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開戦前夜
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「妻鳥様。堺の今井様から最後の文が届きました。三好方、阿波水軍が動き出したと。
俺が計算したところ、阿波水軍全軍が出ることはないかと踏んでおります。恐らく兵の輸送、兵糧の輸送を含め、引田城までかと。そして塩飽水軍とも連携を取り、天霧城でさらに兵の補填をし、そのまま半日ほどで川之江浦――つまり、俺の郡内の海から来襲するかと踏んでおります」
「来たか……。備えは大丈夫か?」
「はい。この時のために、短時間の急拵えではありますが、鉄砲兵は育てました。石川様の周布の武者が三間半の槍で敵を足止めし、その合間に鉄砲にて銃撃します」
「うまく行くか?」
「来島様と平岡様がいつ参陣してくるかによります。こちらは元は農民がほとんどで、戦慣れしている、もしくは戦を経験している者があまり居ません。戦の経験が豊富な織田軍の兵を分散し、鼓舞しながら戦わせます」
「馬廻りに言い、直ぐに湯築城に文を届けさせる。上手く行けば、四日から七日後には来られるだろう」
ここで俺は思案する。
今井の文が昨日書かれたものだとすれば、既に阿波水軍は動いている。ならば開戦は明日か明後日……。初日は小手調べだと加味しても――。
「難しい顔をしているが、まずいか?」
「い、いえ!問題ありません。俺が食い止めます。そのための町屋作りをしております。女と子供、老人は全員城へ匿ってください。妻鳥様は城で待機を。
もし湊が突破されようとも慌てずに。敢えて兵が分散するような建物の配置にしております。
これより早急に硝石を城へ移します故、火器には気をつけてください」
「すまぬ」
「いいえ。構いません。予想では早くて明日、遅くとも明後日には参るかと。如月に攻めてくることを加味して、かなりの大軍勢だと予想しております」
「うむ……」
その通り。
二月の農閑期に攻めて来るということは、かなりの動員をかけているだろう。織田の戦いは物量に物を言わせた戦いだ。それを畿内で三好は見ているはずだ。それを川之江で見せつけようと思っているのだろう。
だが、川之江は負けない。絶対に。
◆
「尊様。ほぼ全員集まりました!皆、士気も高く最高潮です!」
「良し。助六!町屋の皆は退かせたか?」
「はっ!皆、城で暫く過ごすよう――」
「キャァ~!助六さま~!守ってくださーい!」
「馬鹿者!早く城へ向かいなさい!」
「(スパコンッ)おい!助六!あの女の子は誰だ!何でお前が黄色い声を掛けられるんだ!」
「も、申し訳ありませぬ……」
助六め。何でこんなにこいつが人気なんだ……。戦国の不思議の一つなんだが!?
「がっはっはっ!山岡殿!やっとですな!それにしても、壮観ですな!皆、良い顔付きですぞ!」
「簗田様や藤田様が鍛えてくれたおかげですよ」
「なんの!なんの!組頭まで!整列ッ!!」
簗田がそう叫ぶと、例のファンキーな滝次郎、静樹に覚えられて出世した長兵衛、川三郎。後は唯一の女組頭のアカネが集まる。
さらに少し遅れて、石川パパと勝重も集まる。
「皆。集大成を見せる時が来た。川之江の兵は五百は居る。長兵衛、川三郎、アカネが百人ずつ指揮をしろ。百五十は予備隊とする。静樹に指揮をさせる。残りの五十は滝次郎に指揮させる。この滝次郎隊には敢えて命令は出さない。滝次郎の戦術眼で神出鬼没に三好兵を追い立てろ」
「いいのですかい?」
「あぁ。あの三好を恐れず鉄砲を盗んでくるくらい度胸がある。そのくらい簡単だろう?いや、寧ろ猟師ならその方が動きやすいだろう?」
