3 / 22
第3話 ギルド登録と最初の仕事
しおりを挟む俺の再就職先候補は、どう見てもブラックだった。
けれど、不思議と足取りは重くなかった。
ギルドの中は、相変わらず喧騒に満ちていた。
剣を肩に担いだ大男が大笑いし、ローブ姿の魔術師が難しそうな顔で依頼書を眺めている。
カウンターの向こうでは、受付嬢たちが書類と格闘中だ。
「ほら、こっち」
リシェルが迷いなくカウンターの一角へ向かう。
そこだけ妙に書類の山が高い。嫌な予感がする。
「リシェル、おかえり。……って、また増やしてきたの?」
書類の向こうから顔を出したのは、優しげな雰囲気の女性だった。二十代後半くらい。
淡い金髪をきっちりまとめ、眼鏡の奥の瞳が少し疲れている。
「増やしてきた、じゃなくて拾ってきたの。命の恩人ってやつよ」
「命の恩人はあんたの方でしょ」
女性は肩をすくめて笑うと、俺の方を向いた。
「はじめまして。私はミナ。ギルド受付担当で、リシェルの……まあ、同僚みたいなものね」
「ミナがいなかったら、このギルド三回は潰れてるわ」
「それあなたにも言えるからね?」
軽口を叩き合いながらも、二人の間には安定した縁の線が太く伸びている。
信頼と、多少の諦めが混ざったような、そんな色だ。
「で、その子が新入り?」
「そう。名前は相沢啓太。異世界初心者。ステータスは見ての通り貧弱だけど、変なスキル持ち」
「変なは余計」
抗議すると、ミナがくすりと笑った。
「相沢さんね。ようこそスレイル支部へ。とりあえず身分証がわりに、ギルドの仮登録をしましょうか」
「お願いします」
ミナが手際よく書類を広げ、質問を投げてくる。
名前、年齢、出身(異世界)、今後の希望職種。
「希望職種……」
そこだけ、少しペンが止まった。
戦士でも魔法使いでもない。俺がやれるのは――。
「調整役、みたいな仕事って、ありますか?」
「調整役?」
ミナとリシェルが同時に首をかしげる。
言いながら、自分でも抽象的すぎたと思った。
「えっと、人と人の間に入って話を聞いたり、依頼内容を整理したりして、
“誰が何をどこまでやるか”を決める、みたいな……現場と依頼人の橋渡しとか」
説明しているうちに、胸の奥にさっきまでの会社の会議室の光景がよぎる。
誰も聞きたがらない細かい調整。面倒な確認。
それでも、やらなきゃ回らない仕事。
「……へえ」
先に反応したのは、リシェルだった。
彼女の縁の線が、少し色を変えた気がする。
「ミナ、どう?」
「どう、って?」
「前から言ってたでしょ。うち、“案件調整できる人”が足りなさすぎるって」
「ああ……」
ミナの顔に、心底疲れきった事務職特有の笑みが浮かんだ。
あれは俺も何度か鏡の前で見たことがある。
「依頼書は増える一方だし、依頼人は自分の都合しか言わないし、冒険者は内容読まずに突っ走るし……
本当は、依頼の段階でちゃんと調整してくれる人がいれば、どれだけ楽かっていつも思ってたわ」
「でしょ?」
リシェルがくいっと身を乗り出す。
「啓太は多分、それが専門。アタシの勘だけど」
勘、というより観察眼だろう。
森での一件と、さっきの門番とのやりとりだけで、そこまで見抜かれるとは思わなかった。
「……とりあえず、“補助職”として登録しましょうか」
ミナがペンを走らせる。
「ギルド正式職じゃないけれど、依頼の事前確認やパーティの編成相談なんかを受ける役。
戦闘に出ない分、報酬は歩合制になるけど、それでよければ」
「十分です。むしろ、戦闘に出る方が怖いので」
即答すると、リシェルが吹き出した。
「臆病者ってわけじゃなさそうだけどね」
「命知らずよりマシだろ?」
書類への記入が終わり、印を押す。
小さなカードが一枚渡された。
文字と紋章が刻まれた、簡素だけどしっかりした作りだ。
「これがギルド登録証。なくさないようにね」
「はい……あ」
カードと俺の間に、淡い光の線が生まれた。
縁値。
“ギルド”という組織と俺を結ぶ、新しい関係の線だ。
まだ細いけれど、その存在が妙に心強かった。
◇◆◇
登録が終わると、リシェルが手を叩いた。
「よし、じゃあさっそく仕事ね」
「ちょ、いきなり?」
「いきなりよ。だって、今この瞬間も、依頼板はカオスなんだから」
壁一面に貼られた依頼書。
「狼退治」「薬草採取」「商隊護衛」といったテンプレなものから、「行方不明の猫探し」なんてほのぼの依頼まである。
ただ、その前に人だかりができているせいで、何が何やら混とんとしていた。
「おい、どけよ!」
「先に見てたのは俺だ!」
「文字が読めないなら声に出して読め!」
あちこちで小競り合いが起きている。
