85 / 91
第九章 玉英王動く
第84話 楽しい夕食
しおりを挟む
「飛翔、良く分かった。ありがとう。余はこれからこのアマルの木の種が芽吹くために、どうしてゆくべきかを考えていけばよいのだな。だが……」
玉英王は苦し気な表情になった。
「余には協力者が少ない。信頼できる仲間が足りないのだ。余の言葉は願い通りに届かないことが多い。王都の人々は慇懃に頭を下げながら自分達の都合の良いように解釈する。遠い地への伝言は違う言葉となって伝わってしまう。元々人脈を持っていない余は致命的だ」
「玉英王! 絶望するのはまだ早いと思いますよ」
飛翔のこの言葉に、弾かれたように顔をあげた。
「伝言を矢のように早く伝えられる道具は今すぐ発明できませんけれど、でも、今からここにいるみんなが仲間になってくれると思いますよ」
そう言ってみんなの顔を見まわすと、最初はあっけにとられたような顔をしていたドルトムント達も、心得たような笑顔に変わった。
「俺が千年後のこの世界に突然放り込まれても、なんとか生き残ってこれたのは、ここにいるみんなのお陰です。みんなが助けてくれたから、こうやって生きてあなたに会いに来れた。だから、ここにいるみんなは信頼できる人達だってことです。みんなを信じて進めば大丈夫ですよ」
玉英王は熱くなった目頭から涙が零れ落ちるのを阻止するかのように、目を慌てて閉じる。
それからゆっくりもう一度開くと、深々と頭を下げた。
「頼む。これから余を支えてくれないだろうか」
「わかったから、もういい加減頭を上げろよ! 王がペコペコ頭を下げてんの見ると、調子が狂うんだよ」
そう言って一番最初に声をかけたのは、ジオ。
「お前が戦争をしないですむようにだったら、いくらでも協力してやるぜ」
「ありがとう。ジオラルド」
「ジオでいいよ。めんどくさいから」
そんなジオの頭を優しく撫でながら、ハダルが言った。
「私達だけでは足りないですね。ミザロの事はこのメンバーで頑張りますが、他の地域はやはりその地に関りのある人にお願いする方が良いと思います。バンドスはアドラスたちに事情を話して、デルタはランボルトの知り合いをまず頼って……フェルテはいずれジオが、隣のルシア国は、隊商経由でロドリゴ様に繋いでもらって……」
「なるほど、ハダル、その方は人づきあいが得意なようだな。色々教えてくれ」
「いえ、そんなことはありません。ただ、俺もいままで、たくさんの人に助けられて生きてきたと言うだけのことです」
そう言ってハダルがさわやかな笑顔を見せた。
「そなたたちは、色々な所へ旅をしたことがあるのだな……余も自由に外を歩いてみたいものだな」
その言葉にみんなが一瞬同情の表情になった。
幼き頃から幽閉同然に寺に預けられ、今度は皇帝として自由を制限される。
窮屈な生活を過ごしてきていることは容易に想像できた。
「国の現状を知るために、壮国全土を見て回りたいのだが、出かけたいと言っても許しが出ない。出たら出たで、厳めしい連中が沢山付いて来るからな。周りに恐怖の目で見られる」
「もしかして、今日市場に来たのは、自分で私達を迎えに来ようとしただけだったのですか? でも、結局警護の兵に見つかって付いて来てしまったと」
「すまない。ランボルト達にそなた達を迎えに行ってもらったら、市場へ行った二人は、衛兵に依頼済みと言う伝言が届いて。こっそり市場を覗いてみたいと思ったのだ。だが場所が分からなくて、ロドリゴに聞いたらあんなことに……」
ハダルが笑いをかみ殺したような顔になった。
「そう言うことだったのですね。大勢兵を連れて歩く、尊大な王だと思いましたが、単なる天然だったとは……まあ、ロドリゴ様としては、自分の管轄内で王に何かあったら責任問題になるから、必死なのでしょう。そう言う時は更なる協力者が必要ですね」
