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第七章 バンドスの船乗り
第62話 お宝部屋
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水路が迷路のように入り組んだ道のりにもかかわらず、ドルトムントは慣れた様子で歩いて行く。
飛翔とフィオナは周りをきょろきょろ物珍しそうに眺めながら付いて行き、ハダルとジオは抜け目無く、前後左右に意識を向けながら歩いていた。
木片で作られた船のような飾りの付いた青い扉の前に立つと、
「おーい! アドラス! 俺だ! ドルトムントだよ」
扉を叩いて声を掛けた。
「おお! ドルトムントか! よく来たな! 今開けるぞ」
ガチャガチャと重い閂の音がして、中から浅黒い銀髪混じりの男が顔を出した。
銀髪が目立ち始めてはいるが、もとは黒い髪に金色の瞳。
ハダルと同じ組み合わせだ。
やはり青髪では無いのだなと思い、期待はしていなかったががっかりする心持はぬぐえない飛翔だった。
「ドルトムント、久しぶりだな! 元気だったか!」
アドラスと呼ばれた男はドルトムントと互いに肩を抱き合って旧交を温めると、みんなを扉の中へ招き入れた。
「一年ぶりくらいかな。どうだ! 面白い発掘話は増えたか?」
「まあな」
アドラスはフィオナに目をやると嬉しそうに顔をほころばせた。
「おお、フィオナ。美人になったじゃないか~。こりゃ先が楽しみだな」
「お久しぶりです。アドラスおじさま」
誉め言葉に気を良くしたらしいフィオナが、いつもとは違うかしこまった言葉遣いで挨拶した。
「いや、まだまだこどもっぽくておてんばだよ」
ドルトムントが頓着なく笑いながら言うと、フィオナの冷たい視線がきらりとドルトムントを捉える。
部屋の中へ入って、警戒感を解いたばかりのハダルとジオが、またもや一瞬緊迫した顔を見せたが、全然気づいていないドルトムントの顔を見てやれやれと言う表情になった。
「そっちのターバンは……あれ? ターバンが増えているぞ。それに、そっちの黒髪。この辺りの出身みたいだけど、こいつも新しい顔だな。なんだーまた居候が増えたのか! お前も物好きだな~」
アドラスは半ば呆れたように笑いながら、飛翔とハダルの事を見た。
二人で順番に挨拶をすると、アドラスは軽い感じに「おう、よろしく! 遠慮しないでいいからな」と言ってくれた。
「お前ら、ちょうどいいところに来たな。さっき漁から帰って来たところさ。うまい魚料理を食べさせてやるよ!」
アドラスは台所の奥さんに声を掛けて、客人の分の夕食の準備を頼んだ。
「漁をしているんですか?」
飛翔の意外そうな声に、
「ああ。普段は魚釣ってるよ。頼まれれば島まで行くけれど、普段は近場で漁さ」
大海に乗り出す船乗りを想像していた飛翔は、ちょっと拍子抜けしたけれど、大海に乗り出しているような人だったら、こんなに簡単に会えなかったはずだと思うと納得した。
アドラスとドルトムントは葡萄酒を飲みながら色々な話題で盛り上がっていた。
飛翔は奥さんが作ってくれた魚料理の新鮮さとトマト風味の味付けに感動した。川の魚も美味しいけれど、海の魚はもっと美味しい!
賑やかな夕食が終わった頃、ドルトムントがアドラスに、屋根裏のお宝部屋を見せてくれないかと頼んだ。
アドラスは気軽に了承して、みんなを案内してくれる。
「ちょっと、ほこりっぽいけど、我慢してくれよ!」
そう言って、屋根裏の窓を少し開けて換気してくれた。
屋根裏部屋へは、狭い梯子で登って行く。
狭いお宝部屋は、みんなで入るとぎゅうぎゅうになった。
「何か探しているのか? ここは爺さんの道楽で集めた物ばかりだからな~。俺はあんまり良く分かって無いんだよな」
アドラスは頭を掻きかき、手近な物をひっくり返している。
「実はお前に貰った方位磁針について、もう少し詳しいことが分からないかなと思ってさ」
ドルトムントが思い切ったように尋ねた。
「ああ、あれか! どうだった? 使えたのか?」
「ああ、ちゃんと役にたったぞ!」
「あれは、爺さんのいとこから貰った物だって言ってたな」
「あれ? お前の家に代々伝わる宝だったんじゃなかったのか?」
ドルトムントが驚いて声を挙げると、
「そんなこと言ったっけ? まあ、親戚だから我が一族の宝って言う意味では合ってるな。ほら、例の地図をもらった人だよ。後は何があったかな~あ、名前はバハルっていうんだけどな、ちょこちょこ貰って来ていたと思うけど……えーっと」
アドラスはあちらこちらとっ散らかしながら、バハルと言う人から貰った物を探してくれた。
「これなんかは、バハル爺さんから貰った物だと思うぞ」
そう言って木彫りの魚を差し出した。
「イルカの木彫り」
「これはイルカという魚だろう! おお! 見て見たいな~」
ドルトムントが声をあげたが、飛翔はその木の素材に驚いた。
これはアマルの木!
