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~元に戻った美桜の生活編 Chapter2~
~母の誕生日~
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母の誕生日当日。
前日に買い物を無事に済ませ、父と美桜は料理の下準備に取り掛かる。
今日は祝日なので父は仕事が休みで美桜と準備に取り掛かる事が出来ているのだ。
母も休みと言っていたのだが、例の駅前のショッピングモールの開業が近い事もありクライアントに呼び出しを受けて仕事に出てしまった。
帰るのは夕方になると言っていたので、それまでに準備を済ませられるように段取りを考え動いていく。
兄も普段はバイトをしているが今日は休みをもらえたとの事で三人で飾りつけや料理の準備をしていく。
今日みたいに誕生日の飾りつけは普段はしないのだが、父の提案で仕事の達成祝いも兼ねて少し盛大にする事に決めたのだ。
父と美桜は台所に立ち料理時間がかかるチキンのハーブ焼きから手を付け始めていた。
美桜は鶏肉と一緒にオーブンに入れる野菜を手際よく下処理をし包丁を用いて切っていき父は鶏肉の下処理をしていく。
父は手を動かしながらも美桜の作業様子を時折見る。
「……美桜…手際良いな…。」
「……そうかな?まだまだ…お父さんほどじゃないよ…。」
「……いや…美桜くらいの歳の子で手際が良いのは相当な料理経験がないと…。」
「………。」
「家ではあまり料理しないから……きっとたくさん練習してたんだな…。」
「……まぁ…それなりに…。」
二人は淡々と作業していたのだが、父は兄同様に美桜と距離を縮めたく声を掛ける。
だが以前までどうやって話しをしていたのか自信が持てずしどろもどろになる。
美桜もまた父の言葉を聞きながらどう返そうか悩み返事をする。
「……。」
「…美桜…クリスマスの時も伝えたが…。改めて言わせてほしい…。今まですまなかった。こんな風に料理を一緒にしてくれてありがとう…すごく嬉しく思う。」
「……うん…。私も…お父さんやお母さんと一緒に料理したかったら…。技術…身に着けてよかった…。」
父は作業している手を止め美桜に体を向け真っ直ぐな表情で気持ちを伝える。
美桜も体を父に向け父の言葉を受け止め自分の気持ちを伝えた。
父に「ありがとう」と再度お礼を言われ二人はまた作業に戻った。
それからは少しの沈黙があったり少しの会話があったりもしたが、自然な会話が繰り出され離れていた父と子としての距離がまた一歩近づいたのだった。
休憩をはさみながら料理や飾り付けの準備が整い終わり時計を見ると母が帰宅する時間が近づいていた。
父と美桜は料理の最後の仕上げに入り始めた。母が帰宅した時すぐにでもご飯にありつけるように事を進める。
鉄板に下準備した鶏肉とハーブ、赤と黄のパプリカや人参などの根野菜を並べオーブンに入れ、焼きの仕上げに入る。
オーブンから香ばしい匂いが漂い始めた頃父はオーブンの中の鶏肉の焼き加減を見ており、美桜はスープを温め直し兄はダイニングテーブルの上に食器や事前に盛り付けをしていたサラダやバゲットを並べ始めた。
ダイニングテーブルの上の準備が終わりスープも温め終わった所でオーブンから焼き上がり終了の音が鳴り、父がオーブンの中から鉄板を取り出す為ミトンを手に着けオーブンを開け鉄板を作業台の上に置く。
串を鶏肉に刺し火が中まで通っているか確認し、問題ないようなので最後の仕上げとしてガスバーナーで表面にこんがりとした焼き目を少し入れる。
そうして出来上がった鉄板の上の料理たちをお皿に盛り付けていると母が帰宅した。
「ただいま~。すっごくいい匂いなんだけど、何かあるの?」
