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「……これは、酷い」
ヴァレンタイン公爵家の正門をくぐった瞬間、私の第一声はそれだった。
目の前にそびえ立つのは、歴史と伝統を感じさせる壮麗な石造りの屋敷。
広大な庭園には色とりどりの花が咲き乱れ、噴水からはクリスタルのような水が惜しみなく溢れ出ている。
普通の令嬢なら「なんて素敵!」と目を輝かせるところだろう。
だが、私の目には違った景色が見えていた。
「あの噴水、循環式じゃなくて垂れ流しですよね? 水道代だけで月いくらかかってるんですか?」
「……確認していないが、かなりの額だろうな」
隣に立つルーカスが、気まずそうに目を逸らす。
「それにあの庭師の数! 十人はいません? この広さなら効率化すれば三人で回せますよ。残りの七人は何をしてるんですか? お茶会?」
「……否定できない」
私は馬車を降りる前から、すでに頭痛を感じていた。
昨夜見せられた財務報告書の数字は、氷山の一角だったのだ。
実物は、数字よりも遥かに雄弁に「無駄」を叫んでいる。
「ようこそ、我が家へ。……まあ、君の『戦場』と言った方が正しいかもしれないが」
ルーカスがエスコートしようと手を差し出すが、私はそれを無視して懐から手帳を取り出し、猛スピードでメモを取り始めた。
「エスコートは結構です。それより、あの門番の鎧、純金メッキですよね? 重くて動きにくそうですし、剥がして売りましょう」
「あ、ああ……」
「玄関のレッドカーペット、あんなに毛足が長いと掃除の手間が増えます。維持費の無駄です」
「……なるほど」
ブツブツと呪文のように「削減案」を唱えながら、私は公爵邸の玄関ホールへと足を踏み入れた。
ズラリと並んだ使用人たちが、一斉に頭を下げる。
「お帰りなさいませ、旦那様。そして、ようこそお越しくださいました、ココア様」
その中心に立っていたのは、白髪の初老の男性だった。
燕尾服を完璧に着こなし、片眼鏡を光らせている。いかにも「古き良き執事」といった風情だ。
「家令のセバスチャンでございます。ココア様のご到着、心よりお待ち申し上げておりました」
口調は丁寧だが、その目は笑っていない。
むしろ、「どこの馬の骨とも知れぬ小娘が」という値踏みするような視線を感じる。
(……ふーん。まずはこの古株から攻略しないといけないわけね)
私は営業スマイル全開で挨拶を返した。
「はじめまして、セバスチャンさん。ココア・ガナッシュです。今日からこちらの『経営再建』を担当させていただきます」
「……経営再建、でございますか? 左様でございますか」
セバスチャンは慇懃無礼に眉をひそめた。
「ですがココア様。公爵家には公爵家の『格式』というものがございまして。商家のやり方をそのまま持ち込まれても、現場が混乱いたします」
「格式? それで、その格式とやらは年間いくらの利益を生み出しているのですか?」
「利益……? そのような下世話な尺度で測れるものではございません。伝統とは、プライスレスなものでして」
出た。プライスレス。
一番嫌いな言葉だ。値段がつけられないものは、帳簿に載せられない。つまり管理不能な負債と同じだ。
「わかりました。では、そのプライスレスな伝統を守るために、ヴァレンタイン家が破産しても構わないと?」
「破産? まさか。当家は建国以来続く名門。揺らぐことなどございません」
「揺らいでるんですよ、足元が! シロアリだらけで!」
私はバン! と手帳を叩いた。
「ルーカス様、まずは家中の案内をお願いします。特に『お金がかかっている場所』を中心に見たいです」
「わかった。セバスチャン、案内を頼む」
「……かしこまりました。では、まずは応接間へ……」
セバスチャンは不承不承といった様子で歩き出した。
***
一時間後。
私のストレス値は限界を突破していた。
「なんなんですか、この屋敷は!!」
私は大広間の中心で叫んだ。
そこには、壁一面に飾られた肖像画(歴代当主)、床に敷き詰められた虎の毛皮(絶滅危惧種)、そして天井から吊り下げられた巨大なシャンデリア(掃除が大変そう)があった。
「セバスチャンさん! あの窓際の壺! あれは何ですか?」
