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ろ
しおりを挟むまた、案内されるまま
白い道を進むと
今度は1本の木のある所に着いた。
そこにはいつも2人いる。
奪衣婆のおばあさんと
懸衣翁のおじいさんだ。
いつものように
木の下で待ち構えていた。
僕の顔を見るなり
「おや、久しぶりじゃの。」
「お疲れ様だったわねぇ。」
「モタモタしてるから
来たくないのかと思ったぞ。」
「こんにちは、
おじいさん、おばあさん。
お久しぶりです。
お待たせしましたね。」
そう言いながら僕は肩にかけていた
カバンを差し出した。
おばあさんがニコニコしながら
カバンを受け取ると
おもむろに中を漁り
財布の中のお金をみた。
「あら、
だいぶ頑張ったのねぇ。」
そう言いながら、入っていた
お金をチェックして
記入したらまた僕にカバンを返してくれた。
「ええ
ここを通るんだから貯めとかなきゃって…。」
そう言ってる間におばあさんが、
僕の服を脱がそうとした。
「あー大丈夫!すぐ脱ぎますね!」
僕は自分で服を脱いでとりあえずおばあさん渡す。
「あら、遠慮なんかいらないのにねぇ。」
ふふふと笑いながら
おばあさんがおじいさんに
服を渡し
おじいさんはその服を
目の前の木の枝にひっかけた。
枝のきしみ具合はどうなんだ?
重くなかったかな?
不安になる。
木は赤色に光って結構しなった。
うーんおかしい
誰かに恨みかったのかな?
「おやおや、赤は怒りの念じゃがの
結構重いけど
透き通ったピンク色じゃの
見ろ下の方が白っぽい
モテたのかの?
羨ましいのう。」
「あらあらやだね色男
この桃色に近い赤色は大抵ヤキモチの念だゎ
透き通って
白っぽいのは念を送った本人達も
内心理解してるのよ
あなたのせいじゃないって
この色なら大丈夫よ
黒かったり青かったり赤は赤でも
向こうが見えないくらい
濃い色だったら駄目だけどねぇ。」
はぁ、モテたのか?
そんな覚えはないんだけど…。
解せん。
困惑しながら
僕はスタンプカードを渡すと
2人してぺちゃくちゃ話しながらも
おじいさんはスタンプを押してくれた。
「じゃあの、
そこの橋の先に
初江王さんが待ってるから
これを見せての。」
おじいさんかそう言うと
2人して
何言ってるか分からないくらいの
早口で同時にぺちゃくちゃと
この先の岸辺の石の色が変わっただの
最近になって大蛇がお腹壊しただの
話しが続くので
行くに行けないで苦笑いしてたら
黒外套の男は
「はいはい、彼は次に行くんで
名残惜しいとは思いますが
お話はここまでにしてください。」
助けてくれた…。
随分長い間
ケタケタ笑って見ていた事
僕は知ってるけど
まぁ
一応助かったので不本意だが
お礼はしといた。
✱奪衣婆とが服を剥ぎ取り
懸衣翁に渡し
懸衣王は衣領樹の枝に服をかけしなり具合で罪の重さを計ります。
奪衣婆は生前盗みを働いたかどうかを見ます。
地獄の沙汰も金 次第と言いますが
六銭文でも良いと言われています。
お金=感謝
徳は天に積めとはこの事ですね。
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