17 / 27
インタールード
インタールード 4
しおりを挟む
ふいに懐かしい記憶を思い出す。朝里とはじめて会った頃のことだ。
幼馴染、というのはある種の特別な関係性があり、特に男女の恋愛感情が絡むものならば、部外者が割り込んではいけないのかもしれない。神原と朝里は幼馴染で、高校の時、僕は、「幼馴染なんだ」と神原から紹介される形で、朝里と出会った。普段は静かなのに、内に秘めた激情を持った彼女は、会ったばかりの頃から僕に強烈なインパクトを残した。もとは一目惚れだったのだが、内面を知るうちに、前よりももっと好きになっていく感覚があり、僕は積極的にアプローチをするようになった。
それがきっかけで、僕と神原の関係に亀裂が入るようになった。元々は高校時代、クラスメートでもあり、もっとも仲の良い相手だったのに。だけど朝里と付き合う過程で、そうなることは覚悟していた。
僕たちふたりは小説、それもホラーが好き、ということで意気投合して仲良くなった。何でそんな話になったのか記憶を辿ってみると、確かクラスメートの誰かがたまたま観たホラー映画の感想を言っていて、その時に、神原が、「その映画、原作のほうが面白いんだよ」といきなり語りはじめていたのが、やけに僕の興味を惹いたのだ。
僕は特にその会話に参加していたわけでもなく、一歩離れたところから聞いていた。聞いていた、という表現はあまり適切ではないかもしれない。どちらかと言えば、耳に勝手に入ってきた感じだ。
神原の言葉に、その周囲にいた彼らはどこか呆気に取られた様子で、冷静さを取り戻すと、白けたような雰囲気を醸し出していた。いわゆる、ひとりの言動に、他の全員が、空気読めないなこいつ、という不満を外に放つような嫌な空気感だ。神原は周りのそういう態度に敏感で、つまり繊細な性格だったので、その雰囲気に気付いていなかったはずがない。僕は彼の顔を見てはいなかったが、おそらく、しまった、とそんな表情も浮かべていたはずだ。
その会話を聞いた日の放課後、
「実は僕も、その原作、好きなんだ。映画はめちゃくちゃ駄作だ、と思うけど。そもそも男ふたりのコンビの片割れを女にて、恋愛話に持っていく感性が合わない」
と意気投合して、僕たちは関わるようになった。高校一年生の時の話だ、一年生、そして二年生の頃、僕たちは小説、特にホラー小説、というコンテンツによって仲良くなり、いつも一緒にいるようになった。僕たちは小説を書いていた。神原は中学の頃から書いている、と言っていて、僕に「試しに何か書いてみろよ」と創作の世界に誘ってくれたのも、彼だった。
神原はいまも小説を書いているのかは分からないが、当時は僕よりも彼のほうが、一日の長があり、僕よりも優れた作品を書いていた。どこかの賞を受賞した、と聞いても、驚かなかったくらいに。僕のほうは、他人に見せられるような代物ではなかったし、見せたい、とも思わず、彼に読んでもらうためだけに書いているみたいなものだった。
当時、僕たちには共同のペンネームがあった。彼は覚えているだろうか。いやきっと覚えているはずだ。
高校三年になって、彼が僕に朝里を紹介しなかったから、僕たちの関係はまだ続いていたのだろうか。僕が朝里を好きにならなかったら、僕と彼の関係は、大学に行ってからも、社会人になったいまでも、途切れることなく良好なままだったのだろうか。実際にそうはならなかった以上、分からない、としか言うことができないのだが、ただ朝里と僕がこんな結末を辿ってしまう、その運命を、未来を知っていたなら、僕は彼との関係を選んでいたかった、とも思う。過去になったからこその、身勝手な思考でしかないのだが。
「どうしたんだ」
と声がして、僕は我に返る。いまの神原が僕の顔をじっと見ている。いまの彼の顔越しに、むかしの彼の幻影を見た気がした。
「あぁいや、なんでもない。あと語る人間もわずかになってきたな、って思って」
「怖いか」
「怖い、な。ただその恐怖は怪談を聞く時とは、すこし違う気もする」
「なら俺の計算通りだ」
と、神原が笑う。
「なんだよ、計算通り、って」
「まぁそのうち分かるさ」
と、意味深な言葉を続ける。
「で」僕たちの会話に自身の言葉を差し込むように、小野寺さんが言った。「どうする、また休憩を挟むか?」
「うーん。いいんじゃないですか、佐藤も言ってるように、もう語る人間もあとわずかだし、このまま進めても。まぁ次に話す人間に決めてもらおう」
もう神原の中では、次に話す人間は確定しているみたいだ。もちろん僕もそうだと思っていたから、反論をするつもりもない。
神原が、夢宮くんを見た。
じっと。
「どうする?」
「もちろん」夢宮くんがほほ笑む。「すぐに話します。そっちのほうが僕としても嬉しいので」
「そうか。じゃあ頼む」
さっきの休憩の時に濁した話が、これからの話だとしたら、夢宮くんの話は『クラスの子が死んじゃって』に関わるエピソードなのだろう。
さてそろそろ僕は何を話すべきか。その覚悟を決める時に来ているのかもしれない。彼らの話を聞きながら、たぶん話すならこれがいいのだろう、としっくりくるものがあるとしたら、それはひとつしかない。だけど違和感があり、予感がある。それは先ほどから感じていた通り、僕にまで話の番が回ってこないのでは、というものだ。何故かは分からないけれど。
「いきなりなんですけど、みなさんの初恋はいつですか?」
「どうしたの、そんなかわいいこと言って」夢宮くんの初恋なる言葉に、真っ先反応したのは、新倉さんだ。「怖くなって、恋話でもしたくなった?」
「いえ、そうじゃないんです。これからの話に関係があって」
「俺はもう覚えてもないな」
と笑ったのは、小野寺さんだ。
「私もそんなに甘酸っぱい初恋のエピソードはないよ」
と言うのは、相瀬さんだ。
「そうなんですね……」と夢宮くんが頭を下げる。そして続ける。「僕の初恋は小学校の六年生の時でした。いまは中学二年生なので、いまから大体二年前ですね。確か転校してきたのは、小五の時だったかな。転校生だった女の子を、僕は好きになったんです。いえ、実はもっと前にも女の子を好きになったことはありますが、これは初恋じゃなんです。本当の初恋はその子だけ」
「甘い甘い話だねぇ」
と茶化すように言ったのは、鈴木さんだ。
夢宮くんはそれを無視して続ける。しかし落ち着いた話し方をする少年だな、と思う。こういう場だからだ、としても、自分が中学生の時、ここまで大人びた雰囲気があったか、というと、なかったはずだ。
「みんながかわいい、っていう感じの転校生ではなくて、どちらかと言えば目立たない感じの。で、ちょっとしたことで仲良くなって、その時、僕にはひとり仲の良い男の子がいて。僕と彼と、その子の三人の、お話なんです。これは」
僕は横目で、神原を見る。神原に表情を変える素振りはない。
三角関係か。いやきっとどこにでもあるような話なのだろう。僕と神原、そして朝里の三人の中で起こったこととは何も関係ない。それでも神原が近くにいる以上、思い出さずにはいられない。
そして夢宮くんが語りはじめる。
クラスの死んだ子……。
これもまた彼が、語り手が、誰かを殺す物語なのだろうか。現実感に乏しい、虚構めいた。きょうの僕はどこまでも死と切り離せないみたいだ。もう嫌で嫌で仕方なく、この場所から逃げ出したくもあるのだが、どこかに安息の地があるわけでもない。
毒を食らわば皿まで、だ。
幼馴染、というのはある種の特別な関係性があり、特に男女の恋愛感情が絡むものならば、部外者が割り込んではいけないのかもしれない。神原と朝里は幼馴染で、高校の時、僕は、「幼馴染なんだ」と神原から紹介される形で、朝里と出会った。普段は静かなのに、内に秘めた激情を持った彼女は、会ったばかりの頃から僕に強烈なインパクトを残した。もとは一目惚れだったのだが、内面を知るうちに、前よりももっと好きになっていく感覚があり、僕は積極的にアプローチをするようになった。
それがきっかけで、僕と神原の関係に亀裂が入るようになった。元々は高校時代、クラスメートでもあり、もっとも仲の良い相手だったのに。だけど朝里と付き合う過程で、そうなることは覚悟していた。
僕たちふたりは小説、それもホラーが好き、ということで意気投合して仲良くなった。何でそんな話になったのか記憶を辿ってみると、確かクラスメートの誰かがたまたま観たホラー映画の感想を言っていて、その時に、神原が、「その映画、原作のほうが面白いんだよ」といきなり語りはじめていたのが、やけに僕の興味を惹いたのだ。
僕は特にその会話に参加していたわけでもなく、一歩離れたところから聞いていた。聞いていた、という表現はあまり適切ではないかもしれない。どちらかと言えば、耳に勝手に入ってきた感じだ。
神原の言葉に、その周囲にいた彼らはどこか呆気に取られた様子で、冷静さを取り戻すと、白けたような雰囲気を醸し出していた。いわゆる、ひとりの言動に、他の全員が、空気読めないなこいつ、という不満を外に放つような嫌な空気感だ。神原は周りのそういう態度に敏感で、つまり繊細な性格だったので、その雰囲気に気付いていなかったはずがない。僕は彼の顔を見てはいなかったが、おそらく、しまった、とそんな表情も浮かべていたはずだ。
その会話を聞いた日の放課後、
「実は僕も、その原作、好きなんだ。映画はめちゃくちゃ駄作だ、と思うけど。そもそも男ふたりのコンビの片割れを女にて、恋愛話に持っていく感性が合わない」
と意気投合して、僕たちは関わるようになった。高校一年生の時の話だ、一年生、そして二年生の頃、僕たちは小説、特にホラー小説、というコンテンツによって仲良くなり、いつも一緒にいるようになった。僕たちは小説を書いていた。神原は中学の頃から書いている、と言っていて、僕に「試しに何か書いてみろよ」と創作の世界に誘ってくれたのも、彼だった。
