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恐怖
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昨日はずっと伊野君と
猥談していたせいか、そわそわしていた。
あんなイケメンも、オナニーとかすんだよなと
それはそれでかなり萌えた。
次の日、私は妄想でフィーバーし過ぎて
あまり眠れず、目をこすりながら登校した。
赤沢「本当⁈」
通学路をボーッと歩いていた為、
後ろから上がった声に驚いた。
赤沢「ん? 何、どうしたの」
伊野「前にいる山田さんがビクついたなって」
まさかの伊野君が後ろにいる。
しかも、この声…一緒に歩いてるのは
多分赤沢君だ。
赤沢良
甘いマスクなイケメン
イケメン伊野君とイケメン赤沢君が仲良いとか
目の保養だし、腐女子的にもグッジョブである。
赤沢「何、誰それ」
伊野「そこのボサボサ一つ結びの」
赤沢「あーあれか」
2人は私の後ろで話し出すが、伊野君が
私の本性を赤沢君に
バラさないだろうなと汗が凄い。
強く口止めはしていない為、
喋っても彼のせいじゃないが赤沢君は
かなり引いて、軽蔑の眼差しで…
まぁ可愛らしい顔してる赤沢君から
見下され睨まれるとか、それはそれで…
伊野「おはよー山田さーん」
山田「ま…まじか」
声を掛けられ本当勘弁してくれよと
聞こえなかったふりしようとしたが
リュックを掴まれた。
伊野「逃げんな逃げんな」
山田「おっ…おはようございます」
伊野「安定の挙動不審だな」
朝から伊野君はキツイよと、
背けた顔の先に赤沢君がいる。
山田「ぅ…だめだ」
赤沢「ん? なんて?」
私は逃げ出したいが伊野君は
リュックを放さない。
伊野「あー、なるほどね」
赤沢「何?」
伊野「良さー、山田さん知ってんだろ」
赤沢「知らないよ」
伊野「一年時英語とか共同授業で一緒だった」
赤沢「ん?」
伊野「ピンとも来てないのか、
ドンマイ山田さん」
興味ない相手には無関心なのは、
普通だよと私は俯き続ける。
赤沢「あっ隣のクラスの
いつもテンパってる」
伊野「正解!」
なんで当ててんだよと息を吐いた。
赤沢「それで何、弘樹は
その山田さんと仲良いの?
俺知らなかったんだけど」
山田「いや…仲良い訳では…」
赤沢「なら、なんでそんな絡まれてんの?」
赤沢君は私に聞いてくる。
山田「あの…その」
赤沢「声小さくて聞こえないんだけど」
側から見てきた赤沢君は甘いマスクの
王子様的なイメージだったのに、
こうやって絡まれると
めちゃくちゃ、怖いなと感じる。
伊野「そんな迫んなって!
山田さん、そーいうの苦手なんだよ、な?」
山田「…はい、早くこの場から
駆け出したいです」
赤沢「駆け出すとか、何その言い回し」
山田「すみません」
赤沢「いや、別に謝られること
言ってないんだけど」
伊野「良、そんなビビらせんなって
餌にされるぞ」
赤沢「餌?」
山田「…ッ⁈」
私はここでバラされるのかと、
伊野君に目を向ける。
伊野「おっ珍しく目合わせくれたな」
山田「…ぁ…うぁ…ぁ」
赤沢「なんなの? まじ怖いわ、
この人唸り出したんですけど」
赤沢君の顔は引きつり、私はその瞬間
その場を一直線に走り去る。
~
関尾「なんで、そんなダッシュ登校」
教室に入るなり、悠里にツッコまれ
私は自分の机にへたり込む。
あんなん、いじめと同等だ。
後でネタになるが、起きてる時は地獄そのものだ。
山田「くわばらくわばら」
~~
伊野「あーあ、行っちゃった」
赤沢「まじ怖いんだけど、なんなのあいつ」
伊野「結局のところ、俺も知らん」
赤沢「なにそれ、仲良いんじゃないの?