「天然とはどう言う意味だ? そなたその更なる協力者になってくれるのか?」
「お任せください。今度ミザロに来たらいつでも言ってください。色々案内してさしあげますから」
「本当か! それは楽しみだ」
晴れて自由の身になって、ロドリゴの館を後にする。
そのままカイ達の家に行ってお礼を言ってから、久しぶりのわが家に帰ることになった。
のだが……何を思ったのか、いつも慎重なハダルが大胆な提案をしたのだった。
みんなが退出する時に、一緒に玉英王を外に連れて出してしまおうと言うのである。
イデオに玉英王の恰好をさせて、ハダルの着替えを玉英王に着せる。
飛翔の替えのターバンを巻いて完成。
ランボルトにはそのまま玉英王を警護するフリをしていてもらえば、そう早く発見されることは無いだろうと言うのだ。
部屋の扉を出るときに、オルカが驚いたような顔になったが、そのまま一緒に付いて来てくれたので助かった。
オルカがいるお陰で、誰何されることなく通り抜けることができたからだ。
しかも伝書鳥と言う強い味方もいる。
何食わぬ顔で一行は、こども達の家へとやってきた。
みんな、ハダルとフィオナが元気に帰って来たことに大喜び。
抱きついて泣きだした。
二人がみんなを交互に抱きしめていく。
その様子をそっと見守る玉英王が、ぽつりと言った。
「本当の親子のようだな。こんな関係もいいな」
だが、玉英王の顔をしげしげと見つめていたハヤトが、急に大きな声で怒りだした。
「あ! ハダル兄ちゃんとフィオナ姉ちゃんを捕まえた奴だ! 今度は許さないぞ!」
全速力で駆けてくると、玉英王の腕に噛みついた。
「いて!」
思わず上げた声に、横のミランダが爆笑する。
「いてって、なんだか王らしからぬ言葉ね。威厳の欠片もないわね」
「別に、余……俺は今、ミザロの普通の民だ。王って奴はここにはいない!」
ちょっとムキになって言い返した。
「じゃあ、働きなさい。食材一緒に台所に運んでちょうだい」
「やれやれ、人使いの荒い奴だな。大国の長に対しての礼儀も恐れも持ち合わせていないとは、まさに希少生物だな」
「私は権力とか特権に胡座をかいている人が、大っ嫌いなのよ。そう言う人に理不尽に死に追いやられた人を知っているから……」
ミランダの瞳に悲しみが宿る。
玉英王はミランダにも辛い記憶があるのかもしれないと思い、静かに見つめていたのだった。
「でもまあ、あなたの事は誤解していたみたい。ごめんなさいね」
いきなり素直になったミランダに、玉英王が笑う。
「明日は砂漠に雨が降りそうだな」
「! もう! 知らない!」
玉英王は声を立てて笑いながら、ハヤトに頭を下げた。
「さて、噛みつき勇者君、もう二度と君の大切なハダルもフィオナも攫わないから許して欲しい」
「やうほふはほ(約束だぞ)」
ハヤトはそう言って、ようやく納得したように口を離した。
ミランダはプリプリしながら台所へ行きかけたが、ハヤトと玉英王のやり取りを優しい眼差しで振り返った。
あなたの方が希少生物じゃない。
こんなふうに直ぐにペコペコ謝る王はいないわよ。
冷酷な演技をしながらも、本当は心優しい王のことを放って置けないような気持ちになっていたのだった。
みんなでロドリゴのところから持ってきた高級食材を子ども達の食堂へと運ぶ。そのまま夕食づくりが始まった。
ジオがハヤトの頭を撫でて囁いた。
「ハヤトすげえじゃん、玉英王に歯形を付けた男になったぜ。一生の自慢になるよ」
ハヤトはその言葉にへへん! と嬉しそうな顔になったが、今まで王と気づいていなかったらしく、物凄くびっくりした顔になったのだった。
