【完結】異世界転移特典で創造作製のスキルを手に入れた俺は、好き勝手に生きてやる‼~魔王討伐?そんな物は先に来た転移者達に任せれば良いだろ!~

アノマロカリス

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完結の章

第六話 ルファリアの正体!

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 俺がアーダインの村の小屋に戻ると、そこにはセイカと…ルファリアがいた。

 ルファリアは勝ち誇った顔をしていて、セイカは悔しそうな表情を浮かべていた…って何だこれ?

 「何でルファリアが此処に居る?」

 「あ、ラック様!」

 「お兄ちゃん!」

 「聞いて下さいラック様、私達は愛し合ったという話をセイカ様は信じて貰えなくて…」
 「お兄ちゃんの傍にいるのは私が相応しいと言って、ある事ない事を私に吹き込もうとして…」

 「同時に喋るな! セイカ、何を聞いたか知らないがルファリアが言っていた事は全くの出鱈目だし、俺はこの女の事は便利な移動手段としか思っていなくて恋愛感情はまるでない!」

 「そうなんだ、良かった!」

 「そんなラック様、私達は1つのベッドで愛し合いましたよね!」

 「そんな事実は一ミリもない! お前が勝手に服を脱いで俺のベッドに入って来たが、俺は一切触れてはいないし意味不明過ぎて手すら触れていない。」

 「お兄ちゃん、そんな事があったの?」

 「確かにそういう事はあった…が、俺はルファリアに告白もされていなくて突然そういった行動に出たんだよ。 痴女だと思って恐くて全く手を出さなかった。」

 「そんな…ラック様は私に愛の告白をして下さったではありませんか!」

 「全く身に覚えがないが…いつの話だ?」

 「私が怒ってラック様に向かって行った時の話です‼」

 あの時のルファリアは意識があったのか?

 何も言葉を発していないので聞いていない物だと思って適当に言ったんだが…

 「セイカ、勘違いするなよ。 俺がある事をした所為でルファリアがキレて向かって来た事があった。 俺はルファリアに確かに告白めいたい事を言ったのは確かだが、それは怒っているルファリアを止める為の大嘘だ。 それにその後にルファリアは俺を気絶させるまでボコボコに殴ってくれたからな、そんな奴に恋愛感情何てこれっぽっちも無い‼」

 「そんな酷い事をしておいて、よく私達は愛し合っているとか言いましたね‼」

 それにしてもルファリアがここに来た理由は一体何なんだ?

 俺達が残ったのを確認する為に来ただけか?

 「そういえばセイカ、セイジュウロウは何処に行った?」

 「この人が来る少し前に旅立って行ったよ。」

 「そうか、居てくれていたらこの場の騒ぎを止めてくれたと思ったんだがな。」

 ルファリアは辺りを見ながら話し掛けて来た。

 「そういえば勇者様は何処ですか?」

 「セイカから聞かなかったのか? あいつも元の世界に帰ったぞ!」

 「何ですって⁉」

 トーヤが帰ると何かマズい事でもあるのか?

 別にあんな奴がいなかった所で何の問題も無いだろうに…。

 まぁ、こっちに帰る前に会って来たけどな。

 ~~~~~地球でクソ親父に会った後~~~~~
  
 クソ母親に会うには少し遠かったので、何だか煮え切らなくて…アイツに会うか!

 俺は地球に戻る組の中でトーヤの記憶をそのままにしてくれと頼んだら神は叶えてくれた。

 アイツはセイカに未練タラタラだったので、残しておいた方が面白いと踏んだのだった。

 なので俺はトーヤに会いに行ってみると…トーヤは俺の顔を見て驚いていた。

 「ラック! 何故君が…まさか君もこっちに戻って来たのか⁉」

 「あぁ、俺は異世界と地球の往復が出来るからな。 色々買う物があってこの世界に来た。」

 「買う物?」

 「主に食品で、加工物…缶詰やカップ麺の類などな。 セイジュウロウに頼まれたというのもあるんだが、その他にも薬品とかもな。」

 「薬品なんて必要なのか?」

 「セイカの聖女の魔法でも治せない病気とかはあるからな、その為の薬品を幾つかと…」

 俺はトーヤをからかう為にある挑発を思い付いた。

 「後は大量のコンドームをな、セイカはまだ子供だから避妊は必要だろ?」

 「貴様…一体何を考えている‼」

 「邪魔なお前がいなくなったからな! これから異世界に帰って、セイカとズッコンバッコンやるつもりだ! セイカはどんな声で喘いでくれるのか今から楽しみだぜ‼︎」

 一緒に暮らしていたらそういう時が来るかもしれないが、今はまだ未発達な身体のセイカに手を出すつもりはない。

 備えはあるに越した事は無いだろう。

 「貴様に異世界に戻る力があるのなら、僕も連れて行け‼」

 「断る! やっと邪魔なお前をセイカから解き放てたというのに、戻られて邪魔されるのは面倒だからな‼」

 まぁ、戻してやっても良いんだけどな。

 そして雲海に向かって放り投げて、生きていれば魔大陸の過酷な環境で過ごさせれば…コイツの性格なら死ぬ事は無いだろうが、浮遊大陸には戻れないだろう。

 「やはり僕も向こう側に残る決断をすれば良かった。 そうすれば、こんな最低な奴を野放しにはしなかったのに…」

 「言ってくれるじゃねぇか、元勇者! そうだな…いつかセイカを連れて地球に戻って来ても良いかもな。」

 「会わせてくれるのか?」

 「会わせる訳ねぇだろ! 俺とセイカがこっちに戻る理由は、お前に会わせるのが目的では無くて…」

 トーヤをもっと怒らせるとしたら…あ!

 「こっちの世界でラブホを使う為だよ。 異世界も清潔な環境にしたいところだが、清潔な環境と考えると行為をするのならラブホの方が安心して出来るからな!」

 俺はトーヤの前で腰を振る仕草をした。

 トーヤは俺の仕草を見て、かなり憤って震えていた。

 更に怒らせるには…あれが良いかな?

 「ルファリアという女もそれなりに発育が良かったが、セイカの様な少女の身体を楽しむのはまた格別の様な気がするな!」

 「貴様は…セイカだけじゃなくて、他の女にも手を出したのか‼」

 「あぁ、巫女というジョブだけあって男と混じった事が無いと思ったら案の定処女でな…泣き叫ぶ女を犯すのは爽快だったぜ! 向こうに戻ったらセイカを抱いてから、飽きたらセイカの知らない所でルファリアにもまた手を出すかな。 俺はセイカの事は好きだが、他の女が嫌いという訳ではないからな!」

 「貴様は…何処まで最低な男なんだ‼」

 「俺はお前と違って異世界では魔王を倒した英雄だからな! 言い寄ってくる女は選び放題だからな…お前はこの世界で彼女でも見付けるか、スマホのエロ動画を見ながら右手に処理して貰え!」

 良い具合に怒り心頭という所だな。

 このまま立ち去っても良いのだが…どうせならもう1つ仕掛けてみるか!

 トラヴィスオーケア王国でセイカの肩を抱いてドヤ顔された時は結構腹立ったしな!

 俺はマジックバックからダガーを取り出してトーヤの足元に放り投げた。

 「俺はこの世界でもお前と違って、異世界でのレベルがこの世界でも適用している。 そのダガーで俺の身体を傷付ける事が出来たのなら異世界に連れて行ってやるが…どうする?」

 トーヤは何の疑いも無くダガーを手に取ると、俺に向かって刺しに来た。

 俺は躱す事なく、トーヤのダガーに刺されたのだった。

 「どうだ! お前の身体を刺してやったぞ‼」

 「ふっ…馬鹿が! お前はまだ異世界にでもいるつもりなのか?」

 「何の事を言っているのかは解らないけど、約束は約束だ! 僕も連れて行って貰うぞ‼」

 俺は地面に倒れてマジックバックから赤い液体を体に当てて大量出血を演出した。

 「お前…此処がどういう世界か分かってないみたいだな!」

 「ど…どういう意味だ⁉」

 すると偶然に通りかかった女性が悲鳴を上げた。

 地面に倒れた俺は大量出血、トーヤの手には鋭利な血の付いた刃物…どう見ても言い逃れ出来ない状況だった。

 これが異世界から帰ったばかりでは無くて、数日過ぎていたら刺す前に気付いていたかもしれないが…?

 刺した後にトーヤは此処が何処だか思い出した。

 トーヤは血の付いた刃物を見て固まっていた。

 そして女性が通報した警察が駆け付けて来て、トーヤは警察に連行されて行った。

 トーヤは連行されて行く間、何やら文句を言っていた。

 「まぁ、クソ母親に会えなかった腹いせは出来たかな?」

 これが異世界に戻る前の少し前の話だった。

 ~~~~~現在~~~~~

 「何で勇者様を帰したりしたのですか‼」

 「お前には関係ない話だろ?」

 「関係あります! 勇者様と聖女様がいる事によって、トラヴィスオーケア王国は…」

 「解らないな…魔王樹デヴァルダムツリーを倒したのは俺なのに、なぜ討伐をしていない勇者が必要なんだ?」

 俺は考えてみた。

 執拗な位にルファリアが俺に固執する理由…

 トラヴィスオーケア王国にいた時に神達の元に行くのを何週間も伸ばした理由…

 勇者と聖女をトラヴィスオーケア王国に必要な理由…

 導き出された答えは…?

 「ルファリア…お前等のトラヴィスオーケア王国は俺が倒した魔王樹デヴァルダムツリーの手柄を勇者パーティーが討伐した事にする気だったんだな!」

 「え? そうなのお兄ちゃん?」

 「今回は俺以外の勇者パーティーは何のも役に立っていない。 だけどトラヴィスオーケア王国は執拗に勇者と聖女を必要とした。 そう考えると迷い人達の中の1人が倒した事になるが、同時に迷い人達…勇者パーティーが倒した事になる…そして神の元に向かおうとする時に時間が必要だったのは、国民達にその事を伝える為だった。」

 「なら、このルファリアさんの役目は?」

 「俺の事を上手く丸め込んで表に出さないようにする算段だったんだろう。 本来の目的とは予想が外れてしまった場合の事を考えてな!」

 「なら、お兄ちゃんの事が好きだとか告白されたという話は?」

 「全くの大嘘だ! 自作自演を演じて俺の弱みを握って支配しようとでも考えたんだろう。」

 「それなら…神様も1枚嚙んでいたり?」

 「いや、それは無いだろう。 神は思ったより早く魔王樹デヴァルダムツリーが討伐された事には驚いていた位だしな。 伝承では過去にこの世界に来た迷い人の者達の中にも勇者や聖女が居たらしいので、それになぞらえて今回の事を計画したんだろうな。 ルファリアは勇者がいない事に焦っていただろ?」

 おかしいと思ったよ、俺は地球でも仲の良い友達はいたがモテた事はない。

 そんな俺に女が寄り付くとは思えないからな…言っていて悲しくなって来るが。

 この世界の女が憧れるのは、恐らくは勇者であって…俺なのでは断じてない!

 「…という事なんだが、そういう事だろルファリア? そして巫女という立場も恐らくは嘘だな!」

 「どうして?」

 「神に仕える巫女は元来、神の伴侶と呼ばれていて一般の男と交わる事はない。 一生独身のままに生涯を終えるのが目的なんだ。 なのに…俺に執拗に迫って来た、王国からの命令だったとしても巫女がそんな真似をするとは思えないからな!」

 普通に考えてみればおかしな話だ。

 神殿で神に仕える巫女が、魔物を素手で破壊出来たり出来る訳がない。

 神事で神殿にいる者が外に出るというのも変な話だ。

 まぁ、これは地球での話だが…こっちの異世界でも変わらないだろう。

 「いい加減に正体を現せよルファリア!」

 ルファリアは服を脱ぎ捨てると、忍び装束の様な格好になった。

 そしてセイカを狙って動こうとした…が、いち早く気付いた俺はセイカの前に来てルファリアの行動を防いだ。 

 俺はセイカの肩を抱いてから転移陣を出現させて転移した。

 ルファリアにはこの世界のどこにでも転移陣で移動出来る。

 だけど、全てを調べるのには時間が掛かる筈だ。

 俺達はある場所に着くとセイカを抱き上げて急いでその場を離れてから、転移陣が見えなくなった場所で創造作製で鋼の球状を作り出してから外側を周りの風景に溶け込ませた。

 「これで少しは時間が稼げるはずだ!」

 「この場所は何処なの?」

 「灯台下暗し的な場所だ。」

 俺達はその場所でしばらくやり過ごす事にした。

 さて、俺達がいる場所は一体何処でしょう?
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