これは聖杜にしか生えていなかったはず。
こんなところで見られるとは!
細工師見習いとして学んでいた飛翔にとって、材質を見極めることはそれほど難しい事では無かった。
「イルカが見たかったら、イリス島へ行くといいぞ! あそこの入り江にはイルカが良く現れるからな」
イリス島!
イリス島へ行きたいと思っていた飛翔は、その言葉に驚く。
アドラスは次に、小さな四角い木片を二つ、ほいっと飛翔の手の中へ投げてきた。
「後、これだ! 印刷用の活字だよ! 凄いだろ~。実はバンドスは千年くらい前から、活版印刷が始まっているんだよ。だから、情報を広く文字にして発信できるんだ。これは、その最古の木片活字さ。木で作られているから、使っているうちに欠けてしまって、時々作り変えるんだが、これを見て見ろよ」
アドラスは飛翔の手の中の木片活字を転がして、文字の部分を見せた。
「こんなに繊細な文字、今の職人では作れないさ。これは見事なもんだよ!」
これは! 陽春さんが作った物だ!
飛翔はなぜかそう確信した。
なんの根拠も無かったが、その活字は細工師見習いの先輩の陽春の手による物だと思われた。
陽春は飛翔より一つ年上の先輩だったが、細工の腕前は天才的で、とても繊細で美しい作品を作ることができた。
こんな細かい文字を彫ることができるのは、陽春さんしかいない!
アマルの木、美しい木片活字……やっぱり、みんなバルディア国に逃れて来ていたんだ! 良かった!
飛翔は嬉しさと活字の美しさに目を細めた。
「バルト語は文字の形がシンプルで数が少ないからな。活版印刷に向いているのさ。だがな、最近はこんなに美しく彫れる職人が不足しているって聞いたな。その上、玉英王は造幣所だけでは足りなくて、印刷所を全部、国の管理下に治めてしまったらしいぞ。ま、玉英王の目的は情報の把握と、統制だろうがな」
アドラスが憎々しげに言った。
「だから俺たちは最近は文字になった情報は信用してないのさ。どうせ、壮国がいい加減に流しているものだからな!」
ハダルとジオは、街で感じたピリピリとした緊張感はそのせいかもしれないと、少し胸を撫でおろした。自分達が尾行されていたわけでは無かったらしい。
飛翔はもっと確かな証拠が欲しくなってアドラスに尋ねてみる。
「アドラスさん、これで印刷された昔の文書は残っていないのですか?」
「うちには無いけど、バハル爺さんのところにならあるかもしれないな」
「あの……バハルさんには、会えないのでしょうか?」
遠慮がちに尋ねると、
「会えるぜ!」
アドラスは事も無げに言った。
「偏屈だが、今もバリバリに現役さ。そろそろ孫が海図の修行を始めたって言ってたな。港の向こうに住んでいるから、明日にでも行ってみるか?」
「是非!」
後は適当に見てくれと言い残して、アドラスは階下へ降りて行った。
フィオナも一緒に下へ降りたので、残された男四人でお宝部屋を物色し始めた。
部屋の中は、やはり海に関する物が多いようだった。
その時、無造作に転がっていたガラスの瓶の中の黒い塊を見つけて、飛翔とジオが同時に呟いた。
「黒い石!」
「燃える石!」
飛翔は思わずジオの顔を見た。
ジオはこの石の事を知っているらしい。なぜ? どうやって?
その時、ドルトムントも記憶を辿りながら言った。
「その黒い石、確か砂漠の遺跡でも見たね~、二人共知っているのかい?」
「ええ、少しだけ」
「い、いや、なんでもない」
ジオが慌てたようにそう言ってそっぽを向いたので、ドルトムントはそれ以上何も聞いてこなかった。
飛翔も不思議に思った。
ジオはなぜあの黒い石が、燃える石だと知っているのだろうか?
多分、燃料として使えることを知っているのだろう。
だが、果たして今の壮国でこの石を発掘できるところはあるのだろうか?
