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最高位?いや、ただの助六なんだが?
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「なんだ尊よ。昼間に厄介事を起こしたと聞いて、備前 牛窓の児島殿に銭を渡して見逃してもらう事にしたんだぞ?そのワイの苦労はどうしてくれ…(ドサッ)」
「甚兵衛。悪かったな。銭は念の為に残しておきたいからな。銀の延棒だ。それで勘弁してくれるか?」
「おい!尊ッッ!ぎ、ぎ、これが誠に銀なのかッ!?」
「あぁ。間違いない」
「カッカッカッ!良い、良い!なんという事もない話じゃったからな!尊は気にしないでくれ!」
「そのう・・・」
「いや、助六。お前は自分が何を言っているのか分かっているのか?」
「あぁ!間違いねぇ~!偉そうに言うつもりはないが、ワシは本当に元は浦上家に仕えていた!下っ端も下っ端だが、侍になりてぇ~!あんな使いっ走りの用心棒擬きのような事なんてしたくねぇ~!」
「いや、侍になりたいってオレぁ~侍なんかじゃないぞ?そもそもオレが誰か分からないだろう?」
「だ、誰かは分かっていないが、貴方様に着いて行く事でこのつまらないワシの人生が変わるって確信があるんだ!」
ここで望んでいる訳ではないのに、《良縁》が点滅し始める。
そもそもこの髭もじゃの臭そうな男と旅とか嫌なんだけど!?せっかくの静樹とのデートだったのに・・・。
そしてもう一つ点滅が始まる。
同伴特性
《勧主成縁》
静樹の言葉が、尊の迷いを和らげる。強制することなく、主従や協力関係が成立しやすくなる。
・・・・ック。静樹はこの髭もじゃ助六を家臣にしろって事か!?いや、でも・・・たしかに川之江城に出来る限り兵は多い方が良い。雇うのも有りか。
「静樹。分かった。それと甚兵衛。お前は口が固いか?」
「商売人の法度は情報を簡単に第三者に渡さないっちゅー事や。堺商人の鉄則やで」
「分かった。オレは川之江城の被官だ。堺へは相当数の鉄砲の仕入れ、尾張国の織田家と親善、貢物を渡しに向かっている最中だ」
「や、やはりワシの目に狂いは無かった……(ブボォーー)」
オレが語り始めると助六は熊の鳴き声のような声で盛大に泣き出した。
「助六。お前は勘違いしている。一応川之江城の被官ではあるが、川之江城がどこかは分かっているよな?」
ワンチャン、ここで、
『川之江城だぁ!?そんな田舎になんて仕えられるか!』
って、言われたらどうしようかと思ったが、そんな事はなかった。何故分かったかって?それはまた視界の端に色違いで点滅し始めた項目があったからだ。
家臣特性
《基幹之臣》
最初に尊に随った臣であることにより発現。
助六が在る限り、全ての能力が仕えた年数により上がる。※上限なし
だが、この特性を見てオレは目を疑った。何故かって?
「(ブボッ)お、おい!助六がなんで最高位特性《基幹之臣》が発現してるんだよ!?」
「あ、お・・・、わ、ワシが何かダメだったので?」
「いや、もう良いや!逆だよ!逆!最高かよ!って事だ!」
「そ、それは仕えてよろしいのか!?」
「あぁ。頼む。ただオレも、オレが仕えている家がな。伊予 河野家はそんな裕福じゃない。その河野家の中でも東側、阿波 三好家に1番近い、最前線の城、川之江城 城主 妻鳥友春様って方に仕えているんだ。扶持も二人扶持しか貰えていないから……」
「構いませぬ!食い物くらい自分で調達し、寝泊まりなんかも貴方様の家の軒先を借りれればーー」
「(スパコンッ)何馬鹿な事言ってるんだ!食い物は、国に帰れば1日3食。これは死ぬまでオレが保証する。住む所は国に帰り、殿に聞いてからだが、必ず用意する。ちゃんとした家をだ。ちなみにお前は50~何歳だ?」
「え?わ、ワシですか?ワシは23歳ですが?」
「(スパコンッ)何でオレより髭もじゃでオレより歳下なんだよ!オレも妻の静樹も24歳だぞ!?そのオレ等より何で老けてるんだよ!?思わずスリッパで2回も叩いてしまったじゃないか!」
「そう言われましても・・・」
「いやそもそも痛くないのかよ!?」
「え?別に?」
もうこの助六はアレだ。絶対に舎弟にしてやる!そして此奴を矢面に出して威圧してやる!老けてるし、顔だけはマジで怖いし、老けてるし。
「カッカッカッ!家臣ができたみたいだな!良き。ここで、ワイが知ってる言葉を進ぜよう。是非に及ばず!尊は覚えておけ!家臣に責任を被せない覚悟の言葉や。起きた事を家臣のせいにせず、決断の責は主が負うっちゅーことや!」
「あ、織田家当主の言葉でしょう?知ってますよ?」
「は!?なんやて!?何で知っとんねん!?」
