奥手の恋ほど、めんどくさいモノはない。

MOKO

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部員全員に最もらしい理由わけを告げる。



我々は南ヶ丘のグラウンドを借りているため

同系列の運動部とは仲良くする様にと

顧問からもコーチからも指示されている。

しかし同好会と言うくらいだから

おそらくまともな試合すら出来ない状況だろう。

当然主要な大会出場の経験もない。

所詮、素人の集まり、悪く言えばお遊びだ。

素人だとしても、配慮はしよう。

こちらとしては3軍との合同練習で手を打って貰おうと考えていたんだ。

しかし今回、マネージャーが直々に

俺に男子に混ざって試合させろと言ってきた。

正直断るのも気がひける。

しかし相手は女の子だ怪我させる訳にもいかない。

そもそも、南ヶ丘女子高等学校は運動部に力が入っていない。

だからこそ、南ヶ丘の運動部は、星稜の運動部がグラウンドを借りれた。

南ヶ丘の運動部の多くは、この機会に人材確保しようと狙っているはずだ。

多分、同好会として成立するには5人以上

部活として成立するには15人以上

どの道、人材確保していないと活動できない。

サッカー大きな大会に出場するとなるとメンバーは11人はいる。

今回の同好会やつらも、そこを狙ってのことだろう。

スペックの高い星稜の男と合同練習を撒き餌に

少しでも近づこうとする、付け焼き刃的に人材確保したところで所詮その時だけ

形振り構わず人数を集めたところで

対して役に立つ訳がない。

っーか、そんなの足引っ張るだけだろう。

俺ならごめんだが…。

単に目ぼしい彼氏候補を好き放題物色し、落とす目的だけで近づいて来たとして

まぁ、それはそれで雑用かマネージャーまでなら大歓迎

同じミーハーなら、明確に出会いを求めてくれる方がうれしいね。


しかしだ。

もし、逆に本気で俺達の試合に混ざる気なら

俺たちも随分舐められたもんだと ある意味感心する。

サッカーを絡めて来て、同じ土俵に入れると思っていると思うと

イラっとくる。

だから泣かす。

あちらさんの目的は何であれ、

俺達の義務は果たす事も、明確に実力差を見せつけて

練習の邪魔者にも早々に退散してもらう事も

一石二鳥で出来るからだ。

なので鬼島式訓練に追て来れたらという条件をつけた。
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