美少女戦隊ハートフルレンジャー

なゆか

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怪しい転校生

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このジャージを借りてから
かれこれ、1ヶ月

まぁ、普通に考えて今まで隠蔽工作してるし
そうそうあのミニキャラに会えるはずがない。

とっとと返して何事もなく過ごしたいし、
ジャージさえ返してしまえば、このモヤモヤから
解放されると思っている
今日この頃、

「転校生を紹介する」

茶子「…この時期に転校生って」

変な時期にかなりイケメンの双子の転校生が来た。

普通に双子なら、別々のクラスだろうに
同じクラスの為、
もう明らかに何らかのなんかなんだろうと思う。

戦隊が美少女だから、ここにイケメン投入って事は
サポートか敵だな。

私は頬杖をついたまま、転校生の自己紹介を聞く。

ヒカル「僕はヒカルです。
皆様よろしくお願いします」

カゲト「……カゲト」

何というか分かりやすいくらい個性的な双子。
苗字は言わんのかと思う。

ヒカルとカゲトって…つまり、光と闇。

本当、あの時記憶消されてれば
こうイケメン双子転校生が来ても、
カッコいいなくらいで
疑問に思わなかったんだろうが…
今はこのあからさまな展開にため息が漏れる。

カゲト「……おい」

いつの間に私の横にいるカゲト。

カゲト「隣」

カゲトは隣の席だった。
隣って誰か座ってなかったっけと思いながらも、
軽く会釈をしとく。

そして、HRが始まって終わって
イケメン双子の周りには、クラスメイトやら
噂を聞きつけた他クラスの人やらで
人集りが出来た。

茶子「…お祭り状態だな」

私は廊下に避難しようとした時、
同時にカゲトも立ち上がった。

カゲト「俺に関わるんじゃねぇ…殺すぞ」

自分で出来た人集りに暴言を吐き捨てたカゲト。

一匹オオカミ的なタイプなのかと思うが、
シラフで殺すぞとか痛いなと
ついつい笑いそうになる。

私は笑いを堪えながら廊下に出ると、
後ろからカゲトが着いてきた。

まぁ着いてきたというより、
廊下に出たかったんだろう。

茶子「…ゴフッ」

ついカゲトを目にし、吹き出した。

カゲト「…何笑ってんだよ」

茶子「…いや…別に笑ってない」

一度吹き出したせいで、笑いを我慢するのがキツく
身体が震える。

カゲト「…ふん、テメェも俺に関わるな。
詮索してきたら殺すからな」

カゲトの殺す発言に、
やっぱり笑いが抑えきれなかった。

茶子「ぶははッ…初見の相手に殺すて…
痛い痛いッ…」

私は涙が出るほど笑った。

カゲト「な…んだと…」

カゲトのリアクションなんて関係なく
爆笑し、お腹がねじれた。

茶子「そもそも詮索とか…お前に興味ある人
限定でしょ…別に興味ないわッ…
どんだけ自分に自信あんだよ」

多分言い過ぎたのだと思う、
カゲトは目を見開いて驚いている。

茶子「まぁとにかく、そういう事だから。
あと、無闇に殺すとか言うの止めた方がいいよ。
痛いからッ…はははッ」

カゲト「…なッ」

私は適当に手を振って、廊下を進む。

一部始終を見ていた廊下にいる他の生徒に
凄い顔されたが、他クラスだし関わんないから
平気だろうと、廊下を進む。

カゲト「待てッ」

すんなり行けるかと思っていたが、
カゲトに腕を掴まれる。

カゲト「お前…何者だ」

茶子「痛い質問してくんね」

カゲト「なんで俺にそんな態度なんだよ」

茶子「…え」

その何かしらのなんだったら、
一般人に何か変化あるのか?

そうだったら私のこの対応は大失態だ。

どうやって返答すれば正解なのか…
悩んでも瞬時に出てくるわけない。
しかも、ここで沈黙を貫くと逆に私が疑われる。

カゲトはただの中二病か、なんかしらの何なのか…
今の私は賭けに出るしかない。

茶子「…えと」

ドンッ

桃華「きゃっ」

カゲト「なんだてめぇ……ッ!」

桃華「ごめんなさいですぅ…」

カゲト「おっ…お前」

桃華「はっ…えと…あのぅ…」

突如、目の前で恋愛イベントが発生した。
カゲトにぶつかっていたのは美少女戦隊の子だ。

このタイミングでって、やっぱりカゲトと
もう1人はなんかしらのなんかなんだと確信した。

私はそっとその場から離れ、教室に戻った。

ガラガラ

教室のドアを開けると、妙な感じがする。

茶子「…ん?」

一限目の予鈴はまだ鳴っていないのに
クラスメイトは黙って席に座っている。

すると

ヒカル「おや、どうやら君は教室外に出ていた
ようだね」

転校生のもう1人であるヒカルが
教卓の上に座っていた。

この時点で明らかにヤバイ感じだと察した。

ヒカル「君も私の配下に入れてやろう」

二つの意味でやばい奴だなと、後退った瞬間
彼女達は窓ガラスを割って登場した。

ガッシャーンッ

茜「宇宙に輝き燃えたぎる私の心は正義の印!
超豪炎の凄まじい力ッ
スパイシー・クレイジー・スーパー・ウルトラ
グレイト・パワフル・アクロバット・モンスター
デンジャラス・ドラゴン・スパイラルファイヤーを
お見舞いするぜッ‼︎
宇宙の平和を守るべく華麗に見参ッ
ハートレッド‼︎」

茶子「うわっいきなり名乗り始めた」

私は窓ガラスを割って入ってきた
戦隊達に騒然とした。

ここの生徒なんだから、
廊下から入って来いよと思う。

葵「ハートブルー」

緑「こんにちわ0型、乙女座好きな事は読書
図書委員長をやっています。
ハートグリーン」

桃華「麗しきどきどきキュンキュン
恋するプリティ純情乙女!
はーい、宇宙一可愛いのは~?
ハートピンク!」

黄衣「猫より犬派!
ハートイエロー♪」

茜「美少女戦隊ハートフルレンジャーッ‼︎」

ババーンッ

ババーンッじゃねぇよと思うが、
この転校生は、やっぱり
なんかしらのなんかで、敵だったらしい。

まぁ、ちょうどよく戦隊達が来たし、
私は離れてあのミニキャラを
探すことにした。

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