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第五章 悲恋の章
第三話 夢見る愚か者…
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私は港のある倉庫で拉致した男達が依頼者を名乗る男に私を引き渡すと、男達は依頼者から報酬を受け取って去って行った。
依頼者を名乗る男は…黒いフードで顔が良く見えなかった。
だけど…声を聞いた瞬間にその依頼者を名乗る男が誰なのかが分かった。
「久しぶりだな、レオナリア!」
私はこの男の声を忘れた事は無い。
テールナール子爵家で長年に渡り私を虐待して来たこの男の声を。
そう…依頼者を名乗る男は、私の父親だったテールナール子爵だった。
ルーナリアの一件で二度と会うことはないと思っていたのに…。
「お久しぶりですね、テールナール子爵…っと子爵家はもう無いんでしたよね? この場合は何てお呼びをすれば?」
「随分ふざけた態度を取っているな!」
そう言ってこの男は私の顔を平手打ちにした。
男達に拉致されて拘束された時に魔封じの魔道具を身に付けさせられなければ、今すぐこの男を魔法で消し炭にしてやるのに…!
そうじゃなければ拉致されても麻痺が抜けたら転移魔法でさっさと脱げ出していたんだけどね。
まさか魔封じの魔道具を身に付けさせられるとは思わなかったわ。
「どうだ! 魔封じの魔道具で魔法が使えないだろう?」
「そんな事よりも、私を拉致した目的を教えてくれませんか?」
まぁ、大体予想がつくけど…?
「俺はな…ルーナリアが馬鹿な事を仕出かした所為で子爵家を取り潰されて、財産を没収され平民に落とされたと思ったら元領民に追われる羽目になり…」
私は辺りを見渡したけど、この倉庫には私と元父親しか居なかった。
「俺は元領民から逃げる為に、レイラに犠牲にして逃げ延びたのだ‼︎」
通りで口喧しい元母親がこの場に居ないのが不思議に思っていたんだけど、この元父親はそこまで外道に堕ちたか。
「そしてテルシェリアから逃げ延びた俺はベルシュナーデ王国に入った時に、ポーションを販売しているという店を聞いて見に行ってみれば…お前が幸福そうな顔をして裕福な生活をしているのに腹が立って…」
それで私の拉致を計画したのね。
「それで…これからどうするんです?」
「お前にポーションを作らせて、俺は再び貴族に返り咲く…」
「無理ですよ、私はテルシェリア王国の国王陛下にポーション製作者の承認を得ていますから…その時点で他国にも知れ渡っていますから、他国でポーションを作って販売をしようものなら協定違反で捕まりますよ。」
…というのは真っ赤な嘘なんだけど、貴族社会ならその情報も来るだろうけど、王国を出て彷徨っていたこの男にその辺の事情が知る訳も無い。
「なら…テルシェリアで再び貴族に返り咲けば…」
「それも無理ですね。」
「何故だ‼︎」
「此処に来る前に私以外にもう1人捕まった話は聞きましたか?」
「あぁ、報告は聞いたが?」
「その方は、テルシェリア王国の第一王子のドミニク殿下です。 その第一王子を崖から突き落として殺害しておいて、テルシェリアで貴族に返り咲けると本気で言っているんですか?」
「な、何だと⁉︎」
まぁ…実際に死んだかどうかは凄く怪しんだけどね。
アレは本当にG並にしぶといから…多分生きているでしょうね?
~~~~~一方、崖から突き落とされたドミニクは?~~~~~
海に落ちて行く間に崖の岩肌で拘束されていたロープを切ってから海に飛び込んだ。
流石に高過ぎた為に海に落ちた際に岩に叩きつけられる様な衝撃を受けて動けなかったが、近くの漁船の網に掛かって救助をされた。
リア…レオナリアの予想通りドミニクは生きていたのだが、何というか…本当にG並にしぶとかった。
~~~~~再びレオナリア~~~~~
「なら他の国で…」
「だから他の国でポーションを作ったらすぐにバレるって…」
「なら…今此処で作れ! それだけを持って他の国で捌いてやる‼︎」
「作るのは構わないんだけど…その前に魔封じの魔道具を外してくれない?」
「馬鹿か…そんな事をするわけがないだろう!」
「何故?」
「何故って…馬鹿かお前? 魔封じを解除すればお前が魔法を使えてしまうだろう?」
「でも、最後の一手間に魔力を使って精製しないとポーションは完成しないんだけど…」
テールナールは悩んでいた。
まさか…その事を知らなかったのかな?
魔力を使用して精製しないでポーションが完成するなら、他の国でも出来ていておかしくないと考えないのかな?
「よし…なら、魔道具を解除してやるが…ポーションを作る為だけに魔力を使うんだぞ‼︎」
…なんていう事を私が聞くと思うのかな?
人の事を散々虐待しておいて。
テールナールは魔封じの魔道具を解除した…と同時に、私はテールナールを魔法で拘束した。
「貴様…汚いぞ‼︎」
「どの口が言うのよ、それ…」
さ~て…どうしてやろうかなぁ?