俺は殺害しかけた男なんだけどな……とは流石に言えないジオであった。
こども達の家でみんなでワイワイいいながらの楽しい夕食。
玉英王にとっては初めての、大人数での気兼ね無い食事だった。
「こんなに楽しい食事は初めてだ。一生忘れない」
その言葉に一番年下のミアが言った。
「一緒に食べてくれる人がいないの?」
「うーん、一人いたんだけど、最近はなかなか一緒に食べる時間が無くてな」
「寂しいね」
「そうだな」
「寂しかったらまた来ていいよ」
ミアの無邪気な優しさに、思わず玉英王の目に涙が浮かぶ。
「ありがとう。また絶対来るよ」
「うん」
それを見つめるみんなの心も温かくなる。
そんな幸せそうなみんなの様子を、飛翔は目に焼き付けるかのように見つめ続けていた。
もう、俺が居なくなっても大丈夫だな……
夜空に星が瞬き始めた頃、みんなでゆっくりと歩いて、懐かしの丘の家へと帰って来た。
三か月ぶりの我が家。
飛翔にとっても、慣れ親しんだ温かい家。
懐かしい気持ちとほっとする気持ちが押し寄せてくる。
軽く掃除をして、灯りを灯し、それぞれが思い思いにくつろぎ始めた。
「玉英王様は、飛翔の部屋で一緒でいいかな?」
ハダルがそう言って寝床の準備をしようとするところへ、飛翔がおもむろに礼を言う。
「今日はありがとう」
「ん? 何のことだ?」
「玉英王を連れだしてくれて」
ハダルがちょっと寂しそうな顔になって言う。
「いや……飛翔、お前明日泉へ行こうと思っているだろう。なんとなく、最後の夜の予感がして……もっと玉英王様に伝えたいことがあるんじゃないかと思ってな」
「まあ、そうだな。でも、玉英王だけじゃなくて、ハダル、君にもだよ」
「俺にも?」
「外でいっぱいやらないか?」
「よし、じゃあ何か持って来よう」
ハダルは嬉しそうに頷いた。
玉英王は苦し気な表情になった。
「余には協力者が少ない。信頼できる仲間が足りないのだ。余の言葉は願い通りに届かないことが多い。王都の人々は慇懃に頭を下げながら自分達の都合の良いように解釈する。遠い地への伝言は違う言葉となって伝わってしまう。元々人脈を持っていない余は致命的だ」
「玉英王! 絶望するのはまだ早いと思いますよ」
飛翔のこの言葉に、弾かれたように顔をあげた。
「伝言を矢のように早く伝えられる道具は今すぐ発明できませんけれど、でも、今からここにいるみんなが仲間になってくれると思いますよ」
そう言ってみんなの顔を見まわすと、最初はあっけにとられたような顔をしていたドルトムント達も、心得たような笑顔に変わった。
「俺が千年後のこの世界に突然放り込まれても、なんとか生き残ってこれたのは、ここにいるみんなのお陰です。みんなが助けてくれたから、こうやって生きてあなたに会いに来れた。だから、ここにいるみんなは信頼できる人達だってことです。みんなを信じて進めば大丈夫ですよ」
玉英王は熱くなった目頭から涙が零れ落ちるのを阻止するかのように、目を慌てて閉じる。
それからゆっくりもう一度開くと、深々と頭を下げた。
「頼む。これから余を支えてくれないだろうか」
「わかったから、もういい加減頭を上げろよ! 王がペコペコ頭を下げてんの見ると、調子が狂うんだよ」
そう言って一番最初に声をかけたのは、ジオ。
「お前が戦争をしないですむようにだったら、いくらでも協力してやるぜ」
「ありがとう。ジオラルド」
「ジオでいいよ。めんどくさいから」
そんなジオの頭を優しく撫でながら、ハダルが言った。
