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一章 転生しました
5。狩りより気になること
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「狩りだーーー!!!!!!!」
「おい!大声なんか出したら…」
「大量の魔物だぁーーー!!!!!!!」
「だから、大声を出すなぁ!!!!」
森のそこまで奥じゃない奥。大量のゴブリンに追いかけられているのは、俺レイメイと人型のオニキスだ。
大声で笑いながら走る俺と、それに文句を言いまくっているオニキスは、運が良いのか悪いのかゴブリンの集落を見つけたのだ。
狩りに来てファンタジーの定番モンスターを見つけた俺はテンション爆上がりで叫んでしまい、全ゴブリンに見つかり鬼ごっこが始まった。
思ったより動きが素早いが、全力で走れば余裕で撒けるだろう。しかしそれでは意味がないので、一定の距離を保ちつつ逃げている。
「くそっ!埒があかないな…おい、レイ!仕様がないから強行突破に変更だ!俺が正面から蹴散らす!お前は回り込め!!」
「おっし!!りょーかい!!!」
「……なぜ布を顔に巻くんだ…?」
「ノリ…かな?」
回り込めって言うから、暗殺者っぽく忍者の真似してみただけなんだけどね。覆面は作ってなかったので、マフラーを顔に巻きました。ちゃんと前は見えてるよ。
クルリと後ろを向き、そのまま前方に跳ぶ。ゴブリンたちは、突然逃げるのを止めた俺に困惑して立ち止まってしまった。
一瞬でも戸惑ってしまったゴブリンたちは、次の瞬間には首が落ちていた。
いっやー、この体すっげぇな!!!魔物狩りとか俺は初めてなのに、体が覚えているのか簡単に倒せた。ゴブリンの死体を見ても平気なところ、やっぱり精神面はこの体に引っ張られているらしい。
「…これは、俺は要らないのでは?」
あ、そう言えばオニキスが正面で俺は回り込む役だった。ごめん、いけそうだから殺っちゃった☆
「んー、そうだなぁ…じゃあ、俺が蹴散らしてくから、ヤバそうだったら手伝って!」
「あぁ…そうするか」
と言うことで、やっぱり邪魔だったマフラーを無限収納に投げ込んで、ゴブリンの殲滅に入りまーす!!
─────────
「結局、俺の出る幕はなかったな」
「いやぁ、流石スライムの次に最弱のモンスター。以外と簡単だったな!」
現在俺の足元にはゴブリンの死体がゴロゴロ…なんてスプラッタなことはなく、スキル【解体】で全部解体した。
魔石はあんまり出なかった。出てきたのも親指の爪ぐらいのちっさいやつだけだ。まぁ、それもわりと大きい部類に入るらしいが。
でもゴブリンでこの大きさで、しかも大きい方ってことは、意外とこのゴブリンたち強いのか?
説明お願いします、オニキスさん。
「この森は『ルヴィンド裏の森』と言ってな。魔物が他より強いのが特徴だ」
「へー。裏ってことは表もあるのか?」
「あぁ。ただ、『ルヴィンドの森』は神聖な場所とされ、魔物が一切出ない。裏の森にでる魔物が強いのはそのせいともされている」
「神聖な場所?なんで?」
「『ルヴィンドの森』には先日まで"祟り神"と呼ばれるヤバいのが封印されていたのだが、"勇者"たちに倒されてな。今は平和だ」
「まって、オニキスが語彙力なくすぐらいヤバいってどんだけヤバいの?」
「この世界を作った神がやっとのことで封じることができたぐらいヤバい」
世界作った神が苦戦するって、世界終わるじゃん。倒した勇者強くね?というか、何が神聖なんだろう。祟り神でも一応神だから?