「へへっ!分かってくれてるようで。お任せあれ!ですが、約束は守ってくださいよ?アッシを正式な家臣に」
「あぁ。この戦が終われば正式に迎え入れてやる。鉄砲隊の二番隊の隊長だ。一番隊は決まっているんだ。土居殿?」
「はっ!」
「土居殿は俺の麾下とする。土居衆は七十名程だ。だが、皆より腕が良い。押され気味の所に散兵鉄砲隊として出す。集に強い鉄砲隊だが、それを敢えて個にして運用する」
「がっはっはっ!三郎様でも思い付かない奇天烈な部隊は、ワシも見てみたいですな!」
「成功するかは分かりません。けど上手くいけば、滝次郎と土居隊で敵は眠れない夜になるでしょう。
後は石川様。一番槍は石川様たち、周布の兵です。寒川方面に備える兵も分散させてくれましたよね?」
「うむ。三百は寒川に向かわせている。寒川の馬鹿者にはもったいないくらいですな。ここには四百は連れて来ておりまする」
「ありがとうございます。上陸して来るまで近くの小屋で待機。俺が合図の鉄砲を一射します。そこで槍衾にて。頃合いを見て必ず退いてください。これは約束です」
「うむ。功名に目が眩むような若造ではない」
「勝重!お前は妻鳥様の横に居ろ。三島衆を率いろ。大出世だぞ。一番率いる数が多いんだからな」
「なっ……、ワシが三島衆をか!?あの山のも平野のもか!?」
「あぁ。妻鳥様も了承していた。その中に二十名、織田兵を入れている。槍兵、武者、鉄砲隊とうまく組み込んでいる。敵が入り込んだ時の備えだ。長々と言っても仕方ない。訓練した通りにすれば勝てる!」
「「「「オォーーーー!!」」」」
◆
それなりに訓練はして来た。出来る限り、領内の問題は片付けたと思っている。後は三好を迎え撃つだけだが、三好は意外な手を使ってきた。
命令し、川之江浦の浜に布陣させていた戦前夜、異常なまでの静寂の中でのことだった。予想では明日の日の出と共に浜に現れるかと思っていたが、夜中に浜手の倉に火の手が上がる。
「ギャッハッハッ!三好だ!三好が攻めてくるぞ~!!」
「燃えろや!燃えろ!明日の朝一番に、この辺一帯を埋め尽くす兵が現れるぞ!!」
火を点けた数人の男が叫びながら小舟に乗り、悠々と帰還していった。一番に助六が気付き、桶に水を汲み、海水をかけて消火したが、残念ながら五軒ほどの豆腐屋や倉などが全焼した。
「くっ……、まさかこんな嫌がらせのようなことをしてくるとは……」
「まあ人的被害はありませんでしたし、これで明日に攻めてくると分かっただけ良しとしませんか?それより助六様を褒めてあげてください!」
「そうだな。静樹、すまん。それに町屋の皆は城に収容しているから、士気を下げる意味は三好にはないんだけどな。
ってか、結局三好の間者は分からなかったな。けど、分からないくらいの所に居たんだろうな」
「そうでしょうね。私でも結局、尻尾は掴めませんでした」
「うん。まあいい。後、数時間しか休めないけど戻ろう」
◆
~三豊 詫間 三好軍前線基地~
「香西夜襲隊、ただ今戻りました!」
「静かにせよ。殿たちは就寝中だ」
「はっ。申し訳ありません。川之江は静かではありましたが、何の備えもありませんでした!ただ、以前、手前が見た川之江の浜は、何というか……ごちゃごちゃしていたように思いましたが……」
「重畳!重畳!あの女城主は河野に捨て石にされたか!ならば、一当てした後に開城を迫る当初の作戦のままで良いな!」
「敵は何も察知していなさそうなのは間違いありません。浜手に櫓もありませんでしたし、攻めて来るというのは想定外だったように思います」
「そりゃそうだろう。薦田様は、あんな川之江ごとき田舎を調べる必要はないとおっしゃられた。調べずとも良いくらいの地なのだ。お前たちはよくやった。奥の陣で休め」