「私達だけでは足りないですね。ミザロの事はこのメンバーで頑張りますが、他の地域はやはりその地に関りのある人にお願いする方が良いと思います。バンドスはアドラスたちに事情を話して、デルタはランボルトの知り合いをまず頼って……フェルテはいずれジオが、隣のルシア国は、隊商経由でロドリゴ様に繋いでもらって……」
「なるほど、ハダル、その方は人づきあいが得意なようだな。色々教えてくれ」
「いえ、そんなことはありません。ただ、俺もいままで、たくさんの人に助けられて生きてきたと言うだけのことです」
そう言ってハダルがさわやかな笑顔を見せた。
「そなたたちは、色々な所へ旅をしたことがあるのだな……余も自由に外を歩いてみたいものだな」
その言葉にみんなが一瞬同情の表情になった。
幼き頃から幽閉同然に寺に預けられ、今度は皇帝として自由を制限される。
窮屈な生活を過ごしてきていることは容易に想像できた。
「国の現状を知るために、壮国全土を見て回りたいのだが、出かけたいと言っても許しが出ない。出たら出たで、厳めしい連中が沢山付いて来るからな。周りに恐怖の目で見られる」
「もしかして、今日市場に来たのは、自分で私達を迎えに来ようとしただけだったのですか? でも、結局警護の兵に見つかって付いて来てしまったと」
「すまない。ランボルト達にそなた達を迎えに行ってもらったら、市場へ行った二人は、衛兵に依頼済みと言う伝言が届いて。こっそり市場を覗いてみたいと思ったのだ。だが場所が分からなくて、ロドリゴに聞いたらあんなことに……」
ハダルが笑いをかみ殺したような顔になった。
「そう言うことだったのですね。大勢兵を連れて歩く、尊大な王だと思いましたが、単なる天然だったとは……まあ、ロドリゴ様としては、自分の管轄内で王に何かあったら責任問題になるから、必死なのでしょう。そう言う時は更なる協力者が必要ですね」
「天然とはどう言う意味だ? そなたその更なる協力者になってくれるのか?」
「お任せください。今度ミザロに来たらいつでも言ってください。色々案内してさしあげますから」
「本当か! それは楽しみだ」
晴れて自由の身になって、ロドリゴの館を後にする。
そのままカイ達の家に行ってお礼を言ってから、久しぶりのわが家に帰ることになった。
のだが……何を思ったのか、いつも慎重なハダルが大胆な提案をしたのだった。
みんなが退出する時に、一緒に玉英王を外に連れて出してしまおうと言うのである。
イデオに玉英王の恰好をさせて、ハダルの着替えを玉英王に着せる。
飛翔の替えのターバンを巻いて完成。
ランボルトにはそのまま玉英王を警護するフリをしていてもらえば、そう早く発見されることは無いだろうと言うのだ。
部屋の扉を出るときに、オルカが驚いたような顔になったが、そのまま一緒に付いて来てくれたので助かった。
オルカがいるお陰で、誰何されることなく通り抜けることができたからだ。
しかも伝書鳥と言う強い味方もいる。
何食わぬ顔で一行は、こども達の家へとやってきた。
みんな、ハダルとフィオナが元気に帰って来たことに大喜び。
抱きついて泣きだした。
二人がみんなを交互に抱きしめていく。
その様子をそっと見守る玉英王が、ぽつりと言った。
「本当の親子のようだな。こんな関係もいいな」
だが、玉英王の顔をしげしげと見つめていたハヤトが、急に大きな声で怒りだした。
「あ! ハダル兄ちゃんとフィオナ姉ちゃんを捕まえた奴だ! 今度は許さないぞ!」
全速力で駆けてくると、玉英王の腕に噛みついた。
「いて!」
思わず上げた声に、横のミランダが爆笑する。
「いてって、なんだか王らしからぬ言葉ね。威厳の欠片もないわね」
「別に、余……俺は今、ミザロの普通の民だ。王って奴はここにはいない!」