「ちなみに、その勇者は現在十魔王の一柱だ」
「なんだその転職!?なんで!?普通勇者って魔王倒すんじゃないの!?」
まさかの転職に頭が混乱する俺と、それをみて首をかしげるオニキス。
「フム、どうやらお前の言っている魔王と、俺の知っている魔王は違うらしい。仕様がない、この世界の魔王について説明してやろう」
…お願いします。
─────
オニキスがザックリと説明してくれた。簡潔に言うと、この世界の魔王は警察のトップみたいな感じのようだ。
現在の魔王は十柱いるらしい。ただ、一柱だけ引き継ぎ?が済んでいないので、まだ九柱らしいが。
しかも、役職名?がよく知っているものだった。
傲慢、憤怒、暴食、怠惰、嫉妬、強欲、色欲、憂鬱、虚飾、虚言。全部で十柱。虚飾だけは二人で一柱らしく、例の勇者がこの虚飾らしい。
引き継ぎが済んでいないのは憂鬱。候補は決まっているらしく、あと一年もすれば十柱揃うらしい。
…はい、なんか聞いたことあるね?七つの大罪って悪魔で聞いたことあるね?あれか?あっちの悪魔となんか関係あんのかな?
どうやら、今の魔王は二代目らしい。初代は全員悪魔族で、計八柱。嫉妬と虚言は二代目から追加されたらしい。
一緒じゃん!!あっちの世界の七つの大罪と一緒じゃん!!虚言は聞いたことないけど、それ以外は一緒じゃん!!
ちなみに今の魔王、つまり二代目は全員違う種族なんだそうだ。
どうやら、種族間の争いを無くす為らしいが、いまだに犯罪奴隷以外の奴隷制度を無くすことができず、ストレスで胃に穴を開けた人もいるらしい。頑張ってくれ。
「昨日言った規格外聖人も魔王の一柱でな。一応人間代表としてやっている」
「三千年も生きて人間とは」
「…色々、事情があるんだろう」
うん、まぁ、あまり突っ込まない方がいいかもしれない。
とにかく、俺の知ってる魔王とこの世界の魔王はだいぶ違うことはわかった。犯罪者と警察とか正反対だからね。ちゃんとわかってないと、争いの火種になりそうだ。
「…で、お前を例の勇者が生まれた村に連れていこうかと思ったんだが…危険だからやめた」
「えっ。ゴブリンを殲滅した俺が危険になるの?ヤバくね?」
勇者が暮らしてる村だというのに、何が危険なんだろうか。
「違う。勇者の村の住民は猫人族といって、つまり…獣人だ」
あ、俺が危険人物になるわ、それ。
「おい!大声なんか出したら…」
「大量の魔物だぁーーー!!!!!!!」
「だから、大声を出すなぁ!!!!」
森のそこまで奥じゃない奥。大量のゴブリンに追いかけられているのは、俺レイメイと人型のオニキスだ。
大声で笑いながら走る俺と、それに文句を言いまくっているオニキスは、運が良いのか悪いのかゴブリンの集落を見つけたのだ。
狩りに来てファンタジーの定番モンスターを見つけた俺はテンション爆上がりで叫んでしまい、全ゴブリンに見つかり鬼ごっこが始まった。
思ったより動きが素早いが、全力で走れば余裕で撒けるだろう。しかしそれでは意味がないので、一定の距離を保ちつつ逃げている。
「くそっ!埒があかないな…おい、レイ!仕様がないから強行突破に変更だ!俺が正面から蹴散らす!お前は回り込め!!」
「おっし!!りょーかい!!!」
「……なぜ布を顔に巻くんだ…?」
「ノリ…かな?」
回り込めって言うから、暗殺者っぽく忍者の真似してみただけなんだけどね。覆面は作ってなかったので、マフラーを顔に巻きました。ちゃんと前は見えてるよ。
クルリと後ろを向き、そのまま前方に跳ぶ。ゴブリンたちは、突然逃げるのを止めた俺に困惑して立ち止まってしまった。
一瞬でも戸惑ってしまったゴブリンたちは、次の瞬間には首が落ちていた。
いっやー、この体すっげぇな!!!魔物狩りとか俺は初めてなのに、体が覚えているのか簡単に倒せた。ゴブリンの死体を見ても平気なところ、やっぱり精神面はこの体に引っ張られているらしい。
「…これは、俺は要らないのでは?」
あ、そう言えばオニキスが正面で俺は回り込む役だった。ごめん、いけそうだから殺っちゃった☆
「んー、そうだなぁ…じゃあ、俺が蹴散らしてくから、ヤバそうだったら手伝って!」
「あぁ…そうするか」
と言うことで、やっぱり邪魔だったマフラーを無限収納に投げ込んで、ゴブリンの殲滅に入りまーす!!