神原はいまも小説を書いているのかは分からないが、当時は僕よりも彼のほうが、一日の長があり、僕よりも優れた作品を書いていた。どこかの賞を受賞した、と聞いても、驚かなかったくらいに。僕のほうは、他人に見せられるような代物ではなかったし、見せたい、とも思わず、彼に読んでもらうためだけに書いているみたいなものだった。
当時、僕たちには共同のペンネームがあった。彼は覚えているだろうか。いやきっと覚えているはずだ。
高校三年になって、彼が僕に朝里を紹介しなかったから、僕たちの関係はまだ続いていたのだろうか。僕が朝里を好きにならなかったら、僕と彼の関係は、大学に行ってからも、社会人になったいまでも、途切れることなく良好なままだったのだろうか。実際にそうはならなかった以上、分からない、としか言うことができないのだが、ただ朝里と僕がこんな結末を辿ってしまう、その運命を、未来を知っていたなら、僕は彼との関係を選んでいたかった、とも思う。過去になったからこその、身勝手な思考でしかないのだが。
「どうしたんだ」
と声がして、僕は我に返る。いまの神原が僕の顔をじっと見ている。いまの彼の顔越しに、むかしの彼の幻影を見た気がした。
「あぁいや、なんでもない。あと語る人間もわずかになってきたな、って思って」
「怖いか」
「怖い、な。ただその恐怖は怪談を聞く時とは、すこし違う気もする」
「なら俺の計算通りだ」
と、神原が笑う。
「なんだよ、計算通り、って」
「まぁそのうち分かるさ」
と、意味深な言葉を続ける。
「で」僕たちの会話に自身の言葉を差し込むように、小野寺さんが言った。「どうする、また休憩を挟むか?」
「うーん。いいんじゃないですか、佐藤も言ってるように、もう語る人間もあとわずかだし、このまま進めても。まぁ次に話す人間に決めてもらおう」
もう神原の中では、次に話す人間は確定しているみたいだ。もちろん僕もそうだと思っていたから、反論をするつもりもない。
神原が、夢宮くんを見た。
じっと。
「どうする?」
「もちろん」夢宮くんがほほ笑む。「すぐに話します。そっちのほうが僕としても嬉しいので」
「そうか。じゃあ頼む」
さっきの休憩の時に濁した話が、これからの話だとしたら、夢宮くんの話は『クラスの子が死んじゃって』に関わるエピソードなのだろう。
さてそろそろ僕は何を話すべきか。その覚悟を決める時に来ているのかもしれない。彼らの話を聞きながら、たぶん話すならこれがいいのだろう、としっくりくるものがあるとしたら、それはひとつしかない。だけど違和感があり、予感がある。それは先ほどから感じていた通り、僕にまで話の番が回ってこないのでは、というものだ。何故かは分からないけれど。
「いきなりなんですけど、みなさんの初恋はいつですか?」
「どうしたの、そんなかわいいこと言って」夢宮くんの初恋なる言葉に、真っ先反応したのは、新倉さんだ。「怖くなって、恋話でもしたくなった?」
「いえ、そうじゃないんです。これからの話に関係があって」
「俺はもう覚えてもないな」
と笑ったのは、小野寺さんだ。
「私もそんなに甘酸っぱい初恋のエピソードはないよ」
と言うのは、相瀬さんだ。
「そうなんですね……」と夢宮くんが頭を下げる。そして続ける。「僕の初恋は小学校の六年生の時でした。いまは中学二年生なので、いまから大体二年前ですね。確か転校してきたのは、小五の時だったかな。転校生だった女の子を、僕は好きになったんです。いえ、実はもっと前にも女の子を好きになったことはありますが、これは初恋じゃなんです。本当の初恋はその子だけ」
「甘い甘い話だねぇ」
と茶化すように言ったのは、鈴木さんだ。
夢宮くんはそれを無視して続ける。しかし落ち着いた話し方をする少年だな、と思う。こういう場だからだ、としても、自分が中学生の時、ここまで大人びた雰囲気があったか、というと、なかったはずだ。
「みんながかわいい、っていう感じの転校生ではなくて、どちらかと言えば目立たない感じの。で、ちょっとしたことで仲良くなって、その時、僕にはひとり仲の良い男の子がいて。僕と彼と、その子の三人の、お話なんです。これは」
僕は横目で、神原を見る。神原に表情を変える素振りはない。
三角関係か。いやきっとどこにでもあるような話なのだろう。僕と神原、そして朝里の三人の中で起こったこととは何も関係ない。それでも神原が近くにいる以上、思い出さずにはいられない。
そして夢宮くんが語りはじめる。
クラスの死んだ子……。
これもまた彼が、語り手が、誰かを殺す物語なのだろうか。現実感に乏しい、虚構めいた。きょうの僕はどこまでも死と切り離せないみたいだ。もう嫌で嫌で仕方なく、この場所から逃げ出したくもあるのだが、どこかに安息の地があるわけでもない。
毒を食らわば皿まで、だ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
なお、スピンオフもございます。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる