BAD END後

なゆか

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連鎖

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そろそろ下校しないと…

私は制服を着て、
視聴覚室から出ようとすると
ドアが開いた。

君坂「…こんちゃん、ここに居たんだね」

タクローだ。

今谷「何」

君坂「…何って…午後の授業居なかったから
探してたんだよ…」

今谷「責任も取れない奴が
どのツラ下げて来たわけ?」

君坂「…き…昨日の事は驚いて…
何でそいつと」

タクローは狭間に気付いた。

君坂「…何してたの?」

今谷「関係無い」

タクローは狭間に近付こうとするが、
私はタクローの腕を掴む。

今谷「関係無いって聞こえなかった?」

君坂「…まさかと思うけど…昨日のお願い…
狭間にしたの?」

今谷「だから何」

君坂「…なんで…昨日は…ボクと…」

今谷「断ったのお前じゃん。
今更なんなわけ」

タクローは私の手を振り払い、
肩を強く掴まれる。

君坂「ボクはこんちゃんの事
好きだって言ったよね?
なのに、何で狭間なんかに頼んだの?
何でよッ…」

タクローは発狂し出した。

君坂「こんちゃんは、ずっとボクのなのにッ…
勝手な事しないでよ!」

今谷「勝手なのは、そっちでしょ。
つか、ボクのって何」

君坂「言葉のままだよッ
こんちゃんはボクと結ばれる運命なのにッ
あの奴隷が邪魔しやがって…」

今谷「何が運命だよ…」

タクローは私から離れると、
狭間の元に走って胸ぐらを掴んだ。

君坂「こんちゃんは誰にも渡さないッ…
この奴隷にもッ
立武にもッ…香穂子にも、石田にもッ…」

狭間「ゲホッ」

狭間は腹を殴られ嘔吐し、
更にうずくまる。

君坂「ねぇ、こんちゃん…
立武とコイツに身体を
弄ばれて汚されたなら、
ボクが綺麗にしてあげる。
ボクが全てを上書きしてあげるからね」

再び私に向き直るタクローは私の肩を掴み、
壁に押し付けられる。

今谷「痛ッ」

君坂「こんちゃん…ボクは君が好きだよ」

タクローの力は強く押し返せない。

このまま、身を任せたら
汚れて自暴自棄になった私の事を
タクローが掬い上げてくれるのか?

君坂「ボクがこんちゃんの事守るから」

今谷「…守る?」

は?

何言ってんだよコイツ…

今谷「襲う気満々のお前が
守るって…笑わせんなよ」

身を任せたら?

私も何を考えてるんだ…

そもそも、立武に犯されて
なんで自暴自棄になってんだよッ

誰かの欲を満たす為に
犯され続けるなんて、
意味が分からない。

今谷「痛いから放せ」

君坂「好きなんだからいいでしょ。
心も体も繋がったら、もうボクの事だけ…
両想いになれるからね」

人の気持ちを考えていないタクローは
痛いと言っているのに肩を放さない。

今谷「…退け」

君坂「嫌だッ
好きなんだって、
なんでこの気持ちが伝わらないの?
伝わらないなら、身体で…」

今谷「気持ち悪い」

君坂「なんでそんなこと言うの…
昨日はヤらせろって言ったのに…」

今谷「退けって言ってんだろ」

私はタクローの足を思い切り踏み、
思い切り押し返した。

君坂「痛ッ…なんでこんな事するの…
こんちゃんの事、好きなんだよッ
こんちゃんの為なら、なんだって出来る!
だからッ」

タクローは、立武と同じなんだと分かった。

今谷「何がなんでも出来るだよ…」

蹲る狭間が視界に入る。

狭間「ゔぅ…ッ…」

さっき、私は立武と同じ事を狭間にしたんだ…

君坂「…こんちゃん」

私はコイツらと違うのに…

自暴自棄になって過ちを犯した…

本当に馬鹿だった…

今谷「タクロー、
今、私にしようとしてる事が
立武と同じだって分かんでしょ」

君坂「…でっでも」

今谷「同じ事繰り返すつもり?」

君坂「だって!
こんちゃんの事好きなんだもんッ」

地団駄を踏み、
また発狂し出したタクロー

こんなタクローの姿に、
もう前みたいな友達には戻れないんだと
お互いの為に決別しなければならない。

今谷「さっき、なんでも言う事聞くって
言ったよね」

君坂「うんッ
なんでもするから、ボクと」

今谷「なら、私の事諦めろ」

君坂「…ぇ…なんで」

今谷「なんでも言う事聞くんだろ」

君坂「嫌だッ嫌だッ嫌だッ!
そんな事は聞けない!
絶対に諦めるなんて無理!」

立武もこんな感じだったのかな…

だから、タクローは無茶な事を
立武にさせた。

私だったら、どうする?

タクローも立武も狭間も、
こっちが拒絶すればするほど
強く求めてきやがる。

だったら、受け止める?

それは絶対にあり得ない.

だったら、どうする?



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