「はっ!」
俺が計算したところ、阿波水軍全軍が出ることはないかと踏んでおります。恐らく兵の輸送、兵糧の輸送を含め、引田城までかと。そして塩飽水軍とも連携を取り、天霧城でさらに兵の補填をし、そのまま半日ほどで川之江浦――つまり、俺の郡内の海から来襲するかと踏んでおります」
「来たか……。備えは大丈夫か?」
「はい。この時のために、短時間の急拵えではありますが、鉄砲兵は育てました。石川様の周布の武者が三間半の槍で敵を足止めし、その合間に鉄砲にて銃撃します」
「うまく行くか?」
「来島様と平岡様がいつ参陣してくるかによります。こちらは元は農民がほとんどで、戦慣れしている、もしくは戦を経験している者があまり居ません。戦の経験が豊富な織田軍の兵を分散し、鼓舞しながら戦わせます」
「馬廻りに言い、直ぐに湯築城に文を届けさせる。上手く行けば、四日から七日後には来られるだろう」
ここで俺は思案する。
今井の文が昨日書かれたものだとすれば、既に阿波水軍は動いている。ならば開戦は明日か明後日……。初日は小手調べだと加味しても――。
「難しい顔をしているが、まずいか?」
「い、いえ!問題ありません。俺が食い止めます。そのための町屋作りをしております。女と子供、老人は全員城へ匿ってください。妻鳥様は城で待機を。
もし湊が突破されようとも慌てずに。敢えて兵が分散するような建物の配置にしております。
これより早急に硝石を城へ移します故、火器には気をつけてください」
「すまぬ」
「いいえ。構いません。予想では早くて明日、遅くとも明後日には参るかと。如月に攻めてくることを加味して、かなりの大軍勢だと予想しております」
「うむ……」
その通り。
二月の農閑期に攻めて来るということは、かなりの動員をかけているだろう。織田の戦いは物量に物を言わせた戦いだ。それを畿内で三好は見ているはずだ。それを川之江で見せつけようと思っているのだろう。
だが、川之江は負けない。絶対に。
◆
「尊様。ほぼ全員集まりました!皆、士気も高く最高潮です!」
「良し。助六!町屋の皆は退かせたか?」
「はっ!皆、城で暫く過ごすよう――」
「キャァ~!助六さま~!守ってくださーい!」
「馬鹿者!早く城へ向かいなさい!」
「(スパコンッ)おい!助六!あの女の子は誰だ!何でお前が黄色い声を掛けられるんだ!」
「も、申し訳ありませぬ……」
助六め。何でこんなにこいつが人気なんだ……。戦国の不思議の一つなんだが!?
「がっはっはっ!山岡殿!やっとですな!それにしても、壮観ですな!皆、良い顔付きですぞ!」
「簗田様や藤田様が鍛えてくれたおかげですよ」
「なんの!なんの!組頭まで!整列ッ!!」
簗田がそう叫ぶと、例のファンキーな滝次郎、静樹に覚えられて出世した長兵衛、川三郎。後は唯一の女組頭のアカネが集まる。
さらに少し遅れて、石川パパと勝重も集まる。
「皆。集大成を見せる時が来た。川之江の兵は五百は居る。長兵衛、川三郎、アカネが百人ずつ指揮をしろ。百五十は予備隊とする。静樹に指揮をさせる。残りの五十は滝次郎に指揮させる。この滝次郎隊には敢えて命令は出さない。滝次郎の戦術眼で神出鬼没に三好兵を追い立てろ」
「いいのですかい?」
「あぁ。あの三好を恐れず鉄砲を盗んでくるくらい度胸がある。そのくらい簡単だろう?いや、寧ろ猟師ならその方が動きやすいだろう?」
「へへっ!分かってくれてるようで。お任せあれ!ですが、約束は守ってくださいよ?アッシを正式な家臣に」
「あぁ。この戦が終われば正式に迎え入れてやる。鉄砲隊の二番隊の隊長だ。一番隊は決まっているんだ。土居殿?」
「はっ!」