「(クスッ)甚兵衛様。我が夫、尊様を思っての御言葉と捉えますね?ありがとうございます!」
「カァー!もうええわ!一向に尊を出し抜ける気がせーへん!何でも知ってる顔して、実際知ってるんやからな!おもんないわ!おい!お前等!出航だ!摂津に迎え!」
「助六も少し手伝ってあげろ!」
「はっ!」
甚兵衛がプンスカ言いながら、水夫に、命令を始める。
「静樹?後、何結残っている?」
「はい!後、30結程です。かなり少なくなりました」
「分かった。3結程、助六に渡してほしい。今後もお金に関しては静樹に任せるよ。オレは甚兵衛に言い、両替してもらう。彼奴はあぁだけど銭に関しては裏切らない」
「いいのですか?」
「あぁ。実際、助六はオレを主君と見定めてくれた。助六は何を言ってるか分かっていなかったし、静樹も確認できればいいんだけど、最高位特性の《基幹之臣》が発現していた」
「まぁ!?誠ですか!?良かったではありませんか!」
「あぁ。まさか言ったら悪いけどゲームに登場しない男、もしくは名前もない男だと思うけど、そのモブみたいな男がな。当たりは強くなったが、大切にするさ」
そう言い終わると、視界一杯にゲームでよく見た項目が出て来た。
【部隊規模拡張を確認。
同伴者・静樹に補佐軍団長権限を付与しますか?】
「っておい!?今更かよ!?」
一人でツッコミ、静樹の反応を待たずに、はいを押す。
「あ!?え!?尊様・・・私を補佐軍団長に・・・」
「いや、寧ろなってなかったのかよ!?って思ってたよ。てっきり、特性とか見えてたのかと思ってたけどその反応なら今まで見えて無かったんだな?」
「はい。ただ、なんとなく反応でそうなのかな?と思ってました。尊様!ありがとうございます!精一杯補佐しますね!」
「あぁ。頼むよ。オレは甚兵衛に言って、銭を渡し、鉄砲鍛治に渡りを付けてもらう。それと、彼奴の主君?か何かは分からないが今井宗久。その人にこの金塊を銭に両替してもらう」
「大丈夫でしょうか?」
「本当は金塊は織田家に献上しようとしたけど、織田家と友誼が結べても帰る国が無ければ意味がない。金はあっても腐るものじゃないからな。元は商人だ。稼げるなら絶対に食い付く」
「畏まりました!」
「甚兵衛。悪かったな。銭は念の為に残しておきたいからな。銀の延棒だ。それで勘弁してくれるか?」
「おい!尊ッッ!ぎ、ぎ、これが誠に銀なのかッ!?」
「あぁ。間違いない」
「カッカッカッ!良い、良い!なんという事もない話じゃったからな!尊は気にしないでくれ!」
「そのう・・・」
「いや、助六。お前は自分が何を言っているのか分かっているのか?」
「あぁ!間違いねぇ~!偉そうに言うつもりはないが、ワシは本当に元は浦上家に仕えていた!下っ端も下っ端だが、侍になりてぇ~!あんな使いっ走りの用心棒擬きのような事なんてしたくねぇ~!」
「いや、侍になりたいってオレぁ~侍なんかじゃないぞ?そもそもオレが誰か分からないだろう?」
「だ、誰かは分かっていないが、貴方様に着いて行く事でこのつまらないワシの人生が変わるって確信があるんだ!」
ここで望んでいる訳ではないのに、《良縁》が点滅し始める。
そもそもこの髭もじゃの臭そうな男と旅とか嫌なんだけど!?せっかくの静樹とのデートだったのに・・・。
そしてもう一つ点滅が始まる。
同伴特性
《勧主成縁》
静樹の言葉が、尊の迷いを和らげる。強制することなく、主従や協力関係が成立しやすくなる。
・・・・ック。静樹はこの髭もじゃ助六を家臣にしろって事か!?いや、でも・・・たしかに川之江城に出来る限り兵は多い方が良い。雇うのも有りか。
「静樹。分かった。それと甚兵衛。お前は口が固いか?」
「商売人の法度は情報を簡単に第三者に渡さないっちゅー事や。堺商人の鉄則やで」
「分かった。オレは川之江城の被官だ。堺へは相当数の鉄砲の仕入れ、尾張国の織田家と親善、貢物を渡しに向かっている最中だ」
「や、やはりワシの目に狂いは無かった……(ブボォーー)」
オレが語り始めると助六は熊の鳴き声のような声で盛大に泣き出した。
「助六。お前は勘違いしている。一応川之江城の被官ではあるが、川之江城がどこかは分かっているよな?」
ワンチャン、ここで、
『川之江城だぁ!?そんな田舎になんて仕えられるか!』
って、言われたらどうしようかと思ったが、そんな事はなかった。何故分かったかって?それはまた視界の端に色違いで点滅し始めた項目があったからだ。
家臣特性
《基幹之臣》
最初に尊に随った臣であることにより発現。
助六が在る限り、全ての能力が仕えた年数により上がる。※上限なし
だが、この特性を見てオレは目を疑った。何故かって?