山田さんだっけ?」
伊野「仲良い訳じゃないな、
なんだろ…面白人間発見的な」
赤沢「あれが面白いとか…
気持ち悪いんじゃなくて?」
伊野「まぁ確かにキモいとこあるけど、
それでも面白い」
赤沢「ふーん」
猥談していたせいか、そわそわしていた。
あんなイケメンも、オナニーとかすんだよなと
それはそれでかなり萌えた。
次の日、私は妄想でフィーバーし過ぎて
あまり眠れず、目をこすりながら登校した。
赤沢「本当⁈」
通学路をボーッと歩いていた為、
後ろから上がった声に驚いた。
赤沢「ん? 何、どうしたの」
伊野「前にいる山田さんがビクついたなって」
まさかの伊野君が後ろにいる。
しかも、この声…一緒に歩いてるのは
多分赤沢君だ。
赤沢良
甘いマスクなイケメン
イケメン伊野君とイケメン赤沢君が仲良いとか
目の保養だし、腐女子的にもグッジョブである。
赤沢「何、誰それ」
伊野「そこのボサボサ一つ結びの」
赤沢「あーあれか」
2人は私の後ろで話し出すが、伊野君が
私の本性を赤沢君に
バラさないだろうなと汗が凄い。
強く口止めはしていない為、
喋っても彼のせいじゃないが赤沢君は
かなり引いて、軽蔑の眼差しで…
まぁ可愛らしい顔してる赤沢君から
見下され睨まれるとか、それはそれで…
伊野「おはよー山田さーん」
山田「ま…まじか」
声を掛けられ本当勘弁してくれよと
聞こえなかったふりしようとしたが
リュックを掴まれた。
伊野「逃げんな逃げんな」
山田「おっ…おはようございます」
伊野「安定の挙動不審だな」
朝から伊野君はキツイよと、
背けた顔の先に赤沢君がいる。
山田「ぅ…だめだ」
赤沢「ん? なんて?」
私は逃げ出したいが伊野君は
リュックを放さない。
伊野「あー、なるほどね」
赤沢「何?」
伊野「良さー、山田さん知ってんだろ」
赤沢「知らないよ」
伊野「一年時英語とか共同授業で一緒だった」
赤沢「ん?」
伊野「ピンとも来てないのか、
ドンマイ山田さん」
興味ない相手には無関心なのは、
普通だよと私は俯き続ける。
赤沢「あっ隣のクラスの
いつもテンパってる」
伊野「正解!」
なんで当ててんだよと息を吐いた。
赤沢「それで何、弘樹は
その山田さんと仲良いの?
俺知らなかったんだけど」
山田「いや…仲良い訳では…」
赤沢「なら、なんでそんな絡まれてんの?」
赤沢君は私に聞いてくる。
山田「あの…その」
赤沢「声小さくて聞こえないんだけど」
側から見てきた赤沢君は甘いマスクの
王子様的なイメージだったのに、
こうやって絡まれると
めちゃくちゃ、怖いなと感じる。
伊野「そんな迫んなって!
山田さん、そーいうの苦手なんだよ、な?」
山田「…はい、早くこの場から
駆け出したいです」
赤沢「駆け出すとか、何その言い回し」
山田「すみません」
赤沢「いや、別に謝られること
言ってないんだけど」
伊野「良、そんなビビらせんなって
餌にされるぞ」
赤沢「餌?」
山田「…ッ⁈」
私はここでバラされるのかと、
伊野君に目を向ける。
伊野「おっ珍しく目合わせくれたな」
山田「…ぁ…うぁ…ぁ」
赤沢「なんなの? まじ怖いわ、
この人唸り出したんですけど」
赤沢君の顔は引きつり、私はその瞬間
その場を一直線に走り去る。
~
関尾「なんで、そんなダッシュ登校」
教室に入るなり、悠里にツッコまれ
私は自分の机にへたり込む。
あんなん、いじめと同等だ。
後でネタになるが、起きてる時は地獄そのものだ。
山田「くわばらくわばら」
~~
伊野「あーあ、行っちゃった」
赤沢「まじ怖いんだけど、なんなのあいつ」
伊野「結局のところ、俺も知らん」
赤沢「なにそれ、仲良いんじゃないの?
山田さんだっけ?」
伊野「仲良い訳じゃないな、
なんだろ…面白人間発見的な」
赤沢「あれが面白いとか…
気持ち悪いんじゃなくて?」
伊野「まぁ確かにキモいとこあるけど、
それでも面白い」
赤沢「ふーん」
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