
 誰かの隣の席が必要だと感じたことはほとんどなかった。 
 
 輪の外側から眺めている方が楽で、 
 自分だけが少し下がっている方が安全だと思っていた。 
 
 でも今、 
 殿下の“隣”に座る席が用意され、 
 “背中側”に立つ席を与えられたとき。 
 
 初めて、“どこに立ちたいか”を自分で選ぶことができた。 
 
 隣は、いつか殿下が選ぶ誰かのために。 
 背中側は、今の私が、“ミサ”として守りたい場所として。” 
 
 ペン先を止めて、窓の外を見る。 
 
 祝典の日には、 
 きっといろいろな視線と噂と期待が渦巻くだろう。 
 
 その中で、 
 私は“教育係様”としての距離を守りながら、 
 ほんの少しだけ「ミサ」としての約束も胸に抱えて立つ。 
 
 ――前世で与えられなかった席を、 
 今世の私は自分で選んで座ろうとしている。 
 
 その小さな事実だけで、 
 選ばれなかった女の物語は、 
 また一行分だけ、明るい色に書き換えられていく気がした。
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