聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。

アノマロカリス

文字の大きさ
24 / 95
怪盗リアラの章

第二十三話

しおりを挟む
 怪盗リアラのミッションその1…薬草園で薬草と種をパクる。

 …と言っては見た物の、別にこれはそれ程難しいものではない。

 自室で薬草研究をしたいから…と言えば気軽に入手出来る。

 薬草は別に問題は無いんだけど、毒草や危険物指定草とかは薬草園からの持ち出しは禁止されている。

 危険物指定草とは、主に麻薬の事なので持ち出しは禁止されていた。

 以前先輩神官から聞いた話によると、一般の人間が神殿に入って神官になるという者は多数いる。

 だけど外での暮らしが長かった者の中には、神殿内での生活の中で食事に関して不平を漏らす者達は何人もいた。

 そこで薬草園の禁止指定草である麻薬を盗み出してから、外部に売って稼ごうとした者が居て…当然掴まり処罰を受けた。

 その処罰は犯罪者と同じ扱いになって、処刑こそされないが鉱山での強制労働という形になるという話だった。

 「別に私の欲しいのは麻薬ではないから関係ないんだけどね。」

 私の欲しいのは普通の薬草だった。

 ただし、普通の薬草に光魔法を使用すると驚く位に品質の高い上位薬草に変わるという物で、どうやらこれは私だけにしか出来ない物だった。

 これを材料にポーションを作ると…上位ポーションを作れる様になるのだった。

 なので欲しいのはただの薬草で、種に関しては…何処かで腰を落ち着けてから畑で育てようと思っていた。

 そうすれば巷にはない高価なポーションを売りさばいて、ウハウハ生活が待っているという物だった。

 …とはいえ、少量の種では意味がない。

 大量に欲しい所なのだけど、薬草園を管理している司祭を説得するのは骨が折れる。

 なので、パクるという計画を立てたのだった。

 まぁ、他にも…薬草園の中にも監視の為に神殿騎士が警備しているから、それを掻い潜るのも骨が折れるんだけどね。

 だけど私には取って置きの秘密兵器魔法がある。

 魔法の講義の最中に気付いた事を実践したら、偶然に出来てしまったのだった。

 その魔法は空間魔法を応用した収納魔法だった。

 攻撃魔法を学んでいて収納魔法が思い付いた訳ではない。

 魔法の講義は、何も攻撃魔法だけではなかったからだ。

 旅先で必要な魔法として、生活魔法や結界魔法などを先に学ばされる。

 魔法を教えてもらうには段階があって、まずは生活魔法、次に防御魔法と補助魔法を経てから攻撃魔法の取得となるらしい。

 なので、おバカキャラは…攻撃魔法を取得する際に発動しようと思う。

 それまでは…普通に魔法を覚える為に必死にやろうと思ってます。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

『働いたら負けだと思ったので、何もしなかったら勝手に勝ちました』

ふわふわ
恋愛
王太子から一方的に婚約を破棄された公爵令嬢、 ファワーリス・シグナス。 理由は単純。 「何もしようとしない女だから」。 ……だが彼女は、反論もしなければ、復讐もしない。 泣き叫ぶことも、見返そうと努力することもなく、 ただ静かに言う。 ――「何をする必要が?」 彼女は何もしない。 問題が起きれば専門家が対処すべきであり、 素人が善意で口出しする方が、かえって傷口を広げると知っているから。 婚約破棄の後、 周囲は勝手に騒ぎ、勝手に動き、勝手に自滅し、 勝手に問題を解決していく。 彼女がしたことは、 ・責任を引き受けない ・期待に応えない ・象徴にならない ・巻き込まれない ――ただそれだけ。 それでも世界は、 彼女を基準にし、 彼女を利用しようとし、 最後には「選ぼう」とする。 だがファワーリスは、 そのすべてを静かに拒み続ける。 働いたら負け。 何もしないのが勝ち。 何も背負わず、何も奪わず、何も失わない。 「何もしない」という選択を貫いた令嬢が手にしたのは、 誰にも邪魔されない、完全な自由だった。 これは、 戦わず、争わず、努力もせず、 それでも最後に“勝ってしまった” 一人の令嬢の、静かなざまぁ物語。

結婚十年目の夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。彼は「送り間違えた」というけれど、それはそれで問題なのでは?

ぽんた
恋愛
レミ・マカリスター侯爵夫人は、夫と政略結婚をして十周年。侯爵夫人として、義父母の介護や領地経営その他もろもろを完ぺきにこなしている。そんなある日、王都に住む夫から「結婚契約更新書」なるものが届いた。義弟を通じ、夫を追求するも夫は「送り間違えた。ほんとうは金を送れというメモを送りたかった」という。レミは、心から思った。「それはそれで問題なのでは?」、と。そして、彼女の夫にたいするざまぁがはじまる。 ※ハッピーエンド確約。ざまぁあり。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。

婚約破棄されたので、前世の知識で無双しますね?

ほーみ
恋愛
「……よって、君との婚約は破棄させてもらう!」  華やかな舞踏会の最中、婚約者である王太子アルベルト様が高らかに宣言した。  目の前には、涙ぐみながら私を見つめる金髪碧眼の美しい令嬢。確か侯爵家の三女、リリア・フォン・クラウゼルだったかしら。  ──あら、デジャヴ? 「……なるほど」

ローザリンデの第二の人生

梨丸
恋愛
伯爵令嬢、ローザリンデの夫はいつも彼女より仕事を優先させ、彼女を無碍にしている。 彼には今はもういない想い人がいた。 私と結婚したことにいい思いをしていないことは知っていた。 けれど、私の命が懸かっていた時でさえも、彼の精神は変わらなかった。 あなたが愛してくれないのなら、私は勝手に幸せになります。 吹っ切れたローザリンデは自分自身の幸せのために動くことにした。 ※投稿してから、誤字脱字などの修正やわかりにくい部分の補足をすることがあります。(話の筋は変わらないのでご安心ください。) 1/10 HOTランキング2位、ありがとうございます。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

婚約破棄から50年後

あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。 そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。

永遠の十七歳なんて、呪いに決まってる(オリジナルバージョン)

鷹 綾
恋愛
『永遠の十七歳なんて、呪いに決まってる』 永遠の十七歳―― それは、誰もが一度は憧れる“理想”のはずだった。 だがキクコ・イソファガスにとって、それは紛れもない呪いである。 三百年前、王国を救うために力を使い果たした結果、 彼女は歳を取らない身体を得てしまった。 見た目は少女のまま、中身だけが時代を重ねていく存在として。 人々を救えば救うほど、 見送る別れは増え、 静かに生きようとすればするほど、 世界のほうが彼女を放っておかない。 魔王を倒してようやく戻った平穏な日常―― そう思った矢先、王家から持ちかけられたのは 「女王になってほしい」という、とんでもない提案だった。 政務も陰謀も人間関係も、全部面倒。 本音は、紅茶と本と静かな暮らしだけでいい。 だが王位継承問題に首を突っ込んだ結果、 意外な“最適解”を導き出してしまい、 さらに事態は思わぬ方向へ転がっていく。 ――そして現れたのは、 自分ファーストで強引な若き国王からの、まさかの求婚。 「永遠に若いなんて、羨ましいだろ?」 「いいえ。呪いよ」 これは、 最強だけど面倒ごとが嫌いな“永遠の十七歳”と、 暴走気味だが真っ直ぐすぎる王が織りなす、 少しズレた恋と王国の物語。 永遠は祝福か、それとも呪いか。 答えはきっと―― 静かな紅茶の時間の中にある。 ---

【完結】私が誰だか、分かってますか?

美麗
恋愛
アスターテ皇国 時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった 出産時の出血により一時病床にあったもののゆっくり回復した。 皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。 そして、皇后との間に産まれた男児を皇太子とした。 以降の子は妾妃との娘のみであった。 表向きは皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていた。 ただ、皇帝と皇后より、皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もあるようだ。 残念ながら、この妾妃は産まれも育ちも定かではなかった。 また、後ろ盾も何もないために何故皇后の侍女となったかも不明であった。 そして、この妾妃の娘マリアーナははたしてどのような娘なのか… 17話完結予定です。 完結まで書き終わっております。 よろしくお願いいたします。

処理中です...