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「ミュール様、お客様です」
別荘での優雅な午後(という名の、リナとキース様による『どちらがミュールに美味しいクッキーを食べさせるか対決』の最中)に、メイド長が静かに告げた。
「お客様?」
私は首を傾げた。
ここは事実上の「監禁場所」である。
外部の人間が、そう簡単に立ち入れる場所ではないはずだ。
「どなたかしら? リナを連れ戻しに来た騎士団の方?」
「いいえ。隣国、ガルドニア王国のヴァレリオ子爵と名乗る殿方です」
「ヴァレリオ子爵?」
聞いたことのない名前だ。
キース様とリナが顔を見合わせる。
「……誰だっけ?」
「知りません。雑魚に興味はないので」
二人の反応は冷ややかだ。
しかし、隣国の貴族がわざわざ訪ねてきたのだ。
門前払いするわけにもいかないだろう。
「お通しして」
私は居住まいを正した。
今の私は「惨めな追放者」だ。
お客様の前では、その設定を守らなければならない。
私は急いで食べかけのクッキーを隠し、表情を「薄幸の少女」モードに切り替えた。
◇
現れたヴァレリオ子爵は、いかにも「キザ」という言葉を擬人化したような男だった。
派手な紫色のスーツに、胸元には真っ赤なバラ。
髪をこれでもかというほど撫で付け、香水の匂いをプンプンさせている。
「おお……! 噂は本当だったのですね!」
ヴァレリオ子爵は部屋に入るなり、私を見て大げさに嘆いた。
「麗しのミュール嬢が、このような辺鄙な場所(王都から30分)に幽閉されているとは! ああ、なんと痛ましい!」
彼は私の手を取ろうとしたが、瞬時にリナが杖でその手を叩き落とした。
バシッ!
「触るな、菌が移る」
「痛っ!? ……な、なんだこの無礼な子供は」
「子供ではありません。この別荘の警備主任兼、お姉様の妹です」
リナが殺気立った目で睨みつける。
しかし、ヴァレリオ子爵は気にした様子もなく、私に熱い視線を送った。
「ミュール嬢。君の『悪役令嬢』としての噂は、我が国にも届いていますよ。妹君をいじめ抜き、婚約破棄された稀代の悪女……ゾクゾクしますねぇ」
「えっ」
私は目を輝かせた。
隣国にまで噂が!?
「そ、そうですか? そんなに有名ですか、私?」
「ええ、もちろん! 『あそこまで堂々と悪事を働く令嬢は、逆に魅力的だ』と、一部のマニアの間では大人気ですよ」
「マニア……」
響きは微妙だが、悪名が轟いているのは良いことだ。
私の努力は無駄ではなかったのだ!
「それで、今日はどのようなご用件で?」
私が尋ねると、ヴァレリオ子爵はニヤリと笑い、ポケットから一枚の契約書のようなものを取り出した。
「単刀直入に言いましょう。ミュール嬢、我が国に来ませんか?」
「え?」
「君のような悪名高い女性は、この国ではもう生きられないでしょう。ですが、我が家に来れば衣食住は保証します」
「まあ! 亡命の受け入れですか?」
なんて親切な人なのだろう。
追放された悪役令嬢を拾ってくれるなんて、物語の「救済ルート」みたいだ。
しかし、ヴァレリオ子爵は舌なめずりをして続けた。
「ただし、正妻というわけにはいきませんがね。君には、私の『第五愛人』としての地位を用意しました」
「……はい?」
「愛人?」
「ええ。君のような『傷モノ』の令嬢にはお似合いでしょう? 私のコレクションの一員として、夜な夜な私を楽しませてくれれば……ひいっ!?」
ヴァレリオ子爵の言葉は、途中で悲鳴に変わった。
なぜなら、部屋の温度が急激に氷点下まで下がったからだ。
「……ほう」
低い、地を這うような声が響いた。
それまで優雅に紅茶を飲んでいたキース様が、カップをソーサーに置いた音だ。
カチャン。
その小さな音が、まるで処刑開始の合図のように聞こえた。
「おい、ゴミ虫」
キース様がゆっくりと立ち上がる。
その顔には、完璧な笑みが張り付いている。
しかし、その背後には漆黒のオーラが渦巻き、幻覚かもしれないが、黒い翼が見えるような気がした。
