気軽にタイムリープ

なゆか

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二話

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~~

前野「西井、課題やってないでしょ」

ここに戻ったのか、
テンパってた割にはいい出来だ。

この後、包丁おじさんが入って来るんだよな…

私は入って来るドア前に机を運ぶ。

前野「何してんの?」

西井「先生驚かそうかなって」

前野「課題やってない上に驚かすとか、
常軌を逸してる」

前野に呆れられたが、
こうしてれば少し足止めは出来るだろう。

ガラッ

早くも来た包丁おじさん。

「おいッお前らは、今から人質になってもらう!」

私の机お構いなしで入って来た為、
効果無しかよと私は真剣白刃取りの構えを取る。

「邪魔だッこのガキッ!」

おじさんは私に包丁を振り下ろしたが、また…

北丘「馬鹿かッ…ゔッ」

北丘君が刺され、
なんで庇ってくれるんだろうと疑問に思い、
とにかく、私はまた時間を戻る事にした。

~~

戻ったのは、
包丁おじさんが来る前日

北丘「…何見てんだよ」

隣の席の北丘君は、私を睨みつけて来るが
明日私の事を包丁おじさんから身を挺して
守ってくれるんだよな…

時間を戻った為、まだ実現されてないが
その時の北丘君の心境が気になった。

西井「北丘君は…実は野菜」

普通に噛んだ…優しいのかと聞こうとしたが、
今更、何聞いてんだろうと思う。

守ってくれるとしても、不良は怖い。

北丘「あ?人間だわ」

そりゃそうだよねと、正面を向く。

北丘「で、何だよ」

北丘君は私の話しが終わったと思っていないらしく
私は再び北丘君の方を見る。

北丘「用があんだから、声掛けてきたんだろ」

西井「えと…その…北丘君は、
実は優しい人なのかなって」

北丘「あ?何を根拠に」

助けて貰ったからなんて、
助けて貰う前の北丘君には言えない。

声を掛けてしまった前に戻るか…

北丘「西井」

西井「え…」

北丘「お前って」

西井「…あっしまった」

北丘君が何か言おうとした時に、
タイムリープしてしまった。

~~

ガサッ

何だ?

私、どこに戻ったんだ?

足元に新聞紙やチラシが引かれている
誰も居ない部屋。

西井「…はぁ、またここか」

私は3回タイムリープをすると、
次のタイムリープは必ず
この変な部屋に来る。

西井「戻るか…」

変な部屋と言っても人は居らず、
特に何かあるとかはなく、
またタイムリープしてしまえば良いだけ。

ガサッ

?「お姉さん!」

西井「うわッ⁉︎」

~~1

やってしまった…

私は驚くと、意思とは関係無く
タイムリープしてしまう。

あの部屋で初めて人と会ったのに、
タイムリープしてしまい、
さっきの少年は何なのか分からない。

まぁ、またあの部屋に行った時に
聞いてみようかな…

前野「それで、昨日ファミレスで
って、聞いてる?」

西井「聞いてる聞いてる」

前野「なら、問題。
昨日、私はファミレスで何を食べたでしょうか」

西井「ドリア!」

前野「不正解!まだ、私は
昨日食べた物を言ってないからね」

西井「カマかけたな」

前野「話聞いてないのが悪い」

それで、今はいつなんだろう…

前野とは毎日話す為、
今がいつの会話なんて覚えていない。

台東「西井さん、先生が呼んでるよ」

あぁ…台東君に声を掛けられたって事は、
この後、担任に雑用押し付けられるんだったな…

前野「私、部活あるから行くね」

西井「分かった、じゃあ明日」

前野「じゃあね、台東君もまた明日」

台東「うん、ばいばい前野さん」

前野は部活に行き、私も資料室行かないとなと
カバンを持つ。

西井「じゃあね、台東君」

台東「西井さん」

西井「ん?」

台東「何処に行こうとしてる?」

西井「資料室でしょ」

台東「うん、そうだね」

西井「じゃあ、またね」

私は台東君と別れ、資料室に向かおうと
廊下に出た。

台東「あっそうそう」

西井「ん?」

台東君はまだ何かあるのか、
私は振り返る。

台東「西井さんって、タイムリープしてるよね」

西井「えっ⁉︎」

~~2
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