「(ブボッ)お、おい!助六がなんで最高位特性《基幹之臣》が発現してるんだよ!?」
「あ、お・・・、わ、ワシが何かダメだったので?」
「いや、もう良いや!逆だよ!逆!最高かよ!って事だ!」
「そ、それは仕えてよろしいのか!?」
「あぁ。頼む。ただオレも、オレが仕えている家がな。伊予 河野家はそんな裕福じゃない。その河野家の中でも東側、阿波 三好家に1番近い、最前線の城、川之江城 城主 妻鳥友春様って方に仕えているんだ。扶持も二人扶持しか貰えていないから……」
「構いませぬ!食い物くらい自分で調達し、寝泊まりなんかも貴方様の家の軒先を借りれればーー」
「(スパコンッ)何馬鹿な事言ってるんだ!食い物は、国に帰れば1日3食。これは死ぬまでオレが保証する。住む所は国に帰り、殿に聞いてからだが、必ず用意する。ちゃんとした家をだ。ちなみにお前は50~何歳だ?」
「え?わ、ワシですか?ワシは23歳ですが?」
「(スパコンッ)何でオレより髭もじゃでオレより歳下なんだよ!オレも妻の静樹も24歳だぞ!?そのオレ等より何で老けてるんだよ!?思わずスリッパで2回も叩いてしまったじゃないか!」
「そう言われましても・・・」
「いやそもそも痛くないのかよ!?」
「え?別に?」
もうこの助六はアレだ。絶対に舎弟にしてやる!そして此奴を矢面に出して威圧してやる!老けてるし、顔だけはマジで怖いし、老けてるし。
「カッカッカッ!家臣ができたみたいだな!良き。ここで、ワイが知ってる言葉を進ぜよう。是非に及ばず!尊は覚えておけ!家臣に責任を被せない覚悟の言葉や。起きた事を家臣のせいにせず、決断の責は主が負うっちゅーことや!」
「あ、織田家当主の言葉でしょう?知ってますよ?」
「は!?なんやて!?何で知っとんねん!?」
「(クスッ)甚兵衛様。我が夫、尊様を思っての御言葉と捉えますね?ありがとうございます!」
「カァー!もうええわ!一向に尊を出し抜ける気がせーへん!何でも知ってる顔して、実際知ってるんやからな!おもんないわ!おい!お前等!出航だ!摂津に迎え!」
「助六も少し手伝ってあげろ!」
「はっ!」
甚兵衛がプンスカ言いながら、水夫に、命令を始める。
「静樹?後、何結残っている?」
「はい!後、30結程です。かなり少なくなりました」
「分かった。3結程、助六に渡してほしい。今後もお金に関しては静樹に任せるよ。オレは甚兵衛に言い、両替してもらう。彼奴はあぁだけど銭に関しては裏切らない」
「いいのですか?」
「あぁ。実際、助六はオレを主君と見定めてくれた。助六は何を言ってるか分かっていなかったし、静樹も確認できればいいんだけど、最高位特性の《基幹之臣》が発現していた」
「まぁ!?誠ですか!?良かったではありませんか!」
「あぁ。まさか言ったら悪いけどゲームに登場しない男、もしくは名前もない男だと思うけど、そのモブみたいな男がな。当たりは強くなったが、大切にするさ」
そう言い終わると、視界一杯にゲームでよく見た項目が出て来た。
【部隊規模拡張を確認。
同伴者・静樹に補佐軍団長権限を付与しますか?】
「っておい!?今更かよ!?」
一人でツッコミ、静樹の反応を待たずに、はいを押す。
「あ!?え!?尊様・・・私を補佐軍団長に・・・」
「いや、寧ろなってなかったのかよ!?って思ってたよ。てっきり、特性とか見えてたのかと思ってたけどその反応なら今まで見えて無かったんだな?」
「はい。ただ、なんとなく反応でそうなのかな?と思ってました。尊様!ありがとうございます!精一杯補佐しますね!」
「あぁ。頼むよ。オレは甚兵衛に言って、銭を渡し、鉄砲鍛治に渡りを付けてもらう。それと、彼奴の主君?か何かは分からないが今井宗久。その人にこの金塊を銭に両替してもらう」
「大丈夫でしょうか?」
「本当は金塊は織田家に献上しようとしたけど、織田家と友誼が結べても帰る国が無ければ意味がない。金はあっても腐るものじゃないからな。元は商人だ。稼げるなら絶対に食い付く」
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