「少しここにある本の中身も見て見るかな。明日が楽しみだな~」
ドルトムントはその場の雰囲気を切り替えるように、ワクワクした声で言った。
そして古い本を、端からペラペラとめくり始めた。
その後はみんなで黙々と本を読み漁ったのだが、結局、それ以上のことはわからなかった。
その夜は、そのままアドラスの家にお世話になった。
大人数にも関らず、快く彼らを受け入れてくれたのだった。
飛翔とフィオナは周りをきょろきょろ物珍しそうに眺めながら付いて行き、ハダルとジオは抜け目無く、前後左右に意識を向けながら歩いていた。
木片で作られた船のような飾りの付いた青い扉の前に立つと、
「おーい! アドラス! 俺だ! ドルトムントだよ」
扉を叩いて声を掛けた。
「おお! ドルトムントか! よく来たな! 今開けるぞ」
ガチャガチャと重い閂の音がして、中から浅黒い銀髪混じりの男が顔を出した。
銀髪が目立ち始めてはいるが、もとは黒い髪に金色の瞳。
ハダルと同じ組み合わせだ。
やはり青髪では無いのだなと思い、期待はしていなかったががっかりする心持はぬぐえない飛翔だった。
「ドルトムント、久しぶりだな! 元気だったか!」
アドラスと呼ばれた男はドルトムントと互いに肩を抱き合って旧交を温めると、みんなを扉の中へ招き入れた。
「一年ぶりくらいかな。どうだ! 面白い発掘話は増えたか?」
「まあな」
アドラスはフィオナに目をやると嬉しそうに顔をほころばせた。
「おお、フィオナ。美人になったじゃないか~。こりゃ先が楽しみだな」
「お久しぶりです。アドラスおじさま」
誉め言葉に気を良くしたらしいフィオナが、いつもとは違うかしこまった言葉遣いで挨拶した。
「いや、まだまだこどもっぽくておてんばだよ」
ドルトムントが頓着なく笑いながら言うと、フィオナの冷たい視線がきらりとドルトムントを捉える。
部屋の中へ入って、警戒感を解いたばかりのハダルとジオが、またもや一瞬緊迫した顔を見せたが、全然気づいていないドルトムントの顔を見てやれやれと言う表情になった。
「そっちのターバンは……あれ? ターバンが増えているぞ。それに、そっちの黒髪。この辺りの出身みたいだけど、こいつも新しい顔だな。なんだーまた居候が増えたのか! お前も物好きだな~」
アドラスは半ば呆れたように笑いながら、飛翔とハダルの事を見た。
二人で順番に挨拶をすると、アドラスは軽い感じに「おう、よろしく! 遠慮しないでいいからな」と言ってくれた。
「お前ら、ちょうどいいところに来たな。さっき漁から帰って来たところさ。うまい魚料理を食べさせてやるよ!」
アドラスは台所の奥さんに声を掛けて、客人の分の夕食の準備を頼んだ。
「漁をしているんですか?」
飛翔の意外そうな声に、
「ああ。普段は魚釣ってるよ。頼まれれば島まで行くけれど、普段は近場で漁さ」
大海に乗り出す船乗りを想像していた飛翔は、ちょっと拍子抜けしたけれど、大海に乗り出しているような人だったら、こんなに簡単に会えなかったはずだと思うと納得した。
アドラスとドルトムントは葡萄酒を飲みながら色々な話題で盛り上がっていた。
飛翔は奥さんが作ってくれた魚料理の新鮮さとトマト風味の味付けに感動した。川の魚も美味しいけれど、海の魚はもっと美味しい!
賑やかな夕食が終わった頃、ドルトムントがアドラスに、屋根裏のお宝部屋を見せてくれないかと頼んだ。
アドラスは気軽に了承して、みんなを案内してくれる。
「ちょっと、ほこりっぽいけど、我慢してくれよ!」
そう言って、屋根裏の窓を少し開けて換気してくれた。
屋根裏部屋へは、狭い梯子で登って行く。
狭いお宝部屋は、みんなで入るとぎゅうぎゅうになった。
「何か探しているのか? ここは爺さんの道楽で集めた物ばかりだからな~。俺はあんまり良く分かって無いんだよな」
アドラスは頭を掻きかき、手近な物をひっくり返している。
「実はお前に貰った方位磁針について、もう少し詳しいことが分からないかなと思ってさ」
ドルトムントが思い切ったように尋ねた。
「ああ、あれか! どうだった? 使えたのか?」
「ああ、ちゃんと役にたったぞ!」
「あれは、爺さんのいとこから貰った物だって言ってたな」
「あれ? お前の家に代々伝わる宝だったんじゃなかったのか?」
ドルトムントが驚いて声を挙げると、
「そんなこと言ったっけ? まあ、親戚だから我が一族の宝って言う意味では合ってるな。ほら、例の地図をもらった人だよ。後は何があったかな~あ、名前はバハルっていうんだけどな、ちょこちょこ貰って来ていたと思うけど……えーっと」
アドラスはあちらこちらとっ散らかしながら、バハルと言う人から貰った物を探してくれた。
「これなんかは、バハル爺さんから貰った物だと思うぞ」
そう言って木彫りの魚を差し出した。
「イルカの木彫り」
「これはイルカという魚だろう! おお! 見て見たいな~」
ドルトムントが声をあげたが、飛翔はその木の素材に驚いた。
これはアマルの木!
