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第二章
第十三話 テイトの余裕のある挑発的な討伐方法。
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ギャルクラド山に向かっていた僕は、下を見ると体格の大きな異形の姿の魔物を見付けたのだった。
それもその筈、バルーデンの街からギャルクラド山迄は馬車でも3日は掛かる距離だ。
つい先程、僕等にギャルクラド山に来る様に命令したのなら、何処かで見掛けると思っていた。
兵士が見た化け物の特徴は、尻尾と巨大な爪という話で翼が生えていなかったので飛べる筈がない。
なので、ギャルクラド山に向かう道の何処かで見掛けると思っていた。
「アレ…だよな?兵士の話に一致するし、では先制攻撃をするか!」
業火炎弾のエクスプロードをフォンクォーツ目掛けて放った。
フォンクォーツはまだ気付かなかったが、接近して来るとフォンクォーツ中心に巨大な影が出来ていたので、フォンクォーツは上を見上げたと同時にエクスプロードを喰らって叫び声を上げていた。
『グォワァァァァァァァァァ!!!』
「流石にアレでは死なんか…」
当然だな。
僕が本気でアレを放ったら、跡形も無く消滅するからね。
散々煩わさせてくれた礼をしっかりしてやらないとな。
『き…貴様はあの時の小僧‼』
「よぉ!見た目は強そうになっていても、性格は相変わらずだな。」
『貴様…何故空を飛んでいやがる!さっさと降りて来い‼』
「やーだよ!お前相手にまともに相手をする訳ないだろ!」
僕は両手を広げて、「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と声を出しながら体中に力を込めた。
そして腕を畳んでから顔を上に向けてから…「ぺっ!」と痰交じりの唾を吐いた。
フォンクオーツは、僕の動作に大きな魔法を放つと思って身構えた。
だが、予想外の攻撃に呆気に取られていると…その唾がフォンクオーツの顔に掛かって必死に拭りながら叫んだ。
『テメェ、ふざけんじゃねぇぞ‼』
「今のは、お前とはまともに戦わないという証拠を見せただけだ。」
『舐めた事をしやがって…さっさと降りて来い‼』
「悔しかったら、お前がこっちに来いよ。」
フォンクオーツはジャンプをして、爪を振り回しているが全て空を斬っているだけだった。
何の薬かは解らないが、圧倒的な力を手に入れている筈なのに、僕の所まで飛び上がれるほどの跳躍では無かった。
「ほれほれ、こっちだよ~!」
『舐めた口を聞きやがって‼』
「お、怒りで届きそうだったが残念だったな!」
『クソォォォォォォォォ‼』
フォンクオーツは怒りで身体能力が強化されたのか、僕の所に触れるか触れられないかの場所まで爪が届いたが、それでも僕に掠る事は出来なかった。
そして空中では無防備な姿をしている為に、僕はフォンクオーツの顔面にエクスプロードを放つと、フォンクオーツは炎を纏いながら地面に衝突して行った。
『貴様‥正々堂々と戦おうとは思わないのか‼』
「自分の姿を見てから物を言えよ、そんな化け物になって正々堂々とかほざいているんじゃない!」
『貴様が届く位置にいれば…』
「わかった…なら僕の攻撃を見事防ぐ事が出来たら降りてやろう。」
僕はそう言うと、フォンクオーツは体の外装を変化させた。
炎に対する防御力を施したみたいだった。
『これで貴様の炎はもう効かんぞ‼』
「ボクの魔法は炎属性だけではないが、地属性魔法・ロックレイン!」
僕は1m弱の岩を30個空中に出現してから地面に落として行った。
フォンクオーツは予想外の攻撃に驚いてはいたが、上手く躱していた。
それに紛れて闇魔法の気絶属性があるピコハンを混ぜて落とした。
ピコハンという魔法は、喰らうとどんな者でも必ず気絶をするが、気絶時間が極端に短い。
一瞬の間を作る魔法としては便利な魔法なのだが、魔獣には効かない。
フォンクオーツも今の状態は魔獣に近い状態の筈なのに、喰らうと大の字になって気絶した。
