カタリーナのお店の人々

マッシ

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40. カタリーナの女三人の部屋

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(カタリーナの女三人の部屋)

 今日は、雨……
 最近は、雨が多い……
 九月も終わりとあって、太平洋の上では、たくさんの台風もできて、日本を伺っている。
 カタリーナは、定休日……
 私は、お姉さんと、奈緒さんの前で、裸になっている。
 奈緒さんとお姉さんは、ショート丈のワンピースパジャマを着ている。
 そろそろ、裸で過ごすには寒くなってきた……
 奈緒さんは、あれからリハビリと言って、毎日のように来ている。
 でも、さすがにタクシーでは費用が掛かるので、頑張って電車と歩きで来ている。
 これもリハビリになるので、苦にならないそうだ……
 それで、お姉さんの絵を描く姿を見ていて、奈緒さんも描いてみたいと言うことになって、今、私のヌードを二人で描いている……
「ねー、二人で描いているのだから、モデル代は二倍よねー」
「……、分かったわ……、安いモデル代だから、いくらでもあげるわよー」
「……、じゃー、三倍で……」
「……、はい、はい……」
「……、気前がいいわねー」
「お母さんから、あの謎のお金をもらったなー、……?」
「……、あのドケチな、澄子がくれるわけないでしょう……、私の方が雇われているくらいよー、オーナーなのに……」
「……、だって、お姉さんにやらせたら、すぐにお休みにしちゃうでしょう……、今日は気分が悪いとか言って……、大金渡せば、それを持って、店をお休みして、旅行に出かけちゃうでしょう……」
「……えへー、……」
「……、そう言えば、レジにお金を放り込んでいた人、ハナちゃんじゃなかったわよ……」
「えー、誰なの……?」
「奈緒さんのお兄さんよ……」
「……、え、私の兄がお金を寄付しているの……?」
「……、それを話すと長くなるけどね……、お兄さんは、お化けたちから、お金をもらっていたみたいなのよ……、その代わりに生まれ変わる道しるべになっていたみたいなの……、ハナちゃんと一緒にね……、それで、生まれ変わるときに、いらなくなったお金をカタリーナに置いて行ったわけ……」
「……、いいわねー、……、お兄さんは、お化けになっても、人の面倒を見ていたのね……、この場合はお化けだけど……、お兄さんらしいわ……、それに、お金を全部カタリーナにあげるところも……、きっと、お化けが、お金を持っていても、使い道がないのね……」
「……、奈緒さんも、そう思うでしょう……、カタリーナが、余りにも暇な店で貧乏していたから、同情したのよ……、でも、お兄さんは、もう生まれ変わって、新しい人生を送っているけどね……、それが証拠には、カタリーナが以前と同じくらい暇な店で貧しくなったから……、それに、お金も入らなくなっちゃったしね……」
「でも、ハナちゃんは、まだどこかにいるんでしょう……?」
「……、そうねー、あれからまだ、ぜんぜん現れないけどね……、何しているのやら……」
「……、私も逢いたいなー、……」

「その話は、置いといて……、実は、余りにも暇な店で貧乏になったので、絵画教室をやることにしました……、皆さんに報告ね……」
「本当―、凄いわー、私も絵画教室に入れてくれるの……?」
「勿論よー、奈緒さんのお陰で思いついたんだから……」
「……、いったい、何処でやるのよ……? まさか、ここの二階でやるとか……、この状態で……」
「ここでは、ちょっと生活感が出過ぎて恥ずかしいから……、三階でやることにしました……」
「凄いー、いいわねー、三階なら広くて、トイレもあるし……、たくさん生徒さん来てくれるかなー?」
「でも、女性専用にするから……」
「えー、どうして男は駄目なの……?」
「だって、さすがに私も、男の前でサリーちゃんを裸で立たせることなんかできないもの……」
「ちょっと待ってよ……、私を絵画教室のヌードモデルにするつもりなの……?」
「当たり、……、ちゃんとモデル代払うわよ……」
「いやよー、そんな知らない人の前で、裸でいることなんか……」
「知らない人だから、いいんじゃないのよー、知っている人だったら、もっと恥ずかしいでしょう……」
「どっちも、恥ずかしいわよ……」
「でも、でも女性専用なら、この今の状態だから、いいじゃない……、女同士なら、何をやっても頑張っても、赤ちゃんなんかできないんだから……」
「お姉さん、絵画教室で何をやるつもりなのよ……?」
「……、えへ……」
「……、私も、モデルやろうかしら……」
「……、奈緒さん……、……」

「……、そのモデルとは関係ないけど、ちょっとこの格好、過激じゃないの……?」
 今日の私のポーズは、背もたれのある丸椅子に、背もたれの上を両手で持ちながら、丸椅子に両膝をついて、背中を反らして、お尻を突き出した格好で窓の外を見ている……
 そして、何気なく横を向いて、部屋にいる誰かに話しかけようとしているシーンだ……
「可愛いわよー、一度、サリーちゃんのお尻を描いてみたかったのよ……」
「……、でも、これってお尻から入れてよーって要求している感じじゃないの……?」
「そう、見てくれてもいいわ……、可愛ければ、何でも許されるのよ……」
「……、どこかで、きいたセリフ……」
 お姉さんは、私の後ろ四〇度の角度から描いている。
 奈緒さんは、私の後ろ六〇度の角度から描いている。
「……、何か、私、二人からバックで攻められている感じよ……」
「……、じゃー、後ろから人参入れてあげるわー、……」
「……、あーん、駄目よー、人参は……」
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