─────────
「結局、俺の出る幕はなかったな」
「いやぁ、流石スライムの次に最弱のモンスター。以外と簡単だったな!」
現在俺の足元にはゴブリンの死体がゴロゴロ…なんてスプラッタなことはなく、スキル【解体】で全部解体した。
魔石はあんまり出なかった。出てきたのも親指の爪ぐらいのちっさいやつだけだ。まぁ、それもわりと大きい部類に入るらしいが。
でもゴブリンでこの大きさで、しかも大きい方ってことは、意外とこのゴブリンたち強いのか?
説明お願いします、オニキスさん。
「この森は『ルヴィンド裏の森』と言ってな。魔物が他より強いのが特徴だ」
「へー。裏ってことは表もあるのか?」
「あぁ。ただ、『ルヴィンドの森』は神聖な場所とされ、魔物が一切出ない。裏の森にでる魔物が強いのはそのせいともされている」
「神聖な場所?なんで?」
「『ルヴィンドの森』には先日まで"祟り神"と呼ばれるヤバいのが封印されていたのだが、"勇者"たちに倒されてな。今は平和だ」
「まって、オニキスが語彙力なくすぐらいヤバいってどんだけヤバいの?」
「この世界を作った神がやっとのことで封じることができたぐらいヤバい」
世界作った神が苦戦するって、世界終わるじゃん。倒した勇者強くね?というか、何が神聖なんだろう。祟り神でも一応神だから?
「ちなみに、その勇者は現在十魔王の一柱だ」
「なんだその転職!?なんで!?普通勇者って魔王倒すんじゃないの!?」
まさかの転職に頭が混乱する俺と、それをみて首をかしげるオニキス。
「フム、どうやらお前の言っている魔王と、俺の知っている魔王は違うらしい。仕様がない、この世界の魔王について説明してやろう」
…お願いします。
─────
オニキスがザックリと説明してくれた。簡潔に言うと、この世界の魔王は警察のトップみたいな感じのようだ。
現在の魔王は十柱いるらしい。ただ、一柱だけ引き継ぎ?が済んでいないので、まだ九柱らしいが。
しかも、役職名?がよく知っているものだった。
傲慢、憤怒、暴食、怠惰、嫉妬、強欲、色欲、憂鬱、虚飾、虚言。全部で十柱。虚飾だけは二人で一柱らしく、例の勇者がこの虚飾らしい。
引き継ぎが済んでいないのは憂鬱。候補は決まっているらしく、あと一年もすれば十柱揃うらしい。
…はい、なんか聞いたことあるね?七つの大罪って悪魔で聞いたことあるね?あれか?あっちの悪魔となんか関係あんのかな?
どうやら、今の魔王は二代目らしい。初代は全員悪魔族で、計八柱。嫉妬と虚言は二代目から追加されたらしい。
一緒じゃん!!あっちの世界の七つの大罪と一緒じゃん!!虚言は聞いたことないけど、それ以外は一緒じゃん!!
ちなみに今の魔王、つまり二代目は全員違う種族なんだそうだ。
どうやら、種族間の争いを無くす為らしいが、いまだに犯罪奴隷以外の奴隷制度を無くすことができず、ストレスで胃に穴を開けた人もいるらしい。頑張ってくれ。
「昨日言った規格外聖人も魔王の一柱でな。一応人間代表としてやっている」
「三千年も生きて人間とは」
「…色々、事情があるんだろう」
うん、まぁ、あまり突っ込まない方がいいかもしれない。
とにかく、俺の知ってる魔王とこの世界の魔王はだいぶ違うことはわかった。犯罪者と警察とか正反対だからね。ちゃんとわかってないと、争いの火種になりそうだ。
「…で、お前を例の勇者が生まれた村に連れていこうかと思ったんだが…危険だからやめた」
「えっ。ゴブリンを殲滅した俺が危険になるの?ヤバくね?」
勇者が暮らしてる村だというのに、何が危険なんだろうか。
「違う。勇者の村の住民は猫人族といって、つまり…獣人だ」
あ、俺が危険人物になるわ、それ。
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