「今、何と言った?」
「ひっ、で、殿下!? なぜここに!?」
ヴァレリオ子爵が腰を抜かす。
彼は私が一人で幽閉されていると思っていたようだ。
「第五愛人? コレクション? ……ふふ、面白い冗談だね。僕ですら、まだミュールに指一本(健全な意味で)触れていないというのに」
キース様が一歩近づく。
床の大理石が、彼が踏みしめた場所からピキピキと音を立ててひび割れていく。
「な、なな、何をする気だ! 私は外交官特権を持って……」
「そんな紙切れ、燃やせば灰だよ」
キース様の手のひらに、青白い炎がボッと灯る。
「君の国ごと、地図から消してあげようか? 更地にして、ミュールのためのバラ園にするのも悪くない」
「ひいいいいッ!!」
「お姉様を『傷モノ』ですって?」
さらに、反対側からはリナがゆらりと近づく。
彼女の周囲には、無数の魔法陣が展開されていた。
「お姉様は新品同様……いえ、至高の芸術品です! 傷どころか、ホクロひとつに至るまで国宝級の価値があるんです!」
「そ、それはどうも……?」
「それを『第五』? ふざけるな! 『第一』でもお断りだ! お姉様の隣に立てるのは、世界で私(と、百歩譲って殿下)だけなんだよ!」
リナが杖を振り上げる。
「『ヘル・インフェルノ(地獄の業火)』と『アブソリュート・ゼロ(絶対零度)』、どっちがお好みかしら? 交互に浴びれば整うかもね!」
「や、やめろ! 化け物か貴様らーッ!」
ヴァレリオ子爵は泡を吹いて気絶寸前だ。
私は慌てて止めに入った。
「待って! 二人とも、お客様に何を!」
「ミュール、下がっていなさい。これは害虫駆除だ」
「お姉様、汚れますから目をつぶっていてください」
二人は止まらない。
キース様の「魔王スマイル」と、リナの「堕天使スマイル」が完全にシンクロしている。
「待ってってば! 愛人はともかく、彼には感謝しなきゃいけないの!」
「「は?」」
二人が同時に私を見た。
「だって、私の悪名が隣国にまで届いていると教えてくれたのよ? つまり、私の『悪役令嬢計画』は大成功ってことじゃない!」
私は胸を張った。
「第五愛人というのも、いかにも『転落した悪女』っぽくて素敵じゃない! オファーをくれただけで光栄だわ!」
シーン……。
部屋に沈黙が落ちた。
キース様とリナは顔を見合わせ、深いため息をついた。
「……相変わらず、斜め上の解釈だね」
「お姉様のポジティブさは、時々狂気を感じます」
キース様は炎を消し、ヴァレリオ子爵の襟首を掴んで引きずり起こした。
「聞いたかい? 彼女は君の無礼を『光栄』だと言っている」
「は、はい……天使のようなお方です……」
「違うな。彼女は、君のような下衆な男の提案すら、自分のシナリオの一部として楽しんでいるだけだ。……つまり、君は彼女の物語の『端役』にもなれない」
キース様は冷たく言い放つと、窓を開けた。
「二度と彼女の前に現れるな。次にその薄汚い口で彼女の名を呼んだら……その時は、本当に国ごと買い取るからな」
「ひぃぃぃぃぃッ! 申し訳ありませんでしたァァァ!」
ヴァレリオ子爵は転がるようにして窓から逃げ出し、庭の噴水に頭から突っ込んで、そのまま姿を消した。
「あら、帰っちゃったの?」
私は残念そうに見送った。
「せっかく、『悪の華としての心得』について語り合おうと思ったのに」
「必要ないよ、ミュール」
キース様がハンカチで手を拭きながら、優しく私に微笑みかける。
「君は今のままで十分、魅力的だ。……悪い虫がつくほどにね」
「そうですよお姉様。虫除けスプレー(物理攻撃)の準備を強化しておきますね」
リナもニッコリと笑う。
「二人とも、手厳しいわねぇ」
私は肩をすくめた。
まあいい。
私の悪名が世界に轟いていることは確認できた。
今日はそれで良しとしよう。
私は食べかけのクッキーを口に放り込み、満足げに咀嚼した。
その背後で、キース様がエヴァン様に『隣国のガルドニア王国に、経済制裁の準備を』という伝言魔法を飛ばしていることになど、気づくはずもなかった。
別荘での優雅な午後(という名の、リナとキース様による『どちらがミュールに美味しいクッキーを食べさせるか対決』の最中)に、メイド長が静かに告げた。
「お客様?」
私は首を傾げた。
ここは事実上の「監禁場所」である。
外部の人間が、そう簡単に立ち入れる場所ではないはずだ。
「どなたかしら? リナを連れ戻しに来た騎士団の方?」
「いいえ。隣国、ガルドニア王国のヴァレリオ子爵と名乗る殿方です」
「ヴァレリオ子爵?」
聞いたことのない名前だ。
キース様とリナが顔を見合わせる。
「……誰だっけ?」
「知りません。雑魚に興味はないので」
二人の反応は冷ややかだ。
しかし、隣国の貴族がわざわざ訪ねてきたのだ。
門前払いするわけにもいかないだろう。
「お通しして」
私は居住まいを正した。
今の私は「惨めな追放者」だ。
お客様の前では、その設定を守らなければならない。
私は急いで食べかけのクッキーを隠し、表情を「薄幸の少女」モードに切り替えた。
◇
現れたヴァレリオ子爵は、いかにも「キザ」という言葉を擬人化したような男だった。
派手な紫色のスーツに、胸元には真っ赤なバラ。
髪をこれでもかというほど撫で付け、香水の匂いをプンプンさせている。
「おお……! 噂は本当だったのですね!」
ヴァレリオ子爵は部屋に入るなり、私を見て大げさに嘆いた。
「麗しのミュール嬢が、このような辺鄙な場所(王都から30分)に幽閉されているとは! ああ、なんと痛ましい!」
彼は私の手を取ろうとしたが、瞬時にリナが杖でその手を叩き落とした。
バシッ!
「触るな、菌が移る」
「痛っ!? ……な、なんだこの無礼な子供は」
「子供ではありません。この別荘の警備主任兼、お姉様の妹です」
リナが殺気立った目で睨みつける。
しかし、ヴァレリオ子爵は気にした様子もなく、私に熱い視線を送った。
「ミュール嬢。君の『悪役令嬢』としての噂は、我が国にも届いていますよ。妹君をいじめ抜き、婚約破棄された稀代の悪女……ゾクゾクしますねぇ」
「えっ」
私は目を輝かせた。
隣国にまで噂が!?
「そ、そうですか? そんなに有名ですか、私?」
「ええ、もちろん! 『あそこまで堂々と悪事を働く令嬢は、逆に魅力的だ』と、一部のマニアの間では大人気ですよ」
「マニア……」
響きは微妙だが、悪名が轟いているのは良いことだ。
私の努力は無駄ではなかったのだ!
「それで、今日はどのようなご用件で?」
私が尋ねると、ヴァレリオ子爵はニヤリと笑い、ポケットから一枚の契約書のようなものを取り出した。
「単刀直入に言いましょう。ミュール嬢、我が国に来ませんか?」
「え?」
「君のような悪名高い女性は、この国ではもう生きられないでしょう。ですが、我が家に来れば衣食住は保証します」
「まあ! 亡命の受け入れですか?」
なんて親切な人なのだろう。
追放された悪役令嬢を拾ってくれるなんて、物語の「救済ルート」みたいだ。
しかし、ヴァレリオ子爵は舌なめずりをして続けた。
「ただし、正妻というわけにはいきませんがね。君には、私の『第五愛人』としての地位を用意しました」
「……はい?」
「愛人?」
「ええ。君のような『傷モノ』の令嬢にはお似合いでしょう? 私のコレクションの一員として、夜な夜な私を楽しませてくれれば……ひいっ!?」
ヴァレリオ子爵の言葉は、途中で悲鳴に変わった。
なぜなら、部屋の温度が急激に氷点下まで下がったからだ。
「……ほう」
低い、地を這うような声が響いた。
それまで優雅に紅茶を飲んでいたキース様が、カップをソーサーに置いた音だ。
カチャン。
その小さな音が、まるで処刑開始の合図のように聞こえた。
「おい、ゴミ虫」
キース様がゆっくりと立ち上がる。
その顔には、完璧な笑みが張り付いている。
しかし、その背後には漆黒のオーラが渦巻き、幻覚かもしれないが、黒い翼が見えるような気がした。
「今、何と言った?」
「ひっ、で、殿下!? なぜここに!?」
ヴァレリオ子爵が腰を抜かす。
彼は私が一人で幽閉されていると思っていたようだ。
「第五愛人? コレクション? ……ふふ、面白い冗談だね。僕ですら、まだミュールに指一本(健全な意味で)触れていないというのに」
キース様が一歩近づく。
床の大理石が、彼が踏みしめた場所からピキピキと音を立ててひび割れていく。
「な、なな、何をする気だ! 私は外交官特権を持って……」
「そんな紙切れ、燃やせば灰だよ」
キース様の手のひらに、青白い炎がボッと灯る。
「君の国ごと、地図から消してあげようか? 更地にして、ミュールのためのバラ園にするのも悪くない」
「ひいいいいッ!!」
「お姉様を『傷モノ』ですって?」
さらに、反対側からはリナがゆらりと近づく。
彼女の周囲には、無数の魔法陣が展開されていた。
「お姉様は新品同様……いえ、至高の芸術品です! 傷どころか、ホクロひとつに至るまで国宝級の価値があるんです!」
「そ、それはどうも……?」
「それを『第五』? ふざけるな! 『第一』でもお断りだ! お姉様の隣に立てるのは、世界で私(と、百歩譲って殿下)だけなんだよ!」
リナが杖を振り上げる。
「『ヘル・インフェルノ(地獄の業火)』と『アブソリュート・ゼロ(絶対零度)』、どっちがお好みかしら? 交互に浴びれば整うかもね!」
「や、やめろ! 化け物か貴様らーッ!」
ヴァレリオ子爵は泡を吹いて気絶寸前だ。
私は慌てて止めに入った。
「待って! 二人とも、お客様に何を!」
「ミュール、下がっていなさい。これは害虫駆除だ」
「お姉様、汚れますから目をつぶっていてください」
二人は止まらない。
キース様の「魔王スマイル」と、リナの「堕天使スマイル」が完全にシンクロしている。
「待ってってば! 愛人はともかく、彼には感謝しなきゃいけないの!」
「「は?」」
二人が同時に私を見た。
「だって、私の悪名が隣国にまで届いていると教えてくれたのよ? つまり、私の『悪役令嬢計画』は大成功ってことじゃない!」
私は胸を張った。
「第五愛人というのも、いかにも『転落した悪女』っぽくて素敵じゃない! オファーをくれただけで光栄だわ!」
シーン……。
部屋に沈黙が落ちた。
キース様とリナは顔を見合わせ、深いため息をついた。
「……相変わらず、斜め上の解釈だね」
「お姉様のポジティブさは、時々狂気を感じます」
キース様は炎を消し、ヴァレリオ子爵の襟首を掴んで引きずり起こした。
「聞いたかい? 彼女は君の無礼を『光栄』だと言っている」
「は、はい……天使のようなお方です……」
「違うな。彼女は、君のような下衆な男の提案すら、自分のシナリオの一部として楽しんでいるだけだ。……つまり、君は彼女の物語の『端役』にもなれない」
キース様は冷たく言い放つと、窓を開けた。
「二度と彼女の前に現れるな。次にその薄汚い口で彼女の名を呼んだら……その時は、本当に国ごと買い取るからな」
「ひぃぃぃぃぃッ! 申し訳ありませんでしたァァァ!」
ヴァレリオ子爵は転がるようにして窓から逃げ出し、庭の噴水に頭から突っ込んで、そのまま姿を消した。
「あら、帰っちゃったの?」
私は残念そうに見送った。
「せっかく、『悪の華としての心得』について語り合おうと思ったのに」
「必要ないよ、ミュール」
キース様がハンカチで手を拭きながら、優しく私に微笑みかける。
「君は今のままで十分、魅力的だ。……悪い虫がつくほどにね」
「そうですよお姉様。虫除けスプレー(物理攻撃)の準備を強化しておきますね」
リナもニッコリと笑う。
「二人とも、手厳しいわねぇ」
私は肩をすくめた。
まあいい。
私の悪名が世界に轟いていることは確認できた。
今日はそれで良しとしよう。
私は食べかけのクッキーを口に放り込み、満足げに咀嚼した。
その背後で、キース様がエヴァン様に『隣国のガルドニア王国に、経済制裁の準備を』という伝言魔法を飛ばしていることになど、気づくはずもなかった。
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