【完結】異世界転移特典で創造作製のスキルを手に入れた俺は、好き勝手に生きてやる‼~魔王討伐?そんな物は先に来た転移者達に任せれば良いだろ!~

アノマロカリス

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完結の章

第七話 プランB

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 翌日…ルファリアはこの場所を見付けて外に来ていた。

 鋼の球状は入り口を閉じているので、向こうから開けられない事はないが時間はかなり掛かるだろう。

 だが、幾らなんでも早すぎる!

 俺はマジックバックや服を調べてみたが、特に異常な物は見付からなかった。

 「セイカ、王国側から何か貰わなかったか?」

 「えっと、この杖とペンダントを貰ったよ。」

 「それを外してくれないか、それがルファリアに位置を知らせる魔道具だ。」

 「だからこんなに早くい場所がバレたんだね?」

 セイカは杖とペンダントを床に置いた。

 考えてみればおかしな話だ!

 俺は神に向かう転移陣がアーダインの村にあるとは言ったが、ルファリアはセイカのいる場所に迷わずに来た。

 アーダインの村から神の転移陣がある場所は結構離れている上に、正確に辿り着ける訳がない。

 この場所はアーダインの村では聖域とされていて、正確な場所を知っている者はいない。

 だとすると、何かしらの追跡装置があると思っていたら案の定だった。

 俺はセイカの肩を抱いてから転移陣を起動して移動した。

 すると神の転移陣の所に移動した。

 「これからどうするのお兄ちゃん?」

 「ルファリアは鋼の球状を開けるまでは俺達はまだあの場所にいると思っているが、中を開けられたら次はこっちに来る可能性がある。 なので…プランBに移行する!」

 「プランB?」

 「その前にセイジュウロウと連絡を取らないとな!」

 俺はスマホを取り出した。

 このスマホは異世界仕様で武具を作った際に作っておいた。

 俺はセイジュウロウに掛けると、セイジュウロウは電話に出た。

 {セイジュウロウ、俺が懸念した通りの展開になった。}

 {やっぱりか…となると奴さんも必死になって追い掛けて来るんだな?}

 {それで打ち合わせ通りにプランBに移行しようと思う。}

 {プランBか…しばらく身を隠すには丁度良いかもな!}

 プランBとは、こうなる事態を予想した時の為に事前にセイジュウロウと打ち合わせした内容だった。

 神に異世界と地球を往復出来る能力は継続して貰ったが、それ以外に別な場所に転移出来るという能力を授けて貰った。

 神は以前、浮遊大陸の更に天空に宮殿を作った。

 初めの頃は使っていたのだが、現在では神も殆ど行く事が無くなったという場所だった。

 俺は神にその場所を教えて貰って移動する事にしたのだった。

 その場所は人類の飛空艇でも辿り着けない位に遥か天空に存在していた。

 なので身を隠すには持って来いの場所だった。
 
 ただ、セイジュウロウはその場所を教える前に旅立ってしまったので伝えようがなかった。

 {その場所は、俺のペンダントでも行けないんだよな?}

 {一度行けば転移は可能だけど…}

 {今は距離を置いた方が良いな。 行きたくなったら連絡をするから適当な場所まで迎えに来てくれ!}

 {了解!}

 セイジュウロウとの連絡を終えた。

 セイジュウロウが言っていたペンダントとは、ルファリアと同じ性能のペンダントで…以前ルファリアが夜這いに来た際に鑑定で作りだした物だった。

 一度行った場所に好きに行けるという機能が備わっていて、それをセイジュウロウに渡してあったのだった。

 同時にスマホの電波が通る増幅器でもあった。

 「さて、ルファリアがこの場所に来る前に移動するぞ!」

 「神様の転移陣に乗るんだ? 神様の所に行くの?」

 「いや、ここより遥か上の天空の宮殿があってそこに移動する。」

 「ルファリアっていう人が追い掛けて来ないかな?」

 「追跡出来る物は取り外したから見つかる事は無いし、行く事はまず不可能だろう。飛空艇でも宮殿に辿り着くのは無理だろうという話だ。 だが、飛空艇の小型化が成功したら…来れる可能性もあるかもな、数百年後に…」

 「そんなに掛かるの?」

 「飛空艇の需要は、貨物の運搬をメインにしているからな。 貨物を乗せずに人だけを乗せるという発想は無いだろうから、地球の戦闘機やヘリコプターみたいな小型化する発想は無いだろう。 単に人だけを移動するのなら転移陣を利用するだろうしな!」

 「なら見つかる事はまずないね!」

 俺達はルファリアが到着する前に天空の宮殿に移動した。

 天空の宮殿…というより、天空の島という感じで宮殿は確かに中央に存在した。

 それ以外に川や湖があり、作物を育てられる畑もあった。

 ここなら暮らすのには最適な場所だし、のんびりと出来るだろう。

 そして宮殿内には巨大な浴場があったり、食堂や厨房もあった。

 更にメインの部屋には、下界を見る事が出来る巨大モニターもあった。

 「巨大モニターは何となく解るが、風呂や食堂や厨房って…神も料理とかしたのか?」

 「お風呂や食堂も何もかも大きいね! 掃除が大変そう…」

 次に地球に行った時は、自動お掃除ロボットでも購入しようかね?

 電源は…何故かあるし、電気を使う事も出来るな!

 流石にネットは繋がっていないみたいだが…。

 「他の街にも行ってみたかったなぁ…」

 「行けるようになるさ、トラヴィスオーケア王国の連中が諦めればな! それに変装でもすればバレる事は無いし…」

 当分の間はこの天空の島で暮らす事になる。

 さて、奴等はどれ位で諦めるかねぇ?
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