これは聖杜にしか生えていなかったはず。
こんなところで見られるとは!
細工師見習いとして学んでいた飛翔にとって、材質を見極めることはそれほど難しい事では無かった。
「イルカが見たかったら、イリス島へ行くといいぞ! あそこの入り江にはイルカが良く現れるからな」
イリス島!
イリス島へ行きたいと思っていた飛翔は、その言葉に驚く。
アドラスは次に、小さな四角い木片を二つ、ほいっと飛翔の手の中へ投げてきた。
「後、これだ! 印刷用の活字だよ! 凄いだろ~。実はバンドスは千年くらい前から、活版印刷が始まっているんだよ。だから、情報を広く文字にして発信できるんだ。これは、その最古の木片活字さ。木で作られているから、使っているうちに欠けてしまって、時々作り変えるんだが、これを見て見ろよ」
アドラスは飛翔の手の中の木片活字を転がして、文字の部分を見せた。
「こんなに繊細な文字、今の職人では作れないさ。これは見事なもんだよ!」
これは! 陽春さんが作った物だ!
飛翔はなぜかそう確信した。
なんの根拠も無かったが、その活字は細工師見習いの先輩の陽春の手による物だと思われた。
陽春は飛翔より一つ年上の先輩だったが、細工の腕前は天才的で、とても繊細で美しい作品を作ることができた。
こんな細かい文字を彫ることができるのは、陽春さんしかいない!
アマルの木、美しい木片活字……やっぱり、みんなバルディア国に逃れて来ていたんだ! 良かった!
飛翔は嬉しさと活字の美しさに目を細めた。
「バルト語は文字の形がシンプルで数が少ないからな。活版印刷に向いているのさ。だがな、最近はこんなに美しく彫れる職人が不足しているって聞いたな。その上、玉英王は造幣所だけでは足りなくて、印刷所を全部、国の管理下に治めてしまったらしいぞ。ま、玉英王の目的は情報の把握と、統制だろうがな」
アドラスが憎々しげに言った。
「だから俺たちは最近は文字になった情報は信用してないのさ。どうせ、壮国がいい加減に流しているものだからな!」
ハダルとジオは、街で感じたピリピリとした緊張感はそのせいかもしれないと、少し胸を撫でおろした。自分達が尾行されていたわけでは無かったらしい。
飛翔はもっと確かな証拠が欲しくなってアドラスに尋ねてみる。
「アドラスさん、これで印刷された昔の文書は残っていないのですか?」
「うちには無いけど、バハル爺さんのところにならあるかもしれないな」
「あの……バハルさんには、会えないのでしょうか?」
遠慮がちに尋ねると、
「会えるぜ!」
アドラスは事も無げに言った。
「偏屈だが、今もバリバリに現役さ。そろそろ孫が海図の修行を始めたって言ってたな。港の向こうに住んでいるから、明日にでも行ってみるか?」
「是非!」
後は適当に見てくれと言い残して、アドラスは階下へ降りて行った。
フィオナも一緒に下へ降りたので、残された男四人でお宝部屋を物色し始めた。
部屋の中は、やはり海に関する物が多いようだった。
その時、無造作に転がっていたガラスの瓶の中の黒い塊を見つけて、飛翔とジオが同時に呟いた。
「黒い石!」
「燃える石!」
飛翔は思わずジオの顔を見た。
ジオはこの石の事を知っているらしい。なぜ? どうやって?
その時、ドルトムントも記憶を辿りながら言った。
「その黒い石、確か砂漠の遺跡でも見たね~、二人共知っているのかい?」
「ええ、少しだけ」
「い、いや、なんでもない」
ジオが慌てたようにそう言ってそっぽを向いたので、ドルトムントはそれ以上何も聞いてこなかった。
飛翔も不思議に思った。
ジオはなぜあの黒い石が、燃える石だと知っているのだろうか?
多分、燃料として使えることを知っているのだろう。
だが、果たして今の壮国でこの石を発掘できるところはあるのだろうか?
「少しここにある本の中身も見て見るかな。明日が楽しみだな~」
ドルトムントはその場の雰囲気を切り替えるように、ワクワクした声で言った。
そして古い本を、端からペラペラとめくり始めた。
その後はみんなで黙々と本を読み漁ったのだが、結局、それ以上のことはわからなかった。
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