縁の線も、ところどころでギザギザに乱れ、今にも切れそうだ。
「ほらね?」
リシェルが肩をすくめる。
「いい? 相沢。あの板の前はいつもああ。
内容も読まれないまま、強そうな報酬だけかっさらわれて、そのせいで失敗も多い」
「……うん、それは見て分かる」
「で、アタシたちの仕事」
リシェルの目が、いたずらっぽく光る。
「このカオスを、ちょっとマシな状態にしてもらうわ」
「ちょっと、ってレベルじゃないと思うんだけど」
とはいえ、やるしかない。
まずは板の前に近づき、様子を観察する。
喧嘩を始めそうな二人、後ろから様子をうかがう新人らしき子たち、ぼんやりと依頼書を眺める中年の冒険者。
それぞれを結ぶ縁の線が、絡まり合っている。
(全員まとめてどうにかしようとしたら無理だな。だったら――)
俺は、最も線がピリピリしているところに目を向けた。
今にも殴り合いになりそうな二人組。
一人は筋骨隆々の戦士タイプ。もう一人は軽装の盗賊風。
「この護衛依頼は俺たちが先に――」
「お前ら、前回しくじって依頼人怒らせただろ。今度はウチがやる番だ」
縁の線から、どうしようもない嫌悪ではなく、「面倒なライバル同士」みたいな色が滲んでいるのが分かった。
完全に仲が悪いわけではない。
ただ、争うのがクセになっているだけだ。
(こういうの、見慣れてるな……)
会社でもよくあった。
毎回会議で噛み合わない二つの部署。
必要以上に張り合う、ベテランと若手。
「すみません、ちょっといいですか」
俺は二人の間に、一歩だけ踏み込んだ。
殴られないギリギリの距離を測るのは、長年の勘だ。
「なんだテメェ」
「今忙しいんだよ」
「ですよね。だから、時間を無駄にしないために確認させてください」
落ち着いた声で、できるだけ双方を同じ目線で見る。
同時に、「根回し」と意識の中で唱えた。
ウィンドウが開く。
===========
根回し:事前会話中……
対象A:戦士グラッド
対象B:盗賊フィル
会話内容:依頼内容の確認提案/過去の実績への言及
縁値変動:A+1/B+1(仮)
===========
「護衛依頼、ですよね」
俺は依頼書を指さす。
「行き先は北の山道。報酬は悪くないけど、その代わり“野盗が出やすい”って書いてある」
「だから俺たちみたいな腕の立つパーティが――」
「腕が立つのは分かります。前回も、山賊退治で活躍したんですよね?」
戦士の男――グラッドが、目を丸くする。
依頼板の端に貼ってあった報告書から、名前だけは確認しておいた。
「アンタ、誰だ?」
「今日登録したばかりの“調整係”です。
で、そっちのパーティは……前回、同じ護衛依頼で荷馬車を無事に守り切ったって書いてありました」
盗賊風のフィルも、少しだけ鼻を鳴らす。
「つまり」
俺は二人を交互に見る。
「この依頼、どっちかが独占するより、合同パーティ組んだ方が安全で確実だと思うんです。
前衛はグラッドさんたちが受け持って、偵察と罠解除はフィルさんたちが担当する。
報酬は折半。どうです?」
二人の間の縁の線が、ピリピリと揺れたあと、少しだけ落ち着いた色に変わる。
グラッドが頭をかく。
「合同、ねぇ……」
「コイツと、か……」
フィルも渋い顔をしながら、ちらりと仲間たちの方を見る。
その背後で、新人らしいメンバーが不安そうにしている。
「お互い、背中預けられる相手が増えるって考えたら、悪くない話だと、俺は思いますけど」
追い風を、ほんの少し強めるイメージで言葉を重ねる。
数秒の沈黙。
「……まあ、今回はそれでいいか」
先に折れたのはグラッドだった。
「荷馬車守れなきゃ、依頼人にもギルドにも顔向けできねえしな」
「お前がその気なら、こっちも乗ってやるよ」
フィルも肩をすくめる。
縁の線が、ぎこちないながらも少し太くなった。
ログウィンドウに、小さな文字が浮かぶ。
===========
合同パーティ成立
依頼成功率予測:+12%
===========
(……数値化されると、やっぱりちょっと嬉しいな)
「決まりね」
いつの間にか後ろに来ていたリシェルが、にやりと笑った。
「はいはい、契約書作るから、二組ともカウンターに来て。
相沢、あんたも来なさい。説明手伝って」
「了解」
依頼板の前のざわめきが、ほんの少しだけ静まった気がした。
混沌はまだ残っているけれど、その中に、小さな“整い始め”が芽を出している。
◇◆◇
夕方。
合同パーティの出発準備を見送った後、リシェルが屋上に行こうと誘ってきた。
ギルドの屋上は、風が通って気持ちがいい。
赤く染まる空の下で、街の喧騒が少し遠くに聞こえる。
「どう?」
隣で腰を下ろしたリシェルが、横目で俺を見る。
