夏夜と死の怪談会

 誰かが部屋の明かりを消し、蝋燭がわりなのかは分からないが、テーブルの真ん中にライトが置かれ、その光がぼんやりと五つの顔を浮かび上がらせる。

 体格の大きい、おそらく最年長の男性、小野寺さん。
 男性か女性かひと目では判断の付かない、口数の多い男性、新倉さん。
 僕とはすでに会っているのに初対面の振りをする、占い師の女性、相瀬さん。
 地元の中学生で、神原と元々知り合いの中学生、夢宮くん。
 そして高校時代からの同級生、神原。

 そしてひとりの男が語りはじめる。
 僕を見ながら。他にもひとはいるのに、まるで僕にだけ話すかのように。
 萌した違和感を無理やり外に追い出し、僕は彼の語りに、耳を、恐怖を求める心を傾ける。
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