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第二章 冒険者ギルド加入試験の章
第三話 育ち過ぎたマンドラゴラ
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「あれ…って、どうみてもマンドラゴラよね? やたら育ち過ぎている様な気もするけど…」
畑に突き刺さっている収穫前の大根を想像して欲しい。
で、その大きさが胴回り3mくらいに太い物だった。
通常のマンドラゴラのサイズは、30~50㎝…すると、この大きさだと全長が何mになるのか?
そもそも、そんな巨大な物を抜く事が出来るのだろうか?
「さて、どうしたものだろう?」
「それがあんたの試験課題なのか、オバサン?」
振り返るとそこには、4人組の男女の少年少女達がいた。
っていうか、今この子達って私の事をオバサンとか言ってなかった⁉
「誰がオバサンよ! 私はまだ19歳よ!」
「立派なオバサンじゃん! うちらの課題はもう集めたから、手を貸してやっても良いぜ!」
確かに12歳前後から見たら、19歳はかなりの年上に見るかもしれないけど、オバサンはないじゃない!
せめて、お姉さんと呼んで欲しいわ!
私は改めて試験内容を思い出した。
他の薬草とは違い、マンドラゴラの場合は茎と葉があれば、他の場所が欠損していても良いという話なのだ。
…となれば、全部を持ち帰らなくても良い訳よね?
「私の対象の薬草は、植物では無く魔物だから…急いでこの場から離れなさい!」
「それこそ、オバサンだけで平気なのか~? 無理するなよ、助けてやるぜ!」
イチイチ癪に障るガキどもね…
良いでしょう!
逃げなかった事を後悔させてあげるから…
「マンドラゴラは確か…根元に近い部分の葉を傷付けられると怒って地面から出て来るんだっけか?」
私は地面に落ちていた小石を拾うと、マンドラゴラの根元に近い部分の葉を狙って…投てきスキルを上乗せしてから放った。
すると、根元に近い箇所の葉に当たって貫通すると…マンドラゴラは地面から這い出て来た。
「あ、やり過ぎた…まさか、貫通するなんて思わなかった!」
私は耳を塞ぎながらしゃがんで身を縮こませた。
私の行動に少年少女達は、指を指して笑っていた。
「まだそんな所にいたのね? まぁ、この場から離れてと言っておいたのに、離れないんだから…自己責任で良いわよね?」
マンドラゴラは大きく息を吸い込んでから後ろに仰け反ると、口を最大に広げてから…
『グワォエワォィォェォィワエオエアイエォォォォ!!!』
…という奇怪な叫び声を上げた。
対処法を知っていた私は、耳を塞いで回避したけど…
対処方法の知らない少年少女達は、見事に喰らって口から泡を吹き出しながら倒れて気絶していた。
「だから、この場から離れてと言ったのに…」
私はマンドラゴラの胴を少し切断してから魔石を取り出すと、マンドラゴラは機能を停止して動かなくなった。
動かなくなったマンドラゴラを収納魔法に入れてから、少年少女達を見た。
「貴方達が私の事をお姉さんと言っていたら治療を施してあげたかもしれないけど、オバサンと言ったので治療はなしよ! 目が覚めるまでこの場で反省していると良いわ!」
私はそう言ってから試験会場に戻る為に森を去った。
どうせ試験官が監視しているだろうし、ここに放っておいても問題はないだろう。
それに目が覚めるまでに最低でも3日くらいは掛かるだろうから、今回の試験を落としても…次頑張れば良いでしょうからね、私と違って若いんだから!
試験会場に帰ると、数人が試験の課題を試験官に提出してから、別室に向かっていた。
私は収納魔法からマンドラゴラを取り出してから、試験官に提出すると…試験官は驚いた表情をしていた。
そして私は、1つ目の試験が時間制限で終了するまでの間…別室で待機をしていた。
すると、試験官が別室に入って来た。
「1つ目の試験の採取は、現在この部屋にいる者達は合格だ! 現在の数は…18人か! 合格者は次の試験の課題を発表するので、再び試験会場に向かってくれ!」
私と部屋に居た者達は、試験会場に戻った。
また1つ目の試験の様に、次の試験内容も各自紙を配られた。
ノワールは、その紙に書かれていた討伐する魔物を見たのだが…?
また、とんでもない物が書かれていたのだった。
畑に突き刺さっている収穫前の大根を想像して欲しい。
で、その大きさが胴回り3mくらいに太い物だった。
通常のマンドラゴラのサイズは、30~50㎝…すると、この大きさだと全長が何mになるのか?
そもそも、そんな巨大な物を抜く事が出来るのだろうか?
「さて、どうしたものだろう?」
「それがあんたの試験課題なのか、オバサン?」
振り返るとそこには、4人組の男女の少年少女達がいた。
っていうか、今この子達って私の事をオバサンとか言ってなかった⁉
「誰がオバサンよ! 私はまだ19歳よ!」
「立派なオバサンじゃん! うちらの課題はもう集めたから、手を貸してやっても良いぜ!」
確かに12歳前後から見たら、19歳はかなりの年上に見るかもしれないけど、オバサンはないじゃない!
せめて、お姉さんと呼んで欲しいわ!
私は改めて試験内容を思い出した。
他の薬草とは違い、マンドラゴラの場合は茎と葉があれば、他の場所が欠損していても良いという話なのだ。
…となれば、全部を持ち帰らなくても良い訳よね?
「私の対象の薬草は、植物では無く魔物だから…急いでこの場から離れなさい!」
「それこそ、オバサンだけで平気なのか~? 無理するなよ、助けてやるぜ!」
イチイチ癪に障るガキどもね…
良いでしょう!
逃げなかった事を後悔させてあげるから…
「マンドラゴラは確か…根元に近い部分の葉を傷付けられると怒って地面から出て来るんだっけか?」
私は地面に落ちていた小石を拾うと、マンドラゴラの根元に近い部分の葉を狙って…投てきスキルを上乗せしてから放った。
すると、根元に近い箇所の葉に当たって貫通すると…マンドラゴラは地面から這い出て来た。
「あ、やり過ぎた…まさか、貫通するなんて思わなかった!」
私は耳を塞ぎながらしゃがんで身を縮こませた。
私の行動に少年少女達は、指を指して笑っていた。
「まだそんな所にいたのね? まぁ、この場から離れてと言っておいたのに、離れないんだから…自己責任で良いわよね?」
マンドラゴラは大きく息を吸い込んでから後ろに仰け反ると、口を最大に広げてから…
『グワォエワォィォェォィワエオエアイエォォォォ!!!』
…という奇怪な叫び声を上げた。
対処法を知っていた私は、耳を塞いで回避したけど…
対処方法の知らない少年少女達は、見事に喰らって口から泡を吹き出しながら倒れて気絶していた。
「だから、この場から離れてと言ったのに…」
私はマンドラゴラの胴を少し切断してから魔石を取り出すと、マンドラゴラは機能を停止して動かなくなった。
動かなくなったマンドラゴラを収納魔法に入れてから、少年少女達を見た。
「貴方達が私の事をお姉さんと言っていたら治療を施してあげたかもしれないけど、オバサンと言ったので治療はなしよ! 目が覚めるまでこの場で反省していると良いわ!」
私はそう言ってから試験会場に戻る為に森を去った。
どうせ試験官が監視しているだろうし、ここに放っておいても問題はないだろう。
それに目が覚めるまでに最低でも3日くらいは掛かるだろうから、今回の試験を落としても…次頑張れば良いでしょうからね、私と違って若いんだから!
試験会場に帰ると、数人が試験の課題を試験官に提出してから、別室に向かっていた。
私は収納魔法からマンドラゴラを取り出してから、試験官に提出すると…試験官は驚いた表情をしていた。
そして私は、1つ目の試験が時間制限で終了するまでの間…別室で待機をしていた。
すると、試験官が別室に入って来た。
「1つ目の試験の採取は、現在この部屋にいる者達は合格だ! 現在の数は…18人か! 合格者は次の試験の課題を発表するので、再び試験会場に向かってくれ!」
私と部屋に居た者達は、試験会場に戻った。
また1つ目の試験の様に、次の試験内容も各自紙を配られた。
ノワールは、その紙に書かれていた討伐する魔物を見たのだが…?
また、とんでもない物が書かれていたのだった。
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