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話し合い
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朝
気分最悪なまま登校し、
昨日と変わらず一人でピリついていた。
香穂子や良伸君は察して、
私に近づいて来ず、タクローだけは
私の周りをウロチョロしている。
君坂「こんちゃーん、
あの…まだ機嫌悪い?」
私の苛つきはお前のせいでもあるからなと、
顔を窓の方に向ける。
君坂「わーん、こんちゃん機嫌直してよ~」
鬱陶しい奴だなと、しばらくすると
私の席の前に狭間が立った。
狭間「今谷さん」
君坂「は?やっぱ、お前が原因なわけ?」
タクローは狭間を敵意剥き出しで睨み、
クラスメイト達はざわつき始める。
狭間「君坂君のせいでもあります」
君坂「は?」
目の前で喧嘩すんなよ、鬱陶しい…
君坂「こんちゃーん、コイツが原因なら
ボクがなんとかしてあげるよ」
狭間「俺の方が身長は高いんです。
正面切って喧嘩したら、
君に負けることはありませんよ」
君坂「は?ボクをチビって言ってんの?
つか、喧嘩に身長関係ないでしょ、馬鹿なの?」
狭間「君よりは成績は良いです」
君坂「うっざ…なんで
このボクに、お前が突っ掛かって来るわけ?」
狭間「理由は分かってるはずですよね」
君坂「超強気なんですけど」
正面と横で喚くなよと私は席を立つ。
今谷「鬱陶しい」
狭間「今谷さん」
今谷「まじで怠いわ、
つか関わって来んなって言ったよね?
成績どうこう以前に人の話聞けやクソ」
狭間「聞いてますよ」
今谷「聞いてねーだろッ」
君坂「こんちゃん、コイツに何されたの?」
今谷「…まじ怠い」
これ解決しない限り
この状態が続くとか無理だわ…
私は席を立ち、チラチラこちらを見ていた
立武さんの方へ向かい腕を掴む。
立武「きゃっなっ何⁈」
今谷「お前らも来い」
君坂「あっそう言う事?
お前チクるとか、まじで無いわ~」
タクローは不貞腐れながら、
近くの机を蹴り、
狭間は誇らしげな顔をして着いて来た。
~
あの空き教室
立武「あの、今谷さん。
どうしたのかな」
立武さんだけ、この状況を
理解していないらしく
オドオドしている。
今谷「単刀直入に聞くけど、
タクローが原因で
立武さんはクラスの男子に
性的嫌がらせされてんの?」
立武「…ぇ…あ…な…なんで…それを」
立武さんの顔から汗が噴き出し、
震え出した。
今谷「事実って事ね」
君坂「こんちゃん、違うんだよボクは」
今谷「は?言い訳?」
君坂「…ッ」
立武「違うの今谷さん!
君坂君を責めないで!」
狭間が言った通りに立武さんが
タクローを庇った。
立武「私は君坂君の為なら、
なんだってするの」
今谷「へぇ、気持ち悪」
立武「ぇ」
今谷「タクローの為って、
ソレして、なんか効果あると思ってんの?」
立武「…」
今谷「好きだからって
猪突猛進なのか知らないけど、
普通に無理でしょ」
立武「…す…少しでも可能性があるなら」
今谷「いや、100パー無いでしょ」
タクローはだんまりを決め込んでいる。
今谷「おい、何黙ってんの?
お前がやらせたんだろ?」
君坂「ひッ…怖いよ、こんちゃん」
今谷「タクロー、立武さんになんて言ったの?」
君坂「…しつこかったから、
なんでも言う事聞けばって」
今谷「へぇ、なら付き合いなよ。
なんでも言う事聞いてんじゃん」
君坂「無理…そもそも、
それで諦めさせるつもりだったのに、
それでもボクが好きだって食い下がらない」
今谷「へぇ」
立武「…君坂君に
振り向いてもらう為に私は」
告白をフラれても諦めない立武さん
諦めさせる為に
かなりハードな事をさせたタクロー
そして、それをどうにかして欲しいと
部外者の私に助けを求めて来た
部外者の狭間
今谷「心底どうでもいい」
狭間「今谷さんッ」
今谷「私には関係ない、
まじで他所でやれよッ!」
狭間「今谷さん!
そんな言い方はないんじゃ無いですか!」
今谷「は?お前が怒鳴ってくるわけ?」
狭間「立武さんはッ」
今谷「あのさー、
私に出来ること無いでしょ。
そこまでしてる立武さんが
部外者の私にどうこう言われたところで
変わらないだろうし、
そもそも、周り巻き込んで
やる事やってんだから手遅れでしょ」
狭間「このままだと、立武さんの未来は」
今谷「立武さんさー、
タクローなんてやめて狭間にいけば?
ほら、こんな想ってくれてんじゃん」
狭間「…な…何を」
立武「…狭間君の気持ちは嬉しいけど、
私は…君坂君だけが」
今谷「ほら、駄目じゃん。
何言っても無意味」
私は教室から出てこうとする。
狭間「ちょっと、
この状況でどこ行くんですか!」
今谷「戻るんだよ教室に」
狭間「無責任です!」
狭間に腕を掴まれるが、
私は堪らず狭間を殴る。
今谷「触んじゃねぇよッ」
ドサッ
狭間「痛いッ暴力はやめてください」
今谷「そうさせたのはてめーだろッ
つか、当事者のてめーらでどうにかしろよ!」
私は3人に怒鳴り散らし、
空き教室から出る。
~
ガタンッ
香穂子「乃利ー…本当どうしたの」
今谷「…気分悪いから、帰る」
香穂子「えっまだHRも始まってないよ」
今谷「帰る」
私は乱暴に鞄を持ち、
クラスメイト達の視線を無視して
教室を後した。
気分最悪なまま登校し、
昨日と変わらず一人でピリついていた。
香穂子や良伸君は察して、
私に近づいて来ず、タクローだけは
私の周りをウロチョロしている。
君坂「こんちゃーん、
あの…まだ機嫌悪い?」
私の苛つきはお前のせいでもあるからなと、
顔を窓の方に向ける。
君坂「わーん、こんちゃん機嫌直してよ~」
鬱陶しい奴だなと、しばらくすると
私の席の前に狭間が立った。
狭間「今谷さん」
君坂「は?やっぱ、お前が原因なわけ?」
タクローは狭間を敵意剥き出しで睨み、
クラスメイト達はざわつき始める。
狭間「君坂君のせいでもあります」
君坂「は?」
目の前で喧嘩すんなよ、鬱陶しい…
君坂「こんちゃーん、コイツが原因なら
ボクがなんとかしてあげるよ」
狭間「俺の方が身長は高いんです。
正面切って喧嘩したら、
君に負けることはありませんよ」
君坂「は?ボクをチビって言ってんの?
つか、喧嘩に身長関係ないでしょ、馬鹿なの?」
狭間「君よりは成績は良いです」
君坂「うっざ…なんで
このボクに、お前が突っ掛かって来るわけ?」
狭間「理由は分かってるはずですよね」
君坂「超強気なんですけど」
正面と横で喚くなよと私は席を立つ。
今谷「鬱陶しい」
狭間「今谷さん」
今谷「まじで怠いわ、
つか関わって来んなって言ったよね?
成績どうこう以前に人の話聞けやクソ」
狭間「聞いてますよ」
今谷「聞いてねーだろッ」
君坂「こんちゃん、コイツに何されたの?」
今谷「…まじ怠い」
これ解決しない限り
この状態が続くとか無理だわ…
私は席を立ち、チラチラこちらを見ていた
立武さんの方へ向かい腕を掴む。
立武「きゃっなっ何⁈」
今谷「お前らも来い」
君坂「あっそう言う事?
お前チクるとか、まじで無いわ~」
タクローは不貞腐れながら、
近くの机を蹴り、
狭間は誇らしげな顔をして着いて来た。
~
あの空き教室
立武「あの、今谷さん。
どうしたのかな」
立武さんだけ、この状況を
理解していないらしく
オドオドしている。
今谷「単刀直入に聞くけど、
タクローが原因で
立武さんはクラスの男子に
性的嫌がらせされてんの?」
立武「…ぇ…あ…な…なんで…それを」
立武さんの顔から汗が噴き出し、
震え出した。
今谷「事実って事ね」
君坂「こんちゃん、違うんだよボクは」
今谷「は?言い訳?」
君坂「…ッ」
立武「違うの今谷さん!
君坂君を責めないで!」
狭間が言った通りに立武さんが
タクローを庇った。
立武「私は君坂君の為なら、
なんだってするの」
今谷「へぇ、気持ち悪」
立武「ぇ」
今谷「タクローの為って、
ソレして、なんか効果あると思ってんの?」
立武「…」
今谷「好きだからって
猪突猛進なのか知らないけど、
普通に無理でしょ」
立武「…す…少しでも可能性があるなら」
今谷「いや、100パー無いでしょ」
タクローはだんまりを決め込んでいる。
今谷「おい、何黙ってんの?
お前がやらせたんだろ?」
君坂「ひッ…怖いよ、こんちゃん」
今谷「タクロー、立武さんになんて言ったの?」
君坂「…しつこかったから、
なんでも言う事聞けばって」
今谷「へぇ、なら付き合いなよ。
なんでも言う事聞いてんじゃん」
君坂「無理…そもそも、
それで諦めさせるつもりだったのに、
それでもボクが好きだって食い下がらない」
今谷「へぇ」
立武「…君坂君に
振り向いてもらう為に私は」
告白をフラれても諦めない立武さん
諦めさせる為に
かなりハードな事をさせたタクロー
そして、それをどうにかして欲しいと
部外者の私に助けを求めて来た
部外者の狭間
今谷「心底どうでもいい」
狭間「今谷さんッ」
今谷「私には関係ない、
まじで他所でやれよッ!」
狭間「今谷さん!
そんな言い方はないんじゃ無いですか!」
今谷「は?お前が怒鳴ってくるわけ?」
狭間「立武さんはッ」
今谷「あのさー、
私に出来ること無いでしょ。
そこまでしてる立武さんが
部外者の私にどうこう言われたところで
変わらないだろうし、
そもそも、周り巻き込んで
やる事やってんだから手遅れでしょ」
狭間「このままだと、立武さんの未来は」
今谷「立武さんさー、
タクローなんてやめて狭間にいけば?
ほら、こんな想ってくれてんじゃん」
狭間「…な…何を」
立武「…狭間君の気持ちは嬉しいけど、
私は…君坂君だけが」
今谷「ほら、駄目じゃん。
何言っても無意味」
私は教室から出てこうとする。
狭間「ちょっと、
この状況でどこ行くんですか!」
今谷「戻るんだよ教室に」
狭間「無責任です!」
狭間に腕を掴まれるが、
私は堪らず狭間を殴る。
今谷「触んじゃねぇよッ」
ドサッ
狭間「痛いッ暴力はやめてください」
今谷「そうさせたのはてめーだろッ
つか、当事者のてめーらでどうにかしろよ!」
私は3人に怒鳴り散らし、
空き教室から出る。
~
ガタンッ
香穂子「乃利ー…本当どうしたの」
今谷「…気分悪いから、帰る」
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教室を後した。
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