「初日のお仕事の感想は」
「……思ったより、楽しかったかも」
素直に答えると、リシェルが目を丸くした。
「楽しかった?」
「うん。
うまくいくかどうか分からない調整って、胃が痛くなるんだけどさ。
でも、ちゃんと話をして、相手が納得して動いてくれた瞬間って、やっぱりちょっと気持ちいいんだよね」
会社でも、そういう瞬間は確かにあった。
ただ、その積み重ねが評価されることは、ほとんどなかっただけで。
「今日もさ、あの二組があのままケンカしてたら、多分どっちかのパーティが単独で行って、どっちかが拗ねて別の危ない依頼取って……って、ろくなことにならなかったと思う」
「ありえるわね」
「でも、少なくとも今回は、一番マシな選択肢が取れた。
俺の言葉が、その後押しになったなら……それで十分かなって」
自分で言っておいて、胸の中で少しだけ照れくさい。
「ふーん」
リシェルは、空を見上げたまま、ぽつりとつぶやいた。
「そういうのを“楽しい”って言えるなら、多分ここは、アンタに向いてるわよ」
「そうかな」
「そうよ。だってアタシはもう、ああいうの全部面倒くさいもの」
バッサリと言い切る。
「アタシは現場で動いて、殴るべき相手を殴って、守るべきものを守る方が性に合ってる。
でも、その前に“どこまで殴っていいか”“誰を守るべきか”決めるのは、正直得意じゃないのよ」
リシェルがちらりと俺を見る。
「だから――そういうの、アンタに任せたいと思ってる」
胸の奥に、微かな熱が灯る。
「任せたいって言っても、今日一日やっただけだし」
「今日一日で、あそこまでできたなら十分よ。
少なくともアタシは、アンタの根回しが“誰でもできる仕事”だとは思わない」
その言葉は、女神の言葉とは違う重みを持って、俺の中に落ちてきた。
実際に同じ現場で、一緒に動いた人間の言葉だからだろう。
「……ありがと」
短く礼を言うと、リシェルはそっぽを向いた。
「別に、お礼言われるほどのことじゃないし」
耳まで赤いのが、夕焼けのせいかどうかは分からない。
風が吹き抜ける。
遠くで、出発した合同パーティの姿が小さく見えた。
(ここでなら、俺の根回しは――ちゃんと見える形になるのかもしれない)
そんな考えが浮かんで、少し怖くなり、同時に少しだけ嬉しくなる。
元の世界で切り捨てられた「誰でもできる仕事」が、
この世界では、誰かの命と街の行方を左右するかもしれない。
それは、責任であり、チャンスでもあった。
「……ねえ、リシェル」
「なに」
「俺、多分しばらくここに居座ることになると思う」
「知ってるわよ。追い出す気ないし」
リシェルは当たり前のように言って、にやりと笑う。
「ようこそ、辺境ギルド“スレイル支部”へ。
アンタの席くらいなら、いくらでも用意してあげる」
その言葉は、約束というより宣言みたいで。
俺は、胸の中でそっと頷いた。
――ここで働いてみよう。
今度こそ、自分で選んだ職場で。
夕焼けに染まる空の下で、俺の小さな決意は、誰にも気づかれないまま静かに形を持ち始めていた。
22
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~
eringi
ファンタジー
「たかが雑草を抜くだけのスキルなんて、勇者パーティには不要だ!」
王立アカデミーを首席で卒業したものの、発現したスキルが『草むしり』だった少年・ノエル。
彼は幼馴染の勇者に見下され、パーティから追放されてしまう。
失意のノエルは、人里離れた「魔の森」で静かに暮らすことを決意する。
しかし彼は知らなかった。彼のスキル『草むしり』は、対象を「不要な雑草」と認識すれば、たとえドラゴンであろうと古代兵器であろうと、根こそぎ引っこ抜いて消滅させる即死チートだったのだ。
「あれ? この森の雑草、ずいぶん頑丈だな(ドラゴンを引っこ抜きながら)」
ノエルが庭の手入れをするだけで、Sランク魔物が次々と「除草」され、やがて森は伝説の聖域へと生まれ変わっていく。
その実力に惹かれ、森の精霊(美女)や、亡国の女騎士、魔王の娘までもが彼の「庭」に集まり、いつしかハーレム状態に。
一方、ノエルを追放した勇者たちは、ダンジョンの茨や毒草の処理ができずに進行不能となり、さらにはノエルが密かに「除草」していた強力な魔物たちに囲まれ、絶望の淵に立たされていた。
「ノエル! 戻ってきてくれ!」
「いや、いま家庭菜園が忙しいんで」
これは、ただ庭いじりをしているだけの少年が、無自覚に世界最強に至る物語。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる