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第五章 動き出す…?
第十話 ダンの油断…(駄洒落ではありませんよ。)
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昨日は疲れてあのまま寝てしまった。
僕は起きると体を起こそうとしたが…まだ右腕が動かないでいた。
「やばいな…右腕がまだ動かない。」
《それだけ次元斬の後遺症が後を引いているな、やはりその体では無理があったか…》
「回復魔法でも使えれば治ったかな?」
《可能性は無くもないが、使えるのは明日だろ?》
「今日は何事もなく無事に過ごしたい所なんだけどねぇ…?」
《あぁ、残念ながら囲まれているな。》
「この気配はモンスターなのか? まぁ、街の中では無いから、小屋を作っていたとは言っても外と変わらないからね…」
僕は小屋から飛び出した。
すると、十六鬼影衆の最後の8匹に似たゲームの駒の様な姿をしていた。
「まさか、十六鬼影衆の生き残りだとでもいうのか?」
《いや、あいつらの様な感じが無い。 恐らくゴーレムだろう…》
僕は左手でアトランティカを持った。
僕の利き腕は両腕なので、左手でも問題は無いのだが…?
アトランティカを使う時は、いつも両手を使っているので片腕だけだと威力に不安がある。
でも、それ以上に数が多すぎる。
「一体…何体居るんだ?」
《相棒の付近にいるだけで、53体という所だろう。》
「そういえば、この付近にダンジョンがあるという話があったが、まさかスタンピードじゃないだろうな?」
《可能性はあるだろうな。 このタイプのゴーレムは本来、ダンジョンにいる奴等と同じ感じだから、ダンジョンから出て来たと考える方が正解だな。》
「右腕が使えるならば、合成術や無属性魔法も使えるのだがな…剣を持っている状態では魔法は使えない。」
《なら、急いでこの場を離脱して冒険者ギルドに応援を要請しよう!》
僕はアクセルを発動してこの場を去った…
…筈だったのだが、ゴーレム達も同じ速度で追って来た。
「あれ? ゴーレムって…こんなに早かったっけ?」
《来るぞ‼ 避けろ!》
背後からゴーレムの裏拳が飛んできた。
僕は剣で受け流すが、両手ではないので完全に受け流せなくていくらか衝撃があった。
「細い体の割に攻撃が重いな…」
《相棒、次は束で来るぞ‼》
避けていても躱しきれないので、僕は接近してゴーレムの胴を斬った。
そして、次々に来るゴーレムを斬り捨てた…筈だったが⁉
「やばいな、数が全く減らない。 攻撃は効いているようだから、斬られた奴は動かなくてありがたいが…」
《相棒よ、1つ厄介な事があるぞ!》
「この数に囲まれている以外に厄介な事ってあるの?」
《ゴーレムのターゲットが全て相棒に向いている…》
「あらら、だとするとこのまま街に行くのは無理だな。 ここで撃退と行きたい所だけど、腕が万全じゃないのにどこまでやれるかな?」
《さっきからシャンゼリオンに連絡を入れているが、射程県外らしく連絡が取れん!》
そんな話をしていても、攻撃は容赦なくやってくる。
僕は躱したり、攻撃したりを繰り返していた。
20体くらいは斬って地面に転がっているが、追い掛けてくる数が尋常ではない。
「なぁ、アトランティカ…100匹くらいいないか、これ…?」
《どんどん増えているな、現在108匹だ。 それと少し離れた場所に3人いる。》
僕はアトランティカに案内をしてもらい、冒険者らしき3人の近くまで行った。
『そこにいる者達、ダンジョンスタンピードだ! 街に行って、冒険者ギルドで報告をして欲しい!』
『解りました、英雄ダン様! スタンピードは英雄ダン様が解決すると報告しますね!』
『ちょ…ちが…』
僕は違う…と言おうとしたのだが、冒険者らしき3人はその場をダッシュして離れて行った。
アトランティカを鞘に納めてハンドレットランスを放った。
ゴーレムに次々と当たって行き動きを止めたのだが、さらにゴーレムは増えて行った。
「なぁ、アトランティカ…スタンピードにしてはおかしくないか?」
《そうだな、先程からゴーレムしか姿を見せないな。 そういったダンジョンなのか?》
「ここで2つの提案があります。 ジリ貧だがこの場で戦っていく方法と、ダンジョンに入ってダンジョンコアを破壊する方法と…どちらが効率が良いでしょうか?」
《フィールドでこの状態なのに、ダンジョンに入ったら逃げ場がないぞ⁉》
「だよね…先程の冒険者の様子だと、救援は期待出来そうもないし…誰か気付いてくれないかな?」
《昨日の行いの所為で、仲間が来る可能性は低いだろうな…》
うん、生きて返ったら、皆に土下座して謝ろう。
生きて帰れたらの話だけど…?
さっきから、ゴーレムがどんどん量産されて行っているんだよね…。
何十…いや、何百いるんだろう?
こっちは右腕が上がる事すらない状態で…
「こうなったら‼」
《どうするんだ、相棒⁉》
「貫通魔法で穴に落として、球体解除で一網打尽!」
《いい作戦だとは思うが、ほんの一時凌ぎだろう?》
僕はアクセルで素早く移動してゴーレム達の中心に行き、貫通魔法でゴーレム達を穴に落としてから、レイリアの魔力抽出で得た炎の玉を落として球体解除をした。
穴に落ちた玉は、炎の柱となってゴーレム達を溶かしていった。
「これでかなりのゴーレムの数が減って…ないなぁ…」
《穴に落ちたゴーレムは200体くらいだけど、ダンジョンから次々と這い出てきているぞ!》
「あまり聞きたくないけど、何体になってる?」
《…1000体近く…》
「出し惜しみしている場合じゃないね…サウザンドランス‼ いっけー‼」
《そんな魔法使えるなら早く出せば良いじゃないか!》
1000本の無属性の騎士槍でゴーレム達を次々と貫いて行った。
だが、さすがに魔法の反動が体にも来た。
「あ…頭が…割れる様に痛い…」
《そうか、それだけ大きな魔法だったという事か⁉ 相棒は今迄100本の槍しか使っていなかったな。》
「これでしばらく動きが無くなれば…」
《残念だが、ダンジョンから出てきているな。 100匹程度だが…》
「以前にやったんだけど、限界を超えた魔法を使うと、しばらく魔法が使えなくなるんだよ…って、なんかダンジョンからより一層大きいのが出て来てないか?」
《恐らくダンジョンマスターだろう…》
「という事は、そいつを倒せば終わるのかな? 何か奴の体から次々とゴーレムが生まれている様に見えるんだけど…?」
《ダンジョンマスターとは、ダンジョンの奥でモンスターを生み出す存在なのだ。 条件としては、マナを吸収してからモンスターを生み出すものなのだが…?》
「なら、ゴーレムもマナを吸収しているのかな? ダンジョンに比べたらフィールドのマナなんてそれ程多い気はしないけど…?」
僕は左手を右腕に当ててヒールを唱えた…が、案の定発動はしなかった。
やばいな…今までは運よく躱す事が出来ていたけど、あの一際デカいのを相手に回復魔法なしではかなりつらい。
「アトランティカ、それとこの状況を見ていると思うけど…慱、聞いて!」
《どうした相棒?》
「もしもこの戦いで僕という人格の命を失ったら、本来の様に慱がこの体に戻ってくれ! それとアトランティカ、次の主は本来の持ち主の慱と再契約してくれ…頼む!」
《相棒、縁起でもない…わかった! だが、そうならない為にこの場を生き残るぞ‼》
僕は左手を心臓の前に当て…「バーン・ザ・ソウル!」と唱えた。
すると、【覚醒】の様な光を纏った。
《相棒、この姿は【覚醒】ではないな⁉》
僕は無言でゴーレム達に特攻した。
そして、刀身に光が宿った刃でゴーレムを次々に斬っていった。
だが、本来の人の動きとは桁違いに違い、体の各箇所で軋みと悲鳴が上がっていた。
僕は飛び上がってからダンジョンマスターに次元斬を放つと、ダンジョンマスターは消滅していった。
全ての敵を倒し終わり、光が消えると…僕は大量の血を吐いてその場に倒れた。
《おい、相棒? 相棒⁉ どうした、返事をしろ⁉》
僕はそのまま意識を失った。
バーン・ザ・ソウルという技は、スキル合成術の研究中に偶然発見された技だった。
慱の存在を知る前だったら決して使わない筈の技だが、慱の存在を知った今は例え僕という人格が死んでも元の持ち主に帰ると思ったからだ。
その後、翔也と賢斗に発見されてカイナンの街に運ばれた。
だが、1週間経過しても意識を覚ます事が無かった。
僕は起きると体を起こそうとしたが…まだ右腕が動かないでいた。
「やばいな…右腕がまだ動かない。」
《それだけ次元斬の後遺症が後を引いているな、やはりその体では無理があったか…》
「回復魔法でも使えれば治ったかな?」
《可能性は無くもないが、使えるのは明日だろ?》
「今日は何事もなく無事に過ごしたい所なんだけどねぇ…?」
《あぁ、残念ながら囲まれているな。》
「この気配はモンスターなのか? まぁ、街の中では無いから、小屋を作っていたとは言っても外と変わらないからね…」
僕は小屋から飛び出した。
すると、十六鬼影衆の最後の8匹に似たゲームの駒の様な姿をしていた。
「まさか、十六鬼影衆の生き残りだとでもいうのか?」
《いや、あいつらの様な感じが無い。 恐らくゴーレムだろう…》
僕は左手でアトランティカを持った。
僕の利き腕は両腕なので、左手でも問題は無いのだが…?
アトランティカを使う時は、いつも両手を使っているので片腕だけだと威力に不安がある。
でも、それ以上に数が多すぎる。
「一体…何体居るんだ?」
《相棒の付近にいるだけで、53体という所だろう。》
「そういえば、この付近にダンジョンがあるという話があったが、まさかスタンピードじゃないだろうな?」
《可能性はあるだろうな。 このタイプのゴーレムは本来、ダンジョンにいる奴等と同じ感じだから、ダンジョンから出て来たと考える方が正解だな。》
「右腕が使えるならば、合成術や無属性魔法も使えるのだがな…剣を持っている状態では魔法は使えない。」
《なら、急いでこの場を離脱して冒険者ギルドに応援を要請しよう!》
僕はアクセルを発動してこの場を去った…
…筈だったのだが、ゴーレム達も同じ速度で追って来た。
「あれ? ゴーレムって…こんなに早かったっけ?」
《来るぞ‼ 避けろ!》
背後からゴーレムの裏拳が飛んできた。
僕は剣で受け流すが、両手ではないので完全に受け流せなくていくらか衝撃があった。
「細い体の割に攻撃が重いな…」
《相棒、次は束で来るぞ‼》
避けていても躱しきれないので、僕は接近してゴーレムの胴を斬った。
そして、次々に来るゴーレムを斬り捨てた…筈だったが⁉
「やばいな、数が全く減らない。 攻撃は効いているようだから、斬られた奴は動かなくてありがたいが…」
《相棒よ、1つ厄介な事があるぞ!》
「この数に囲まれている以外に厄介な事ってあるの?」
《ゴーレムのターゲットが全て相棒に向いている…》
「あらら、だとするとこのまま街に行くのは無理だな。 ここで撃退と行きたい所だけど、腕が万全じゃないのにどこまでやれるかな?」
《さっきからシャンゼリオンに連絡を入れているが、射程県外らしく連絡が取れん!》
そんな話をしていても、攻撃は容赦なくやってくる。
僕は躱したり、攻撃したりを繰り返していた。
20体くらいは斬って地面に転がっているが、追い掛けてくる数が尋常ではない。
「なぁ、アトランティカ…100匹くらいいないか、これ…?」
《どんどん増えているな、現在108匹だ。 それと少し離れた場所に3人いる。》
僕はアトランティカに案内をしてもらい、冒険者らしき3人の近くまで行った。
『そこにいる者達、ダンジョンスタンピードだ! 街に行って、冒険者ギルドで報告をして欲しい!』
『解りました、英雄ダン様! スタンピードは英雄ダン様が解決すると報告しますね!』
『ちょ…ちが…』
僕は違う…と言おうとしたのだが、冒険者らしき3人はその場をダッシュして離れて行った。
アトランティカを鞘に納めてハンドレットランスを放った。
ゴーレムに次々と当たって行き動きを止めたのだが、さらにゴーレムは増えて行った。
「なぁ、アトランティカ…スタンピードにしてはおかしくないか?」
《そうだな、先程からゴーレムしか姿を見せないな。 そういったダンジョンなのか?》
「ここで2つの提案があります。 ジリ貧だがこの場で戦っていく方法と、ダンジョンに入ってダンジョンコアを破壊する方法と…どちらが効率が良いでしょうか?」
《フィールドでこの状態なのに、ダンジョンに入ったら逃げ場がないぞ⁉》
「だよね…先程の冒険者の様子だと、救援は期待出来そうもないし…誰か気付いてくれないかな?」
《昨日の行いの所為で、仲間が来る可能性は低いだろうな…》
うん、生きて返ったら、皆に土下座して謝ろう。
生きて帰れたらの話だけど…?
さっきから、ゴーレムがどんどん量産されて行っているんだよね…。
何十…いや、何百いるんだろう?
こっちは右腕が上がる事すらない状態で…
「こうなったら‼」
《どうするんだ、相棒⁉》
「貫通魔法で穴に落として、球体解除で一網打尽!」
《いい作戦だとは思うが、ほんの一時凌ぎだろう?》
僕はアクセルで素早く移動してゴーレム達の中心に行き、貫通魔法でゴーレム達を穴に落としてから、レイリアの魔力抽出で得た炎の玉を落として球体解除をした。
穴に落ちた玉は、炎の柱となってゴーレム達を溶かしていった。
「これでかなりのゴーレムの数が減って…ないなぁ…」
《穴に落ちたゴーレムは200体くらいだけど、ダンジョンから次々と這い出てきているぞ!》
「あまり聞きたくないけど、何体になってる?」
《…1000体近く…》
「出し惜しみしている場合じゃないね…サウザンドランス‼ いっけー‼」
《そんな魔法使えるなら早く出せば良いじゃないか!》
1000本の無属性の騎士槍でゴーレム達を次々と貫いて行った。
だが、さすがに魔法の反動が体にも来た。
「あ…頭が…割れる様に痛い…」
《そうか、それだけ大きな魔法だったという事か⁉ 相棒は今迄100本の槍しか使っていなかったな。》
「これでしばらく動きが無くなれば…」
《残念だが、ダンジョンから出てきているな。 100匹程度だが…》
「以前にやったんだけど、限界を超えた魔法を使うと、しばらく魔法が使えなくなるんだよ…って、なんかダンジョンからより一層大きいのが出て来てないか?」
《恐らくダンジョンマスターだろう…》
「という事は、そいつを倒せば終わるのかな? 何か奴の体から次々とゴーレムが生まれている様に見えるんだけど…?」
《ダンジョンマスターとは、ダンジョンの奥でモンスターを生み出す存在なのだ。 条件としては、マナを吸収してからモンスターを生み出すものなのだが…?》
「なら、ゴーレムもマナを吸収しているのかな? ダンジョンに比べたらフィールドのマナなんてそれ程多い気はしないけど…?」
僕は左手を右腕に当ててヒールを唱えた…が、案の定発動はしなかった。
やばいな…今までは運よく躱す事が出来ていたけど、あの一際デカいのを相手に回復魔法なしではかなりつらい。
「アトランティカ、それとこの状況を見ていると思うけど…慱、聞いて!」
《どうした相棒?》
「もしもこの戦いで僕という人格の命を失ったら、本来の様に慱がこの体に戻ってくれ! それとアトランティカ、次の主は本来の持ち主の慱と再契約してくれ…頼む!」
《相棒、縁起でもない…わかった! だが、そうならない為にこの場を生き残るぞ‼》
僕は左手を心臓の前に当て…「バーン・ザ・ソウル!」と唱えた。
すると、【覚醒】の様な光を纏った。
《相棒、この姿は【覚醒】ではないな⁉》
僕は無言でゴーレム達に特攻した。
そして、刀身に光が宿った刃でゴーレムを次々に斬っていった。
だが、本来の人の動きとは桁違いに違い、体の各箇所で軋みと悲鳴が上がっていた。
僕は飛び上がってからダンジョンマスターに次元斬を放つと、ダンジョンマスターは消滅していった。
全ての敵を倒し終わり、光が消えると…僕は大量の血を吐いてその場に倒れた。
《おい、相棒? 相棒⁉ どうした、返事をしろ⁉》
僕はそのまま意識を失った。
バーン・ザ・ソウルという技は、スキル合成術の研究中に偶然発見された技だった。
慱の存在を知る前だったら決して使わない筈の技だが、慱の存在を知った今は例え僕という人格が死んでも元の持ち主に帰ると思ったからだ。
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