僕はフォンクオーツの股間を目掛けて、地属性弾丸魔法のロックバレットを放つと、ロックバレットはフォンクオーツの股間に見事にクリティカルヒットした。
目覚めたと同時に激しい痛みに襲われるフォンクオーツは、股間を押さえながら蹲っていた。
「そんな強そうな姿になっていても、ソコは痛いのか。」
『き…貴様、ま…まともに戦おう…とはしないのか⁉』
「無理するなよ~まだ動けないんだろ?」
『貴様…ふざけた攻撃ばかりしやがって‼』
僕はフォンクオーツのあの情けない姿をもう一度見たいと思って、ピコハンレインを放った。
ピコハンが100個出現すると、それを落として行った。
さっきのロックレインとは数の比が違うので、フォンクオーツは全て躱す事が出来ずに喰らってから大の字になった所にロックバレットで股間を狙って見事にヒットしいた。
起きた瞬間にまた地獄の様な苦しみが襲っているのか、フォンクオーツは股間を押さえてのた打ち回っていた。
「なんか弱い者虐めをしているようで気の毒になって来たな。」
『誰が弱者だと⁉』
「お前の事だ!仕方ないから降りてやるよ。」
僕はフォンクォーツの前に降り立つと、フォンクォーツは笑みを浮かべながら叫んで言った。
『仲間がいない事を後悔するんだな‼︎』
「なんで~?」
『貴様は仲間の力に頼り、ガルーダを討伐したではないか‼︎』
「ガルーダ?別にガルーダ程度なら、仲間の力に頼らずに楽に倒せたが…」
『ハッタリだな!仲間が居ない貴様がノコノコと俺様の前に…』
「何か勘違いしてないか?僕は仲間の前だと本気を出せないだけだ。仲間がレベルアップする上で、僕が本気で倒してしまうと、それ以降は僕に頼った戦いになってしまうので、僕は極力…仲間のレベルに合わせて戦っているんだよ。」
『なら貴様は、このパワーアップした俺様より強いというのか⁉︎』
「先程の攻撃で格の違いが分からなかったのか?」
フォンクォーツは、馬鹿…だったな!神が付く程の…。
さて、どう戦おうかねぇ?
劣勢に見せてから調子に乗って気分を上げている時に落とすパターンというのもいいな!
その方が絶望感も凄まじく襲って来るだろうし。
そんな事を考えていると、フォンクォーツは両手を振り上げてから僕の頭に振り降ろしてきた。
僕は両腕でそれを受け止めると…?
『馬鹿な!俺様の全力の一撃なんだぞ⁉︎』
「全力でこの程度か、大した事は無いんだな。」
僕はフォンクォーツの腹に蹴りを入れてから、体がくの字に曲がった所に両腕を掴んで受け身の取れない背負い投げをした。
フォンクォーツは頭から地面に激突して、意識が朦朧としている感じだった。
僕は両足を持ってから、股間に激しい蹴りの連打を浴びせた。
*電気あんまだと思って下さい。
するとフォンクォーツは、『フォオオオオオオ‼』という激しい叫び声を上げていた。
意識の朦朧は、流石にコレをやられたら覚めるだろう…が?
「変な声を出しやがって…感じたのか?」
『んな訳ねぇだろ‼︎』
僕はすぐに次の動作に移った。
フォンクォーツの体を反転させてから、地面にうつ伏せの状態にすると…足を組んでからスコーピオンデスロックを決めた。
フォンクォーツも人生初の攻撃らしく、対処法が分からずに地面をバンバンと叩いていた。
僕は子供の頃に父さんから、電気あんまもスコーピオンデスロックも掛けられた事があったので知っていた。
父さんにいつか復讐をする為に木人相手に練習していたが、こんな所で役に立つとは思わなかった。
『クソォ!離せ!離しやがれ‼』
フォンクオーツは裏拳を嚙まして来ているみたいだが、僕の所には届かなかった。
僕はさらに追い打ちをかける為に、フォンクオーツの足の裏をくすぐった。
フォンクオーツは、痛みが混じった笑い声を上げて体が脈打っていた。
「ほれ、さっさと負けを認めろ!」
『こ…断る‼』
「そうか…では!」
僕は空間魔法から太い針を取り出してから、フォンクオーツの足の親指と人差し指の付け根を深く刺した。
フォンクオーツは凄まじい叫び声を上げて、必死にもがこうとしているが…足はスコーピオンデスロックを決められていて下半身は身動き出来ずに上半身だけバタつかせて地面をバンバン叩いていた。