パンッ!パンッ!っと兄と美桜はリビングに入ってくるタイミングを狙って音だけなるパーティークラッカーを鳴らした。
その急な音に驚きリビングの入り口で立ちすくむ母。
「母さんおかえり。誕生日おめでとう。」
「…誕生日おめでとう。おかえりなさい…お母さん。」
兄は微笑みながら母に向かって言葉を発する。
美桜も続けて言葉を発するが久しぶりの母の誕生日会に少し気恥ずかしくなる。
「ビックリしたぁ…。ありがとう…二人とも。」
「おかえり…と、誕生日おめでとう。料理の準備も出来てすぐにでも食べられるよ。」
母はまだ驚きながらも微笑んで兄と美桜にお礼を伝える。
そこへ父が盛り付けた料理をテーブルの上に運びながら母に声を掛ける。
父の言葉を聞き終えた母は着替えてくるとリビングを後にした。
母は着替えや手を洗い終えダイニングテーブルに戻り席に着くと目の前の料理たちに目を輝かした。
美桜が冷蔵庫から手作りのケーキを取り出し、ケーキに刺し立てていたロウソクに火を灯した。そのケーキを母の前を空けていたテーブルの上に置く。
照明を暗くした父の言葉を合図にバースデーコールを三人は歌い、母は歌の終わりとともにロウソクの火を息を吹いて消した。
父がケーキを母の前から下げ、ロウソクを抜き取りデザートに食べられるように冷蔵庫に入れ戻し、照明の明るさも戻しテーブルに戻る。
テーブルにそろった四人は料理に手を合わせて食事を堪能し始める。
飾り付けや料理の詳細を誕生日と仕事達成の事だと改めて聞き三人に再びお礼を伝える母。
父と兄、美桜はパーティー料理を食べ終えて母にプレゼントを渡した。
「…ふふっ…お兄ちゃんと美桜のプレゼント…私の好きな物で考える事一緒だったのね…。ありがとう…。お父さんのは仕事用のタブレットね。最近、液晶画面の調子が悪かったの…ありがとう。」
プレゼントを受け取り中を見た母はすごく優しい表情でプレゼントを抱きかかえた。
その様子を見た美桜は母がこんなにも喜んでくれてよかったと心が温まった。
前日に買い物を無事に済ませ、父と美桜は料理の下準備に取り掛かる。
今日は祝日なので父は仕事が休みで美桜と準備に取り掛かる事が出来ているのだ。
母も休みと言っていたのだが、例の駅前のショッピングモールの開業が近い事もありクライアントに呼び出しを受けて仕事に出てしまった。
帰るのは夕方になると言っていたので、それまでに準備を済ませられるように段取りを考え動いていく。
兄も普段はバイトをしているが今日は休みをもらえたとの事で三人で飾りつけや料理の準備をしていく。
今日みたいに誕生日の飾りつけは普段はしないのだが、父の提案で仕事の達成祝いも兼ねて少し盛大にする事に決めたのだ。
父と美桜は台所に立ち料理時間がかかるチキンのハーブ焼きから手を付け始めていた。
美桜は鶏肉と一緒にオーブンに入れる野菜を手際よく下処理をし包丁を用いて切っていき父は鶏肉の下処理をしていく。
父は手を動かしながらも美桜の作業様子を時折見る。
「……美桜…手際良いな…。」
「……そうかな?まだまだ…お父さんほどじゃないよ…。」
「……いや…美桜くらいの歳の子で手際が良いのは相当な料理経験がないと…。」
「………。」
「家ではあまり料理しないから……きっとたくさん練習してたんだな…。」
「……まぁ…それなりに…。」
二人は淡々と作業していたのだが、父は兄同様に美桜と距離を縮めたく声を掛ける。
だが以前までどうやって話しをしていたのか自信が持てずしどろもどろになる。
美桜もまた父の言葉を聞きながらどう返そうか悩み返事をする。
「……。」
「…美桜…クリスマスの時も伝えたが…。改めて言わせてほしい…。今まですまなかった。こんな風に料理を一緒にしてくれてありがとう…すごく嬉しく思う。」
