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翌朝。
ミルク・シティ中央広場。
昨夜の「お祭り(兼・防衛戦)」の興奮が冷めやらぬ中、特設ステージには再び多くの観衆が集まっていた。
その中には、昨日入社したばかりの元・王国軍兵士5,000名の姿もある。彼らは新品の作業着に身を包み、片手には支給された朝食(ベーコンエッグマフィン)を持って、興味津々でステージを見上げている。
「さあ、お集まりの皆様! これより『特別経営セミナー』を開催いたします!」
私の元気な声と共に、ステージの幕が上がる。
そこにいたのは、粗末な木の椅子に縛り付けられた、アレクサンダー王子とマリアの二人だった。
一晩留置所で過ごした彼らは、髪はボサボサ、目の下にはクマを作り、かつての煌びやかな面影はない。
「放せ! 無礼者! 私は王太子だぞ!」
「こんな扱いして、タダで済むと思ってるの!? パパ(国王)に言いつけてやるんだから!」
二人がギャーギャーと喚くが、観衆の反応は冷ややかだ。
「うるせぇな」「早く働けよ、ニート王子」といった野次が飛ぶ。
私は指示棒(オリハルコン製)を持ち、二人の横に置かれたホワイトボードの前に立った。
「本日のテーマは『失敗学』。なぜ、彼らの人生(プロジェクト)は破綻したのか? これをケーススタディとして学んでいきましょう」
私はホワイトボードに大きく『真実の愛』と書き、その横に太い赤字で『= 負債(借金)』と書いた。
「おいミルク! 訂正しろ!」
アレクサンダーが顔を真っ赤にして叫ぶ。
「私のマリアへの愛はプライスレスだ! 金では買えない尊いものだ! 貴様のような守銭奴には理解できまい!」
「ええ、理解できませんね」
私は即答し、指示棒でビシッとボードを叩いた。
「殿下。貴方は『金で買えない』と言いましたが、現実に貴方はマリアさんとの愛を育むために、莫大な金を使いましたね?」
私は懐から、分厚いファイルを広げた。
「昨夜、王都のラテ商会支店から取り寄せたデータです。貴方がマリアさんに貢いだドレス、宝石、貸し切りクルーズ、そして彼女の実家への不透明な援助金……。直近半年だけで、総額金貨三万枚です」
「なっ……!?」
会場がどよめく。金貨三万枚といえば、地方都市の年間予算に匹敵する。
「そ、それは……必要経費だ! 愛を表現するためには必要なんだ!」
「いいえ、それは『浪費』です」
私は冷酷に切り捨てた。
「貴方は自分の稼いだ金でそれを支払いましたか? いいえ、全て税金と、私の実家からの借金ですね。つまり、貴方の愛は『他人の金』で演出された、ハリボテの虚像(フィクション)なのです!」
「ぐぬぬ……!」
「自分の稼ぎの範囲内で愛を育むなら、それは美談でしょう。しかし、国の予算を食い潰し、兵士への給料を未払いにしてまで貫く愛など、ただの『横領』です!」
『そうだそうだー!』
『俺たちの給料返せー!』
元・王国兵たちから怒号が飛ぶ。
王子は青ざめて縮こまった。
「つ、次はマリアさん」
私は矛先を変える。
マリアがビクッと体を震わせた。
「貴女は『愛があれば貧乏でも平気』と言っていましたね?」
「え、ええ! そうよ! アレク様がいれば、お金なんていらないわ!」
マリアは必死に悲劇のヒロインぶる。
「ほう。では、質問です」
私はニッコリと笑った。
「もし、アレクサンダー様が王太子の地位を剥奪され、一文無しの平民になり、貴女にプレゼントを一つも買えず、毎日泥だらけになって働くただの男になったとしても……貴女は彼を愛し、支え続けられますか?」
「え……」
マリアが言葉に詰まる。
視線が泳ぐ。
「毎日の食事は固い黒パンとスープだけ。ドレスは年に一着も買えない。お風呂は週に一度。……それでも、愛せますか?」
「そ、それは……ちょっと……」
マリアの顔が歪む。
彼女の本音がダダ漏れだ。
「無理よ! そんなの! 私は贅沢がしたいの! チヤホヤされたいの! 貧乏生活なんて絶対に嫌!」
「マ、マリア……?」
隣で王子が絶望的な顔をする。
「聞いたか、アレクサンダー。これが貴方の『真実の愛』の時価評価額(リアル)だ」
シリウスがステージの袖から現れ、蔑むような視線を投げかけた。
「金の切れ目が縁の切れ目。貴様が投資していたのは『愛』ではなく、『金づるとしての自分』だったということだ」
「そ、そんな……嘘だ……」
王子はガクリと項垂れた。
彼のアイデンティティが崩壊した瞬間だった。
「はい、結論が出ましたね」
私はホワイトボードに二重線を引いた。
「『計画性のない愛は、破産への特急券である』。社員の皆さん、教訓にしてくださいね」
パチパチパチ……。
会場からまばらな拍手が起こり、やがて大喝采へと変わった。
「さて、講義は終了です。ここからは『債務整理』の時間です」
私は二人の前に、一枚の羊皮紙を突きつけた。
**【労働契約書(期間:完済するまで無期限)】**
* **業務内容:**
* アレクサンダー:地下鉱山でのオリハルコン採掘補助(及びトロッコ押し)。
* マリア:農場での肥料作り(及び家畜の世話)。
* **給与:** 最低賃金(全額返済に充当)。
* **備考:** 逃亡しようとした場合、シリウス皇帝の近衛隊が全力で追いかけます(生死問わず)。
「これは……なんだ……?」
「お二人の新しい職場です。貴方たちが作った借金と、私への慰謝料。体を使って返していただきます」
「い、嫌だ! 私は王太子だぞ! トロッコ押しなんてできるか!」
「私も嫌よ! 肥料作りなんて臭いじゃない!」
二人が泣き叫んで拒否する。
「拒否権はありません」
私は冷たく言い放った。
「働かざる者、食うべからず。……ああ、でも安心して。私はホワイトな経営者ですから」
私はニヤリと笑った。
「一日十二時間労働、週休一日。三食付き(ただしマリアさんが嫌がった黒パンですが)。……王都の兵士たちより、よっぽど人間的な生活でしょう?」
「うっ……」
元・兵士たちが「確かに……」と頷いている。
「さあ、連れて行きなさい! 今日から彼らは、新人アルバイトの『アレク君』と『マリアちゃん』よ! 先輩方、ビシビシ指導してあげて!」
「へい、お嬢!」
屈強な現場監督たちが、二人を担ぎ上げる。
「いやぁぁぁ! パパぁぁ! 助けてぇぇ!」
「畜生ぉぉ! 覚えてろぉぉ!」
二人の悲鳴は、ドナドナされる子牛のように遠ざかっていった。
「……ふぅ。これで一件落着ね」
私は指示棒を置き、大きく背伸びをした。
肩の荷が下りた気分だ。
「見事な手際だ、ミルク」
シリウスが近づいてきて、私にハンカチを差し出した。
額の汗を拭けということらしい。
「貴様は本当に、敵には容赦がないな」
「あら、あれでも慈悲深いつもりですわ。処刑もせず、衣食住を提供してあげたのですから」
「……ククッ。一生かけても返しきれない借金を背負わせて、死ぬまで働かせる。処刑よりタチが悪いかもしれんぞ」
シリウスは楽しそうに笑い、私の腰を抱き寄せた。
「さて、邪魔者も消えたことだ。……ミルク」
「は、はい」
「我々の『本契約』の話を進めようか。帝国の財務大臣として、そして俺の伴侶としての契約をな」
広場の熱狂は続いている。
しかし、私とシリウスの周りだけ、甘く、そして逃げ場のない空気が流れていた。
(……もう、逃げられないかも)
王子の破滅を見届けた今、私の前に立ちはだかる最大の「難題(彼)」との交渉が、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。
ミルク・シティ中央広場。
昨夜の「お祭り(兼・防衛戦)」の興奮が冷めやらぬ中、特設ステージには再び多くの観衆が集まっていた。
その中には、昨日入社したばかりの元・王国軍兵士5,000名の姿もある。彼らは新品の作業着に身を包み、片手には支給された朝食(ベーコンエッグマフィン)を持って、興味津々でステージを見上げている。
「さあ、お集まりの皆様! これより『特別経営セミナー』を開催いたします!」
私の元気な声と共に、ステージの幕が上がる。
そこにいたのは、粗末な木の椅子に縛り付けられた、アレクサンダー王子とマリアの二人だった。
一晩留置所で過ごした彼らは、髪はボサボサ、目の下にはクマを作り、かつての煌びやかな面影はない。
「放せ! 無礼者! 私は王太子だぞ!」
「こんな扱いして、タダで済むと思ってるの!? パパ(国王)に言いつけてやるんだから!」
二人がギャーギャーと喚くが、観衆の反応は冷ややかだ。
「うるせぇな」「早く働けよ、ニート王子」といった野次が飛ぶ。
私は指示棒(オリハルコン製)を持ち、二人の横に置かれたホワイトボードの前に立った。
「本日のテーマは『失敗学』。なぜ、彼らの人生(プロジェクト)は破綻したのか? これをケーススタディとして学んでいきましょう」
私はホワイトボードに大きく『真実の愛』と書き、その横に太い赤字で『= 負債(借金)』と書いた。
「おいミルク! 訂正しろ!」
アレクサンダーが顔を真っ赤にして叫ぶ。
「私のマリアへの愛はプライスレスだ! 金では買えない尊いものだ! 貴様のような守銭奴には理解できまい!」
「ええ、理解できませんね」
私は即答し、指示棒でビシッとボードを叩いた。
「殿下。貴方は『金で買えない』と言いましたが、現実に貴方はマリアさんとの愛を育むために、莫大な金を使いましたね?」
私は懐から、分厚いファイルを広げた。
「昨夜、王都のラテ商会支店から取り寄せたデータです。貴方がマリアさんに貢いだドレス、宝石、貸し切りクルーズ、そして彼女の実家への不透明な援助金……。直近半年だけで、総額金貨三万枚です」
「なっ……!?」
会場がどよめく。金貨三万枚といえば、地方都市の年間予算に匹敵する。
「そ、それは……必要経費だ! 愛を表現するためには必要なんだ!」
「いいえ、それは『浪費』です」
私は冷酷に切り捨てた。
「貴方は自分の稼いだ金でそれを支払いましたか? いいえ、全て税金と、私の実家からの借金ですね。つまり、貴方の愛は『他人の金』で演出された、ハリボテの虚像(フィクション)なのです!」
「ぐぬぬ……!」
「自分の稼ぎの範囲内で愛を育むなら、それは美談でしょう。しかし、国の予算を食い潰し、兵士への給料を未払いにしてまで貫く愛など、ただの『横領』です!」
『そうだそうだー!』
『俺たちの給料返せー!』
元・王国兵たちから怒号が飛ぶ。
王子は青ざめて縮こまった。
「つ、次はマリアさん」
私は矛先を変える。
マリアがビクッと体を震わせた。
「貴女は『愛があれば貧乏でも平気』と言っていましたね?」
「え、ええ! そうよ! アレク様がいれば、お金なんていらないわ!」
マリアは必死に悲劇のヒロインぶる。
「ほう。では、質問です」
私はニッコリと笑った。
「もし、アレクサンダー様が王太子の地位を剥奪され、一文無しの平民になり、貴女にプレゼントを一つも買えず、毎日泥だらけになって働くただの男になったとしても……貴女は彼を愛し、支え続けられますか?」
「え……」
マリアが言葉に詰まる。
視線が泳ぐ。
「毎日の食事は固い黒パンとスープだけ。ドレスは年に一着も買えない。お風呂は週に一度。……それでも、愛せますか?」
「そ、それは……ちょっと……」
マリアの顔が歪む。
彼女の本音がダダ漏れだ。
