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ラウラへの贈り物
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…夜になった。
普段は店を閉める時間帯ではあるが、市のある方は魔道具や魔法によって明るく照らされており、まだまだ賑わっていた。ラウラには市を楽しんで来いと休憩を与えた。働くものに休暇は必要だとユウキは考えているからだ。
バイトでも休憩があるのとぶっ通しでやるのなら休憩があった方がいいもんな。
また、ラウラには市を楽しんで貰えるように硬貨も少し持たせている。
ピコンッ
という通知音が鳴った。
うん、嫌な音だ。
無視をしようとすると連打されるのでメールを開くことにする。
やぁ、ユウキ君。
だいぶ馴染んで来たようだね?
ムフフな展開だったね!
君にも初心なところがあると安心したよ!
さて、報告なんだけどね?
勇者達が君のエルフにちょっかいをかけてるよ?
場所は…いわなくてもわかるか!
んじゃねぇ~
…あ、報告料は菓子パンでいいよ?
ユウキは『所有物表示』という索敵スキルを使う。
すると、家から離れたところに反応のあるところがあった。
その場所に向かってユウキは走り出した。
…添付メールでゼウスにお礼の菓子パンを送りながら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ちょっと!待ちなさい!」
そう言ってラウラの手を掴む女性。
後ろには騎士が数名ついており、大事にはしないように逃げようとするラウラを囲みだした。
ラウラはキョロキョロと周りを見て逃げ場が無いことを察して風精霊の短剣を抜いた。
「ご主人様の命令で自らの被害になる場合、自らを守るために戦うことを許されています。どいていただけませんか?」
「お断りします」
「そうですか…」
少し肩を落としたラウラは負けないように全方向に気を使う。
ビリビリとした空気が流れたことで騎士は盾と剣を構えて完全に臨戦態勢だ。
しかし、ラウラは自ら攻撃しようとはしない…自ら攻撃することでラウラの所有者であるユウキが罪に問われる可能性があるからだ。
正当防衛を主張するためには先に攻撃をしてもらわなくてはならない。
騎士たちはジリジリと間合いを詰めてくる。
盾を前に出し、盾に空いている少しの隙間からラウラのことを見ているのがわかる。
ラウラは映像記録の魔道具がしっかりと機能していることを確認してゆっくりと回りながら一周した。
その間にも騎士たちは距離を詰める。
そして、ラウラと騎士たちの距離が2m程になったとき…騎士たちは一気に盾を壁のようにしてラウラに突っ込…もうとした。
「…なにをしている?」
普段は店を閉める時間帯ではあるが、市のある方は魔道具や魔法によって明るく照らされており、まだまだ賑わっていた。ラウラには市を楽しんで来いと休憩を与えた。働くものに休暇は必要だとユウキは考えているからだ。
バイトでも休憩があるのとぶっ通しでやるのなら休憩があった方がいいもんな。
また、ラウラには市を楽しんで貰えるように硬貨も少し持たせている。
ピコンッ
という通知音が鳴った。
うん、嫌な音だ。
無視をしようとすると連打されるのでメールを開くことにする。
やぁ、ユウキ君。
だいぶ馴染んで来たようだね?
ムフフな展開だったね!
君にも初心なところがあると安心したよ!
さて、報告なんだけどね?
勇者達が君のエルフにちょっかいをかけてるよ?
場所は…いわなくてもわかるか!
んじゃねぇ~
…あ、報告料は菓子パンでいいよ?
ユウキは『所有物表示』という索敵スキルを使う。
すると、家から離れたところに反応のあるところがあった。
その場所に向かってユウキは走り出した。
…添付メールでゼウスにお礼の菓子パンを送りながら。
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「ちょっと!待ちなさい!」
そう言ってラウラの手を掴む女性。
後ろには騎士が数名ついており、大事にはしないように逃げようとするラウラを囲みだした。
ラウラはキョロキョロと周りを見て逃げ場が無いことを察して風精霊の短剣を抜いた。
「ご主人様の命令で自らの被害になる場合、自らを守るために戦うことを許されています。どいていただけませんか?」
「お断りします」
「そうですか…」
少し肩を落としたラウラは負けないように全方向に気を使う。
ビリビリとした空気が流れたことで騎士は盾と剣を構えて完全に臨戦態勢だ。
しかし、ラウラは自ら攻撃しようとはしない…自ら攻撃することでラウラの所有者であるユウキが罪に問われる可能性があるからだ。
正当防衛を主張するためには先に攻撃をしてもらわなくてはならない。
騎士たちはジリジリと間合いを詰めてくる。
盾を前に出し、盾に空いている少しの隙間からラウラのことを見ているのがわかる。
ラウラは映像記録の魔道具がしっかりと機能していることを確認してゆっくりと回りながら一周した。
その間にも騎士たちは距離を詰める。
そして、ラウラと騎士たちの距離が2m程になったとき…騎士たちは一気に盾を壁のようにしてラウラに突っ込…もうとした。
「…なにをしている?」
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