何の薬を使って肉体強化をしたかは解らないが、どんなに肉体を強化しても、痛い所はちゃんと痛い。
僕は敢えて、そういう場所を狙って拷問…もとい、攻撃をしているのだった。
「早く負けを認めろよ~!」
『こ……断ると言っているだろ‼』
「あっそう…では、ぶすっ!」
僕はフォンクオーツの親指の爪と皮膚の間に針を深々と刺した。
先程とは比べ物にならない叫び声を叫んでいた。
そして無理矢理にねじ込む様にぐりぐりと差し込んで行くと、叫び声の音量が更に高くなっていった。
『も…もう辞めてくれ‼』
「負けを認めれば開放してやるよ。」
『わ…わかった!』
僕はスコーピオンデスロックを解くと同時に空間魔法から剣を取り出して背中に隠した。
フォンクオーツは、足をさすりながら立ち上がると…
『馬鹿め!油断したな‼』
そう言って右腕で殴り掛かって来た。
それを予測出来ない程、僕は愚かではない。
僕は左手で受け止めてから、剣で腕ごと斬りおとした。
『グワァァァァ‼何故…わかった⁉』
「お前の浅い考えなんてお見通しだからだよ。負けを認めてやると言ってわかったとしか言っていなかったからな。絶対に何かしらの攻撃をしてくると踏んでいたんだよ。」
『俺様は魔道具の力で…レベル150はある筈なのに!』
「僕のレベルは231だ!150程度の奴が勝てると思っていたのか?」
『2…231だと⁉』
あれ?僕はフォンクオーツにレベルの話をしていなかったっけ?
フォンクオーツを見ると、ガタガタと震えている感じだった。
「んで、どうする?」
『謝ったら許してくれるのか?』
「僕が戦いに応じなければ、街の人間を皆殺しにするとか言った奴を逃すと思うか?」
『なら、俺様には許しという選択肢は無いのか‼』
「慈悲を願う相手を間違えたな!僕は他の奴等と違って甘くはない。」
フォンクオーツは、左腕で地面を勢い良く叩き付けてから砂煙を巻き上げた。
僕はフォンクオーツが逃亡を図ると思って、左腕を地面に叩き付ける前に両足を切断しておいた。
フォンクオーツはそのまま反対方向を向くと、そのまま地面に倒れた。
『お…俺様の足がいつの間に⁉』
「言ったろ?考えが浅いからすぐに見破れるんだよ。」
『クソガァァァァァァ‼』
フォンクオーツは左腕で殴って来たが、右腕同様に左腕も斬り飛ばすと、もう攻撃手段は無かった。
僕はフォンクオーツに言った。
「戦いを挑む相手を間違えたな!お前は苦痛を持って殺してやるよ!」
僕はフォンクオーツに水球を使って閉じ込めた。
更に塩を水球の中に放り込んでから塩分濃度を高くした。
そうする事により、傷口に塩分を含んだ水が入り込んで痛み方が半端じゃなくなるのと同時に、水を飲みこむ量も多くなるからだ。
僕はフォンクオーツを絶望させる為に溺死を選んだのだった。
フォンクオーツは痛みに耐えながらも口を開く事はしなかった。
だがそれも時間の問題で、フォンクオーツの口から少しずつ酸素が漏れ始めていた。
「しぶといな…なら究極奥義を発動するか!泣く子も大爆笑する顔芸究極奥義!テイトスペシャル‼」
僕は顔を引っ張ってから変顔を披露した。
それを見たフォンクオーツは、大爆笑をした途端に大量の水を飲みこんでから呼吸が出来なくなって浮かんだのだった。
もしかしたら演技の可能性もあるので、そのまま10分位の間…水球は解除しなかった。
10分後に水球を解除すると、フォンクオーツは溺死した様で既に死んでいた。
僕はフォンクオーツの首だけ切断してから、バルーデンの街に転移した。
そして冒険者ギルドで、先程街で騒いでいた化け物を捕らえたと言って提出した。
報酬は無かったが、街の脅威を退けたので住民が怯える事が無くて良かった。
僕は冒険者ギルドを出ると、手土産を買う事をすっかり忘れていた。
「この時間では店は閉まっているだろうし、今日だけは別の宿に泊まるか。」
僕はその日、この街で2番目に高い宿に泊まる事にした。
Sランクの恩恵で、料金が半額で泊まれたので嬉しかった。
久々に1人で風呂を満喫し、誰もいない部屋で眠る事が出来た。
だが翌日…仲間と合流をした時に色々と聞かれたのは言うまでもない。
僕はただひたすらに謝罪をして何とか許しを得る事が出来た。