ちょっとムキになって言い返した。
「じゃあ、働きなさい。食材一緒に台所に運んでちょうだい」
「やれやれ、人使いの荒い奴だな。大国の長に対しての礼儀も恐れも持ち合わせていないとは、まさに希少生物だな」
「私は権力とか特権に胡座をかいている人が、大っ嫌いなのよ。そう言う人に理不尽に死に追いやられた人を知っているから……」
ミランダの瞳に悲しみが宿る。
玉英王はミランダにも辛い記憶があるのかもしれないと思い、静かに見つめていたのだった。
「でもまあ、あなたの事は誤解していたみたい。ごめんなさいね」
いきなり素直になったミランダに、玉英王が笑う。
「明日は砂漠に雨が降りそうだな」
「! もう! 知らない!」
玉英王は声を立てて笑いながら、ハヤトに頭を下げた。
「さて、噛みつき勇者君、もう二度と君の大切なハダルもフィオナも攫わないから許して欲しい」
「やうほふはほ(約束だぞ)」
ハヤトはそう言って、ようやく納得したように口を離した。
ミランダはプリプリしながら台所へ行きかけたが、ハヤトと玉英王のやり取りを優しい眼差しで振り返った。
あなたの方が希少生物じゃない。
こんなふうに直ぐにペコペコ謝る王はいないわよ。
冷酷な演技をしながらも、本当は心優しい王のことを放って置けないような気持ちになっていたのだった。
みんなでロドリゴのところから持ってきた高級食材を子ども達の食堂へと運ぶ。そのまま夕食づくりが始まった。
ジオがハヤトの頭を撫でて囁いた。
「ハヤトすげえじゃん、玉英王に歯形を付けた男になったぜ。一生の自慢になるよ」
ハヤトはその言葉にへへん! と嬉しそうな顔になったが、今まで王と気づいていなかったらしく、物凄くびっくりした顔になったのだった。
俺は殺害しかけた男なんだけどな……とは流石に言えないジオであった。
こども達の家でみんなでワイワイいいながらの楽しい夕食。
玉英王にとっては初めての、大人数での気兼ね無い食事だった。
「こんなに楽しい食事は初めてだ。一生忘れない」
その言葉に一番年下のミアが言った。
「一緒に食べてくれる人がいないの?」
「うーん、一人いたんだけど、最近はなかなか一緒に食べる時間が無くてな」
「寂しいね」
「そうだな」
「寂しかったらまた来ていいよ」
ミアの無邪気な優しさに、思わず玉英王の目に涙が浮かぶ。
「ありがとう。また絶対来るよ」
「うん」
それを見つめるみんなの心も温かくなる。
そんな幸せそうなみんなの様子を、飛翔は目に焼き付けるかのように見つめ続けていた。
もう、俺が居なくなっても大丈夫だな……
夜空に星が瞬き始めた頃、みんなでゆっくりと歩いて、懐かしの丘の家へと帰って来た。
三か月ぶりの我が家。
飛翔にとっても、慣れ親しんだ温かい家。
懐かしい気持ちとほっとする気持ちが押し寄せてくる。
軽く掃除をして、灯りを灯し、それぞれが思い思いにくつろぎ始めた。
「玉英王様は、飛翔の部屋で一緒でいいかな?」
ハダルがそう言って寝床の準備をしようとするところへ、飛翔がおもむろに礼を言う。
「今日はありがとう」
「ん? 何のことだ?」
「玉英王を連れだしてくれて」
ハダルがちょっと寂しそうな顔になって言う。
「いや……飛翔、お前明日泉へ行こうと思っているだろう。なんとなく、最後の夜の予感がして……もっと玉英王様に伝えたいことがあるんじゃないかと思ってな」
「まあ、そうだな。でも、玉英王だけじゃなくて、ハダル、君にもだよ」
「俺にも?」
「外でいっぱいやらないか?」
「よし、じゃあ何か持って来よう」
ハダルは嬉しそうに頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる