元Sランクパーティーのサポーターは引退後に英雄学園の講師に就職した。〜教え子達は見た目は美少女だが、能力は残念な子達だった。〜

アノマロカリス

文字の大きさ
36 / 65
第二章 本章スタート

第七話 まともな授業。

しおりを挟む
 その日、リーゼを攻略しに行こうとした際に学園長室に呼ばれた。

 入ってみると案の定、学園長はまた奇妙なものに変身していた。

 それは…岩に突き刺さった豪華な剣の形だった。

 「学園長…また奇妙なものに変身しましたね。」

 「喋る聖剣!…なんて面白いかな?と。」

 「それは、インテリジェンスソードの真似ですか?」

 「インテリジェンス?」

 「喋る剣の事です。」

 「え………実際にあるものなんですか?」

 「ありますよ、私は持っていますから。ただ残念ながら所有者にしか聞こえませんが…」

 まぁ、最近は収納魔法に入れて表には出さないから最近は会話していない。

 放っておくと延々と話し掛けるから少々鬱陶しい。

 「お呼びした理由なのですが…」

 「はぁ…」

 「クラスに着実に生徒が揃って来ましたよね?」

 「まだ2人だけですが…」

 「そして授業中にクラスでは自習にして、他の子達を探しに行っているという話ですが?」

 「はい、彼女達が学園内に居るのは授業のある時間ですからね。」

 「授業中に自習でクラスの子達を放っておくのは感心しません。」

 「では、どうしろと?」

 「授業時間は授業をして、休み時間に探しに行くには良いですよ。もしくは放課後とか…」

 「一応課題は与えてはいるのですが、確かに真面な授業はしていませんでしたね。」

 カーリスとベルリーニがクラスに来る様になって安心していたけど、授業を全くしないのは良くないな。

 学園長の言う通り、放課後に探しに行くとしようか。

 「分かりました、クラスに戻ります。」

 「分かってくれたら良いのです。」

 私は学園長室を出てから、自分のクラスに戻った。

 そしてカーリスとベルリーニに授業をすると伝えた…が!

 「授業と言っても、貴女達は貴族ですから…この国の成り立ちや世界の事は幼少から学ばされていますよね?」

 「あぁ、その他にも礼儀作法や社交界に出た時用もな。」

 「それにしては…カーリスさんは言葉遣いが悪いですよね?そして以前のベルリーニさんも…」

 「学園内ではこうしているだけで、屋敷や他人と会うときは普通だぞ。」

 「わたくしもですわ。以前は恥ずかしい言葉遣いをしていましたが…」

 「それに…先生ってタメだろ?」

 「まぁ、歳は近いですね。私の方が年上ですが…」

 「それで異例の速さでSランクか…確か冒険者最年少Sランク取得者って以前の新聞で読んだ事があったが、アレは先生の事だったんだな。」

 「え?先生はSランクだったのですか⁉︎」

 「私は12歳の頃から冒険者でしたからね。ソロ時代は幾つもの高難度依頼をこなしてから、闇の閃光に合流してからも活躍はしていましたから…」

 「や…闇の閃光⁉︎先生は闇の閃光のパーティーに所属していたのか。」

 「とある遺跡調査で魔神ディアボロスの封印が破れて、闇の閃光のメンバーの半数が再起不能な状態になって、それ以上の活動が出来なくなって解散しましたが。」

 「ちょっと待って、先生のジョブは何ですか?」

 「私のジョブですか?【ヴェリエスマスター】というエクストラジョブです。詳しい詳細が全く不明なジョブだったのですが、冒険者で活動して行くうちに少しずつですが判明されて行きました。」

 「確かに聞いたことがないジョブだが…エクストラジョブって世界に5人しかいない上級職以上のジョブですよね?なるほど、アタイが勝てる訳がないな。」

 「そうね…下手すると勇者や聖女よりも上のジョブよね。」

 「まぁ、その話はこれくらいにして…授業を始めますね。今日は回復魔法について授業をしましょう。」

 こうして授業が始まった。

 聖女もパラディンも回復魔法は使えるジョブだが、私の授業で教えている内容は少し難しいみたいだった。

 だけど、今後の成長する為には必要な事なので、2人は真剣になって学んでいた。

 ~~~~~一方、リーゼは?~~~~~

 「先生が来ないわねん…?いつ来ても良いように準備していたのにん。」

 リーゼはカフェテリアで待ち惚けを喰らっていた。

 テルパがリーゼに接触出来るのは、いつになるだろうか?
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。

みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。 勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。  辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。  だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~

テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。 しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。 ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。 「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」 彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ―― 目が覚めると未知の洞窟にいた。 貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。 その中から現れたモノは…… 「えっ? 女の子???」 これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。

処理中です...