街から出発まで、あと2日…
それもその筈、バルーデンの街からギャルクラド山迄は馬車でも3日は掛かる距離だ。
つい先程、僕等にギャルクラド山に来る様に命令したのなら、何処かで見掛けると思っていた。
兵士が見た化け物の特徴は、尻尾と巨大な爪という話で翼が生えていなかったので飛べる筈がない。
なので、ギャルクラド山に向かう道の何処かで見掛けると思っていた。
「アレ…だよな?兵士の話に一致するし、では先制攻撃をするか!」
業火炎弾のエクスプロードをフォンクォーツ目掛けて放った。
フォンクォーツはまだ気付かなかったが、接近して来るとフォンクォーツ中心に巨大な影が出来ていたので、フォンクォーツは上を見上げたと同時にエクスプロードを喰らって叫び声を上げていた。
『グォワァァァァァァァァァ!!!』
「流石にアレでは死なんか…」
当然だな。
僕が本気でアレを放ったら、跡形も無く消滅するからね。
散々煩わさせてくれた礼をしっかりしてやらないとな。
『き…貴様はあの時の小僧‼』
「よぉ!見た目は強そうになっていても、性格は相変わらずだな。」
『貴様…何故空を飛んでいやがる!さっさと降りて来い‼』
「やーだよ!お前相手にまともに相手をする訳ないだろ!」
僕は両手を広げて、「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と声を出しながら体中に力を込めた。
そして腕を畳んでから顔を上に向けてから…「ぺっ!」と痰交じりの唾を吐いた。
フォンクオーツは、僕の動作に大きな魔法を放つと思って身構えた。
だが、予想外の攻撃に呆気に取られていると…その唾がフォンクオーツの顔に掛かって必死に拭りながら叫んだ。
『テメェ、ふざけんじゃねぇぞ‼』
「今のは、お前とはまともに戦わないという証拠を見せただけだ。」
『舐めた事をしやがって…さっさと降りて来い‼』
「悔しかったら、お前がこっちに来いよ。」
フォンクオーツはジャンプをして、爪を振り回しているが全て空を斬っているだけだった。
何の薬かは解らないが、圧倒的な力を手に入れている筈なのに、僕の所まで飛び上がれるほどの跳躍では無かった。
「ほれほれ、こっちだよ~!」
『舐めた口を聞きやがって‼』
「お、怒りで届きそうだったが残念だったな!」
『クソォォォォォォォォ‼』
フォンクオーツは怒りで身体能力が強化されたのか、僕の所に触れるか触れられないかの場所まで爪が届いたが、それでも僕に掠る事は出来なかった。
そして空中では無防備な姿をしている為に、僕はフォンクオーツの顔面にエクスプロードを放つと、フォンクオーツは炎を纏いながら地面に衝突して行った。
『貴様‥正々堂々と戦おうとは思わないのか‼』
「自分の姿を見てから物を言えよ、そんな化け物になって正々堂々とかほざいているんじゃない!」
『貴様が届く位置にいれば…』
「わかった…なら僕の攻撃を見事防ぐ事が出来たら降りてやろう。」
僕はそう言うと、フォンクオーツは体の外装を変化させた。
炎に対する防御力を施したみたいだった。
『これで貴様の炎はもう効かんぞ‼』
「ボクの魔法は炎属性だけではないが、地属性魔法・ロックレイン!」
僕は1m弱の岩を30個空中に出現してから地面に落として行った。
フォンクオーツは予想外の攻撃に驚いてはいたが、上手く躱していた。
それに紛れて闇魔法の気絶属性があるピコハンを混ぜて落とした。
ピコハンという魔法は、喰らうとどんな者でも必ず気絶をするが、気絶時間が極端に短い。
一瞬の間を作る魔法としては便利な魔法なのだが、魔獣には効かない。
フォンクオーツも今の状態は魔獣に近い状態の筈なのに、喰らうと大の字になって気絶した。
僕はフォンクオーツの股間を目掛けて、地属性弾丸魔法のロックバレットを放つと、ロックバレットはフォンクオーツの股間に見事にクリティカルヒットした。
目覚めたと同時に激しい痛みに襲われるフォンクオーツは、股間を押さえながら蹲っていた。
「そんな強そうな姿になっていても、ソコは痛いのか。」
『き…貴様、ま…まともに戦おう…とはしないのか⁉』
「無理するなよ~まだ動けないんだろ?」
『貴様…ふざけた攻撃ばかりしやがって‼』
僕はフォンクオーツのあの情けない姿をもう一度見たいと思って、ピコハンレインを放った。
ピコハンが100個出現すると、それを落として行った。
さっきのロックレインとは数の比が違うので、フォンクオーツは全て躱す事が出来ずに喰らってから大の字になった所にロックバレットで股間を狙って見事にヒットしいた。
起きた瞬間にまた地獄の様な苦しみが襲っているのか、フォンクオーツは股間を押さえてのた打ち回っていた。
「なんか弱い者虐めをしているようで気の毒になって来たな。」
『誰が弱者だと⁉』
「お前の事だ!仕方ないから降りてやるよ。」
僕はフォンクォーツの前に降り立つと、フォンクォーツは笑みを浮かべながら叫んで言った。
『仲間がいない事を後悔するんだな‼︎』
「なんで~?」
『貴様は仲間の力に頼り、ガルーダを討伐したではないか‼︎』
「ガルーダ?別にガルーダ程度なら、仲間の力に頼らずに楽に倒せたが…」
『ハッタリだな!仲間が居ない貴様がノコノコと俺様の前に…』
「何か勘違いしてないか?僕は仲間の前だと本気を出せないだけだ。仲間がレベルアップする上で、僕が本気で倒してしまうと、それ以降は僕に頼った戦いになってしまうので、僕は極力…仲間のレベルに合わせて戦っているんだよ。」
『なら貴様は、このパワーアップした俺様より強いというのか⁉︎』
「先程の攻撃で格の違いが分からなかったのか?」
フォンクォーツは、馬鹿…だったな!神が付く程の…。
さて、どう戦おうかねぇ?
劣勢に見せてから調子に乗って気分を上げている時に落とすパターンというのもいいな!
その方が絶望感も凄まじく襲って来るだろうし。
そんな事を考えていると、フォンクォーツは両手を振り上げてから僕の頭に振り降ろしてきた。
僕は両腕でそれを受け止めると…?
『馬鹿な!俺様の全力の一撃なんだぞ⁉︎』
「全力でこの程度か、大した事は無いんだな。」
僕はフォンクォーツの腹に蹴りを入れてから、体がくの字に曲がった所に両腕を掴んで受け身の取れない背負い投げをした。
フォンクォーツは頭から地面に激突して、意識が朦朧としている感じだった。
僕は両足を持ってから、股間に激しい蹴りの連打を浴びせた。
*電気あんまだと思って下さい。
するとフォンクォーツは、『フォオオオオオオ‼』という激しい叫び声を上げていた。
意識の朦朧は、流石にコレをやられたら覚めるだろう…が?
「変な声を出しやがって…感じたのか?」
『んな訳ねぇだろ‼︎』
僕はすぐに次の動作に移った。
フォンクォーツの体を反転させてから、地面にうつ伏せの状態にすると…足を組んでからスコーピオンデスロックを決めた。
フォンクォーツも人生初の攻撃らしく、対処法が分からずに地面をバンバンと叩いていた。
僕は子供の頃に父さんから、電気あんまもスコーピオンデスロックも掛けられた事があったので知っていた。
父さんにいつか復讐をする為に木人相手に練習していたが、こんな所で役に立つとは思わなかった。
『クソォ!離せ!離しやがれ‼』
フォンクオーツは裏拳を嚙まして来ているみたいだが、僕の所には届かなかった。
僕はさらに追い打ちをかける為に、フォンクオーツの足の裏をくすぐった。
フォンクオーツは、痛みが混じった笑い声を上げて体が脈打っていた。
「ほれ、さっさと負けを認めろ!」
『こ…断る‼』
「そうか…では!」
僕は空間魔法から太い針を取り出してから、フォンクオーツの足の親指と人差し指の付け根を深く刺した。
フォンクオーツは凄まじい叫び声を上げて、必死にもがこうとしているが…足はスコーピオンデスロックを決められていて下半身は身動き出来ずに上半身だけバタつかせて地面をバンバン叩いていた。
何の薬を使って肉体強化をしたかは解らないが、どんなに肉体を強化しても、痛い所はちゃんと痛い。
僕は敢えて、そういう場所を狙って拷問…もとい、攻撃をしているのだった。
「早く負けを認めろよ~!」
『こ……断ると言っているだろ‼』
「あっそう…では、ぶすっ!」
僕はフォンクオーツの親指の爪と皮膚の間に針を深々と刺した。
先程とは比べ物にならない叫び声を叫んでいた。
