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勉強頑張るぞ
しおりを挟む椿ちゃんにもらったシャープペンシルがあると嬉しくって勉強頑張れそうだ。わたしはうふふと微笑みながら教科書の準備をした。
そして、トマト柄のシャープペンシルを眺めているとまたトマトガールのファッションショーやシロッコのトマト料理を思い出してしまう。
それに今日のお昼はシロッコ特製のお弁当なんだよね。それも今からドキドキわくわくだ。
「ねえ、満里奈ちゃんそんなにそのシャープペンシル気に入ってくれたの? ずっと眺めているけど」
椿ちゃんがそう言いながらわたしの顔を覗き込みその視線はわたしとトマト柄のシャープペンシルを交互に眺めた。
「うん、めちゃくちゃ気に入ってるよ。だってトマト柄だよ。楽しくなってしまうよ」
「そうだよね、トマト柄を見ているとなんかもう楽しいんだよね」
椿ちゃんもトマト柄のシャープペンシルをじっと眺めた。
トマト柄グッズを眺めるその椿ちゃんの顔は幸せがいっぱーい溢れていた。
なんだかもの凄いトマトパワーだ。と言うか椿ちゃんがトマト柄のシャープペンシルとシールをくれたその気持ちが嬉しかった。
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