「……うん…。私も…お父さんやお母さんと一緒に料理したかったら…。技術…身に着けてよかった…。」
父は作業している手を止め美桜に体を向け真っ直ぐな表情で気持ちを伝える。
美桜も体を父に向け父の言葉を受け止め自分の気持ちを伝えた。
父に「ありがとう」と再度お礼を言われ二人はまた作業に戻った。
それからは少しの沈黙があったり少しの会話があったりもしたが、自然な会話が繰り出され離れていた父と子としての距離がまた一歩近づいたのだった。
休憩をはさみながら料理や飾り付けの準備が整い終わり時計を見ると母が帰宅する時間が近づいていた。
父と美桜は料理の最後の仕上げに入り始めた。母が帰宅した時すぐにでもご飯にありつけるように事を進める。
鉄板に下準備した鶏肉とハーブ、赤と黄のパプリカや人参などの根野菜を並べオーブンに入れ、焼きの仕上げに入る。
オーブンから香ばしい匂いが漂い始めた頃父はオーブンの中の鶏肉の焼き加減を見ており、美桜はスープを温め直し兄はダイニングテーブルの上に食器や事前に盛り付けをしていたサラダやバゲットを並べ始めた。
ダイニングテーブルの上の準備が終わりスープも温め終わった所でオーブンから焼き上がり終了の音が鳴り、父がオーブンの中から鉄板を取り出す為ミトンを手に着けオーブンを開け鉄板を作業台の上に置く。
串を鶏肉に刺し火が中まで通っているか確認し、問題ないようなので最後の仕上げとしてガスバーナーで表面にこんがりとした焼き目を少し入れる。
そうして出来上がった鉄板の上の料理たちをお皿に盛り付けていると母が帰宅した。
「ただいま~。すっごくいい匂いなんだけど、何かあるの?」
パンッ!パンッ!っと兄と美桜はリビングに入ってくるタイミングを狙って音だけなるパーティークラッカーを鳴らした。
その急な音に驚きリビングの入り口で立ちすくむ母。
「母さんおかえり。誕生日おめでとう。」
「…誕生日おめでとう。おかえりなさい…お母さん。」
兄は微笑みながら母に向かって言葉を発する。
美桜も続けて言葉を発するが久しぶりの母の誕生日会に少し気恥ずかしくなる。
「ビックリしたぁ…。ありがとう…二人とも。」
「おかえり…と、誕生日おめでとう。料理の準備も出来てすぐにでも食べられるよ。」
母はまだ驚きながらも微笑んで兄と美桜にお礼を伝える。
そこへ父が盛り付けた料理をテーブルの上に運びながら母に声を掛ける。
父の言葉を聞き終えた母は着替えてくるとリビングを後にした。
母は着替えや手を洗い終えダイニングテーブルに戻り席に着くと目の前の料理たちに目を輝かした。
美桜が冷蔵庫から手作りのケーキを取り出し、ケーキに刺し立てていたロウソクに火を灯した。そのケーキを母の前を空けていたテーブルの上に置く。
照明を暗くした父の言葉を合図にバースデーコールを三人は歌い、母は歌の終わりとともにロウソクの火を息を吹いて消した。
父がケーキを母の前から下げ、ロウソクを抜き取りデザートに食べられるように冷蔵庫に入れ戻し、照明の明るさも戻しテーブルに戻る。
テーブルにそろった四人は料理に手を合わせて食事を堪能し始める。
飾り付けや料理の詳細を誕生日と仕事達成の事だと改めて聞き三人に再びお礼を伝える母。
父と兄、美桜はパーティー料理を食べ終えて母にプレゼントを渡した。
「…ふふっ…お兄ちゃんと美桜のプレゼント…私の好きな物で考える事一緒だったのね…。ありがとう…。お父さんのは仕事用のタブレットね。最近、液晶画面の調子が悪かったの…ありがとう。」
プレゼントを受け取り中を見た母はすごく優しい表情でプレゼントを抱きかかえた。
その様子を見た美桜は母がこんなにも喜んでくれてよかったと心が温まった。
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