そして無理矢理にねじ込む様にぐりぐりと差し込んで行くと、叫び声の音量が更に高くなっていった。
『も…もう辞めてくれ‼』
「負けを認めれば開放してやるよ。」
『わ…わかった!』
僕はスコーピオンデスロックを解くと同時に空間魔法から剣を取り出して背中に隠した。
フォンクオーツは、足をさすりながら立ち上がると…
『馬鹿め!油断したな‼』
そう言って右腕で殴り掛かって来た。
それを予測出来ない程、僕は愚かではない。
僕は左手で受け止めてから、剣で腕ごと斬りおとした。
『グワァァァァ‼何故…わかった⁉』
「お前の浅い考えなんてお見通しだからだよ。負けを認めてやると言ってわかったとしか言っていなかったからな。絶対に何かしらの攻撃をしてくると踏んでいたんだよ。」
『俺様は魔道具の力で…レベル150はある筈なのに!』
「僕のレベルは231だ!150程度の奴が勝てると思っていたのか?」
『2…231だと⁉』
あれ?僕はフォンクオーツにレベルの話をしていなかったっけ?
フォンクオーツを見ると、ガタガタと震えている感じだった。
「んで、どうする?」
『謝ったら許してくれるのか?』
「僕が戦いに応じなければ、街の人間を皆殺しにするとか言った奴を逃すと思うか?」
『なら、俺様には許しという選択肢は無いのか‼』
「慈悲を願う相手を間違えたな!僕は他の奴等と違って甘くはない。」
フォンクオーツは、左腕で地面を勢い良く叩き付けてから砂煙を巻き上げた。
僕はフォンクオーツが逃亡を図ると思って、左腕を地面に叩き付ける前に両足を切断しておいた。
フォンクオーツはそのまま反対方向を向くと、そのまま地面に倒れた。
『お…俺様の足がいつの間に⁉』
「言ったろ?考えが浅いからすぐに見破れるんだよ。」
『クソガァァァァァァ‼』
フォンクオーツは左腕で殴って来たが、右腕同様に左腕も斬り飛ばすと、もう攻撃手段は無かった。
僕はフォンクオーツに言った。
「戦いを挑む相手を間違えたな!お前は苦痛を持って殺してやるよ!」
僕はフォンクオーツに水球を使って閉じ込めた。
更に塩を水球の中に放り込んでから塩分濃度を高くした。
そうする事により、傷口に塩分を含んだ水が入り込んで痛み方が半端じゃなくなるのと同時に、水を飲みこむ量も多くなるからだ。
僕はフォンクオーツを絶望させる為に溺死を選んだのだった。
フォンクオーツは痛みに耐えながらも口を開く事はしなかった。
だがそれも時間の問題で、フォンクオーツの口から少しずつ酸素が漏れ始めていた。
「しぶといな…なら究極奥義を発動するか!泣く子も大爆笑する顔芸究極奥義!テイトスペシャル‼」
僕は顔を引っ張ってから変顔を披露した。
それを見たフォンクオーツは、大爆笑をした途端に大量の水を飲みこんでから呼吸が出来なくなって浮かんだのだった。
もしかしたら演技の可能性もあるので、そのまま10分位の間…水球は解除しなかった。
10分後に水球を解除すると、フォンクオーツは溺死した様で既に死んでいた。
僕はフォンクオーツの首だけ切断してから、バルーデンの街に転移した。
そして冒険者ギルドで、先程街で騒いでいた化け物を捕らえたと言って提出した。
報酬は無かったが、街の脅威を退けたので住民が怯える事が無くて良かった。
僕は冒険者ギルドを出ると、手土産を買う事をすっかり忘れていた。
「この時間では店は閉まっているだろうし、今日だけは別の宿に泊まるか。」
僕はその日、この街で2番目に高い宿に泊まる事にした。
Sランクの恩恵で、料金が半額で泊まれたので嬉しかった。
久々に1人で風呂を満喫し、誰もいない部屋で眠る事が出来た。
だが翌日…仲間と合流をした時に色々と聞かれたのは言うまでもない。
僕はただひたすらに謝罪をして何とか許しを得る事が出来た。
街から出発まで、あと2日…
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【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
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