「あれは東方の国から取り寄せた『幸福を呼ぶ壺』でございます。一つ金貨五百枚で……」
「幸福を呼ぶ前に貧乏神を呼んでますよ! 即刻売却!」
「なっ……! あれは先代様のお気に入りで!」
「死んだ人の趣味より、生きている人の食費です! 次! 廊下の照明! 昼間なのに全点灯してますけど、電気代の概念はないんですか!?」
「屋敷の中が暗いと、気が滅入りますので……」
「請求書を見た方が気が滅入ります! 間引き点灯! 今の三割に減らして!」
私は次々と指摘し、セバスチャンはその度に「しかし」「ですが」と反論する。
だが、私は全て数字でねじ伏せた。
「このシャンデリアの清掃コスト、年間金貨五十枚。これをシンプルな照明に変えれば、五年で元が取れます」
「ぐぬぬ……」
「使用人の制服、レースが多すぎて洗濯が大変そうですね。デザインを簡素化して、クリーニング代を削減します」
「あれは当家の誇り……」
「誇りで汚れは落ちません!」
最後に案内されたのは、食堂だった。
夕食の準備が進められているらしいが、テーブルの上を見て私は絶句した。
「……これは、何人分ですか?」
テーブルには、二十人分くらいの料理が並べられようとしていた。
巨大な豚の丸焼き、山盛りのフルーツ、タワーのように積まれたパン。
「旦那様とココア様のお二人分ですが?」
セバスチャンが平然と答える。
「二人で!? これを!? フードファイターの合宿ですか!?」
「公爵家の食卓とは、常に豊かであるべきものです。余った分は……」
「捨てるんですか?」
「いえ、使用人たちが頂くこともありますが、基本的には……家畜の餌などに」
「もったいないオバケが出ますよ!!」
私は頭を抱えた。
これは改革どころの話ではない。解体工事が必要だ。
ルーカスが申し訳なさそうに私の肩に手を置く。
「……すまない、ココア。僕も食事の量については何度も言ったんだが、『もし急な来客があったら恥をかく』と言われて、押し切られてしまって」
「急な来客なんて、年に何回あるんですか?」
「去年は一回もなかったな」
「ゼロ回のために毎日二十人分!? アホですか!」
私は深呼吸をした。
そして、使用人たち全員を食堂に集めさせた。
コック、メイド、庭師、そしてセバスチャン。
総勢五十名。全員が不安そうに私を見ている。
私はテーブルの上に立ち上がった(行儀が悪い? 知ったことか)。
「皆さん、よく聞いてください!」
私の声が食堂に響き渡る。
「今日から、この屋敷のルールが変わります。スローガンは一つ。『稼げないなら使わない』!」
ざわ……と使用人たちがどよめく。
「まず、食事の量は人数分プラス予備一人分まで! 余った食材は翌日のまかないに回すこと! 廃棄を出したら給料から天引きします!」
「ええーっ!?」
「次に、掃除・洗濯・庭の手入れ! これらをマニュアル化し、作業時間を半減させます! 空いた時間は副業を認めます……いえ、むしろ推奨します! 屋敷の空き部屋を使って内職をするもよし、庭で野菜を育てて売るもよし!」
「ふ、副業……?」
使用人たちが顔を見合わせる。
今まで「滅私奉公」が当たり前だった彼らにとって、それは衝撃的な提案だった。
「そしてセバスチャンさん!」
「は、はい!」
「貴方の管理している『予備費』という名の使途不明金、明日までに全ての領収書を出してください。一枚でも足りなければ、その片眼鏡、質に入れますからね」
「ひぃっ!?」
セバスチャンが青ざめて片眼鏡を押さえる。
私は最後に、ルーカスの方を向いてニッコリと笑った。
「オーナー、こんな感じでよろしいでしょうか?」
ルーカスは、呆気にとられていたが、やがて満足げに頷き、拍手をした。
「……完璧だ。君こそ、僕が待ち望んでいた『破壊神』だ」
「破壊じゃないです、創造的破壊です」
私はテーブルから飛び降り、ドレスの裾を払った。
「さあ、皆さんのんびりしている暇はありませんよ! 今日からここは、公爵邸ではありません。株式会社ヴァレンタインです! 全員、死ぬ気で黒字を叩き出しなさい!」
「「「は、はいぃぃぃ!!」」」
使用人たちの返事が、悲鳴半分、ヤケクソ半分で響き渡った。
こうして、私の「公爵邸ドケチ改革」の一日目が幕を開けた。