依頼者を名乗る男は…黒いフードで顔が良く見えなかった。
だけど…声を聞いた瞬間にその依頼者を名乗る男が誰なのかが分かった。
「久しぶりだな、レオナリア!」
私はこの男の声を忘れた事は無い。
テールナール子爵家で長年に渡り私を虐待して来たこの男の声を。
そう…依頼者を名乗る男は、私の父親だったテールナール子爵だった。
ルーナリアの一件で二度と会うことはないと思っていたのに…。
「お久しぶりですね、テールナール子爵…っと子爵家はもう無いんでしたよね? この場合は何てお呼びをすれば?」
「随分ふざけた態度を取っているな!」
そう言ってこの男は私の顔を平手打ちにした。
男達に拉致されて拘束された時に魔封じの魔道具を身に付けさせられなければ、今すぐこの男を魔法で消し炭にしてやるのに…!
そうじゃなければ拉致されても麻痺が抜けたら転移魔法でさっさと脱げ出していたんだけどね。
まさか魔封じの魔道具を身に付けさせられるとは思わなかったわ。
「どうだ! 魔封じの魔道具で魔法が使えないだろう?」
「そんな事よりも、私を拉致した目的を教えてくれませんか?」
まぁ、大体予想がつくけど…?
「俺はな…ルーナリアが馬鹿な事を仕出かした所為で子爵家を取り潰されて、財産を没収され平民に落とされたと思ったら元領民に追われる羽目になり…」
私は辺りを見渡したけど、この倉庫には私と元父親しか居なかった。
「俺は元領民から逃げる為に、レイラに犠牲にして逃げ延びたのだ‼︎」
通りで口喧しい元母親がこの場に居ないのが不思議に思っていたんだけど、この元父親はそこまで外道に堕ちたか。
「そしてテルシェリアから逃げ延びた俺はベルシュナーデ王国に入った時に、ポーションを販売しているという店を聞いて見に行ってみれば…お前が幸福そうな顔をして裕福な生活をしているのに腹が立って…」
それで私の拉致を計画したのね。
「それで…これからどうするんです?」
「お前にポーションを作らせて、俺は再び貴族に返り咲く…」
「無理ですよ、私はテルシェリア王国の国王陛下にポーション製作者の承認を得ていますから…その時点で他国にも知れ渡っていますから、他国でポーションを作って販売をしようものなら協定違反で捕まりますよ。」
…というのは真っ赤な嘘なんだけど、貴族社会ならその情報も来るだろうけど、王国を出て彷徨っていたこの男にその辺の事情が知る訳も無い。
「なら…テルシェリアで再び貴族に返り咲けば…」
「それも無理ですね。」
「何故だ‼︎」
「此処に来る前に私以外にもう1人捕まった話は聞きましたか?」
「あぁ、報告は聞いたが?」
「その方は、テルシェリア王国の第一王子のドミニク殿下です。 その第一王子を崖から突き落として殺害しておいて、テルシェリアで貴族に返り咲けると本気で言っているんですか?」
「な、何だと⁉︎」
まぁ…実際に死んだかどうかは凄く怪しんだけどね。
アレは本当にG並にしぶといから…多分生きているでしょうね?
~~~~~一方、崖から突き落とされたドミニクは?~~~~~
海に落ちて行く間に崖の岩肌で拘束されていたロープを切ってから海に飛び込んだ。
流石に高過ぎた為に海に落ちた際に岩に叩きつけられる様な衝撃を受けて動けなかったが、近くの漁船の網に掛かって救助をされた。
リア…レオナリアの予想通りドミニクは生きていたのだが、何というか…本当にG並にしぶとかった。
~~~~~再びレオナリア~~~~~
「なら他の国で…」
「だから他の国でポーションを作ったらすぐにバレるって…」
「なら…今此処で作れ! それだけを持って他の国で捌いてやる‼︎」
「作るのは構わないんだけど…その前に魔封じの魔道具を外してくれない?」
「馬鹿か…そんな事をするわけがないだろう!」
「何故?」
「何故って…馬鹿かお前? 魔封じを解除すればお前が魔法を使えてしまうだろう?」
「でも、最後の一手間に魔力を使って精製しないとポーションは完成しないんだけど…」
テールナールは悩んでいた。
まさか…その事を知らなかったのかな?
魔力を使用して精製しないでポーションが完成するなら、他の国でも出来ていておかしくないと考えないのかな?
「よし…なら、魔道具を解除してやるが…ポーションを作る為だけに魔力を使うんだぞ‼︎」
…なんていう事を私が聞くと思うのかな?
人の事を散々虐待しておいて。
テールナールは魔封じの魔道具を解除した…と同時に、私はテールナールを魔法で拘束した。
「貴様…汚いぞ‼︎」
「どの口が言うのよ、それ…」
さ~て…どうしてやろうかなぁ?
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私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
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