「土居殿は俺の麾下とする。土居衆は七十名程だ。だが、皆より腕が良い。押され気味の所に散兵鉄砲隊として出す。集に強い鉄砲隊だが、それを敢えて個にして運用する」
「がっはっはっ!三郎様でも思い付かない奇天烈な部隊は、ワシも見てみたいですな!」
「成功するかは分かりません。けど上手くいけば、滝次郎と土居隊で敵は眠れない夜になるでしょう。
後は石川様。一番槍は石川様たち、周布の兵です。寒川方面に備える兵も分散させてくれましたよね?」
「うむ。三百は寒川に向かわせている。寒川の馬鹿者にはもったいないくらいですな。ここには四百は連れて来ておりまする」
「ありがとうございます。上陸して来るまで近くの小屋で待機。俺が合図の鉄砲を一射します。そこで槍衾にて。頃合いを見て必ず退いてください。これは約束です」
「うむ。功名に目が眩むような若造ではない」
「勝重!お前は妻鳥様の横に居ろ。三島衆を率いろ。大出世だぞ。一番率いる数が多いんだからな」
「なっ……、ワシが三島衆をか!?あの山のも平野のもか!?」
「あぁ。妻鳥様も了承していた。その中に二十名、織田兵を入れている。槍兵、武者、鉄砲隊とうまく組み込んでいる。敵が入り込んだ時の備えだ。長々と言っても仕方ない。訓練した通りにすれば勝てる!」
「「「「オォーーーー!!」」」」
◆
それなりに訓練はして来た。出来る限り、領内の問題は片付けたと思っている。後は三好を迎え撃つだけだが、三好は意外な手を使ってきた。
命令し、川之江浦の浜に布陣させていた戦前夜、異常なまでの静寂の中でのことだった。予想では明日の日の出と共に浜に現れるかと思っていたが、夜中に浜手の倉に火の手が上がる。
「ギャッハッハッ!三好だ!三好が攻めてくるぞ~!!」
「燃えろや!燃えろ!明日の朝一番に、この辺一帯を埋め尽くす兵が現れるぞ!!」
火を点けた数人の男が叫びながら小舟に乗り、悠々と帰還していった。一番に助六が気付き、桶に水を汲み、海水をかけて消火したが、残念ながら五軒ほどの豆腐屋や倉などが全焼した。
「くっ……、まさかこんな嫌がらせのようなことをしてくるとは……」
「まあ人的被害はありませんでしたし、これで明日に攻めてくると分かっただけ良しとしませんか?それより助六様を褒めてあげてください!」
「そうだな。静樹、すまん。それに町屋の皆は城に収容しているから、士気を下げる意味は三好にはないんだけどな。
ってか、結局三好の間者は分からなかったな。けど、分からないくらいの所に居たんだろうな」
「そうでしょうね。私でも結局、尻尾は掴めませんでした」
「うん。まあいい。後、数時間しか休めないけど戻ろう」
◆
~三豊 詫間 三好軍前線基地~
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「静かにせよ。殿たちは就寝中だ」
「はっ。申し訳ありません。川之江は静かではありましたが、何の備えもありませんでした!ただ、以前、手前が見た川之江の浜は、何というか……ごちゃごちゃしていたように思いましたが……」
「重畳!重畳!あの女城主は河野に捨て石にされたか!ならば、一当てした後に開城を迫る当初の作戦のままで良いな!」
「敵は何も察知していなさそうなのは間違いありません。浜手に櫓もありませんでしたし、攻めて来るというのは想定外だったように思います」
「そりゃそうだろう。薦田様は、あんな川之江ごとき田舎を調べる必要はないとおっしゃられた。調べずとも良いくらいの地なのだ。お前たちはよくやった。奥の陣で休め」
「はっ!」
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