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魔法の村と魔法使いと動物達
ピンク色のりんごと俺と貧神
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「成行と貧神もピンク色のりんごを食べると良いにゃんよ」
チャーミにゃんがにこりと笑いながら言った。
「ああ、食べるよ」
トラッコさんのガオーと吠える声にびっくりし過ぎてすっかり食べることを忘れていた。
「良し食べるぞ」貧神もピンク色のりんごに目を落としながら言った。
「じゃあ、成行と貧神さんは同時にガブッとりんごを食べるといいわよ。ガオー」
トラッコさんのように一口で食べることは不可能だけど美味しく食べさせていただきますよ。
「さあ、貧神ピンク色のりんごを食べるぞ」
「良し、成行、ピンク色のりんご食べよう」
俺と貧神はなぜだかピンク色りんごを食べるだけなのに気合いを入れてしまう。
「じゃあ、わたしがせーのって言うから同時に食べるんだよ」
チャーミにゃんは腰に手を当てて俺と貧神の顔を交互に見た。
「うん、わかった」俺と貧神の返事は声が揃った。
「じゃあ、食べるのだにゃん。せーのにゃん!」
俺と貧神はチャーミにゃんのその声とほぼ同時にピンク色のキラキラと輝くりんごをカリッとかじり食べた。
すると、口の中がぽかぽかしてきてりんごの甘酸っぱさと良い感じに混ざり合いなんとも言えない幸せな気持ちになった。
「う~ん、これは美味しいぞ」
「う~ん、これは幸せな味だな」
とほぼ同時に言った俺と貧神は頬をゆるゆると緩めた。
チャーミにゃんがにこりと笑いながら言った。
「ああ、食べるよ」
トラッコさんのガオーと吠える声にびっくりし過ぎてすっかり食べることを忘れていた。
「良し食べるぞ」貧神もピンク色のりんごに目を落としながら言った。
「じゃあ、成行と貧神さんは同時にガブッとりんごを食べるといいわよ。ガオー」
トラッコさんのように一口で食べることは不可能だけど美味しく食べさせていただきますよ。
「さあ、貧神ピンク色のりんごを食べるぞ」
「良し、成行、ピンク色のりんご食べよう」
俺と貧神はなぜだかピンク色りんごを食べるだけなのに気合いを入れてしまう。
「じゃあ、わたしがせーのって言うから同時に食べるんだよ」
チャーミにゃんは腰に手を当てて俺と貧神の顔を交互に見た。
「うん、わかった」俺と貧神の返事は声が揃った。
「じゃあ、食べるのだにゃん。せーのにゃん!」
俺と貧神はチャーミにゃんのその声とほぼ同時にピンク色のキラキラと輝くりんごをカリッとかじり食べた。
すると、口の中がぽかぽかしてきてりんごの甘酸っぱさと良い感じに混ざり合いなんとも言えない幸せな気持ちになった。
「う~ん、これは美味しいぞ」
「う~ん、これは幸せな味だな」
とほぼ同時に言った俺と貧神は頬をゆるゆると緩めた。
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