「無理よ! そんなの! 私は贅沢がしたいの! チヤホヤされたいの! 貧乏生活なんて絶対に嫌!」
「マ、マリア……?」
隣で王子が絶望的な顔をする。
「聞いたか、アレクサンダー。これが貴方の『真実の愛』の時価評価額(リアル)だ」
シリウスがステージの袖から現れ、蔑むような視線を投げかけた。
「金の切れ目が縁の切れ目。貴様が投資していたのは『愛』ではなく、『金づるとしての自分』だったということだ」
「そ、そんな……嘘だ……」
王子はガクリと項垂れた。
彼のアイデンティティが崩壊した瞬間だった。
「はい、結論が出ましたね」
私はホワイトボードに二重線を引いた。
「『計画性のない愛は、破産への特急券である』。社員の皆さん、教訓にしてくださいね」
パチパチパチ……。
会場からまばらな拍手が起こり、やがて大喝采へと変わった。
「さて、講義は終了です。ここからは『債務整理』の時間です」
私は二人の前に、一枚の羊皮紙を突きつけた。
**【労働契約書(期間:完済するまで無期限)】**
* **業務内容:**
* アレクサンダー:地下鉱山でのオリハルコン採掘補助(及びトロッコ押し)。
* マリア:農場での肥料作り(及び家畜の世話)。
* **給与:** 最低賃金(全額返済に充当)。
* **備考:** 逃亡しようとした場合、シリウス皇帝の近衛隊が全力で追いかけます(生死問わず)。
「これは……なんだ……?」
「お二人の新しい職場です。貴方たちが作った借金と、私への慰謝料。体を使って返していただきます」
「い、嫌だ! 私は王太子だぞ! トロッコ押しなんてできるか!」
「私も嫌よ! 肥料作りなんて臭いじゃない!」
二人が泣き叫んで拒否する。
「拒否権はありません」
私は冷たく言い放った。
「働かざる者、食うべからず。……ああ、でも安心して。私はホワイトな経営者ですから」
私はニヤリと笑った。
「一日十二時間労働、週休一日。三食付き(ただしマリアさんが嫌がった黒パンですが)。……王都の兵士たちより、よっぽど人間的な生活でしょう?」
「うっ……」
元・兵士たちが「確かに……」と頷いている。
「さあ、連れて行きなさい! 今日から彼らは、新人アルバイトの『アレク君』と『マリアちゃん』よ! 先輩方、ビシビシ指導してあげて!」
「へい、お嬢!」
屈強な現場監督たちが、二人を担ぎ上げる。
「いやぁぁぁ! パパぁぁ! 助けてぇぇ!」
「畜生ぉぉ! 覚えてろぉぉ!」
二人の悲鳴は、ドナドナされる子牛のように遠ざかっていった。
「……ふぅ。これで一件落着ね」
私は指示棒を置き、大きく背伸びをした。
肩の荷が下りた気分だ。
「見事な手際だ、ミルク」
シリウスが近づいてきて、私にハンカチを差し出した。
額の汗を拭けということらしい。
「貴様は本当に、敵には容赦がないな」
「あら、あれでも慈悲深いつもりですわ。処刑もせず、衣食住を提供してあげたのですから」
「……ククッ。一生かけても返しきれない借金を背負わせて、死ぬまで働かせる。処刑よりタチが悪いかもしれんぞ」
シリウスは楽しそうに笑い、私の腰を抱き寄せた。
「さて、邪魔者も消えたことだ。……ミルク」
「は、はい」
「我々の『本契約』の話を進めようか。帝国の財務大臣として、そして俺の伴侶としての契約をな」
広場の熱狂は続いている。
しかし、私とシリウスの周りだけ、甘く、そして逃げ場のない空気が流れていた。
(……もう、逃げられないかも)
王子の破滅を見届けた今、私の前に立ちはだかる最大の「難題(彼)」との交渉が、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。
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