まずは……あの金ピカの門番の鎧を剥ぎ取るところから始めましょうか。
ヴァレンタイン公爵家の正門をくぐった瞬間、私の第一声はそれだった。
目の前にそびえ立つのは、歴史と伝統を感じさせる壮麗な石造りの屋敷。
広大な庭園には色とりどりの花が咲き乱れ、噴水からはクリスタルのような水が惜しみなく溢れ出ている。
普通の令嬢なら「なんて素敵!」と目を輝かせるところだろう。
だが、私の目には違った景色が見えていた。
「あの噴水、循環式じゃなくて垂れ流しですよね? 水道代だけで月いくらかかってるんですか?」
「……確認していないが、かなりの額だろうな」
隣に立つルーカスが、気まずそうに目を逸らす。
「それにあの庭師の数! 十人はいません? この広さなら効率化すれば三人で回せますよ。残りの七人は何をしてるんですか? お茶会?」
「……否定できない」
私は馬車を降りる前から、すでに頭痛を感じていた。
昨夜見せられた財務報告書の数字は、氷山の一角だったのだ。
実物は、数字よりも遥かに雄弁に「無駄」を叫んでいる。
「ようこそ、我が家へ。……まあ、君の『戦場』と言った方が正しいかもしれないが」
ルーカスがエスコートしようと手を差し出すが、私はそれを無視して懐から手帳を取り出し、猛スピードでメモを取り始めた。
「エスコートは結構です。それより、あの門番の鎧、純金メッキですよね? 重くて動きにくそうですし、剥がして売りましょう」
「あ、ああ……」
「玄関のレッドカーペット、あんなに毛足が長いと掃除の手間が増えます。維持費の無駄です」
「……なるほど」
ブツブツと呪文のように「削減案」を唱えながら、私は公爵邸の玄関ホールへと足を踏み入れた。
ズラリと並んだ使用人たちが、一斉に頭を下げる。
「お帰りなさいませ、旦那様。そして、ようこそお越しくださいました、ココア様」
その中心に立っていたのは、白髪の初老の男性だった。
燕尾服を完璧に着こなし、片眼鏡を光らせている。いかにも「古き良き執事」といった風情だ。
「家令のセバスチャンでございます。ココア様のご到着、心よりお待ち申し上げておりました」
口調は丁寧だが、その目は笑っていない。
むしろ、「どこの馬の骨とも知れぬ小娘が」という値踏みするような視線を感じる。
(……ふーん。まずはこの古株から攻略しないといけないわけね)
私は営業スマイル全開で挨拶を返した。
「はじめまして、セバスチャンさん。ココア・ガナッシュです。今日からこちらの『経営再建』を担当させていただきます」
「……経営再建、でございますか? 左様でございますか」
セバスチャンは慇懃無礼に眉をひそめた。
「ですがココア様。公爵家には公爵家の『格式』というものがございまして。商家のやり方をそのまま持ち込まれても、現場が混乱いたします」
「格式? それで、その格式とやらは年間いくらの利益を生み出しているのですか?」
「利益……? そのような下世話な尺度で測れるものではございません。伝統とは、プライスレスなものでして」
出た。プライスレス。
一番嫌いな言葉だ。値段がつけられないものは、帳簿に載せられない。つまり管理不能な負債と同じだ。
「わかりました。では、そのプライスレスな伝統を守るために、ヴァレンタイン家が破産しても構わないと?」
「破産? まさか。当家は建国以来続く名門。揺らぐことなどございません」
「揺らいでるんですよ、足元が! シロアリだらけで!」
私はバン! と手帳を叩いた。
「ルーカス様、まずは家中の案内をお願いします。特に『お金がかかっている場所』を中心に見たいです」
「わかった。セバスチャン、案内を頼む」
「……かしこまりました。では、まずは応接間へ……」
セバスチャンは不承不承といった様子で歩き出した。
***
一時間後。
私のストレス値は限界を突破していた。
「なんなんですか、この屋敷は!!」
私は大広間の中心で叫んだ。
そこには、壁一面に飾られた肖像画(歴代当主)、床に敷き詰められた虎の毛皮(絶滅危惧種)、そして天井から吊り下げられた巨大なシャンデリア(掃除が大変そう)があった。
「セバスチャンさん! あの窓際の壺! あれは何ですか?」
「あれは東方の国から取り寄せた『幸福を呼ぶ壺』でございます。一つ金貨五百枚で……」
「幸福を呼ぶ前に貧乏神を呼んでますよ! 即刻売却!」
「なっ……! あれは先代様のお気に入りで!」
「死んだ人の趣味より、生きている人の食費です! 次! 廊下の照明! 昼間なのに全点灯してますけど、電気代の概念はないんですか!?」
「屋敷の中が暗いと、気が滅入りますので……」
「請求書を見た方が気が滅入ります! 間引き点灯! 今の三割に減らして!」
私は次々と指摘し、セバスチャンはその度に「しかし」「ですが」と反論する。
だが、私は全て数字でねじ伏せた。
「このシャンデリアの清掃コスト、年間金貨五十枚。これをシンプルな照明に変えれば、五年で元が取れます」
「ぐぬぬ……」
「使用人の制服、レースが多すぎて洗濯が大変そうですね。デザインを簡素化して、クリーニング代を削減します」
「あれは当家の誇り……」
「誇りで汚れは落ちません!」
最後に案内されたのは、食堂だった。
夕食の準備が進められているらしいが、テーブルの上を見て私は絶句した。
「……これは、何人分ですか?」
テーブルには、二十人分くらいの料理が並べられようとしていた。
巨大な豚の丸焼き、山盛りのフルーツ、タワーのように積まれたパン。
「旦那様とココア様のお二人分ですが?」
セバスチャンが平然と答える。
「二人で!? これを!? フードファイターの合宿ですか!?」
「公爵家の食卓とは、常に豊かであるべきものです。余った分は……」
「捨てるんですか?」
「いえ、使用人たちが頂くこともありますが、基本的には……家畜の餌などに」
「もったいないオバケが出ますよ!!」
私は頭を抱えた。
これは改革どころの話ではない。解体工事が必要だ。
ルーカスが申し訳なさそうに私の肩に手を置く。
「……すまない、ココア。僕も食事の量については何度も言ったんだが、『もし急な来客があったら恥をかく』と言われて、押し切られてしまって」
「急な来客なんて、年に何回あるんですか?」
「去年は一回もなかったな」
「ゼロ回のために毎日二十人分!? アホですか!」
私は深呼吸をした。
そして、使用人たち全員を食堂に集めさせた。
コック、メイド、庭師、そしてセバスチャン。
総勢五十名。全員が不安そうに私を見ている。
私はテーブルの上に立ち上がった(行儀が悪い? 知ったことか)。
「皆さん、よく聞いてください!」
私の声が食堂に響き渡る。
「今日から、この屋敷のルールが変わります。スローガンは一つ。『稼げないなら使わない』!」
ざわ……と使用人たちがどよめく。
「まず、食事の量は人数分プラス予備一人分まで! 余った食材は翌日のまかないに回すこと! 廃棄を出したら給料から天引きします!」
「ええーっ!?」
「次に、掃除・洗濯・庭の手入れ! これらをマニュアル化し、作業時間を半減させます! 空いた時間は副業を認めます……いえ、むしろ推奨します! 屋敷の空き部屋を使って内職をするもよし、庭で野菜を育てて売るもよし!」
「ふ、副業……?」
使用人たちが顔を見合わせる。
今まで「滅私奉公」が当たり前だった彼らにとって、それは衝撃的な提案だった。
「そしてセバスチャンさん!」
「は、はい!」
「貴方の管理している『予備費』という名の使途不明金、明日までに全ての領収書を出してください。一枚でも足りなければ、その片眼鏡、質に入れますからね」
「ひぃっ!?」
セバスチャンが青ざめて片眼鏡を押さえる。
私は最後に、ルーカスの方を向いてニッコリと笑った。
「オーナー、こんな感じでよろしいでしょうか?」
ルーカスは、呆気にとられていたが、やがて満足げに頷き、拍手をした。
「……完璧だ。君こそ、僕が待ち望んでいた『破壊神』だ」
「破壊じゃないです、創造的破壊です」
私はテーブルから飛び降り、ドレスの裾を払った。
「さあ、皆さんのんびりしている暇はありませんよ! 今日からここは、公爵邸ではありません。株式会社ヴァレンタインです! 全員、死ぬ気で黒字を叩き出しなさい!」
「「「は、はいぃぃぃ!!」」」
使用人たちの返事が、悲鳴半分、ヤケクソ半分で響き渡った。
こうして、私の「公爵邸ドケチ改革」の一日目が幕を開けた。
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